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昨日10月4日が誕生日という事で今週はマクゴナガル先生に関連する内容をお届けする事にします。マクゴナガル先生と云えば公正中立で極めて厳格でグリフィンドール寮の寮監なのにグリフィンドール生に対する減点も厭いません。ところがそれがクィディッチの事になると違うんですよね。今回はそれについて取り上げる事にしました。(全3項目)

3-1.初めての飛行訓練授業で
何より空を飛ぶ授業を楽しみにしていたハリーも他のグリフィンドール生も掲示を読んでがっかりしました。それは2週目の木曜日に始まる飛行訓練授業があのドラコ・マルフォイのいるスリザリンとの合同授業だったからです。

「そら来た。お望み通りだ。マルフォイの目の前で箒に乗って物笑いの種になるのさ」

こう言って失望するハリーにロンは「そうなるとは限らない」と言うのです。あいつクィディッチが上手いといつも自慢しているけど口先だけだよ。そして飛行訓練授業の当日が来てみたらロンが言っていた通りになったのです。

事は負傷したネビルがマダム・フーチに連れられて医務室に行ったその後に起こりました。ネビルが落として行った「思い出し玉」をマルフォイが拾い上げるとハリーが「こっちへ渡してもらおう」と静かに言ったのでした。

「ここまで取りに来いよ。ポッター」

ハリーが強い口調で「こっちに渡せったら」と言うとマルフォイは箒に乗って舞い上がり上からハリーにこう告げました。ハーマイオニーが「駄目!私たちみんなが迷惑する」と叫ぶ中ハリーはそれを無視して飛び上がりました。

「取れるものなら取るがいい。ほら!」

ハリーにはマルフォイが放り投げた思い出し玉が高く上がった後に落下を始める所がスローモーションで見ているようによく見えました。ハリーは前屈みになって箒の柄を下に向け地面に落ちる直前で玉を掴む事に成功しました。

「ハリー・ポッター・・・!」

そこにマクゴナガル先生が走って来たのです。

3-2.退学になると思ったら?
まさか。こんな事はホグワーツで一度も。よくもまあ。そんな大それた事を。首の骨を折ったかもしれないのに。マクゴナガル先生はショックで言葉も途切れがちでした。メガネが激しく光っていたのでした。そんな先生に。

「ハリーが悪いんじゃないんです」と言うパーバティ・パチルに「お黙りなさい」と言い「でもマルフォイが」とロンが言い返そうとすると「くどいですよ」と言って先生はハリーに「一緒にいらっしゃい」と告げたのでした。

マクゴナガル先生は大股に城に向かって歩き出しハリーもその後に続きました。マルフォイにクラッブとゴイルの勝ち誇った顔がチラリと目に入りました。僕は退学になるんだ。とうとうやってしまった。2週間も持たなかった。

マクゴナガル先生はハリーには目もくれず飛ぶように歩きました。ハリーはほとんど駆け足でないと従いて行けませんでした。マクゴナガル先生は正面階段を上がり大理石の階段を上がりそれでもハリーに一言も口を利きません。

さらに先生は扉を力を込めて捻るように開け廊下を突き進んで行きます。ハリーは惨めな姿で早足で従いて行きました。多分ダンブルドア校長の所に連れて行くのだろう。するとマクゴナガル先生は教室の前で立ち止まりました。

「フリットウィック先生。申し訳ありませんがちょっとウッドをお借りできませんか」

先生は教室の扉を開け中に首を突っ込むとこう言いました。ウッド?ウッドって木のこと?僕を叩くための棒の事かな?ハリーはわけが分りませんでした。ウッドは人間でした。フリットウィック先生の教室から出て来たのは?

ウッドは身の丈もたくましい5年生で「何事だろう?」という顔をしていました。先生は「2人とも私に従いてらっしゃい」と言うと再び廊下を歩き出しました。ウッドはまるで珍しい物でも見るかのようにハリーを見ていました。

マクゴナガル先生は人のいない教室を指し示すと2人に「お入りなさい」と言いました。ポルターガイストのピーブズを追い出すと先生はその後ろから扉を閉めて2人のほうに向き直り改めてハリーにウッドを紹介したのでした。

「ポッター。こちらオリバー・ウッドです。ウッド。シーカーを見つけましたよ」

キツネにつままれたような表情だったウッドの顔がほころびました。ウッドが「本当ですか?」と訊くのに対してマクゴナガル先生はきっぱりと「間違いありません」と答えました。先生はウッドに今見た事を説明したのでした。

この子は生まれつきそうなんです。あんなものを私は初めて見ました。箒に乗ったのは初めてなんでしょう?先生にこう問われてハリーは黙って頷きました。さっぱりわけが分りません。がしかし退学処分だけは免れそうです。

この子は今手に持っている玉を16メートルもダイビングしてかすり傷1つ負わずに掴みました。チャーリー・ウィーズリーだってそんな事はできなかった。先生がこう言うとウッドは夢が一挙に実現したという顔をしました。

ウッドは興奮を隠せない声でハリーに「クィディッチの試合を見た事あるかい?」と訊いて来ました。そこで先生は「ウッドはグリフィンドール・チームのキャプテンです」とそう説明してくれました。周りを歩きながら・・・

ウッドはハリーをしげしげ観察しながら体格もシーカーにぴったりだし身軽だし素早い。ふさわしい箒を持たせないといけないとも言いました。マクゴナガル先生は「私からダンブルドア先生に話してみましょう」と言いました。

1年生の規則を曲げられるかどうか。是が非でも去年よりは強いチームにしなければ。あの最終試合でスリザリンにペシャンコにされてからは先生はそれから何週間もセブルス・スネイプの顔をまともに見れなかったそうです。

マクゴナガル先生はハリーに「あなたが厳しい練習を積んでいるという報告を聞きたいものです。さもないと処罰について考え直すかもしれませんよ」と告げ突然笑顔を見せました。そして最後にハリーにこう言ったのでした。

「あなたのお父様がどんなにお喜びになった事か。お父様も素晴らしい選手でした」

3-3.ニンバス2000
その一報をハリーから聞いた時のロンの第一声は「まさか」でした。シーカーだって?だけど1年生は絶対駄目だと。それならハリーは最年少の寮代表選手だとロンは言うのです。ここ何年来かなと言うロンにハリーは・・・

ウッドが百年ぶりだと言っていたとそう答えたのでした。あまりに驚いて感動してロンはハリーを見つめるばかりでした。来週から練習が始まる。実はその日はハリーの元にピカピカの新品の箒が届く日でもあったんですよね。

そしてその日がやって来ました。いつものようにふくろうが群れを成して飛んで来ました。がしかし6羽の大コノハズクが運んで来た細長い包みが一際みんなの気を引きました。ハリーもまた興味津々でその包みを見ていました。

ハリーが「あの大きな包みは何だろう?」と思っていると何と驚く事に大コノハズクはハリーの真ん前に舞い降りて来てその大きな包みを落として行きました。6羽の大コノハズクが包みを落とすのとほぼ時を同じくして・・・

もう1羽が包みの上に手紙を落として行きました。ハリーは急いで手紙を開けました。その手紙はマクゴナガル先生からのもので包みの中身の事を説明する内容が綴られていたのでした。手紙にはこう書かれていたんですよね。

包みをここで開けないように。
中身は新品のニンバス2000です。
あなたが箒を持ったと判るとみんなが欲しがるので
気づかれないように。
今夜7時。クィディッチ競技場でウッドが待っています。
最初の練習です。


手紙をロンに渡しながらハリーは喜びを隠し切れませんでした。ロンはうらやましそうに唸り「ニンバス2000だって!僕触った事さえないよ」と言っていたのでした。ベッドカバーの上に転がり出たそのニンバス2000は・・・

箒の事は何も知らないハリーでさえ「素晴らしい箒だ!」と思わずにはいられなかったのでした。

今日の最後に
ハリーの「初めて」は実は当てにならない。ハリーはマクゴナガル先生に「箒に乗ったのは初めてなんでしょう?」と訊かれて頷いた。しかしハリーは1才の誕生日プレゼントに名付け親のシリウスから箒を貰ってたんですよね。

後にハリーはロンドンのグリモールド・プレイス12番地のシリウスの部屋で母リリーがシリウスに出した手紙を発見しています。その手紙の中にシリウスがくれた子供用の箒がハリーの一番のお気に入りと綴られていたのです。

したがって厳密には飛行訓練授業の時は初めてではなかった。でも1才の時の事なので当然覚えていなかったというわけなんですよね。
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