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ホグワーツ魔法魔術学校の大広間と云えば朝昼晩の3度の食事を取ったり各種パーティやイベントが行なわれたりするので頻繁に物語の舞台になります。そこで今回その場面を改めて振り返ってみる事にしました。ハリーが初めて大広間に足を踏み入れたのはもちろん組分けの儀式を受ける時でした。(全3項目)

3-1.初めての大広間
さあ行きますよ。厳しい声が聞こえて来ました。マクゴナガル先生は組分け儀式がまもなく始まるので一列になって従いて来るようにと新入生に言ったのでした。1年生は部屋を出て再び玄関ホールに戻り二重扉を通って・・・

そこにはハリーが夢にも見た事のない不思議で素晴らしい光景が広がっていました。何千という蝋燭が空中に浮かび4つの長テーブルを照らしていました。テーブルには上級生たちが着席し金色の皿とゴブレットが輝いています。

広間の上座にはもう1つ長テーブルがあってそこには先生方が座っていました。マクゴナガル先生はその上座のテーブルの所まで1年生を引率すると上級生のほうに顔を向けて先生方に背を向ける格好で一列に並ばせたのでした。

1年生を見つめる何百という顔が蝋燭の明かりで青白い提灯のように見えました。その中に点々と銀色の霞のようにゴーストが光っています。みんなの視線から逃れるようにハリーが天井を見上げると黒い空に星が煌いています。

「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ。ホグワーツの歴史に書いてあったわ」ハーマイオニーがそう言っているのがハリーに聞こえて来ました。そこに天井があるなんてとても思えない。ハリーはそう思いました。

大広間はまさに天空に向かって開いているように感じられました。するとマクゴナガル先生が1年生の前に黙って四本足の椅子を置くと上に魔法使いの被るとんがり帽子を載せたのでハリーは慌てて視線を元に戻したのでした。

その帽子と来たら継ぎはぎのボロボロでとても汚らしいのです。ペチュニア叔母さんだったらこんな汚い帽子は家の中に置いておかないだろうとハリーはそう思いました。誰もがその帽子を見つめているのでハリーも見ました。

すると帽子が静寂を破って歌い始めたのです。

3-2.組分けの儀式
歌が終わるとその場にいた全員が拍手喝采をしました。帽子は4つのテーブルにそれぞれお辞儀をすると再び静かになりました。フレッドはトロールと取っ組み合いをさせられるなどと嘘をついていた。ロンはそう囁きました。

一方ハリーは弱々しく微笑みました。そりゃ何より帽子を被るだけのほうが断然いい。だけど誰も見ていない所で被るのならもっといいのに。帽子はかなり要求が多いように思えました。自分はどれにも当て嵌まらないのでは?

マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手に前に進み出て来ました。ABC順に名前を呼ぶので帽子を被って椅子に座り組分けを受けるようにとの事でした。最初に名前を呼ばれたのは「ハンナ・アボット」という女の子でした。

ピンクの頬の金髪のおさげの少女が転がるように前に出て来ました。帽子を被ると目が隠れるほどでした。椅子に腰掛けて一瞬の沈黙の後に帽子は「ハッフルパフ!」と叫びました。右側のテーブルで歓声と拍手が上がりました。

スーザン・ボーンズも「ハッフルパフ」でスーザンは小走りでハンナの隣に座りました。テリー・ブートは「レイブンクロー」で今度は左端から2番目のテーブルから拍手が湧きテリーが行くと何人かが立って握手で迎えました。

そして次のマンディ・ブロックルハーストもレイブンクローでした。その次に呼ばれたラベンダー・ブラウンが初めてグリフィンドールになりました。一番左端のテーブルから弾けるような歓声が上がるのをハリーは聞きました。

さらにハリーはキングズ・クロス駅でトランクを上げてくれたロンの双子の兄たちが口笛を吹くのも聞きました。そしてミリセント・ブルストロードはスリザリンになりました。スリザリンについては色々聞かされたので・・・

思い込みかもしれないが「この寮の連中はどうも感じが悪い」とハリーは思ってしまいました。さらにハリーの不安を増長させたのが帽子が寮名をすぐに呼び上げる時と決定するまでに暫く時間がかかる事に気づいたからです。

ハリーの前にいたシェーマス・フィネガンという黄土色の髪の少年は丸々1分間も椅子に座っていました。それからやっと帽子はグリフィンドールと宣言しました。そしてハーマイオニー・グレンジャーの番が巡って来ました。

ハーマイオニーは走るようにして椅子に座り「待ちきれない!」とばかりにグイッと帽子を被りました。帽子が「グリフィンドール!」と叫ぶとロンが呻きました。ヒキガエルに逃げられてばかりいたネビル・ロングボトムは?

ネビルは行く途中で転んでしまいました。ネビルもまた決定に時間がかかるほうでした。暫くして帽子はようやくグリフィンドールと叫びました。ハリーは急に恐ろしい考えに囚われました。もしどの寮にも選ばれなかったら?

ついにマクゴナガル先生がやって来て帽子を頭から取り上げると「何かの間違いだったから汽車に乗ってお帰りなさい」と言われてしまうのでは?そんな中ネビルは帽子を被ったまま駆け出してしまい爆笑を誘っていたのでした。

ドラコ・マルフォイは名前を呼ばれると踏ん反り返って前に進み出ました。ダイアゴン横丁のマダムマルキンの洋装店で言っていた通りになり望みは瞬時に叶いました。帽子は頭に触れるか触れない内にスリザリンと叫びました。

そしてついにハリーの番が巡って来たのです。

3-3.スリザリンは嫌なのかね?
名前を呼ばれてハリーが前に進み出ると突然大広間中に囁きが波のように広がりました。そして「ポッターってそう言った?」とか「あのハリー・ポッターなの?」などと言う声がハリーの耳に入って来ました。そして・・・

帽子が目の上に落ちる直前までハリーが見たのは大広間にいる生徒たちが首を伸ばして自分をよく見ようとしている所でした。次の瞬間ハリーは帽子の内側の闇を見ていました。すると低い声で「フーム」と考える声が・・・

難しい。しかも非常に難しい。勇気に満ちている。頭も悪くない。才能もある。何と自分の力を試したいという素晴らしい欲望もある。いや面白い。どこに入れたものかな?低い声はこう言うのです。しかしそこでハリーは?

ハリーは椅子の縁を握り締め「スリザリンは駄目」と思い続けました。すると低い声は「スリザリンは嫌なのかね?」とそう訊いて来ました。確かかね?スリザリンに入れば君は偉大になれる可能性があると低い声は言うのです。

その全ては君の頭の中にある。スリザリンに入れば間違いなく偉大になる道が開ける。低い声は確認するように再び「嫌かね?」と訊くと「よろしい」と言ってハリーがそう確信しているのならと最後に大広間に向かって・・・

「グリフィンドール!」

ハリーは組分け帽子がこう叫ぶのを聞いて「選んでもらえた。しかもスリザリンではなかった」という安堵感で頭が一杯でした。そのため最高の割れるような歓声に迎えられている事にも全く気づいてなどいなかったのでした。

監督生のパーシーも立ち上がり力強くハリーと握手しました。フレッドとジョージは「ポッターを取った!」と二度も繰り返し言って歓声を上げていました。まさに「これ以上ない!」というぐらいの歓喜の渦が沸いていました。

こうしてハリーはグリフィンドール生になったのでした。

今日の最後に
こうしてこの場面を振り返ってみて今回思うのは「ここで名前が出なかった主要登場人物の組分けはどうだったんだろう?」という事です。アーニー・マクミランにディーン・トーマスの2人は名前が出て来ていないんですよね。

私が思うにアーニー・マクミランは両親がいずれも同じ寮だったのでは?だから比較的すんなり決まったのでは?それに対して幼い時に実の父親に捨てられたというディーン・トーマスは生い立ちが複雑だったという事で・・・

時間がかかったのでは?とそう思いますね。もしそうだとするとハリーと同学年のグリフィンドール生の特に男子のほうは難しい生徒が多かったという事になりますね。ネビルにシェーマス・フィネガンも時間がかかりました。

そしてハリーもでしたからね。
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