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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ここは一体どこですか?そう訊くハリーにダンブルドアは「自分にはさっぱり分らぬ。これはいわば君の晴れ舞台だ」と言うのでハリーはダンブルドアの言葉の意味が理解できず腹が立ったりもしました。そんなハリーがダンブルドアに次に訊いたのは「死の秘宝」の事でした。すると今度はダンブルドアは・・・(全3項目)

3-1.不死鳥と柊の杖がした事は?
ヴォルデモートが生き続ける限りハリーもまた生き続ける。ダンブルドアはハリーに微笑みかけハリーは目を丸くしてダンブルドアを見ました。先生はこの事をずっと始めからご存知だったのですか?そう訊くハリーに・・・

ダンブルドアは「推量しただけじゃ。しかしわしの推量はこれまでの所大方は正しかったのう」とうれしそうに答えたのでした。暫くの間2人は黙っていました。そして口を開いたのはハリーでした。まだ分らない事があります。

僕の杖はどうしてヴォルデモートの借り物の杖を折ったのでしょう?そう訊くハリーにダンブルドアは「それについては定かには分らぬ」と答えました。するとハリーは「それじゃ推量でいいです」と言ったのでした。すると?

ダンブルドアは声を上げて笑い「まず理解しておかねばならぬのは君とヴォルデモート卿が前人未到の魔法の分野を共に旅して来たという事じゃ」と前置きをしたその上で「こんな事が起きたのでは?」と説明を始めたのでした。

前例のない事だからどんな杖作りも予測できない。だからヴォルデモートにも説明できなかった。ハリーはもう判っているようにヴォルデモートは人の形に蘇った時に自分を強めると考えて意図せずして君との絆を二重に強めた。

魂の一部をハリーに付着させたまま君の母君の犠牲の力をも取り込んだ。それがどんなに恐ろしい力を持っているのかを的確に理解していたとしたらヴォルデモートはおそらくハリーの血に触れる事など到底できなかっただろう。

元々その事が理解できるくらいなら所詮ヴォルデモート卿ではなく殺人者にならなかったのかもしれない。この二重の絆を確実なものにして互いの運命を歴史上例を見ないほどにしっかりと結びつけた状態にしたその上で・・・

ヴォルデモートはハリーの杖と双子の芯を持つ杖でハリーを襲った。すると摩訶不思議な事が起こった。あの時死ぬ事を恐れていたヴォルデモートに対してハリーはむしろ「死ぬかもしれない」という事を積極的に迎え入れた。

ヴォルデモートには決してできない事だった。こうしてハリーの勇気が勝った。ハリーの杖がヴォルデモートの杖を圧倒した。すると2本の杖の間に2人の持ち主の関係を反映した何事かが起こった。その結果ハリーの杖は・・・

ヴォルデモートの杖の力と資質の一部を吸収したとダンブルドアは言うのです。そこでヴォルデモートがハリーを追跡した時ハリーの杖はヴォルデモートを認識した。血を分けた間柄でありながら不倶戴天の敵だと知って・・・

ハリーの杖はヴォルデモート自身の魔法を本人に向けて吐き出した。ハリーの杖はその並外れた勇気とヴォルデモートの恐ろしい魔力を併せ持っていた。だからルシウス・マルフォイの哀れな棒切れなど敵うはずがなかったのだ。

でもそんなに僕の杖が強力だったのなら何故ハーマイオニーには折る事ができたのでしょう?ハリーのこの疑問にダンブルドアは「その素晴らしい威力はヴォルデモートに対してのみ効果があったからじゃ」と答えたのでした。

それ以外は他の杖と変わりないのだそうです。

3-2.死の秘宝
君が死んでいないという事で自分たちは意見が一致すると思う。ダンブルドアはハリーに礼を欠く事を恐れるようにこう付け加えました。だがもちろん君が苦しんだ事を軽く見るつもりはない。過酷な苦しみだったに違いない。

しかしハリーは清潔で傷1つない両手を見ながら「でも今はとてもいい気分です」と言ったのでした。そして「ここは一体どこなのですか?」とハリーが訊くとダンブルドアは「君にそれを訊こうと思っていた」と言うのです。

キングズ・クロス駅みたいだ。でもずっときれいだし誰もいないしそれに汽車が1台もない。それを聞いてダンブルドアは遠慮なく笑うと「何とまあそうかね?」と言ったのでした。それなら先生は?とハリーが訊くと・・・

自分にはさっぱり分らぬ。これはいわば君の晴れ舞台だと言うのです。ハリーにはダンブルドアが何を言っているのか分らず腹が立って顔をしかめました。がしかしそんな事よりも差し迫った問題を思い出して口にしたのでした。

「死の秘宝」

この言葉でダンブルドアの顔から笑顔が消え去りました。むしろ逆に心配そうな表情になりました。ダンブルドアは君を信用せず教えなかった事を許して欲しいとそう言うのです。それはハリーも自分と同じ過ちを犯すのでは?

もうだいぶ前から君が自分よりまっすぐな人間だと判っていたのに。その声の調子やダンブルドアの目に涙が光るのを見てハリーは「何をおっしゃっているのですか?」と問うとダンブルドアは「死に物狂いの人間の夢」だと。

でも秘宝は実在します!ハリーがそう言うとダンブルドアは秘宝は危険な物で愚か者への誘いなのじゃ。そして自分もまたそうだったと言うのです。死を制する者。死を克服する者じゃ!ハリーに真正面から向き合うと・・・

ダンブルドアは「わしは結局の所ヴォルデモートよりましな人間であったと言えようか?」と言うのです。自分もまたヴォルデモートと同様に死を克服する方法を求めたんじゃよ。そう言うダンブルドアに対してハリーは・・・

そんな事もちろんです。先生は意味もなく人を殺害したりはしませんでした。あいつと同じやり方じゃありません。あれほど様々な怒りを感じていたのに自己否定するダンブルドアを弁護している。奇妙な事とハリーは思いました。

「先生は秘宝を求めた。分霊箱をじゃない」

ハリーがこう言うとダンブルドアは・・・

「秘宝を。分霊箱をではない。その通りじゃ」

3-3.グリンデルバルドとニワトコの杖
暫く沈黙が流れました。背後の生き物が訴えるように泣いてもハリーはもう振り返りませんでした。そしてハリーが「グリンデルバルドも秘宝を探していたのですね?」と訊くとダンブルドアは一瞬目を閉じやがて頷きました。

「それこそが何よりも強くわしら2人を近づけたのじゃ」

2人の賢く傲慢な若者は同じ想いに囚われていた。グリンデルバルドがゴドリックの谷に惹かれそこを訪れたのは3番目の弟イグノタス・ペベレルが死んだ所を探索したかったからだった。しかしダンブルドアが言うには・・・

むしろペベレル兄弟は才能ある危険な魔法使いで強力な品々を作り出す事に成功した可能性のほうが高いと思う。3つの品物が「死」自身の秘宝であったという話はそれらの物にまつわる伝説として出来上がったものとそう思う。

「透明マント」は父から息子へそして母から娘へと何世代にも渡って受け継がれて来た。そしてイグノタスの最後の子孫に辿り着いた。その子はイグノタスと同じく「ゴドリックの谷」に生まれた。すなわちその子こそが・・・

ハリーだったのです。死の数日前にジェームズがマントを見せてくれた。ダンブルドアは自分が目にした物が信じられなかったそうです。借り受けて調べたい。ところがその直後に父君が亡くなりわしは2つ目の秘宝を手にした。

こう言った時のダンブルドアは痛々しいほどに苦い口調でした。そんなダンブルドアにハリーは「ヴォルデモートは父と母がどこにいるかを知っていました」だからたとえマントがあっても死を逃れる事はできなかったでしょう。

ハリーがそう言うとダンブルドアは溜め息をつきながら「そうじゃ。そうじゃな」と言ったのでした。ハリーの父ジェームズから「透明マント」を預った時。その時にはダンブルドアはもう秘宝を集めるのは諦めていたそうです。

君は何が起こったのかを知っている。どんなに自分を軽蔑しているか。軽蔑なんかしていません。そう言うハリーにダンブルドアは「それなら軽蔑すべきじゃ」と言ったのでした。籠の鳥だ。才能の浪費だ。わしはそう思った。

その時グリンデルバルドがやって来た。あの者の考えがどんなにわしを惹きつけたかハリーには想像できまい。マグルを力で従属させる。我ら魔法族が勝利する。グリンデルバルドと自分は革命の栄光ある若き指導者となる。

しかし幾つかの疑念を抱きはした。グリンデルバルドの本質を知っていた。そんな良心の呵責を虚しい言葉で鎮めた。全ては「より大きな善」のためなのだから。多少の害はあっても魔法族にとってはその百倍もの見返りがある。

だからダンブルドアは目をつむってしまったとそう言うのです。それがとてつもない悲劇を生む事になってしまいました。議論が争いになってグリンデルバルトは抑制を失いました。そして父が母が命を懸けて守って来た・・・

アリアナが死んだのです。

グリンデルバルドは逃亡しました。そして何年かが経ち「計り知れぬ力を持つ杖を手に入れた」という噂が聞こえて来ました。その間ダンブルドアは魔法大臣に就任するようにと何度も請われたものの断っていたのだそうです。

でも先生はファッジやスクリムジョールより良い大臣になったはずです。こう言うハリーにダンブルドアは「そうは言い切れまい」と答えました。自分は若い時に権力とその誘いに弱い事を証明した。興味深い事なのだが・・・

権力を持つのに最もふさわしいのは「それを一度も求めた事のない者」だと言うのです。ハリーのように「やむなく指揮を執り権威の衣を着る者」は自らが驚くほど見事にその衣を着こなすとダンブルドアはそう言ったのでした。

ダンブルドアはグリンデルバルドとの対決を先延ばしにしていました。それは妹アリアナにとどめを刺したのは自分なのかグリンデルバルドだったのか?真実を知るのが怖かった。しかしついにこれ以上は先に伸ばせなくなった。

こうしてダンブルドアは「ニワトコの杖」を手に入れました。しかし自分はせいぜい秘宝の中で一番劣りつまらぬ物を所有するに値する者だった。それを吹聴せず杖を手なずけ使いこなす事を許された。何故かと云えば・・・

ダンブルドアが「ニワトコの杖」を手にしたのは勝つためでなく他の人間をこの杖から守るためだったからというわけなんですよね。そして双子の芯の事を知り借り物の杖でも事を成す事ができなかったヴォルデモートが・・・

ヴォルデモートは「ニワトコの杖」を手に入れました。さよう。ヴォルデモートは「ニワトコの杖」を持っておる。それでも先生は僕に帰って欲しいのですね?そう訊くハリーに対してダンブルドアはこう言葉を返したのでした。

「わしが思うには。もし君が帰る事を選ぶならヴォルデモートの息の根を完全に止める可能性はある。約束はできぬがのう。しかしハリー。わしにはこれだけは判っておる。君が再びここに戻る時には」

最後にダンブルドアは「ヴォルデモートほどにここを恐れる理由はない」と言ったのでした。そして死者ではなく生きている者を哀れむのじゃ。特に愛なくして生きている者たちをハリーが帰る事で傷つけられる人間や・・・

引き裂かれる家族の数を少なくする事ができるかもしれぬ。それが君にとって価値ある目標と思えるのなら我々はひとまず別れを告げる事にしようと言いました。最後にハリーが「これは現実の事なのですか?」と訊くと・・・

ダンブルドアは晴れやかにハリーに笑いかけました。明るい靄が再び濃くなりダンブルドアの姿をおぼろげにしていました。しかしダンブルドアのその声はハリーの耳に大きく強く響いて来ました。ダンブルドアは最後に・・・

「もちろん君の頭の中で起こっている事じゃよハリー。しかしだからと言ってそれが現実ではないと言えるじゃろうか?」

最後に
2週間に渡ってハリーとダンブルドアの2ショットシーンを紹介して来ました。今回は以前にやったという事もあり校長室のシーンは外しました。厳密に云うと校長室には歴代校長の肖像画があるので2人だけじゃないんですよね。

この場面を改めて読み返してふと思ったのは「ダンブルドアは必要の部屋で行なわれていたダンブルドア軍団の訓練の様子を見ていたのでは?」という事ですね。ご存知のようにダンブルドアはマントがなくても透明になれます。

ここでダンブルドアは権力を持つのに最もふさわしいのは「それを一度も求めた事のない者」だと。さらにハリーのように「やむなく指揮を執り権威の衣を着る者」は自らが驚くほど見事にその衣を着こなすとも言っています。

個々のDAのメンバーの成長ぶりを見ているからこそ言えるのでは?そんな気が私はしますね。(笑)

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