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ハリーが組分けの儀式を終えると残るはあと3人だけになりました。ロンは最後から2番目でした。そして組分けが終わると食事という事になりハリーはパーシーに「ポテト食べる?」と言われて呆気に取られる事になったのです。それはついさっきまで空っぽだった金の皿に・・・(全3項目)

3-1.残るは3人だけ
上級生と肩を並べて席に着いたのでハリーは初めて上座にある先生方のテーブルを見る事ができました。ハリーに近いほうの端にハグリッドが座っていました。そして目が合うと「良かった」と言いたげに親指を上げたのでした。

そんなハグリッドにハリーも笑顔を返しました。真ん中の大きな金色の椅子に校長のアルバス・ダンブルドアが座っていました。そしてハリーが終わると組分けの儀式が済んでいないのは3人でした。その中にはロンもいました。

最後から2番目がロンでした。ロンは青ざめていました。ハリーはテーブルの下で手を組んで祈っていました。当然「ロンもグリフィンドールに選ばれますように」と祈っていたというわけです。その願いは叶えられたのでした。

帽子はすぐに「グリフィンドール!」と叫びました。ハリーはみんなと一緒に大きな拍手をしました。ロンはハリーの隣の椅子に崩れるように座りました。するとハリーの隣にいたパーシーがもったいぶってこう声をかけました。

「ロン。よくやったぞ。偉い」

そして最後にブレーズ・ザビニがスリザリンに決まりました。マクゴナガル先生が巻紙をしまって帽子を片付けました。組分けの儀式が終わってハリーは空っぽの金の皿を眺めました。すると急に空腹だという事に気づきました。

するとそこでダンブルドアが立ち上がったのでした。

3-2.組分けの儀式が終わって
ダンブルドアは立ち上がると腕を大きく広げ「みんなに会えるなんてこの上ない喜びだ」と言わんばかりの笑みを浮かべました。そして新入生に「おめでとう!」と言うと歓迎会を始める前に二言か三言言わせていただきたい。

「では行きますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

ダンブルドアは席に着いて出席者全員が拍手をして歓声を上げました。ハリーは笑っていいのか悪いのかが分らず隣にいたパーシーに「あの人ちょっぴり可笑しくない?」と訊いたのでした。パーシーはうきうきしながら・・・

「あの人は天才だ!世界一の魔法使いさ!でも少し可笑しいかな?うん。君ポテト食べるかい?」

最後にパーシーに「ポテト食べる?」と言われてハリーは呆気に取られました。さっきまで空っぽだった金の皿が食べ物で一杯になっていたからです。こんなに沢山ハリーが食べたい物が並んでるテーブルは見た事がありません。

ダーズリー家ではハリーは飢え死にこそしませんでしたがお腹一杯食べさせて貰った事など全くありませんでした。ハリーが食べたい物はたとえ食べ過ぎて気持ちが悪くなっても全部ダドリーが取り上げてしまっていたからです。

ハリーがステーキを切っていると向かい側に座っていたゴーストが悲しげに「おいしそうですね」と言って来ました。ハリーが「食べられないの?」と訊くとそのゴーストは「かれこれ五百年食べておりません」と答えました。

食べる必要はないとの事なのだそうです。でもなつかしいんだそうです。そこでそのゴーストは自己紹介を始めたのでした。ところがそこで突如としてロンが兄たちから聞いて「君のこと知ってる!」と口を挟んで来たのでした。

「ほとんど首なしニックだ!」

3-3.ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿
ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿と言います。お見知りおきを。グリフィンドール塔に住むゴーストです。こう自己紹介したのにロンが「ほとんど首なしニック」だと言い改まった調子で呼んでいただくであればと・・・

再び「ニコラス・ド・ミムジー」と名前を言いかけている所に今度はシェーマス・フィネガンが「ほとんど首無し?どうしてほとんど首無しになれるの?」と割り込んで来て会話が自分が意図しない方向に進んで行くので・・・

「ほらこの通り」と言ってニコラス卿は腹立たしげに自分の左耳を掴んで引っ張りました。頭が首から外れて蝶番で開くように肩の上に落ちました。誰かが首を切ろうとしてやり損ねたようです。見た生徒たちは驚いていました。

驚くのを見て「ほとんど首なしニック」はうれしそうな顔をして頭を元に戻し咳払いをするとこう言ったのでした。さてグリフィンドール新入生諸君。今年こそ寮対抗優勝カップを獲得できるよう頑張ってくださるでしょうな?

「ほとんど首なしニック」が言うにはグリフィンドールがこんなに長い間負け続けた事はないのだそうです。何とスリザリンが6年連続で寮杯を取っているそうです。そのため「血みどろ男爵」は鼻持ちならない状態だそうです。

「血みどろ男爵」はスリザリンのゴーストだと言うのでハリーがそっちのテーブルを見ると身の毛もよだつようなゴーストが座っていました。目は虚ろで顔はげっそりとしていて衣服は銀色の血でべっとりと汚れていたのでした。

隣に座られているドラコ・マルフォイはその席がお気に召さないようなのでハリーは何だかうれしいと思いました。興味津々のシェーマスが「どうして血みどろになったの?」とそう訊くのに対して「ほとんど首なしニック」は?

「私、訊いてみた事もありません」

こう答えたのでした。

今日の最後に
ハリーは隣に座っているパーシーに「ポテト食べる?」と言われてテーブルに視線を戻して呆気に取られる事になりました。ついさっきまで空っぽだった金の皿が食べ物で一杯になっていたからです。まるで魔法のようでした。

当然その食べ物は真下の厨房にいる屋敷しもべ妖精が作った物でした。この時ハリーは屋敷しもべ妖精という生き物がいる事すら全く知りませんでした。その事を知ったのはそれから3年後の新学期初日になってからの事でした。

今改めて思うのは「パーシーは知っていたんだろうか?」という事ですね。知っていてもパーシーは「ハリーは魔法界の事は何にも知らないのだから説明する必要もない」とそう思ったからこそ何も言わなかったのでしょうか?

どうだったんでしょうね?
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