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ハリー自身も危惧していたようにジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」が襲われた現場にいたためアーニー・マクミランに「現行犯だ!」と言い切られてしまったのですが、時が経つにつれてその考えも変わって来たようです。そしてその考えを払拭する大きな出来事が起きたのでした。(全3項目)

3-1.時が経つにつれ
2月になり淡い陽光がホグワーツを照らす季節が巡って来ると城の中には僅かに明るいムードが漂い始めました。ジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」を最後に誰も襲われなくなったからです。

おそらくスリザリンの継承者は腰砕けになったんだろう。ハリーはそう考えました。学校中がこんなに神経を尖らせて警戒している中で「秘密の部屋」を開ける事は段々危険になって来たに違いない。今や静かになって・・・

再び50年の眠りについたのかもしれない。しかしアーニー・マクミランはそんな明るい見方はしていませんでした。未だにハリーが犯人だと確信してましたし「決闘クラブ」で正体を現したのだと信じていました。ところが・・・

ジャスティンと「ほとんど首なしニック」が石にされて4ヵ月が過ぎようとしていました。誰が襲ったのかは分らない。しかしその何者かはもう永久に引きこもってしまったと誰もが考えているようでした。それはやはり・・・

アーニー・マクミランも同じ考えのようでした。ある日の「薬草学」の授業で「飛び跳ね毒キノコ」の入ったバケツを取ってくださいと丁寧にハリーに声をかけたからです。ところが再び犠牲者が出る事になってしまったのです。

それはクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦が行われる日の事だったのです。

3-2.新たな犠牲者が出た事で
それは試合前日の金曜日の夕方の事でした。ハリーは箒を一旦置きに寮の寝室に戻って来ました。するとハリーのトランクが何者かによって荒らされロックハートの最後の1冊をトランクに投げ入れた時に初めて判ったのです。

「リドルの日記がない」

ハリーとロンからその事を聞いてハーマイオニーは仰天していました。何故なら他の寮の生徒は合言葉を知らないので日記を盗めるのはグリフィンドール生以外には考えられないからです。そして翌朝またあの声を聞いたのです。

ハリーにしか聞こえなくてロンとハーマイオニーには聞こえない声。壁の向こう側から聞こえて来る声。ハリーは叫び声を上げロンとハーマイオニーは驚いて同時にハリーのそばから飛び退きました。そしてハーマイオニーは?

「私たった今思いついた事があるの!図書室に行かなくっちゃ!」

ハリーは大急ぎで寮の寝室に駆け戻りニンバス2000を持ってクィディッチ競技場に入りました。しかし更衣室でユニフォームに着替えながらもハリーの心は「姿なき声」に捕われたままでした。そして試合開始直前の事でした。

「この試合は中止です」

マクゴナガル先生が巨大な紫色のメガフォンを手に持ちピッチの向こうから行進歩調で腕を大きく振りながら半ば走るようにやって来てこう言いました。ハリーの心臓はまるで石になったかのようにドシンと落ち込んだのでした。

マクゴナガル先生がハリーに「私と一緒にいらっしゃい」と言うので「今度だけは僕を疑えるはずがないのに」と思っているとマクゴナガル先生はロンも一緒に来たほうがいいと言うのです。3人が医務室の近くに来ると・・・

マクゴナガル先生はハリーとロンに驚くほど優しい声で「少しショックを受けるかもしれませんが」と言うのです。何とまた2人一緒に襲われたそうです。医務室のベッドに横たわっていたのはレイブンクロー寮の監督生と・・・

「ハーマイオニー!」

ロンがこう呻き声を上げました。ハーマイオニーは身動きもせず見開いたその目はガラス玉のようでした。先生が言うには2人は図書室の近くで発見されました。2人のそばの床にはこの小さくて丸い鏡が落ちていたのだそうです。

こうして他ならぬハーマイオニーが襲われた事で・・・

アーニー・マクミランは・・・

3-3.ハーマイオニーが襲われた事で
新たな犠牲者が出た事でダンブルドア校長は停職になり恐怖感がこれまでになく広がりました。仲間が2人も欠けたので「薬草学」の授業は沈んだ雰囲気でした。ジャスティンに加えてハーマイオニーもいなくなったからです。

スプラウト先生は生徒たちにアビシニア無花果の剪定をやらせました。ハリーが萎えた茎を一抱え切り取って堆肥用に積み上げていると向かい側にいたアーニー・マクミランと目が合いました。アーニーは深く息を吸うと・・・

非常に丁寧な口調でハリーに「僕は君を一度でも疑った事を申し訳なく思っています」と謝意を表したのでした。ハリーは決してハーマイオニーを襲ったりしない。自分が今まで言った事をお詫びします。こうして2人は・・・

僕たちは今みんな同じ運命にあるんだ。アーニーは手を差し出しハリーが握手に応じてハリーとアーニー・マクミランの間で真の和解が成立し一切のわだかまりは解けたというわけです。さらにアーニーはハリーに対して・・・

「あのドラコ・マルフォイは一体どういう感覚をしてるんだろ」

こんな状況になってるのを大いに楽しんでるみたいじゃないか?だからアーニーはドラコ・マルフォイがスリザリンの継承者じゃないか?と思うとそう言うのです。それに対してロンが「全くいい勘してる」と賛意を示しました。

そう言いつつもロンはハリーほどたやすくアーニーの事を許していないようでした。しかしアーニーが「君はマルフォイだと思うかい?」と訊くのに対してハリーは「いや」と言ってアーニーのこの見解をきっぱり否定しました。

ハリーがあまりにもきっぱりと否定するのでアーニーもそばにいたハンナ・アボットも目を見張ったのでした。それはクリスマス休暇にハリーはポリジュース薬を使ってドラコ・マルフォイを尋問し他ならぬ本人の口から・・・

自分は一連の事件の犯人じゃないと聞いているからなんですよね。それにしても知った方法が方法なだけに・・・

大胆不敵な発言ですよね。(笑)

今日の最後に
当初アーニー・マクミランは蛇語を操る事ができるのだからハリーがスリザリンの継承者で一連の事件の犯人に違いないとそう考えていました。しかし前述のように時が経つにつれてハリーに対する態度も軟化して来ましたよね。

それはハリーたちと同様アーニーもドラコ・マルフォイを疑うようになった。ハリーに対する態度を軟化させたのもそれが原因だったんじゃないかな?と私はそう思います。だから「マルフォイだと思うかい?」と訊いたのです。

しかしハリーにきっぱりと否定されてしまいましたね。(苦笑)
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