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僕の友達が手紙をくれないってどうして君が知ってるの?君が僕宛の手紙をストップさせてたの?ハリー・ポッターはドビーの事を怒っては駄目でございます。ドビーは良かれと思ってやったんだそうです。ホグワーツに戻らないと約束する。それが手紙を差し上げる交換条件だそうです。しかしハリーは・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアが使わない力が
ドビーに「今回の件にはヴォルデモートは関係あるのか?」と訊くと首を横に振るのでハリーは「他に誰がいるのか全然思いつかないよ」と言ったのでした。そしてハリーがダンブルドアがいるからそんな事はできないと・・・

ドビーもダンブルドアの事は知っていました。ドビーはお辞儀をして「アルバス・ダンブルドアはホグワーツ始まって以来最高の校長先生でございます」と言ったのでした。ドビーもヴォルデモートが最高潮の力の時にも・・・

対抗できると聞いているそうです。ところが「しかしでございます」と言うとドビーは声を落として切羽詰ったように「ダンブルドアが使わない力が。正しい魔法使いなら決して使わない力が」とこう囁くのです。そして・・・

ドビーはハリーに止める間を与えずベッドを飛び降り大音響で叫びながら机の上の電気スタンドで自分の頭を殴り始めました。またしても越えてはならない線から踏み出してしまったようでした。一階が突然静かになりました。

「ダドリーがまたテレビを点けっぱなしにしたようですな。しょうがないやんちゃ坊主で!」

ハリーの心臓は早鐘のように鳴りました。バーノン叔父さんがこう大声で話しているのを聞いてハリーは「早く洋服箪笥に!」と言うとドビーを隠しました。箪笥の戸を閉めてハリーがベッドに飛び込んだその瞬間の事でした。

「一体-貴様は-ぬぁーにを-やって-おるんだ?」

叔父さんは嫌というほど顔をハリーの顔に近づけ食いしばった歯の間からこう怒鳴りました。日本人ゴルファーのジョークのせっかくの落ちをハリーが台無しにしたんだそうです。今度音を立てたら生まれて来た事を後悔するぞ。

叔父さんは床を踏み鳴らしながら部屋を出て行きました。ハリーは震えながらドビーを箪笥から出すと「ここがどんな所か判った?僕がどうしてホグワーツに戻らなきゃならないか判っただろう?」と言いました。そして・・・

ハリーは「僕のほうはそう思ってるんだけど」とためらいがちにドビーに「僕の友達がいるんだ」と言いました。するとドビーは言いにくそうにこう言うのです。ドビーは足をもじもじさせました。ハリーは眉をひそめました。

「ハリー・ポッターに手紙もくれない友達なのにですか?」

3-2.魔法省からの手紙
僕の友達が手紙をくれないってどうして君が知ってるの?君が僕宛の手紙をストップさせてたの?ハリー・ポッターはドビーの事を怒っては駄目でございます。ドビーは良かれと思ってやったのでございます。そうだったのです。

ドビーはするりとハリーの手の届かない所に逃れ着ている枕カバーの中から手紙の束を取り出しました。友達に忘れられてしまったと思ったらハリーはもう学校に戻りたくないと思うかもしれない。そう思ってこうしたそうです。

ドビーは繰り返し二度もハリーに怒ってはいけないと言いました。ホグワーツに戻らないと約束したら手紙を差し上げます。危険な目に遭ってはいけません。戻らないと言ってください。しかしそう迫るドビーにハリーは・・・

「嫌だ。僕の友達の手紙だ。返して!」

ハリーは怒ってこう言いました。するとドビーは「それではこうするほかありません」と悲しげに言うと矢のように扉に飛びついて開けると階段を全速力で駆け下りて行きました。ハリーはドビーを追いかけ台所に入りました。

胃袋が消えてなくなるとハリーは思いました。ペチュニア叔母さんの傑作テザートの山盛りのホイップクリームとスミレの砂糖漬けが天井近くを浮遊していました。ハリー・ポッターは学校に戻らないと言わなければなりません。

しかし「どうぞ戻らないと言ってください」と言うドビーにハリーは「言えないよ!」と答えました。ドビーは悲痛な目つきでハリーを見ると「ではハリー・ポッターのためにドビーはこうするしかありません」と言って・・・

デザートは心臓が止まるような音を立てて床に落ちました。皿が割れてホイップクリームが窓や壁に飛び散りました。ドビーは姿を消しました。食堂から悲鳴が上がるのが聞こえてバーノン叔父さんが台所に飛び込んで来ました。

そこには頭のてっぺんから足の先まで叔母さんのデザートをかぶってショックで硬直して立っているハリーがいたのでした。甥でしてね。この子はひどく精神不安定で知らない人に会うと気が動転するので二階に行かせておいた。

バーノン叔父さんはこう説明すると呆然としているメイソン夫妻を食堂に追い戻しました。そして「メイソン夫妻が帰った後で虫の息になるまで鞭で打ってやる」と宣言してハリーにモップを渡しました。しかしそれでも・・・

バーノン叔父さんにはまだ商談成立の可能性がありました。その可能性を奪い去ったのがふくろうだったのです。食堂の窓からふくろうが一羽舞い降りて来てメイソン夫人の頭の上に手紙を落とした後に飛び去って行きました。

メイソン夫人はギャーッと叫び声を上げダーズリー一家は狂っていると喚きながら飛び出して行きました。妻は鳥と名がつく物はどんな形や大きさだろうと死ぬほど怖がる。君たちこれは冗談のつもりかね。メイソン氏も・・・

ダーズリー一家に文句を言うだけ言うと出て行きました。叔父さんは小さい目に悪魔のような炎を燃やしてハリーに迫って来ました。叔父さんはふくろうが配達して行った手紙を振りかざしてハリーに「読め!」と言いました。

ハリーは手紙を手にしました。それは誕生祝いのカードではなく魔法省の「魔法不適正使用取締局」からのものでした。そこには未成年の魔法使いは学校の外において呪文を行使する事を許されておりませんと綴られていました。

3-3.閉じ込められたハリー
お前は学校の外で魔法を使ってはならんという事を黙っていたな。こう言うバーノン叔父さんの目には怒りの火が激しく踊っていたのでした。知らせがあるぞ。わしはお前を閉じ込める。お前はもうあの学校には決して戻れない。

戻ろうとして魔法で逃げようとすれば連中がお前を退校にするぞ!叔父さんは狂ったように笑いながらハリーを二階に引きずって行きました。バーノン叔父さんは本当に言葉通りに情け容赦ありませんでした。翌朝には・・・

人を雇ってハリーの部屋の窓に鉄格子を嵌めさせました。部屋の扉には自ら「餌差し入れ口」を設置し僅かな食べ物をそこから押し込む事ができるようにしました。朝夕にトイレに行けるよう部屋から出してくれたものの・・・

それ以外は一日中ハリーは部屋に閉じ込められました。バーノン叔父さんの言う通りで魔法を使って部屋を抜け出してもホグワーツを退校させられたら何にもなりません。しかし今の生活は最低の最低だ。さらにハリーは・・・

ダーズリー一家は「目覚めたら大きなフルーツコウモリになっていた」という恐れもなくなり唯一の武器を失いました。ドビーはホグワーツでの世にも恐ろしい出来事から救ってくれたかもしれません。しかしその一方で・・・

ハリーは餓死してしまいます。一緒に部屋に閉じ込められてしまったヘドウィグもまた一蓮托生でした。あと1ヵ月生き延びたとしてもホグワーツに行かなかったらどうなるんだろう?調べるために誰かをよこすのだろうか?

3日経ってもダーズリー一家は手を緩める気配は全くありません。ハリーには状況を打開する糸口さえ見えませんでした。部屋が暗くなって疲れ果て空腹を抱え答えのない疑問を繰り返し考えながらハリーはまどろみ始めました。

夢の中でハリーは動物園の檻の中にいました。半人前魔法使いと掲示板が掛かっています。鉄格子の向こうからみんながじろじろと覗いています。ハリーは夢の中でも空腹で弱っていて藁(わら)のベッドに横たわっていました。

見物客の中にドビーを見つけてハリーは助けを求めました。しかしドビーは「ハリー・ポッターはそこにいれば安全でございます!」と言って姿を消してしまったのでした。すると今度はそこにダーズリー一家がやって来ました。

ダドリーが檻の鉄格子を揺すりながらハリーの事を笑っています。揺する音が頭に響くのでハリーは「止めてくれ」と呟きました。そこで目が覚めました。月明かりを背にして誰かが本当に鉄格子の外からハリーを覗いています。

それはロンでした。

今日の最後に
君は礼儀正しい魔法使いにあんまり会わなかったんだね。ハリーが元気づけるつもりでこう言うとドビーは頷いた後に窓ガラスに激しく頭を打ちつけて自分で自分にお仕置きをしています。家族の悪口を言いかけたんだそうです。

アルバス・ダンブルドアはホグワーツ始まって以来最高の校長先生でございます。ドビーはその力はヴォルデモートが最高潮の時の力にも対抗できると聞いておりますとダンブルドアに対して最高の評価をしているんですよね。

一方ドビーが仕えるご主人様一家のルシウス・マルフォイ氏はダンブルドアの事を「ホグワーツ始まって以来最低の校長」と言っています。だからこそ今回ダンブルドアをホグワーツから追放させるための策略を講じたのです。

つまりドビーとドビーが仕えるルシウス・マルフォイ氏は考え方が全くの逆なんですよね。ドビーが悪口を言いたくなるのは当然というわけです。しかし何故そんな2人が主従関係なのか?その経緯と理由を知りたいものですね。
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