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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

病室の扉が猛烈な勢いで開くと魔法大臣コーネリウス・ファッジにスネイプとダンブルドアが入って来ました。ハリーとハーマイオニーを指差し「こいつらが奴の逃亡に手を貸した!」と激しく抗議するスネイプにダンブルドアは「そんな事はできない」と言って見せたのでした。その理由は?(全3項目)

3-1.事を終えて
まさに間一髪でした。シリウスがバックビークに乗って行くのを見送った後ハリーとハーマイオニーが医務室の入口に辿り着いた時にはダンブルドアが後ろ向きに出て来て扉を閉め杖を取り出し鍵をかけようとしている所でした。

ハリーとハーマイオニーが前に飛び出すとダンブルドアは顔を上げ満面に笑みを浮かべました。ダンブルドアが「さて?」と静かに訊くとハリーが息せき切って「やりました!」と答えさらにこう言ったというわけなんですよね。

「シリウスは行ってしまいました。バックビークに乗って」

ダンブルドアは2人に微笑みかけると「ようやった。さてと」と言いました。そして病棟の中の音に耳を澄まして「よかろう。2人とも出て行ったようじゃ。中にお入り。わしが鍵を掛けよう」と言いました。そこで2人は・・・

ハリーとハーマイオニーは病室に戻りました。いるのはロンだけです。背後で鍵が掛かる音がした時には2人はベッドに潜り込みハーマイオニーは「逆転時計」をローブの下に戻していました。その次に病棟に姿を現したのは?

「校長先生がお帰りになったような音がしましたけど?これで私の患者さんの面倒を見させていただけるんでしょうね?」

こう言いながら現れたのはひどく不機嫌な様子のマダム・ポンフリーでした。ハリーとハーマイオニーは差し出されるチョコレートを黙って食べたほうがいいと思いました。しかしチョコレートはハリーの喉を通りませんでした。

ハリーもハーマイオニーも神経を尖らせ耳をそばだててじっと待っていたのです。すると2人が待っている音というか?声が聞こえて来ました。遠くで怒り狂う唸り声が上のほうから聞こえて来ました。怒声が聞こえて来ます。

徐々に大きくなって声の主たちが近づいて来ます。

そして・・・

3-2.飛び込んで来たのは?
病室の扉が猛烈な勢いで開き魔法大臣コーネリウス・ファッジにスネイプとダンブルドアがつかつかと中に入って来ました。ダンブルドアだけが涼しい顔でした。というよりむしろかなり楽しんでいるようにさえ見えたのでした。

スネイプのほうは逆上していてハリーに「白状しろ!」とか「一体何をした?」などと吠え立てていました。それにマダム・ポンフリーが「スネイプ先生!場所をわきまえていただかないと!」と金切り声で応えていたのでした。

無茶を言うな。扉には鍵が掛かっていた。今見た通りだと言うファッジに対してスネイプはハリーとハーマイオニーを指差し「こいつらが奴の逃亡に手を貸した。判っているぞ!」と顔を歪ませ口角泡を飛ばして喚いていました。

ファッジが大声で「いい加減に静まらんか!辻褄の合わん事を!」と言うとスネイプは声を上ずらせながら「閣下はポッターをご存知ない!こいつがやったんだ。判っている。こいつがやったんだ」と喚き立てました。すると?

ダンブルドアはスネイプに「もう充分じゃろう」と静かに言いました。さらに自分が何を言っているか考えてみるがよいとも言いました。自分が10分前に病室を出た時から扉には鍵が掛かっていた。そこで念を押すように・・・

ダンブルドアはマダム・ポンフリーに「この子たちはベッドを離れたかね?」と訊きました。するとマダム・ポンフリーは眉を吊り上げ「もちろん離れませんわ!」と答え、さらに校長先生が部屋を出てからずっと一緒だったと。

「ハリーもハーマイオニーも同時に二ヵ所に存在する事ができるというのなら別じゃが。これ以上2人を煩わすのは何の意味もないと思うがの」

「これ以上はない!」というぐらいに爆発寸前まで怒りが頂点に達しているといった感じのスネイプはその場に棒立ちになっていました。ファッジをその次にはダンブルドアを睨みつけました。スネイプは2人に背を向け・・・

病室から嵐のように出て行きました。

3-3.失望する2人の男
ファッジは逆上したスネイプの様子を見て完全にショックを受けたようでした。スネイプの後ろ姿を見ながら「あの男。どうも精神不安定じゃないのかね?」と言いました。私が君の立場なら目を離さないだろうと言うと・・・

ダンブルドアは静かに「いや不安定なのではない。ただひどく失望して打ちのめされておるだけじゃ」と答えたのでした。するとファッジも声を荒げ「それはあの男だけではないわ!」と言ったのでした。それと云うのも・・・

「日刊予言者新聞」はお祭り騒ぎだろうよ!魔法省はシリウス・ブラックを追い詰めたが奴はまたしても大臣の指の間からこぼれ落ちて行った。それにあとはヒッポグリフの逃亡の話が漏れればネタはもう充分というわけです。

自分つまり魔法大臣は物笑いの種になる。ファッジにとっては吸魂鬼の事もかなりショックだったようです。ダンブルドアに「それで吸魂鬼は?学校から引き揚げてくれるのじゃろうな?」と訊かれファッジはこう答えました。

「ああその通り。連中は出ていかねばならん」

罪もない子供つまりハリーにまで「キス」を執行しようとするとは夢にも思わなかった。全く手に負えん。全くいかん。今夜にもさっさとアズカバンに送り返すよう指示しようとファッジは言いました。その代わりとして・・・

ドラゴンに校門を護らせる事を考えてはどうだろうとファッジが言うとダンブルドアは「ハグリッドが喜ぶ事じゃろう」と言葉を返したのでした。そしてハリーとハーマイオニーにチラッと笑いかけたというわけなんですよね。

そしてダンブルドアは大臣と共に病室を出て行きました。その時低い呻き声が聞こえてロンが目を覚ましたのでした。

今日の最後に
こうしてヒッポグリフのバックビークとシリウスが逃亡したのとほぼ時を同じくして吸魂鬼もホグワーツから引き揚げる事になりました。その理由は罪もない子供つまりハリーに「キス」を執行しようとしたからとの事でした。

ダンブルドアにとっても一旦捕まったシリウスから「何故アズカバンから脱獄したのか?」の理由を聞いて命を狙っていたのがハリーではなくロンのペットのスキャバーズことピーター・ペティグリューだった事を知って・・・

そのピーター・ペティグリューも逃げてしまったので吸魂鬼にいてもらう必要がもはやなくなったというわけなんですよね。

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