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ヴォルデモートに再び「死の呪文」を撃たれたのにハリーは生きていました。ヴォルデモートと死喰い人が「禁じられた森」の端に辿り着くと森の境界を見回っていた吸魂鬼のガラガラという音が聞こえて来ました。しかしもはや吸魂鬼が自分に影響を与える事はないだろうとハリーは思ったのでした。その理由は?(全3項目)

3-1.禁じられた森で
ヴォルデモートに「死の呪文」を撃たれたハリーはうつ伏せになって「禁じられた森」の地面に倒れていました。ハリーが死んだ事を祝う歓声が聞こえると思いきや周囲は慌しい足音に囁き声や気遣わしげな声が満ちていました。

「あいつは・・・死んだか?」

「死の呪文」でハリーを撃った時に何事かが起きてヴォルデモートもまた倒れていたようです。起き上がったヴォルデモートが一同にこう問いかけました。がしかし返事をする者はおらず空き地は完全に静まり返っていました。

「お前」というヴォルデモートの声と共にバーンという音がして痛そうな小さい悲鳴が聞こえました。誰かが検死役に指名されたようです。持ち主の意に逆らい激しく脈打つ心臓を抱えてその場に横たわりハリーは待ちました。

「ドラコは生きていますか?城にいるのですか?」

ほとんど聞き取れないほどの微かな声でした。女性は唇をハリーの耳につくほど近づけ覆い被さるようにしてその長い髪でハリーの顔を周囲の死喰い人たちから隠していました。ハリーが「ええ」と囁き返すとその女性は・・・

胸に置かれた手がぎゅっと縮みハリーはその爪が肌に突き刺さるのを感じました。その手が引っ込められると女性は体を起こしました。そして見守る人たちに向かってこう叫んだのでした。それを聞いてハリーが思った事とは?

「死んでいます!」

地面に倒れて死んだふりをしながらハリーは事態を理解しました。ナルシッサ・マルフォイは息子を探すには勝利軍としてホグワーツ城に入るしかない事を知っていたのです。ナルシッサにとっては大事なのは息子の事で・・・

ヴォルデモートが勝とうが負けようがそんな事はもはやどうでもよかったのです。そしてヴォルデモートは破滅への道を歩み始めたなどとは露知らず配下の死喰い人と巨人を引き連れてホグワーツ城を目指し歩み始めたのでした。

3-2.森の端で
ハリーは「フレッドに続いてハグリッドも死んでいるのでは?」と恐れていました。がしかしそれは杞憂でした。何故なら「禁じられた森」のヴォルデモートと死喰い人たちがいる所に捕らえられたハグリッドがいたからです。

そのハグリッドがヴォルデモートに指名されてハリーの遺体の運搬役をする事になりました。ヴォルデモートに「行け」と言われてハグリッドは絡み合った木々を押し分け森の出口に向かってよろめきながら歩き出したのでした。

周囲は暗く死喰い人たちは歓声を上げハグリッドは身も世もなく泣きじゃくっていてハリーの首筋が脈打っているかどうかを確かめる者は誰もいませんでした。死喰い人の後ろには2人の巨人が凄まじい音を立て歩いていました。

ハリーの耳に巨人が通る道々で木々が軋んで倒れる音が聞こえて来ました。余りの騒音に鳥たちは鋭い鳴き声を上げながら空に舞い上がり死喰い人が嘲笑う声も掻き消されるほどでした。勝利の行軍は校庭を目指して進みました。

「ベイン!」

目を閉じていても暗闇が薄れるのが感じられ木立がまばらになって来たのが判るようになった頃にハグリッドが突如として大声でこう言いました。ハリーは危うく目を開ける所でした。ケンタウルスの群れが現れたようでした。

「満足だろうな臆病者の駄馬どもが。お前たちは戦わんかったんだからな?満足かハリー・ポッターが死んで?」

ハグリッドはこれ以上は言葉が続かず新たな涙に咽ました。ハリーはどのくらいのケンタウルスがこの行進を見ているのかと気にはなりましたが危険を冒してまで目を開けようとは思いませんでした。死喰い人の中には・・・

群れのそばを通り過ぎる時ケンタウルスに軽蔑の言葉を浴びせる死喰い人もいました。間もなくハリーは新鮮な空気から森の端に辿り着いた事を感じました。ヴォルデモートに「止まれ」と言われハグリッドは立ち止まりました。

そこにいたのは?

吸魂鬼でした。

3-3.生き延びたという事実が
死喰い人たちが立っている場所に冷気が立ち込めて来てハリーの耳に森の境界を見回っている吸魂鬼のガラガラという音が聞こえて来ました。しかし吸魂鬼はもはや自分に影響を与える事はないだろうとハリーは思ったのでした。

「再び死の呪文を撃たれても生き延びた!」という事実があたかも父親の牡鹿の守護霊がハリーの胸に入り込んだように吸魂鬼に対する護符となってハリーの中で燃えていたからです。この後はヴォルデモートの意に反し・・・

戦闘は再開されました。ホグワーツの防衛隊は多くの死者と負傷者を出して多勢に無勢でヴォルデモートをして「負け戦を続けようという者がどんな目に遭うか進んで見本を示そうというのは誰だ?」と言わしめましたが・・・

ホグズミード村から大量の援軍が押し寄せてハグリッドの異父兄弟で巨人のグロウプにケンタウルスにヒッポグリフのバックビークにセストラル。さらに戦場が大広間に移るとクリーチャー率いる屋敷しもべ妖精も加わり・・・

圧倒的な数に押されて死喰い人は総崩れ状態でした。最後に残ったベラトリックス・レストレンジは「フレッドとトンクスの敵討ち」とばかりにウィーズリーおばさんがやっつけました。そしてハリーが最後の戦いを制し・・・

ヴォルデモートを倒してホグワーツの戦いは終結し大広間は喜びハリーに駆け寄る大勢の人で沸き返ったのでした。

最後に
こうしてかつては気を失いクィディッチの対ハッフルパフ戦では箒から落ちてニンバス2000を失うという痛手を被った経験もある。そのハリーが最後は「生き延びた」という事実が父親の牡鹿の守護霊が胸に入ったように・・・

護符となって燃えもはや影響を与えられる事もなくなった。三大魔法学校対抗試合の「第3の課題」の時まね妖怪はハリーの前で吸魂鬼に変身しました。そんなハリーがものの見事に吸魂鬼を克服したというわけなんですよね。
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