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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ボートで湖を渡って城に入り初めてマクゴナガル先生を見たその瞬間にハリーは「この人には逆らってはいけない」と直感しました。だからといってハリー以外の生徒がそう思ったとは限りません。さらにハリーは他の人なら決して気づかないマクゴナガル先生の弱点をも見抜いていたのです。(全3項目)

3-1.初めて会ったその瞬間に
新学期初日に生徒を乗せたホグワーツ特急がホグズミード駅に到着すると、1年生はそこからハグリッドに引率されボートに乗り湖を渡って城に入ります。扉が開くとエメラルド色のローブを着た長身の黒髪の魔女が現れました。

ハグリッドがその魔女に「イッチ(1)年生の皆さんです」と報告をしました。その魔女こそがマクゴナガル先生だったんですよね。マクゴナガル先生はハグリッドに「ご苦労様。ここからは私が預りましょう」と言ったのでした。

マクゴナガル先生は玄関ホールの脇にある小さな空き部屋に1年生を案内しました。生徒たちは不安そうに周りを見回しながら互いに寄り添って立っていました。そこでマクゴナガル先生が1年生たちにこう挨拶をしたのでした。

「ホグワーツ入学おめでとう」

この後マクゴナガル先生は「新入生の歓迎会がまもなく始まりますが大広間の席に着く前に皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。寮の組分けはとても大事な儀式です」とまず組分けの儀式についての説明を始めたのでした。

ホグワーツにいる間は寮生が学校での皆さんの家族のようなもの。教室でも寮生と勉強し寝るのも寮で自由時間は寮の談話室で過ごす事になる。寮はグリフィンドールにハッフルパフにレイブンクローとスリザリンの4つがある。

それぞれ輝かしい歴史があって偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。ホグワーツにいる間の皆さんの良い行いは自分が属する寮の得点になりますし反対に規則に違反した時は寮の減点になる。学年末に最高得点の寮には・・・

大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮にしろ皆さんが寮にとって誇りとなるよう望みます。まもなく全校列席の前で組分けの儀式が始まる。最後に先生は待っている間できるだけ身なりを整えておくようにと言ったのでした。

マクゴナガル先生は一瞬ネビルのマントの結び目が左耳の下のほうにズレているのに目をやりロンの鼻の頭が汚れているのに目を止めました。しかし何も言いませんでした。その一方ハリーはそわそわと髪を撫でつけていました。

マクゴナガル先生は「学校側の準備ができたら戻って来ますから静かに待っていてください」と言うと部屋を出て行きました。こんなマクゴナガル先生を見てハリーは最初に「この人には逆らっていけない」と直感したのでした。

そして初授業を迎えた時には・・・

3-2.初授業にて
マクゴナガル先生は他の先生とは雰囲気が違っていました。逆らってはいけないというハリーの勘は当たっていたのです。厳格で聡明そのもののマクゴナガル先生は最初の授業でみんなが着席をするなりお説教を始めたのでした。

マクゴナガル先生が言うには変身術はホグワーツで学ぶ魔法の中で最も複雑で危険なものの1つなのだそうです。いいかげんな態度で私の授業を受ければ出て行って貰う。二度と入れなくなる。これが最初の警告との事でした。

それから先生は机を豚に変え再び元の姿に戻してみせました。それを見た生徒たちは感激して「自分たちも早く試したい!」と思いました。しかし家具を動物に変えるようになるまではまだまだ時間がかかる事がすぐ判りました。

散々複雑なノートを採った後に生徒たちにマッチ棒が配られました。そしてそれを針に変える練習が始まりました。授業が終わるまでにマッチ棒を僅かでも変身させる事ができたのは1人だけでそれはハーマイオニーだったのです。

マクゴナガル先生は生徒全員にハーマイオニーのマッチ棒がどんなに銀色でどれだけ尖っているのかを見せた後ハーマイオニーのほうに滅多に見せる事のない笑顔を見せました。初授業でこれだけできる生徒は珍しいのでしょう。

さて!そんなわけでハリーは初めてマクゴナガル先生に会ったその時に「この人には逆らってはいけない」と思いハリーのその勘は当たっていました。がしかしハリー以外の他の生徒たちはそうは思わなかったと私は思いますね。

新入生を迎え入れる時も玄関ホールの脇にある小さな空き部屋に案内した後、ホグワーツの数々の事を説明する時もマクゴナガル先生の口調は極めて穏やかで落ち着いていて優しい響きでした。だからハリー以外の生徒は・・・

マクゴナガル先生に対する第一印象は「優しそうな先生だなぁ」という感じだったでしょうね。とっても厳しくて初授業の冒頭にいきなり説教をする先生などとは思わなかったでしょう。だから当然の如くハリーのように・・・

「この人に逆らってはいけない」などとは他の生徒は思わなかったというわけです。開心術に長けていたハリーだからこそ思えたのです。

3-3.大胆不敵にも
そしてそれは学期末試験が終了した直後の事でした。ハグリッドが何者かに三頭犬のフラッフィーの手なずけ方を教えてしまっていた事が判明したのです。ハリーたち3人が城に戻って校長室を探している所に現れたのが・・・

「そこの3人。こんな所で何をしているの?」

山のように本を抱えたマクゴナガル先生でした。ハリーとロンが「勇敢だ」と思う中ハーマイオニーが「ダンブルドア先生にお目にかかりたいんです」と言うとマクゴナガル先生はそんな事を望むのは怪しいと言いたげに・・・

「ダンブルドア先生にお目にかかる?」

先生に理由を訊かれて「ちょっと秘密なんです」と答えハリーは言った事を後悔しました。マクゴナガル先生の鼻の穴が膨らんだのを見たからです。ところがマクゴナガル先生は今ダンブルドア先生は学校にいないと言うのです。

ダンブルドア先生は魔法省から緊急のふくろう便が来て10分前にお出かけになった。この肝心な時にいらっしゃらない。慌ててこう言った後ハリーがさらに「でも重大な事なんです」と言うとマクゴナガル先生はハリーに・・・

「魔法省の件よりあなたの用件のほうが重要だというんですか?」

そこでハリーは慎重さをかなぐり捨てて「実は先生。賢者の石の件なのですが」と言いました。この言葉にはさすがのマクゴナガル先生も予想外でした。先生のその手から音を立てて本が落ちましたが先生は拾おうともしません。

「どうしてそれを?」と言う先生はしどろもどろで動揺を隠せない様子でした。ハリーは「誰かが石を盗もうとしている」と必死に訴えました。だからどうしてもダンブルドア先生にお話しなくてはならないと言ったのでした。

マクゴナガル先生は驚きと疑いの入り交じった目をハリーに向けていました。がしかし落ち着きを取り戻すと「ダンブルドア先生は明日お帰りになります。あなた方がどうしてあの石の事を知ったか分りませんが」と言い・・・

磐石の守りですから安心なさい。誰も盗む事などできない。ハリーが「でも先生」と反論しようとするとマクゴナガル先生は「二度と同じ事は言いません」ときっぱり言い3人に外に行くようにと言うと本を拾い始めたのでした。

最後に
ボートで湖を渡り城に入って初めてマクゴナガル先生を見たその瞬間にハリーは「この人は実はとっても厳しい先生だから決して逆らってはいけない」と思いました。しかし他の生徒はそんな先生だとは思わなかったんですよね。

何故ならマクゴナガル先生は終始穏やかで優しい口調だったからです。厳しい人だなんて全く思わなかったでしょう。ハリーが「逆らってはいけない人だ」と思う事ができたのもハリーが開心術に長けていたからというわけです。

さらにハリーはマクゴナガル先生が危機管理能力が低く不意を衝かれると動揺しやすいという事も見抜いていました。だからこそ大胆不敵にも慎重さをかなぐり捨てて「賢者の石の件なのですが」と言う事ができたんですよね。

当時ハリーはもちろん閉心術に開心術という魔法がある事すら知りませんでした。したがって人が考えている事が詳細に判る自分については「人の表情を見ればこの程度の事が判るのは当たり前」という感覚だったんでしょうね。

だから7年間自分が開心術に長けているという事に全く気づかなかった。私はそう思いますね。

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