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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ついにヴォルデモートの分霊箱を手に入れた!と思ったら次に待ち受けていたのはダンブルドアの死でした。ハリーが再びダンブルドアと会って話をしたのは「禁じられた森」でヴォルデモートに「死の呪文」を撃たれた後の事でした。先生は死んでいる。それなら僕も?と問うハリーにダンブルドアは・・・(全3項目)

3-1.そこに現れたのが
ハリーはうつ伏せになって静寂を聞いていました。完全に1人でした。他には誰もいない。自分自身がそこにいるのかどうかさえハリーにはよく分りませんでした。しかしやがて自分は存在しているに違いないと感じたのでした。

間違いなく何かの表面に横たわっている。触感があるのです。この結論に達したのとほぼ同時にハリーは自分が裸なのに気づきました。そして自分に目がある事も発見しました。ハリーは体を起こしました。触れてみると・・・

体は無傷のようだ。顔に触れてみるとメガネをかけていない。ハリーは突然何かを着たいと思いました。そう思った途端に柔らかく清潔で温かなローブがすぐ近くに現れました。驚くべき現れ方だ。ハリーは立ち上がると・・・

ゆっくりとその場で一回転しました。ハリーの動きにつれ周囲が自然に形作られて行くようでした。明るく清潔で広々とした開放的な空間で学校の大広間よりずっと大きいホールでドーム型の透明なガラスの天井。しかし・・・

ハリーはびくりと身を引きました。音を出している物を見つけたのです。小さな裸の子供の形をした物が地面の上に丸まっている。肌は皮を剥がれたようにザラザラと生々しく誰からも望まれず椅子の下に置き去りにされ・・・

目につかないよう押し込まれ必死に息をしながら震えていました。ハリーはそれが怖いと思いました。小さくて弱々しく傷ついているのにハリーはそれに近寄りたくありませんでした。にも関わらずハリーは近づいて行きました。

やがてハリーはそれに触れられるほど近くに立っていました。がしかしとても触る気にはなれませんでした。自分が臆病者になったようなそんな気がしました。慰めてやらないといけない。そう思いながらも虫唾が走りました。

すると・・・

「君にはどうしてやる事もできん」

そこに現れたのがダンブルドアだったのです。

3-2.僕も死んでいる?
振り向くと誰あろうアルバス・ダンブルドアがハリーに向かって歩いて来ます。流れるような濃紺のローブを着て背筋を伸ばし軽快な足取りです。ダンブルドアは「ハリー」と言うと両腕を広げました。手はどちらも無傷でした。

「何と素晴らしい子じゃ。何と勇敢な男じゃ。さあ一緒に歩こうぞ」

ハリーは呆然として悠々と歩き去るダンブルドアに従いて行きました。ダンブルドアは哀れっぽい声で泣いている生々しい赤子をあとに少し離れた所に置いてある椅子に腰掛けました。もう1つあってハリーも椅子に座りました。

長い銀色の髪の毛に顎鬚。半月形のメガネのその奥から鋭く見通すブルーの目。折れ曲がった鼻。何もかもハリーが憶えている通りのダンブルドア校長先生でした。そしてそんなダンブルドアにハリーはこう話しかけたのでした。

「でも先生は死んでいる」

するとダンブルドアは当たり前のように「おおそうじゃよ」と答えました。それなら僕も死んでいる?ハリーのその問いにダンブルドアは前にも増してこやかに微笑んで「それが問題だというわけじゃのう?」と答えると・・・

全体としてみればわしは違うと思うとダンブルドアはそう言うのです。2人は顔を見合わせたのでした。ダンブルドアは笑顔のままでした。ハリーが「違う?」と繰り返すとダンブルドアもまた「違う」と繰り返したのでした。

ハリーは反射的に額に手を伸ばしました。しかしそこに稲妻形の傷痕はありませんでした。でも僕は死んだはずだ。僕は防がなかった!あいつに殺害されるつもりだった!ところがダンブルドアはそんなハリーにこう言うのです。

「それじゃよ。それが多分大きな違いをもたらす事になったのじゃ」

「どういう事ですか?」と訊くハリーにダンブルドアは「君にはもう判っているはず」と答えました。つまりヴォルデモートに自分を殺害させた事でハリーの中にあったヴォルデモートの魂の一部がなくなったという事なのです。

それなら今度は誰も自分のために死んでいないのに自分はどうして生きているのですか?そう問うハリーにダンブルドアはやはり「君には判っているはず」と同じ言葉を繰り返すのです。ヴォルデモートが一体何をしたのか?

振り返って考えるのじゃ。無知の故に。欲望と残酷さの故に。ヴォルデモートが何をしたのかを思い出すのじゃ。ダンブルドアにこう言われてハリーは考え込みました。すると何の苦もなく答えがハリーの唇に上って来ました。

「あいつは僕の血を入れた」
「まさにそうじゃ!」

ヴォルデモートはハリーの血を採り自分の生身の身体を再生させた。ヴォルデモートの血管に流れるハリーの血すなわちリリーの護りがハリーとヴォルデモートの両方にある。そのためヴォルデモートが生きている限りは・・・

ハリーの命を繋ぎ留めていると・・・

ダンブルドアはそう言うのです。

3-3.7つ目の分霊箱
僕が生きているのはあいつが生きているから?でも僕その逆だと思っていた!2人とも死ななければならないと思ったけど?それともどっちでも同じこと?ハリーは背後の小さな子供の形をした物をもう一度振り返ると・・・

「本当に僕たちにはどうにもできないのですか?」
「助ける事は不可能じゃ」

それならもっと詳しく説明してくださいと言うハリーにダンブルドアは君はヴォルデモートが期せずして作ってしまった「7つ目の分霊箱」だったと答えました。ヴォルデモートは自らの魂を非常に不安定なものにしてしまった。

そのため君のご両親を殺害し幼子のハリーまでもという言語に絶する悪行を為した時に魂が砕けた。ゴドリックの谷からアルバニアの森に逃れたのはヴォルデモートが思っていたより少なかった。自分の肉体だけではなく・・・

ヴォルデモートはそれ以上のものをあの場に置いていった。犠牲になるはずだったハリーに。生き残ったハリーにヴォルデモートの一部が結びついて残された。しかもヴォルデモートの知識は情けないほどに不完全なままだった。

ヴォルデモートは自らが価値を認めないものの事を理解しようとしない。屋敷しもべ妖精やお伽噺。愛や忠誠そして無垢。ヴォルデモートはこうした事を知らず全く理解していない。こうした事の全てを凌駕する力を持ち・・・

自分のどのような魔法も及ばないという真実をヴォルデモートは決して理解できなかった。ヴォルデモートは自らを強めると信じてハリーの血を入れた。ヴォルデモートの身体の中に母リリーが息子のハリーを守るために・・・

命を棄ててかけた魔法が僅かながら取り込まれた。母君の犠牲の力をヴォルデモートが生かしておる。その魔法が生き続ける限りハリーもまた生き続けヴォルデモート自身の最後の望みである命の片鱗も生き続けていると・・・

だから自分と違いハリーは生きている。

ダンブルドアはそう言うのです。

今日の最後に
ヴォルデモート卿の復活を見届け文字通り命からがらホグワーツに戻って来たハリーにダンブルドアは「迷路の移動キーに触れてから何が起こったのかわしは知る必要があるのじゃ」と言って経過の説明を求めているんですよね。

そしてワームテールが短剣で自分の腕を突き刺したという所をハリーが言った時ダンブルドアがあまりに素早く立ち上がったのでハリーは驚いています。ダンブルドアはわざわざ机を回り込んでハリーのほうにやって来て・・・

ハリーに腕を出して見せるようにと言っています。そしてハリーはほんの一瞬ダンブルドアの目に「勝ち誇ったような光」を見たのです。ハリーはすぐに「勘違いだ」と思ったのですが実は勘違いではなかったというわけです。

それを確認するとダンブルドアは机の向こう側に戻っています。ダンブルドアが知りたかったのはこの事だった。だからその場にいたシリウスの「眠らせてやりましょう。休ませてやりましょう」という言葉を押し切り・・・

ハリーに話させたのです。極めて大切な事だったのでダンブルドアも一刻も早く確認したかったんでしょうね。

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