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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

世界の終わりが来た。それなのに何故誰も戦いを止めないのか?何故城が恐怖で静かにならず戦う者全員が武器を捨てないのか?フレッド・ウィーズリーの死に接してハリーは吸魂鬼を目の前にしても守護霊を創る事ができませんでした。そんなハリーの窮地を救ってくれたのが・・・(全3項目)

3-1.フレッドの死
世界の終わりが来た。それなのに何故誰も戦いを止めないのか?何故城が恐怖で静かにならず戦う者全員が武器を捨てないのか?ハリーは目の前で起きた現実を到底飲み込む事ができず心は奈落の底へと落ちて行ったのでした。

フレッド・ウィーズリーが死ぬはずがない。自分の感覚の全てが嘘をついているのだ。ついさっき仲直りしたばかりだというのに。パーシーはフレッドの遺体の上に覆いかぶさってフレッドをこれ以上傷つけまいとしていました。

「移動だ。行くぞ!」

ハーマイオニーを押してロンと一緒に行かせるとハリーは屈んでフレッドの腋の下を抱え込みました。ハリーが何をしようとしているのかに気づいたパーシーはフレッドにしがみつくのを止めてハリーを手伝い始めたのでした。

身を低くし校庭から飛んで来る呪いをかわしながらハリーとパーシーは力を合わせてフレッドをその場から移動させました。2人は甲冑が不在になっている壁の窪みにフレッドの遺体を置きました。しかしフレッドの死が・・・

フレッドの死がハリーにロンそしてハーマイオニーの心に重くのしかかりました。ヴォルデモートが蛇のナギニと共に「叫びの屋敷」にいる事が判り校庭に出たハリーたちだったのですがそんな3人の行く手を阻んだのが・・・

周りの空気が凍りました。ハリーの息は詰まり胸の中で固まりました。暗闇から現れた姿は闇よりも一層黒く渦巻き城に向かって大きな波のようにうごめき移動し顔はフードで覆われガラガラと断末魔の息を響かせながら・・・

吸魂鬼でした。

3-2.三体の守護霊
ロンとハーマイオニーがハリーの両脇に寄り添いました。背後の戦闘の音が急に遠くになって吸魂鬼だけがもたらす事のできる重苦しい静寂が夜の闇をすっぽりと覆い始めました。ハーマイオニーがハリーにこう呼びかけました。

「さあハリー!守護霊よ。ハリーさあ!」

ハリーは杖を上げました。しかしどんよりとした絶望感が体中に広がっていました。フレッドは死んだ。そしてハグリッドもまた間違いなく死にかけているかもう死んでしまった。自分の知らない所であと何人が死んだだろう。

ハリー自身の魂が既にもう半分肉体を抜け出してしまったようなそんな気がしたのでした。ハーマイオニーに「早く!」と急かされても守護霊を創る気力が湧いて来ないのです。そうしている間にも百体を越える吸魂鬼が・・・

ハリーたちに向かってスルスルと進んで来ます。ハリーの絶望感を吸い込みながら約束されたご馳走に向かって近づいて来ます。ロンとハーマイオニーが守護霊を創ったもののロンのテリアは弱々しく明滅して消えて行き・・・

ハーマイオニーのカワウソもまた空中で捩(よじ)れて消えて行きました。ハリー自身の杖は手の中で震えていました。ハリーは近づいて来る忘却の世界あるいは約束された虚無と無感覚をむしろ歓迎したいほどだったのでした。

しかしその時でした。銀の野ウサギに猪にそしてキツネがハリーたち3人の頭上を越えて舞い上がりました。吸魂鬼は近づく銀色の三体の動物たちの前に後退しました。暗闇から杖を突き出して守護霊を出しながら現れたのは?

かつてダンブルドア軍団でハリーが「守護霊の呪文」を教えたルーナ・ラブグッドにアーニー・マクミランそして最後に参加して「この魔法」を習得したシェーマス・フィネガンでした。ルーナが励ますようにこう言いました。

「それでいいんだよ」

ルーナの口調はまるで「必要の部屋」に戻って来てDAの呪文練習をしているかのようでした。それでいいんだ。ほら何か幸せな事を考えて。ハリーが擦れた声で「何か幸せな事?」と訊くとルーナはハリーにこう囁いたのでした。

「あたしたちまだみんなここにいるよ。あたしたちまだ戦ってるもン」

そしてハリーは・・・

3-3.吸魂鬼は雲散霧消
銀色の火花が散り光が揺れました。そして「これほど大変な思いをした事はない!」というほどに力を振り絞りハリーは杖先から銀色の牡鹿を飛び出させました。牡鹿はゆっくりと駆けて前進し吸魂鬼は雲散霧消したのでした。

「助かった。君たちのお陰だ」

ロンがルーナにアーニーそれにシェーマスの3人に向かって震えながらこう言ったのでした。しかしハリーたちが安堵したのは束の間の事でした。吼え声を上げ地面を震わせて別の巨人が森の暗闇からその姿を現したからです。

「逃げろ!」

ハリーが再び叫びました。言われるまでもなく既にもう全員散らばっていました。まさに危機一髪で次の瞬間には巨人のその大きな足が今しがたみんなの立っていた場所に正確に踏み下ろされていました。そしてハリーは・・・

ハリーはやっとの事で全ての想いを閉心術で心の片隅に押し込めました。狭い心の空間に全てを封じ込めて今は見る事ができないようにしました。フレッドとハグリッドへの想い。城の内外に散らばる人々の安否に対する恐怖。

愛する人たちはどうなっているのか?それを含め今は全てを封印しなければならない。3人は走らなければならないのだから。蛇のナギニとヴォルデモートのいる所に行かなければならないのだから。それをやらなければ・・・

事を終わらせる道はないのだから。ハリーは全速力で走りました。死をさえ追い越す事ができるのではないかと半ばそんな気持ちになりながら周りの闇に飛び交う閃光を無視してハリーは走りました。目指す所はただ1つでした。

ナギニとヴォルデモートのいる・・・

「叫びの屋敷」でした。

今日の最後に
フレッドが死んで絶望のあまり守護霊を創る事ができなくなってしまったハリーの窮地を救ったのは、ダンブルドア軍団のメンバーの内の3人ルーナ・ラブグッドにアーニー・マクミランそしてシェーマス・フィネガンでした。

この3人の内の1人シェーマス・フィネガンは当初は「日刊予言者新聞」の記事を鵜呑みにしていたため、ハリーとダンブルドアの「ヴォルデモートは復活した」という主張を信じずダンブルドア軍団にも参加していませんでした。

しかしルーナのお父さんが発行している雑誌「ザ・クィブラー」にハリーのインタビュー記事が掲載された事をきっかけにして考えを改めて最後にDAに加わりました。そのシェーマスがこんな所でハリーを助けていたんですよね。

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