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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今週の最後に取り上げるこの飲み物は魔法界では朝昼晩の食事時には欠かせない「あるのが当たり前」という物のようです。そのため日常的に飲まれているが故に別の利用目的にも適しているみたいですね。そしてそれはスネイプが口にして翌年度ドローレス・アンブリッジが実行に移したのでした。(全3項目)

3-1.魔女かぼちゃジュース
この飲物は私たち日本人に於いてお茶に当たる物で、つまりは朝昼晩の食事の時にはテーブルにあるのが当たり前という物のようです。そのため当然ハリーたちが学校の大広間で食事を取る時にも目の前にあるというわけです。

折りに触れて言っているようにハリーポッター・シリーズはハリーが主人公です。ですからハリーが登場する章は全てハリーの視線で描かれています。そのためこのかぼちゃジュースもそこにあるのが当たり前という事で・・・

物語の表舞台に出て来るのは意外と遅くハリー2年生の新学期初日でした。空飛ぶフォード・アングリアで学校の校庭に植えてある「暴れ柳」に突っ込みハリーとロンは「今度事を起こしたら退校」と言い渡されてしまいました。

マクゴナガル先生は杖を振り上げスネイプの机に向けると振り下ろしました。大きなサンドイッチの皿にゴブレットが2つと冷たい魔女かぼちゃジュースのボトルがポンと音を立てて現れました。マクゴナガル先生は2人に・・・

「ここでお食べなさい。終わったらまっすぐに寮にお帰りなさい。私も歓迎会に戻らなければなりません」

マクゴナガル先生が部屋を出て行くとロンは低く長い口笛を吹いてサンドイッチを一度に沢山掴みながら「もう駄目かと思ったよ」と言いました。ハリーは遠慮がちにサンドイッチを1つだけ掴んで「僕もだよ」と言いました。

ハリーはかぼちゃジュースを喉を鳴らして飲みながら「だけどこれからは僕たち慎重に行動しなくっちゃ」と言いました。さらに「歓迎会に行きたかったなぁ」と言うとマクゴナガル先生は僕たちが目立ってはいけないと思った。

ロンが言うには「車を飛ばせて到着したのが格好いいなんてみんながそう思ったらいけないって」だからマクゴナガル先生は僕たちを歓迎会に行かせなかった。これがロンの考えでした。大皿はサンドイッチがなくなると・・・

自動的に現れました。2人はサンドイッチを食べるだけ食べるとスネイプの部屋を出て通い慣れた通路をグリフィンドール塔に向かってとぼとぼと歩き始めました。そして寮の談話室で大絶賛の歓迎を受ける事になって・・・

思わず2人とも寝室でニヤリとしてしまったのでした。

3-2.何かを仕込むのには最適?
実は昨日の記事で取り上げた三大魔法学校対抗試合の「第1の課題」直後のパーティの席にもバタービールと共にこのかぼちゃジュースも登場しています。その一方やはり日常的に飲む物という事で別の利用方法もあるようです。

●ケース、その1「第4巻炎のゴブレット第27章」
ハリーは自分が思いを寄せるチョウ・チャンをクリスマス・ダンスパーティのパートナーにしたという事で、当初は拒否したセドリック・ディゴリーの助言とヒントを受け入れ監督生用の風呂場で金の卵の謎を解く事にしました。

ところが金の卵の謎を解きハリーがグリフィンドール塔に戻ろうとして「忍びの地図」を確認するとスネイプの研究室に「バーテミウス・クラウチ」の名前があるのです。好奇心に負けハリーはスネイプの研究室に向かいました。

「お前は我輩の研究室に侵入者があった夜。ベッドを抜け出していた」

判っているぞ。今度はマッド・アイ・ムーディがお前のファンクラブに入ったらしいが我輩はお前の行動を許さん。もう一度我輩の研究室に夜中に入り込んだりすればつけを払う事になると言うスネイプにハリーはこう答えました。

「判りました。どうしてもそこに行きたいという気持ちになる事があれば覚えておきます」

するとスネイプの目が光りローブに手を突っ込みました。ハリーは一瞬ドキリとしました。スネイプが杖を取り出し呪いをかけると思ったからです。しかしスネイプが取り出したのは透明な液体の入ったクリスタルの小瓶でした。

「何だか判るか?」と訊かれてハリーは今度は正直に「いいえ」と答えました。これは真実薬だとスネイプは言うのです。強力で三滴あればお前は心の奥底にある秘密をしゃべる事になる。この薬の使用は魔法省の指針で・・・

厳しく制限されている。しかしハリーが足下に気をつけないと自分の手が滑る事になる。ハリーの夕食のかぼちゃジュースの真上で。そうすればあの夜ハリーが自分の研究室に入ったかどうかが判るとスネイプは言ったのでした。

●ケース、その2「第5巻不死鳥の騎士団第28章」
スネイプに教えられてハリーは思いました。真実薬なんて嫌な事を聞いた。しかし結局ハリーがスネイプの研究室に入った事はポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましていたクラウチ・ジュニアが自供して・・・

その場で聞いていたスネイプも知る所となったのです。ところが翌年度「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてホグワーツに派遣されて来た魔法省の高級官僚ドローレス・アンブリッジは本当にそれを実行して来たのでした。

それはダンブルドアがホグワーツを去りアンブリッジが校長になった初日の事でした。フィルチが「校長がお前に会いたいとおっしゃる」と言うのでハリーはアンブリッジの部屋に行きました。ところがアンブリッジは・・・

アンブリッジはようやく羽根ペンを置くとハリーに「何か飲みますか?」と言いました。ハリーは聞き違いだと思って「えっ?」と答えました。するとアンブリッジは前にも増してニターッと笑うと「飲み物よ」と言うのです。

「紅茶?コーヒー?かぼちゃジュース?」

飲み物の名前を言うたびにアンブリッジは短い杖を振り机の上に茶碗やグラスに入った飲み物が現れました。アンブリッジは本日の主役の飲み物かぼちゃジュースも出して来ました。ハリーが丁重にその申し入れを断ると・・・

「何もいりません。ありがとうございます」とハリーが言うとアンブリッジは危険な甘ったるい声で「一緒に飲んで欲しいの。どれか選びなさい」と言いました。ハリーは肩をすくめながら「それじゃ」と紅茶を選びました。

アンブリッジは立ち上がってハリーに背を向け大袈裟な身振りで紅茶にミルクを入れました。それから不吉な甘い微笑みを浮かべつつカップを持ってせかせかと机を回り込んで紅茶を渡し「冷めない内に飲んでね」と言いました。

実はその紅茶には真実薬が入っていたのです。ハリーが飲むフリをするとアンブリッジの口がますます横に広がりました。そして「アルバス・ダンブルドアはどこなの?」とか「シリウス・ブラックの居場所は?」などと・・・

立て続けにハリーに質問をぶつけて来ました。イギリスでは日常飲む物として紅茶が広く知られています。ハリーは選びませんでした。がやはり魔法界では普段飲む物としてかぼちゃジュースが知られているようなので・・・

真実薬を仕込むのにはかぼちゃジュースも都合がいいみたいですね。

3-3.シリウスへの差し入れ
「第2の課題」の2日前にシリウスに送った茶モリフクロウが戻って来ました。ハリーが手紙をもぎ取って広げて見てみると今までシリウスから送られて来た手紙の中で一番短い文言でした。手紙にはこう書かれていたのでした。

返信ふくろう便で次のホグズミード行きの日を知らせよ

ドビーのお陰で何とか「第2の課題」をクリアした後に届いたシリウスの手紙は前のと同じぐらい短い文章でした。そこにはホグズミード行きのその日の午後2時に食べ物を持てるだけ持って来て欲しいと綴られていたのでした。

シリウスが手紙で「次のホグズミード行きの日を知らせよ」と言って来たのは空腹に耐えかねてという事のようです。その日ハリーたち3人は正午に城を出ました。鳥の足を12本とパンを1本それにかぼちゃジュース1瓶を・・・

昼食のテーブルからくすねておいたのです。手紙に書かれていた場所に行ってみると新聞らしい物を口にくわえた大きな毛むくじゃらの黒い犬がいました。見覚えのある懐かしい姿。それが犬の姿のシリウスだったんですよね。

「チキン!」

人間の姿に戻るとシリウスは口にくわえていた「日刊予言者新聞」を口から離してこう言いました。ハリーはカバンを開け鳥の足とパンを渡しました。ホグズミードからあまり沢山食べ物を盗むと注意を引く事になるので・・・

ほとんどネズミばかりを食べて生きていた。シリウスはハリーに笑顔を見せハリーも笑い返しました。しかし心の底から笑う気持ちにはなれませんでした。シリウスはかぼちゃジュースの瓶を取り上げると一気に飲み干しました。

それ以降ハリーは毎日欠かさずシリウスに食料を送るようになったというわけなんですよね。

最後に
ハリーたち3人がシリウスへの差し入れにかぼちゃジュースを持って行ったという事で朝昼晩の食事の時には大広間のテーブルには必ずかぼちゃジュースがそれも大量に置いてあるという事が証明されたと私はそう思いますね。

実は関係各所を読み返したりしている内に「そう云えば蛙チョコレートもあった」とか「マダム・ロスメルタのオーク樽熟成蜂蜜酒もあった」などと他にも取り上げるべき食べ物や飲み物があるという事に気づいてしまいました。

いずれまた「もう2つ」取り上げる食べ物や飲み物が見つかったら是非またやりたいと思っている所です。(笑)

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