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本日取り上げる「この科目」を担当していたスネイプは「何でそこまで?」と思うほどにハリーを目の敵にしていました。ハーマイオニーもまた「本当に不公平だわ」と言うほどでした。ところがハリーたちが6年生になって教えるのがホラス・スラグホーンに変わった途端に・・・(全3項目)

3-1.魔法薬学
杖は振らない。そして初授業の冒頭でスネイプ先生は「人の血管の中を這い巡る液体の繊細な力」とか「心を惑わせ感覚を狂わせる魔力」などと随分と大袈裟な文言を並べ立てていますが有体に言えばこの科目の授業では・・・

数々の魔法薬の調合の仕方を勉強するというわけです。1年生の最初の授業ではスネイプは生徒を2人ずつ組にしておできを治す簡単な薬を調合させました。ところがネビルは大失敗をしていきなり医務室のお世話になりました。

2年生の時にはハリーとロンは聞いていませんでしたがハーマイオニーが言うにはポリジュース薬という自分以外の誰かに変身できる魔法薬の作り方が「最も強力な薬」という本に載っているとスネイプが説明していたそうです。

さらに3年生の最初の授業では「縮み薬」という魔法薬を作っています。この薬がちゃんと出来ていればネビルのペットのヒキガエルのトレバーはおたまじゃくしになる。しかし間違えているとトレバーは毒にやられるそうです。

グリフィンドール生は恐々とスリザリン生は嬉々として見守る中スネイプがトレバーに今は緑色に変わっている水薬を飲ませました。ところがスネイプの予想に反してトレバーはポンという軽い音と共におたまじゃくしに・・・

それを見てグリフィンドール生は一転して拍手喝采しました。しかしスネイプがハーマイオニーが手伝うなと言ったのにネビルを援助したという理由でグリフィンドールから5点を減点したため喜びも一瞬にして消えたのでした。

5年生最初の授業では「安らぎの水薬」というふくろう試験にもしばしば出題される魔法薬の調合をしました。ハリーたち3人が予想した通りスネイプが出して来たこの魔法薬は「これ以上ない」というぐらい厄介なものでした。

材料は正確な量を正確な順序で大鍋に入れなければなりませんでした。混合液は正確な回数掻き回さなければなりませんでした。初めは右回り。それから左回りでした。煮込んだ後に最後の材料を加える前に炎の温度を・・・

きっちり定められたレベルに下げる。そしてその温度を保たなくてはならないそうです。マクゴナガル先生の変身術と同様スネイプの授業で調合する魔法薬もまた学年が進むにつれて一段と難しくなったというわけなんですよね。

3-2.何故ここまで?
5年生最初の授業でハリーたちに課された「安らぎの水薬」は不安を鎮め動揺を和らげる魔法薬なのだそうです。注意事項として成分が強すぎると飲んだ者は深い眠りに落ち時折そのままになるので細心の注意が必要との事です。

「薬から軽い銀色の湯気が立ち昇っているはずだ」

あと10分という時にスネイプがこう告げました。汗だくのハリーは絶望的な目で地下牢教室を見回しました。ハリーの大鍋からは灰黒色の湯気がもうもうと立ち昇っていました。どの大鍋からも銀色の湯気など昇ってはいません。

唯一の例外はやはりハーマイオニーでした。スネイプがそばをさっと通り過ぎ上から見下ろしましたが何も言いませんでした。文句のつけようがなかったからです。しかしハリーの大鍋の所で立ち止まると薄笑いを浮かべ・・・

スネイプがハリーに「これは何のつもりだ?」と言うと教室の前のほうにいるスリザリン生が一斉に振り返りました。スネイプがハリーを嘲るのを聞くのが大好きなのです。ハリーは頑なに「安らぎの水薬です」と答えました。

するとスネイプが猫撫で声で「教えてくれ。字が読めるのか?」と言いました。ハリーが「読めます」と答えるとスネイプは「調合法の3行目を読んでくれたまえ」と言いました。言われたハリーは目を凝らして黒板を見ました。

今や地下牢教室は色とりどりの湯気で霞み書かれた文字を判読するのは難しくなっていたからです。そこには「月長石の粉を加え右に3回撹拌し7分間ぐつぐつ煮る。その後バイアン草のエキスを2滴加える」と書かれていました。

ハリーはがっかりしました。7分間煮た後にバイアン草のエキスを加えずに次の行に移ってしまったのです。ハリーがバイアン草のエキスを忘れた事を認めるとスネイプは「このごった煮は全く役に立たない」と言って・・・

スネイプが「エバネスコ!消えよ!」と唱えると液体は消え去りハリーの大鍋は空っぽになりました。そしてスネイプは課題を何とか読む事ができた者は自分が作った薬のサンプルを細口瓶に入れて提出するよう言ったのでした。

提出するべき水薬を消されてしまいやる事のなかったハリーは終業ベルが鳴ると真っ先に教室を出ました。ロンとハーマイオニーが追いついた時にはハリーは既に大広間で昼食を食べ始めていました。ハリーの隣に座ると・・・

ハーマイオニーは「本当に不公平だわ」と言いました。ハリーの魔法薬はゴイルのほどひどくなかった。ゴイルの水薬は詰めた途端に瓶が割れてローブに火が点いたんだそうです。しかしスネイプが僕に公平だった事があるか?

ハリーがこう訊くと2人とも返す言葉がありませんでした。3人ともハリーがホグワーツに入学した時からスネイプとの間の敵意が絶対的なものだったと知っていたからです。ハーマイオニーは今年少し良くなると思ったそうです。

それはスネイプが騎士団員だから。しかしロンは「毒キノコは腐っても毒キノコ」とそう言うのです。スネイプがヴォルデモートのために働くのを止めたという証拠がないのにダンブルドアはどうかしているとロンは言うのです。

そんなロンにハーマイオニーは「あなたに教えてくれなくともダンブルドアにはきっと十分な証拠があるのよ」と反論したのでした。ロンは言い返そうと口を開きましたがハリーがそれを止めました。この件については・・・

ハーマイオニーが正しかったのです。

3-3.先生が変わった途端に
新学期初日の9月1日にダンブルドア校長の口からその事を聞かされてハリーは憤然とする事になったのでした。ホグワーツの教壇に復帰するようハリーも同行して説得に当たったホラス・スラグホーンは「魔法薬学」を教える。

そしてスネイプはついに念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教師になりました。どうして今になって?ところがホラス・スラグホーンが「魔法薬学」の教師として戻って来た事でハリーに思わぬ幸運が舞い込む事になりました。

幸運の液体フェリックス・フェリシスの小瓶1本。12時間の間は何をやってもラッキーになる。スラグホーンはハリーを含めた6年生が最初に受けた授業でこれを今日の褒美として提供すると宣言したのでした。その条件とは?

「上級魔法薬」の10ページに載っている「生ける屍の水薬」を一番上手く煎じた者に与えると言うのです。スラグホーンから借りた本は前の持ち主がページ一杯に書き込みをしていて余白が本文と同じくらい黒々としていました。

さらにその人物は材料の欄にまでメモを書き込んだり活字を線で消したりしていました。お陰でハリーは教科書の指示が読みにくく苛立つ事になりました。ところがその書き込みが前の所有者への不快感を吹き飛ばす事に・・・

「銀の小刀の平たい面で砕け。切るより多くの汁が出る」

その人物は何故か「催眠豆」の切り方の指示に難癖をつけてこう書き込んでいました。ところがその通りにすると「こんな萎びた豆のどこから?」と思うほどの汁が出て来ました。急いで全部すくって大鍋に入れてみると・・・

薬はたちまち教科書通りのライラック色に変わりました。ハリーは前の所有者の書き込み通りに撹拌方法も変え時計回りを加えました。ハリーの水薬を見てスラグホーンは地下牢中に「紛れもない勝利者だ!」と呼ばわりました。

素晴らしい。素晴らしい。君は明らかに母親の才能を受け継いでいる。彼女は魔法薬の名人だった。こうしてハリーはフェリックス・フェリシスを獲得したのでした。それからの一週間。ハリーは「魔法薬学」の授業では・・・

「上級魔法薬」の著者リバチウス・ボラージと違う箇所があれば前の持ち主「半純血のプリンス」の指示通りにしました。その結果スラグホーンはハリーの事を「こんなに才能ある生徒は滅多に見た事がない」と言って・・・

褒めそやしたのでした。

今日の最後に
このように担当教諭がセブルス・スネイプからホラス・スラグホーンに変わった途端に「魔法薬学」に於けるハリーの扱いはまさに手の平を返したように激変する事になりました。しかしある意味ハリーがこうなったのも・・・

私はスネイプがハリーに厳しく教えたからだとそう思いますね。そのお陰でハリーは「魔法薬学」のふくろう試験の結果は「良・E(期待以上)」でした。その一方スネイプに見て見ぬフリをしてもらえたスリザリン生は・・・

多くが枕を並べて討ち死にしたというわけなんですよね。
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