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さて!来たる6月28日が誕生日という事もありますし年頭に取り上げると言った公約でもあるので今週は屋敷しもべ妖精のドビーをやる事にします。昨年度ハーマイオニーはホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいると知って頑張ったものの極めて不本意な結果になってしまいました。今年は作戦を変えたようですが?(全3項目)

3-1.しもべ妖精の帽子
屋敷しもべ妖精が正当な報酬と労働条件を獲得できるように頑張る!1年前にホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいると知ったハーマイオニーは一念発起して屋敷しもべ妖精の権利獲得のために立ち上がったのでした。

ところが「しもべ妖精福祉振興協会」なるものまで設立して「今のままじゃ駄目なのよ!」と訴えたのにも関わらず、当のホグワーツの屋敷しもべ妖精たちに暗に「現状で十分満足している」と態度で示されてしまったのでした。

ハーマイオニーがカバンから妙な形の毛糸編みを2つ引っ張り出し暖炉脇のテーブルにそっと置きました。そしてくしゃくしゃになった羊皮紙の切れ端と折れた羽根ペンで覆うと効果を味わうように少し離れてそれを眺めました。

「何をおっばじめたんだ?」
「屋敷しもべ妖精の帽子よ」

ロンは正気を疑うような目でハーマイオニーを見ました。何でも夏休みに作ったんだそうです。自分は魔法が使えないととっても編むのが遅い。でももう学校に戻って来て魔法で編めるからもっと沢山作れるはずだとの事でした。

「しもべ妖精の帽子を置いとくのか?しかもまずゴミくずで隠しているのか?」

こう訊くロンにハーマイオニーは挑戦するように「そうよ」と答えました。するとロンは怒って「そりゃないぜ。連中を騙して帽子を拾わせようとしてる。自由になりたがっていないのに自由にしようとしてるんだ」と・・・

そう抗議するロンにハーマイオニーは「もちろん自由になりたがってるわ!絶対帽子に触っちゃ駄目よ!」と言って寝室に消えて行ったのでした。ロンはハーマイオニーがいなくなった後に帽子を覆ったゴミを払ったのでした。

「少なくとも何を拾っているか見えるようにすべきだ」

しかしハーマイオニーがしたこの行動が・・・

3-2.ヘドウィグを返しに
翌日の朝食の席でハーマイオニーは大きな欠伸をしてコーヒーを注いでいました。何だかうれしそうなのでロンが「一体何がそんなに幸せなのか?」と訊くとハーマイオニーはその問いに対して単純明快にこう答えたのでした。

「帽子がなくなっているわ。しもべ妖精はやっぱり自由が欲しいのよ」

ところがハーマイオニーの喜びとは裏腹に帽子がなくなっていたのは全く違う理由からだったのです。それはハリーが談話室で眠り込んでしまった時でした。ハリーは「ハリー・ポッター様」と呼ばれて驚いて目を覚ましました。

談話室の蝋燭はもう全部消えて真っ暗闇でした。ハリーは椅子にまっすぐ座り直して「誰?」と訊きました。するとキーキー声で「ドビーめがあなた様のふくろうを持っています!」と言うのが聞こえて来ました。ドビーでした。

ハリーは暗がりの中で声の聞こえた方向を見透かしながら寝呆け声で「ドビー?」と問いかけたのでした。ハーマイオニーが残して行ったニットの帽子が半ダースほど置いてあるテーブルのその脇にドビーは立っていたのでした。

大きな尖った耳が山のような帽子の下から突き出ています。ハーマイオニーがこれまで編んだ物を全部被っているのではないかと思うほど縦に帽子を積み重ねて被っているので頭がまるで1メードル近く伸びたように見えました。

「ドビーめはハリー・ポッターのふくろうを返す役目を進んでお引き受けいたしました」

一番てっぺんの毛糸玉の上に傷の癒えたヘドウィグが止まりホーホーと落ち着いた泣き声を上げていました。ドビーはうっとりと憧れの人を見る目つきでこう言った後に鼻が暖炉マットを擦るほどに深々とお辞儀をしたのでした。

「グラブリー・プランク先生がふくろうはもう大丈夫だとおっしゃいましたでございます」

ヘドウィグの頭を撫でながらハリーは「ありがとう。ドビー!」とお礼を言ったのでした。そしてもう一度ドビーを見るとスカーフを数枚巻きつけているし数え切れないほど靴下を履いている事に気づきました。そのため・・・

体と不釣合いに足が大きく見えます。ハリーが「ハーマイオニーの置いて行った服を全部取っていたの?」と訊くとドビーはうれしそうに「いいえ。とんでもございません。ウィンキーにも少し取ってあげました」と答えました。

「そう。ウィンキーはどうしてるの?」

ハリーがこう訊くと・・・

ドビーは・・・

3-3.ドビーが1人で
ウィンキーの事を訊かれてドビーの耳は少しうなだれました。ドビーは巨大な緑の丸い目を伏せ「ウィンキーは今でも沢山飲んでいます。今でも服が好きではありません」と悲しそうに言ったのでした。そして他の妖精も・・・

もう誰もグリフィンドール塔をお掃除しようとしないのでございます。帽子や靴下があちこちに隠してあるからでございます。侮辱されたと思っているのです。そのためグリフィンドール塔はドビーが1人でやっているそうです。

しかしドビーはそんな事は気にはしていないんだそうです。何故ならドビーめはいつでもハリー・ポッターにお会いしたいと願っています。すると今夜その願いが叶いました。そしてドビーは再び深々とお辞儀をしたのでした。

でもハリー・ポッターは幸せそうではありません。こう言うとドビーは体を起こしおずおずとハリーを見たのでした。ドビーはハリーが言っている寝言を聞いてハリーの事が心配になったようです。悪い夢を見ていたのですか?

ドビーのその問いにハリーは「それほど悪い夢っていうわけでもないんだ。もっと悪い夢を見た事もあるし」と答えました。そんなハリーをドビーはしげしげと見ました。それから両耳をうなだれて真剣な声でこう言うのです。

「ドビーめはハリー・ポッターをお助けしたいのです。ハリー・ポッターがドビーを自由にしましたから。そしてドビーめは今ずっとずっと幸せですから」

ハリーは微笑んでドビーに「君には僕を助ける事はできない。でも気持ちは有り難いよ」と言いました。ところがその時の事でした。暖炉の残り火が手の甲の傷痕を白く浮き上がらせたのでした。アンブリッジの罰則の跡でした。

「ちょっと待ってドビー。君に助けて貰いたい事があるよ」

今日の最後に
ドビーは雇われる時にダンブルドアから「君が助けたいと思う事があったり人がいたりしたら自分の判断で助けてもいい」と言われていると私はそう思いますね。だから対抗試合の「第2の課題」の時にもハリーを助けたのです。

今回の場面でもドビーが「ハリー・ポッターをお助けしたい」と言うのはそういう事だからだと私はそう思いますね。当初は「その気持ちだけで有り難い」と言っていたハリーだったのですが1つ考えが浮かんだというわけです。

そしてそれは・・・

ハリーにとっても意外な事に・・・
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