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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

この科目は12ある中で唯一ゴーストのビンズ先生が教えていて毎回先生が黒板を通り抜けて教室に現れるのが面白いのだそうです。肝心の授業のほうは「魔法界が考え出した一番つまらない学科である」と云わしめるほど退屈な内容でした。ところが後にも先にも一度だけ普段とは全く違った事が・・・(全3項目)

3-1.魔法史
12ある科目の中でも最も授業が退屈でこれは唯一ゴーストのビンズ先生が教えています。ある日ビンズ先生は職員室の暖炉の前で居眠りをしてしまいました。その時には既にもう相当な年だったんだそうです。そのために・・・

翌朝起きて教室に行く時に生身の体を職員室に置き去りにしてしまったのです。先生が物憂げに一本調子で講義をする間生徒たちは名前や年号をノートに採るのですが悪人エメリックと奇人ウリックを取り違えてしまうのでした。

そんな事なので「魔法史は魔法界が考え出した一番つまらない学科である」というのが衆目の一致する所でした。ビンズ先生はゼイゼイ声で唸るように単調な講義をするので10分も経てば強い眠気を催すこと請け合いでした。

暑い日なら5分で確実です。ビンズ先生は決して授業の形を変えず切れ目なしに講義をします。その間生徒はノートを取るというより眠そうに宙を見つめています。ハリーとロンは毎年落第すれすれでこの科目を取っていました。

しかしそれは学期末試験の時ハーマイオニーがノートを写させてくれたからでした。ハーマイオニーだけがビンズ先生の催眠力に抵抗できるようでした。5年生最初の授業も巨人の戦争についての単調な唸りに苦しめられました。

最初の10分だけ聞いてハリーは「他の先生の手にかかればこの内容は少しは面白いかもしれない」という事だけは判りました。しかし後は脳みそがついて行かなくなりました。残りの35分はロンとゲームをして遊んだのでした。

授業が終わりビンズ先生が黒板を通り抜けていなくなるとハーマイオニーが「今年はノートを貸してあげないっていうのは?」と言うとロンが「僕たちふくろうに落ちる」と言いました。それでも君の良心が痛まないなら・・・

「あらいい気味よ。聞こうと努力もしていない」と言うとロンは「してるよ。僕たちには君みたいな頭も記憶力も集中力もないだけさ。思い知らせていい気分だろう」と言葉を返したのでした。するとハーマイオニーは・・・

「バカなこと言わないでちょうだい」と言いつつもトゲトゲしさが少し和らいだといった感じだったのでした。

3-2.最初で最後
そんな退屈極まりないこの科目で1つだけ面白いのはゴーストのビンズ先生が毎回黒板を通り抜けて教室に現れる事でした。その日の授業も相変わらずでした。先生は中古の電気掃除機のように一本調子で読み上げ始めました。

それが30分も経った頃に今まで一度もなかった事が起こりました。ハーマイオニーが手を挙げたのです。ビンズ先生はチラッと目を上げ驚いたようにハーマイオニーを見つめました。はっきりとした声でハーマイオニーは・・・

「先生。秘密の部屋について何か教えていただけませんか」

ハーマイオニーがビンズ先生にこう言ったのは2年生の時で10月31日に管理人フィルチの飼い猫ミセス・ノリスが何者かに襲われ石にされるという事件が起きた直後だったからです。これに対してビンズ先生はこう答えました。

「私がお教えしとるのは魔法史です。事実を教えとるのでありミス・グリンジャー神話や伝説ではないんであります」

しかしビンズ先生の講義は再び中断する事になりました。ハーマイオニーがまた手を挙げたからです。ハーマイオニーは先生に「お願いです。伝説というのは必ず事実に基づいているのではありませんか?」と言ったのでした。

ビンズ先生はハーマイオニーを一心不乱に見つめました。その驚き方を見てハリーは先生の講義を途中で遮る生徒は先生が生きている間も死んでからも1人もいなかったに違いないとそう思いました。そこでビンズ先生は・・・

これはまことに人騒がせで荒唐無稽な話だと前置きをした上でビンズ先生は「秘密の部屋」の伝説の話を始めました。しかし今や生徒全員がビンズ先生の一言一言に耳を傾けていました。全ての生徒が自分のほうを向いている。

ビンズ先生は見るともなくぼんやりと全生徒を見渡しました。自分の話にこんなに興味を示される事などかつてなかった先生が完全にまごついているのがハリーには判りました。ビンズ先生は噛み締めるように語り出しました。

皆さんも知っての通りホグワーツは正確な年号は不明なので一千年以上も昔に当時最も偉大な4人の魔女と魔法使いたちによって創設された。その創設者の名前にちなみ4つの学寮を次のように名付けたとの事なんだそうです。

ゴドリック・グリフィンドール
ヘルガ・ハッフルパフ
ロウェナ・レイブンクロー
サラザール・スリザリン

彼らはマグルの詮索好きな目から遠く離れたこの地にこの城を築いた。何故ならその時代には魔法は一般の人々から恐れられていて魔女や魔法使いは多大なる迫害を受けていた。それから数年間は創設者たちは和気藹々で・・・

魔法力を示した若者たちを探し出しこの城で教育をしていた。ところが4人の間に意見の相違が出て来た。スリザリンと他の3人との亀裂は広がっていった。スリザリンはホグワーツには選別された生徒のみが入学するべきだ。

魔法教育は純粋な魔法族の家系にのみ与えられるべきという信念を持ちマグルの親を持つ生徒は学ぶ資格がないと考えて入学させるのを嫌った。この問題を巡りスリザリンとグリフィンドールが激しく言い争う事になって・・・

スリザリンが学校を去る事になった。しかしビンズ先生に言わせれば「信頼できる歴史的資料はここまでしか語ってくれない」との事でした。こうした真摯な事実が「秘密の部屋」という空想の伝説によって曖昧になっている。

その伝説によればスリザリンは「秘密の部屋」を密封してホグワーツに彼の真の継承者が現れる時までは何人もその部屋を開ける事ができないようにしたという。その継承者のみが「秘密の部屋」の封印を解く。さらには・・・

その中の恐怖を解き放ちそれを用いてこの学校から魔法を学ぶにはふさわしくない者を追放すると言われているのだそうです。ビンズ先生が語り終えると沈黙が満ちました。しかしいつもの眠気を誘う沈黙ではありませんでした。

全員がビンズ先生を見つめ「もっと話して欲しい」という落ち着かない空気が漂っていました。さらにハーマイオニーの手がまた挙がり「部屋の中の恐怖というのは具体的にどういう事ですか?」という質問をきっかけに・・・

ビンズ先生と生徒たちの間で活発な質疑応答が交わされたのでした。しかしビンズ先生は「これは神話であります!部屋は存在しない!実態のある信ずるに足る検証できる事実である所の歴史に!」と言い放ったと思うと・・・

5分も経たない内に生徒全員が普段通りの無気力状態に戻ってしまったというわけなんですよね。

3-3.やはりふくろう試験の時に
今週冒頭の記事でお届けしたように夜行なわれたふくろうの「天文学」の実技試験中に4人の闇祓いを引き連れたアンブリッジがハグリッドを急襲し、マクゴナガル先生が4本の失神光線を浴び倒れるという事件が発生しました。

グリフィンドールの談話室は上を下への大騒ぎで空になったのは明け方の4時頃でした。そして最後の試験が「魔法史」でハリーを含む5年生が大広間に入ったのは午後2時でした。ろくに寝ていないハリーは疲れ切っていました。

とにかくこれを終えて眠りたい。明日はロンと2人でクィディッチ競技場に行こう。そしてロンの箒を借りて飛ぶんだ。勉強から解放された自由を味わうんだ。ハリーはアンブリッジにファイアボルトを没収されていたのでした。

ところが!

床の黒い影が僅かに動きました。指の長い白い手がハリー自身の腕の先についています。その手が杖を掴んで上がるのが見えました。甲高い冷たい声が「クルーシオ!苦しめ!」と唱えるのをハリーは聞きました。すると・・・

床の男は苦痛に叫び声を漏らし立とうとしました。がしかし再び倒れてのた打ち回りました。ハリーは笑っていました。ハリーは杖を下ろしました。呪いが消え人影は呻き声を上げて動かなくなりました。そしてハリーは・・・

「ヴォルデモート卿が待っているぞ」

床の男は両腕をわなわなと震わせ肩をゆっくりと僅かに持ち上げ顔を上げました。血まみれのやつれた顔が苦痛に歪みながらも頑として服従を拒んでいました。ハリーはヴォルデモート卿で床に倒れていたのはシリウスでした。

ヴォルデモートが再び杖を下ろすと誰かが大声で叫びました。そして机から冷たい石の床へと横ざまに落ちました。床にぶつかりハリーは目を覚ましました。大声で叫んでいたのはハリー自身でした。大広間は騒然としていました。

この後ハリーはロンにハーマイオニーそしてジニーにネビルとルーナ・ラブグッドと共にシリウスを助けに魔法省に向かう事になったのです。

今日の最後に
ハリーたち3人がグリンゴッツのレストレンジ家の金庫からヴォルデモートの分霊箱を奪うため「貝殻の家」で小鬼のグリップフックと計画作りをしている時にビルがハリーに「用心する必要がある」と言っているんですよね。

魔法使いと小鬼の間の取引きは何世紀にも渡りゴタゴタが付き物だった。それは全て魔法史で学んだだろうとビルはハリーにそう言っています。つまりビルはハリーが魔法史の授業などほとんど聞いていない事を知らないのです。

ビルはふくろう試験の結果が「12ふくろう」つまり全科目合格でした。パーシーもそうでした。ハリーと同学年のグリフィンドール生ではハーマイオニーだけがビンズ先生の催眠力に抵抗できます。でもビルとパーシーも・・・

2人ともハーマイオニーと同様にビンズ先生の催眠力に抵抗できたようです。したがってハリーとロンそれに私たち読者が知らないだけで、他の寮にだったらビンズ先生の講義を聞いても眠くならなかった生徒はいたでしょうね。

衆目の一致する所って誰が言ったんでしょうね?

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