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バーノン叔父さんが僕を監禁して学校に戻れないようにしている。そう訴えるハリーにロンは「ゴチャゴチャ言うなよ」と言いました。ロンにフレッドにジョージの3人はハリーを家に連れて行くつもりで来たのだそうです。魔法を使わずにどうやって?ジョージがした事を見てハリーは・・・(全3項目)

3-1.窓の外には
窓際に忍び寄り話ができるように窓ガラスを開け外の様子が全て目に入るとハリーは呆気に取られました。開いた口が塞がらないとはまさにこの事です。ロンはトルコ石色の旧式の車に乗り後部座席から身を乗り出していました。

「ロン一体どうやって?何だいこれは?」

車は空中に駐車しています。前の座席からハリーに笑いかけているのはフレッドとジョージです。ロンは「ようハリー元気かい?」と挨拶して「一体どうしたんだ。どうして僕の手紙に返事くれなかったんだい?」と訊き・・・

家に泊まりにおいでと手紙を1ダースぐらい出したんだ。そしたらロンのお父さんが家に帰って来て「ハリーがマグルの前で魔法を使ったから公式警告状を受けた」と言ったんだそうです。ロンの説明を聞いてハリーは・・・

「僕じゃない。でも君のお父さん。どうして知ってるんだろう?」

ロンのお父さんは魔法省に勤めているそうです。だからハリーが公式警告状を受け取った事を知ったのです。ハリーが魔法を使ったのは僕じゃない。叔父さんが僕を監禁して学校に戻れないようにしていると説明すると・・・

ロンは「ゴチャゴチャ言うなよ」と言いました。自分たちはハリーを家に連れて行くつもりで来たと言うのです。だけど魔法で僕を連れ出す事はできないだろうと言うハリーにロンは「そんな必要ないよ」とそう言うのです。

フレッドとジョージの2人がいるからとロンは言うのです。フレッドがロープを放ってハリーに「それを鉄格子に撒きつけろ」と言いました。ハリーはそれをしながら「叔父さんたちが目を覚ましたらお終いだ」と言いました。

フレッドは「心配するな。下がって」と言うとエンジンを吹かしました。バキッという音と共に鉄格子が外れました。地上すれすれでブラブラしている鉄格子をロンが息を切らしながら引っ張り上げ後部座席に納めたのでした。

しかしまだ作業が残っています。ハリーの学用品を入れたトランクが一階の物置にあるのです。するとジョージが「任せとけ」と言うとフレッドと窓を乗り越えてハリーの部屋に入って来ました。そこでジョージがした事とは?

ハリーは舌を巻きました。

それは・・・

3-2.脱出!
マグルの小技なんて習うだけ時間の無駄だとバカにする魔法使いが多いけどちょっとトロいが知ってても損はないぜ。フレッドがこう言いつつジョージが何でもない普通のヘアピンを鍵穴に捻じ込むのを見てハリーは思いました。

この2人には全く負ける。カチャと音がして扉が開きました。暗がりに消えて行く双子の背中にハリーは「一番下の階段に気をつけて。軋むから」と囁きました。それからハリーはジョージの指示通り部屋の中を飛び回り・・・

持ち物を掻き集めロンに渡しました。それからフレッドとジョージが重いトランクを運んで来るのに手を貸しました。バーノン叔父さんが咳をするのが聞こえて来ました。そして苦心惨憺の末にトランクを後部座席に納めました。

トランクが窓の外に出て行く時にバーノン叔父さんが再び咳をしました。ジョージが「オーケー。行こうぜ」と囁きハリーが窓枠を跨ごうとした途端。後ろから突然大きな鳴き声がしてそれを追いかけるように雷のような声が!

「あのいまいましいふくろうめが!」
「ヘドウィグを忘れてた!」

ハリーが部屋の隅まで駆け戻った時に踊り場の明かりが点きました。ハリーは窓までダッシュし鳥籠をロンに渡しました。叔父さんは怒れる猛牛のように鼻息を荒げハリーに飛びかかり足首をむんずと掴みました。その時でした。

ウィーズリー3兄弟が満身の力でハリーを引っ張りました。ハリーの足が叔父さんの手からスルリと抜けました。ハリーが車に乗り扉を閉めたと見るやロンが「フレッド今だ!アクセルを踏め!」と叫んだのでした。すると?

車は月に向かって急上昇しました。自由になったという事がハリーはすぐには信じられませんでした。車の窓を開け後ろを振り返るとダーズリー一家の3人がハリーの部屋の窓から呆然として身を乗り出しているのが見えました。

「さあハリー話してくれるかい?一体何があったんだ?」

ジョージがロンにヘヤピンを渡しヘドウィグを外に放つとロンが待ちきれないようにこう訊いて来ました。ハリーがドビーが現れて起こした騒動の数々を話して聞かせると暫くの間は3人ともショックで黙り込んでしまいました。

「そりゃくさいな」とフレッドが切り出しジョージが「全く怪しいよな」と応えました。ドビーは誰がそんな罠を仕掛けているのか教えてくれなかったんだな?こう訊くジョージにハリーは教えられなかったと思うと答えました。

フレッドとジョージが顔を見合わせるのを見てハリーは2人に「ドビーが嘘ついてたって言いたいの?」と訊きました。するとフレッドが言うには屋敷しもべ妖精というのはそれなりの魔力がある。しかし普通の場合は・・・

主人の許しがないと使えない。だからドビーはハリーがホグワーツに戻って来れないように送り込まれて来たのかもしれない。学校でハリーに恨みを持っている奴に心当たりはないかとフレッドに訊かれてハリーとロンは・・・

2人は同時に「いる」と答えました。ドラコ・マルフォイは僕を憎んでいる。するとジョージが「ルシウス・マルフォイの息子じゃないか?」と言うのです。そのルシウス氏はヴォルデモートの大の信奉者だったんだそうです。

屋敷しもべ妖精は魔法族の旧家で金持ちの家とか大きな館や城にしかいない。俺たちの家になんか絶対に来ない。そんな話を聞きつつハリーはドラコ・マルフォイなら「そんな事はやりかねない」と思いを巡らせていたのでした。

3-3.マグル製品不正使用取締局
「とにかく迎えに来てよかった」とロンが言いました。当初ハリーから返事の手紙が来ないのは我が家のふくろうのエロールのせいかと思ったんだそうです。エロールはもはや化石で配達の途中で何度もへばっているそうです。

「じゃお父さんは君たちがこの車を使っていること知ってるの?」

ハリーがこう訊くとロンが違うと答えました。この車に魔法をかけて飛べるようにしたのは3人のお父さんなのです。3人のお父さんは今夜は仕事なのでお母さんが気づかない内に車庫に戻す。それが3人の計画なのだそうです。

「お父さんは魔法省でどういうお仕事なの?」とハリーが訊くとロンが「一番つまんないとこさ」と答えました。3人のお父さんがいるのは「マグル製品不正使用取締局」という所なのだそうです。どんな局かというと・・・

マグルの作った物に魔法をかける事に関係があるんだそうです。例えば去年あるお年寄りの魔女が死んで持っていた紅茶セットが古道具屋に売りに出された。するとひどい事に何週間も残業という事態に陥ってしまったそうです。

どこかのマグルのおばあさんがそれを買って家に持ち帰り友達にお茶を出そうとした。するとお茶のポットが大暴れをした。その場にいた男の人は砂糖つまみの道具で鼻をつままれて病院に担ぎ込まれてしまったんだそうです。

その局には3人のお父さん以外にはパーキンズという年寄りしかいない。その2人で記憶を消すなどの揉み消し工作をしたのだそうです。それなら「この車とか」とハリーが突っ込みを入れるとフレッドが声を上げて笑い・・・

3人のお父さんはマグルの事には何でも興味津々で家の納屋にはマグルの物が沢山詰ってる。お父さんは全部バラバラにして魔法をかけてまた組み立てている。だから抜き打ち調査をしたら自分で自分を逮捕しなければならない。

お父さんの仕事の内容を説明しているその内に3人の自宅が近づいて来たようでした。ジョージが「僕らの家はオッタリー・セント・キャッチポールっていう村から少し外れたとこにあるんだ」とその場所を説明したのでした。

空飛ぶ車は徐々に高度を下げて「着地成功!」というフレッドの言葉と共に軽く地面を打ち着陸しました。ハリーはロンの家を眺めました。かつては大きな石造りの豚小屋だったかもしれません。くねくねと曲がっていて・・・

まるで魔法で支えているようでした。入口近くに少し傾いた看板があり「隠れ穴」と書いてありました。ロンは「大した事ないだろ」と言いましたがハリーはプリベット通りをチラッと思い浮かべ幸せな気分でこう言いました。

「すっごいよ」

3人の計画はお袋が「朝食ですよ」と呼ぶまで待つ。それからロンが跳びはねながら下りて行って「夜の間に誰が来たと思う?」と言う。ハリーを見ればお袋は大喜びだから自分たちが車を飛ばした事など決してバレはしない。

「了解。じゃハリーおいでよ。僕の寝室は」

ロンが言葉を言い終わらない内に・・・

そこに現れたのは?

今日の最後に
ハリーの話を聞いてフレッドとジョージは「ドビーは何者かがハリーをホグワーツに戻って来ないようにするために送り込まれて来たのでは?」と考えたようですね。しかし私が思うにドビーの真剣な様子を見る限りでは・・・

父親のルシウス氏がそれを望むとは到底思えないので、ドラコがドビーにハリーがホグワーツに戻って来ないよう説得しろと直接命令するとは考えられないと私は思います。もしドラコのほうにその意図があったとしたら・・・

自分と父ルシウス氏のそれに関連する会話をドビーにわざと聞かせてドビーがそうするように誘導したんだと私はそう思いますね。
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