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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリー5年生の学期末に魔法省にヴォルデモートが姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジが目撃してその復活がようやく「日刊予言者新聞」に掲載されて全ての人が知る所となりました。その事態を受けて解禁になった「付き添い姿くらまし」でダンブルドアはハリーを「隠れ穴」に連れて来ました。するとそこで・・・(全3項目)

3-1.隠れ穴の箒小屋で
手紙が来てからというものハリーは目覚めている間は一瞬も休む事無く「ダンブルドアが迎えに来てくれますように」と必死に願い続けていました。それにも関わらずこうして一緒にプリベット通りを2人で歩き始めると・・・

ハリーはとても気詰まりな思いがしました。これまで学校の外で校長と会話らしい会話を交わした事がありませんでした。いつも机を挟んで話をしていたからです。その上最後に会ったその時は名付け親のシリウスを失い・・・

自暴自棄になってハリーは散々怒鳴ったばかりかダンブルドアが大切にしていた物を幾つか力任せに打ち砕いてしまいました。しかしダンブルドアのほうはゆったりしたものでそんな事は全く意に介していない様子のようでした。

「ハリーちょっとよいかな。別れる前に少し君と話がしたい。2人きりで。ここではどうかな?」

教壇に復帰するようダンブルドアの昔の同僚ホラス・スラグホーンの説得を終えて2人が「隠れ穴」に到着した時でした。門を通り過ぎながらダンブルドアがこう言いました。ダンブルドアが指差したのは石造りの箒小屋でした。

「何だろう?」と思いながらハリーはウィーズリー家の箒がしまってある崩れかかった石の小屋にダンブルドアに続いて入って行きました。キーキー鳴る戸をくぐって普通の戸棚より少し小さめぐらいの小屋の中に入りました。

そしてダンブルドアは・・・

ハリーに微笑みかけると・・・

3-2.あの2人には話すべき
この事を口にするのを許して欲しいのだが魔法省で色々あったにも関わらずよく耐えているとうれしくもあり少し誇らしく思っている。箒小屋に入ってダンブルドアがまず最初に言ったのはシリウスが死んだ事だったんですよね。

ハリーは「シリウスの話をするのは耐えられない」と思いました。バーノン叔父さんが「名付け親が死んだと?」と言っただけでも胸が痛みました。シリウスの名前がスラグホーンの口から気軽に出て来るのも辛かったのです。

残酷な事だ。君とシリウスが共に過ごした時間はあまりにも短かった。長く幸せな関係になるはずだったのに無残な終わり方をした。ハリーは「ダンブルドアは理解してくれているのだ」という事が判りました。さらには・・・

多分見抜いているのかもしれない。自分の手紙が届くまではハリーは食事も摂らずほとんどベッドに横たわったままで霧深い窓を見つめていた事も。まるで吸魂鬼がそばにいる時のように冷たく虚しい気持ちに沈んでいた事も。

あの人がもう僕に手紙をくれないなんて信じられないんです。ハリーはやっとの事で低い声でこう言いました。あまりに些細な事なのかもしれないが学校の外にまるで両親のようにハリーの身の上を心配してくれている人がいる。

名付け親がいる。それは大きな喜びでした。もう二度とふくろうがシリウスの手紙を運んで来る事はない。そんなハリーにダンブルドアは「シリウスはそれまで君が知らなかった多くの物を体現しておった」と優しく言いました。

それを失う事は当然大きな痛手じゃ。こう言うダンブルドアにハリーは「でもダーズリーの所にいる間に僕判ったんです」と言いました。閉じこもっていては駄目だ。神経が参っちゃいけない。シリウスはそんな事を望んでない。

もしもの時には必ず出来るだけ多くの死喰い人を道連れにする。力が及ぶならヴォルデモートもと言うハリーにダンブルドアは「君に脱帽じゃ。蜘蛛を浴びせかける事にならなければ本当に帽子を脱ぐ所じゃ」と言ったのでした。

そこでダンブルドアはハリーに「密接に関連する問題なのじゃが」と前置きをした上で、君はこの二週間「日刊予言者新聞」を取っていたと思うが「予言の間」で起きた事は情報漏れどころか情報洪水だった事が判るじゃろう?

ですからトレローニー先生の予言の事は今ではみんなが知っている。ハリーがそう言おうとするとダンブルドアはハリーの言葉を途中で遮り「いや世間は知らぬ事じゃ」と言うのです。それは自分とハリーの2人だけだと・・・

しかし多くの者が「ヴォルデモートが死喰い人に予言を盗ませようとした」さらには「その予言がハリーに関するものだ」という正しい推量をした事は確かだ。そう言った上でダンブルドアはハリーにこう訊いて来たのでした。

「そこでわしの考えに間違いはないと思うが君は予言の内容を誰にも話しておらんじゃろうな?」

ハリーが「はい」と言うとダンブルドアは「それは概ね賢明な判断じゃ」と言ったのでした。ところが「君の友人に関しては緩めるべき」と言うのです。つまりロンとハーマイオニーには話すべきだとダンブルドアは言うのです。

ハリーが驚いた顔をするとダンブルドアはこう言いました。この2人は知っておくべきだと思う。これほど大切な事を2人に打ち明けないというのは2人にとってかえって仇になるとダンブルドアはそう言うのです。そこで・・・

ハリーが「僕が打ち明けないのは」とその理由を説明しようとするとダンブルドアは「2人を心配させたり怖がらせたりしたくないと?」あるいはハリー自身がそうだと打ち明けたくないからという事なのか?と言って・・・

その上でダンブルドアはハリーに「君にはあの2人の友人が必要じゃ」と言ったのでした。ハリーがいみじくも言ったようにシリウスはハリーが閉じこもる事を望まなかったはずだとダンブルドアはハリーにそう言ったのでした。

そしてその次にダンブルドアは・・・

3-3.個人教授を
ロンとハーマイオニーの2人には予言の事を打ち明けるべき。ハリーは何も言いませんでしたがダンブルドアはこの件については答えを要求しているようには見えませんでした。そしてダンブルドアは話は変わると言って・・・

「関連のある事じゃ。今学期君にわしの個人教授を受けて欲しい」

黙って考え込んでいたハリーが驚いて「先生と?」と訊くとダンブルドアは「そうじゃ。君の教育にわしがより大きく関わる時が来たと思う」と答えました。そこでハリーが「何を教えてくださるのですか?」と訊くと・・・

「ああ、あっちをちょこちょこ、こっちをちょこちょこじゃ」

ダンブルドアは気楽そうにこう言いました。ハリーは期待して待ちましたがダンブルドアがその事を言い出さないのでハリーのほうから訊きました。それはダンブルドアの個人教授を受けるという事ならスネイプの課外授業は?

それを訊くとダンブルドアはハリーがいつも呼び捨てにするので「スネイプ先生じゃよ」とたしなめた上で「受けない事になる」と答えたのでした。ハリーは本心を言わないようにと「だってあれは」と言って言葉を切りました。

するとダンブルドアは「ぴったり当て嵌まる言葉は大しくじりじゃろう」と言って頷いたのでした。それを聞いてハリーは笑いそして「それじゃこれからはスネイプ先生とあまりお会いしない事になりますね」と言ったのでした。

何故ならスネイプ先生はふくろう試験で「O・優」を取らないと「魔法薬学」を続けさせてくれない。それに自分はそんな成績は取れていない事が判っている。するとダンブルドアはそんなハリーに重々しくこう言ったのでした。

「取らぬふくろうの羽根算用はせぬ事じゃ」

そしてダンブルドアはふくろう試験の結果は今日まもなく届くという事。万一のためこれからはずっと「透明マント」を携帯する事。さらにここ「隠れ穴」に滞在している間は魔法省が安全対策を施している範囲内から出ない事。

ハリーが即座に「判りました」と答えるとダンブルドアは「それならよろしい」と言って箒小屋の戸を押し開けて庭に歩み出ました。そしてダンブルドアはハリーにこう言うと2人は「隠れ穴」の裏口に近づいて行ったのでした。

「台所に明かりが見えるようじゃ。君の痩せ細りようをモリーが嘆く機会をこれ以上先延ばしにしてはなるまいのう」

今日の最後に
シリウスは遺言で自分が所有する全ての物をハリーに譲り渡しました。その中には屋敷しもべ妖精のクリーチャーもいました。シリウスを裏切り二君すなわちベラトリックス・レストレンジにも仕えていたクリーチャーを・・・

ハリーは当初そんなクリーチャーに対して嫌悪感しか抱いていませんでした。ところがそのクリーチャーが思わぬ形で役に立つ事になりました。ドラコ・マルフォイに尾行をつけたい。その役目をクリーチャーが担う事に・・・

その際ハリーは「クリーチャーが余計な事をしないように」とクリーチャーに対し「どんな方法でもあいつと接触する事を禁ずる」と言って歯止めをかけました。これもシリウスの死が教訓になっていたというわけなんですよね。

結局ハリーにとって有益な情報をもたらしてくれたのはついでという感じで一緒についたドビーだったんですけどね。(笑)

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