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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

最後には死んでしまうという事でずっとやるのを躊躇して来たのですが「えいっ!」と踏ん切りをつけて今週は7巻のトンクスを取り上げる事にしました。ダンブルドアの葬儀の時には仲良く手を繋いでいたトンクスとルーピンだったのですが正式に夫婦となりプリベット通り4番地には左手に指輪を光らせて・・・(全3項目)

3-1.プリベット通り4番地に
当初ハリーはプリベット通り4番地から次の安全な場所にはマッド・アイ・ムーディが来て「付き添い姿くらまし」で移動する予定でした。ところが魔法法執行部の部長パイアス・シックネスが闇の陣営に寝返ってしまい・・・

4番地を「煙突飛行ネットワーク」と結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」で出入りする事も禁止してしまったのです。そこで急遽13人の不死鳥の騎士団のメンバーが訪れトンクスもその1人としてやって来たのでした。

「ハリー、これな~んだ?」

洗濯機に腰掛けたトンクスがこう言いながらハリーに向かって左手を振って見せました。指輪が光っています。ハリーは思わず「結婚したの?」と叫んでトンクスからルーピンへと視線を移しました。するとルーピンが・・・

「来て貰えなくて残念だったが、ハリー、ひっそりした式だったのでね」

ハリーが「良かったね。おめでとう」と言おうとしたのですが言葉の途中でムーディが「積もる話は後にするのだ」と言って最後まで言う事はできませんでした。そして何故13人もの騎士団員が4番地に来たのかと云うと・・・

6人がポリジュース薬でハリーの姿になり7人のハリー・ポッターがそれぞれ別の家に向かう。トンクスはロンと組む事になりました。トンクスに「さあしっかりつかまって」と言われてロンが申し訳なさそうにこっそりと・・・

ルーピンを見てから両手をトンクスの腰に回すのをハリーは見ました。ところが「ハリーは30日の夜まで動かない」というのは偽情報だという事をヴォルデモートは知っていたのです。そのため飛び上がった次の瞬間には・・・

ハリーたちは待ち構えていた死喰い人の集団に取り囲まれる事になってしまったというわけなんですよね。

3-2.初めてトンクスの両親に
ハリーは目的地に到着する直前にヴォルデモートに追いつかれたものの寸前の所で騎士団と魔法省が設定した保護圏内に入ったため奇跡的に難を逃れたのでした。気がついた時には見知らぬ居間のソファに横になっていました。

「ハグリッド?」

目を開けると濡れて泥だらけのリュックサックがすぐそばの床に置かれていました。腹の突き出た明るい色の髪をした男が心配そうにハリーを見つめていました。その心配そうにハリーを見つめていた明るい髪の男こそが・・・

「ハグリッドは大丈夫だよ。今妻が看病している。気分はどうかね?他に折れた所はないかい?肋骨と歯と腕は治しておいたがね。ところで私はテッドだよ。テッド・トンクス。ドーラの父親だ」

この人こそがトンクスの父親テッド・トンクス氏だったのです。テッド氏はハリーに「知ってたんです」と言われてようやくハリーとハグリッドが死喰い人に追われていた事を知ったのです。天井を見上げてこう言ったのでした。

「そうか。それじゃあ我々の保護呪文が効いたというわけだね?連中はここから周辺百メートル以内には侵入できないはずだ」

テッド氏のこの言葉を聞いてハリーは「何故ヴォルデモートが消えたのか?」が判りました。ハリーは「呪文の効果が続きますように」と願わずにはいられませんでした。そしてハグリッドに続いて部屋に入って来たのが・・・

ハリーは突然言葉を切りました。ハグリッドの後から部屋に入って来た女性に気づいたからです。ハリーは「お前は!」と叫ぶなりポケットに手を突っ込みました。しかしそこに杖はありませんでした。するとテッド氏が・・・

「杖ならここにあるよ。君のすぐ脇に落ちていたので拾っておいた。それに私の妻だよ。君が今怒鳴りつけたのは」

テッド氏が杖でハリーの腕を軽く叩きつつこう言いました。ハリーは慌てて「すみません」と謝りました。部屋の中に入って来るにつれトンクス夫人とベラトリックス・レストレンジが似ている点はあまり目立たなくなりました。

髪は明るくて柔らかい褐色でしたし目はもっと大きくて親しげでした。にも関わらずハリーに怒鳴られたせいなのか?少しつんとしているように見えました。トンクス夫人も夫のテッド氏と同様に今日の事は想定外のようでした。

「娘はどうなったの?ハグリッドが待ち伏せされたと言っていましたがニンファドーラはどこ?」

夫人のこの問いにハリーは「僕分りません。他のみんながどうなったのか僕たちには分らないんです」と答えました。夫人とテッド氏が顔を見合わせるのを見てハリーは恐怖と罪悪感の入り交じった気持ちにとらわれたのでした。

他の誰かが死んだら自分の責任だ。全部自分のせいだ。作戦に同意してポリジュース薬に髪の毛を提供したのは自分だ。しかしテッド氏は自分の娘を信じていました。だから自分の妻のトンクス夫人にこう言ったというわけです。

「ドーラは大丈夫だよ。ドロメダ。あの子はどうすればよいか知っている。闇祓いの仲間と一緒にこれまでも散々危ない目に遭って来た子だ」

ハリーはトンクス夫人を見ました。夫人を恐怖に陥れたまま残して行く事を詫びたいと思いました。自分がどんなにその責任を深く感じているのかを言って謝りたかった。しかし言うべき言葉が何も思いつかなかったのでした。

そしてハリーとハグリッドが・・・

「隠れ穴」に到着してみると・・・

3-3.隠れ穴にて
ジニーの説明によれば実はロンとトンクスが一番に戻る予定だったんだそうです。しかし「移動キー」の時間に間に合わなかった。パパつまりアーサー氏とフレッドが2番でハリーとハグリッドは3番目のはずだったのだそうです。

「ロンとトンクスはもう戻ってないといけないの。長い旅じゃないはずなのよ。ミュリエルおばさんの家はここからそう遠くないから」

ハーマイオニーと共に先に帰って来たキングズリー・シャックルボルトが大股で往ったり来たりしながら折り返すたびに空を見上げていました。するとみんなの真上に箒が1本現れて急降下して来ました。それがトンクスでした。

ハーマイオニーが「帰って来たわ!」と喜びの声を上げる中トンクスが長々と箒跡を引きずって土や小石をあたり一面に跳ね飛ばしながら着地しました。よろよろと箒から下りるとトンクスが「リーマス!」と叫びながら・・・

何も言えず真っ青で硬い表情のルーピンの腕に抱かれました。ロンも一緒に帰って来てよろけながらハリーとハーマイオニーのほうに歩いて来て「君たち無事だね」とつぶやきました。トンクスはルーピンから離れると・・・

「ロンは凄かったわ」

抱きついていたルーピンから離れトンクスはロンの事を褒めそやしました。素晴らしかった。死喰い人の頭に「失神呪文」を命中させたんだそうです。飛んでいる箒から動く的を狙って当てたのだそうです。するとロンは・・・

少しむっとしたように「意外で悪かったね」と言ったのでした。そして「どうして遅くなった?何があったんだ?」と訊くルーピンにトンクスは「ベラトリックスなのよ」と答えました。自分を殺害しようと躍起になっていた。

ベラトリックスはハリーと同じくらいしつこくトンクスを狙っていたそうです。ベラトリックスには借りがあるのであいつをやっつけたかった。それでもロドルファスには確実に傷を負わせてやったのだそうです。そして・・・

「移動キー」の時間に間に合わずミュリエルおばさんに散々やきもきされたとの事でした。ルーピンは頷くだけで何も言えないようでした。ところがこの後帰って来たビルとフラーがマッド・アイの訃報を持ち帰って来たのです。

トンクスはすすり上げながらヴォルデモートはマッド・アイの読み通りに行動したと言いました。本物のハリーは一番タフで熟練の闇祓いと一緒だと考えるだろうって。だからヴォルデモートは最初にマッド・アイを追い・・・

マンダンガスが正体を現すとキングズリーに切り替えた。トンクスはマッド・アイと親しかった。マッド・アイの秘蔵っ子として目をかけられていた事をハリーは知っていました。声を出さずに泣いているトンクスを見て・・・

ハリーはそんな事を思い出していたのでした。

今日の最後に
トンクスはマッド・アイ・ムーディの秘蔵っ子なのだそうです。私はここを読み返すたび「ハリーはいつ?どこで知ったんだ?」と著しく違和感を感じてしまうのですが、改めて振り返ってみるとこの2人は特に第5巻では・・・

相当頻繁に一緒に不死鳥の騎士団の仕事をしています。初登場時の先発護衛隊を皮切りにして新学期初日には騎士団の本部からキングズ・クロス駅までハリーに付き添っています。ハリーを含めたウィーズリー一家一行が・・・

一番最初にアーサー氏の見舞いに行く時にもこの2人つまりトンクスとマッド・アイが護衛を担当しました。さらには学期最終日にハリーたちがキングズ・クロス駅に帰って来た時もトンクスとマッド・アイはホームにいました。

やはり「トンクスはマッド・アイの秘蔵っ子だから」という事でなるべく一緒にしてあげようとの配慮だったのでしょうか?

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