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この2週間クィディッチに関連した内容をお届けしているので今週もまたそうする事にしました。今回は個々の登場人物とクィディッチとの関係について考えてみる事にしました。ロンは分厚い壁に阻まれ5年生になってようやく寮代表選手になる事ができました。ところが・・・(全3項目)

3-1.ロンとクィディッチ、その1
初めて乗ったホグワーツ特急の中でハリーに「どこのチームのファン?」と訊いてロンはクィディッチの話を切り出しました。何分にも1ヵ月前の誕生日までハリーは自分が魔法使いだという事すら知らないという有り様でした。

そのためハリーが「どこのチームも知らない」と白状するとロンは「ひえー!」と言ってものも言えないほど驚いていました。そしていずれ判ると思うけど世界一面白いスポーツだと言って詳しい説明を始めたというわけです。

ボールは4個。7人の選手のポジションはどこ。兄貴たちと観に行った有名な試合がこうだった。お金があればこんな箒を買いたい。そして「これからがまさに面白い」とロンが専門的な話に入ろうとしたら邪魔が入ったのです。

それは1ヵ月前にダイアゴン横丁のマダムマルキン洋装店で出会ったドラコ・マルフォイだったのです。そのためクィディッチの話は途中で吹き飛んでしまいました。そしてそれはハリーが初めて「隠れ穴」に行った時でした。

ロンの部屋はベッドカバーも壁も天井も燃えるようなオレンジ色でした。よく見ると粗末な壁紙を隅から隅までびっしりと埋め尽くしポスターが貼ってありました。7人の選手が鮮やかなオレンジ色のユニフォームを着て・・・

「ご贔屓のクィディッチ・チームかい?」
「チャドリー・キャノンズさ。ランキング9位だ」

3-2.ロンとクィディッチ、その2
フレッドもジョージもそしてさらには母親のウィーズリーおばさんもそれを知った時は茫然自失という感じでした。何かの間違いだろう。三大魔法学校対抗試合に優勝したからハリーが本命だと思っていた。3人を驚かせたのは?

それはロンが監督生になったからです。何にしましょう?パーシーにはふくろうをあげた。でもお前はもう1羽持っていると言うおばさんにロンが「何のこと?」と訊くと監督生になったロンにご褒美をとおばさんは言うのです。

「素敵な新しいドレス・ローブなんかどうかしら?」と言うおばさんにフレッドが「僕たちがもう買ってやったよ」と言いました。するとおばさんはチャーリーのお古は錆びて穴が空いて来たので新しい大鍋かなとも言いました。

するとロンは「新しい箒。駄目?」と言うのです。おばさんの顔が少し曇りました。箒は高価なのです。それを見てロンは「そんなに高級じゃなくていい!」と急いで付け足しました。ロンは一度でいいから新しい箒が欲しい。

こうしてロンは監督生のお祝いに新しい箒を買って貰う事になりました。ニンバスは高くて買えないもののクリーンスイープにするとの事でした。ところが学期が始まってみるとロンの謎の行動が見られるようになったのでした。

「この宿題の量。信じられないよ」と惨めな声で言うロンにハーマイオニーが「ねえどうして昨日の夜。何にもしなかったの?」と訊くとロンは何だかこそこそと「散歩がしたくなって」と答えるのです。それを聞いて・・・

アンブリッジの書き取り罰則は手の甲に激痛が走る。その事を2人に黙っていたハリーは「隠し事をしているのは自分だけじゃない。ロンもそうだ」とはっきりそう思ったのでした。そしてロンの隠し事をハリーが知ったのは?

それは木曜日の夜でした。手の甲の「僕は嘘をついてはいけない」の文字は消えなくなり血が滲み出て来るようになりました。グリフィンドール塔への階段を上り一番上で右に曲がるとハリーはロンとぶつかりそうになりました。

ハリーを見るとロンは驚いて飛び上がり持っていた新品の箒クリーンスイープ11号を背中に隠そうとしました。ハリーが「何で箒を持ってるんだ?飛んでたわけじゃないだろ?」と問い詰めるとロンは刻々と赤くなりつつ・・・

「言うよ。笑うなよ。いいか?」と防衛線を張ると「グリフィンドールのキーパーの選抜に出ようと思ったんだ。今度はちゃんとした箒を持ってるし」と言うと「さあ笑えよ」と言ったのでした。するとハリーの口からは・・・

ハリーが「笑ってないよ」と言うのでロンはキョトンとしました。それどころかハリーは「それ素晴らしいよ」と言うのです。ロンがチームに入ったら本当にいい。見た事ないけど上手いのか?とハリーに訊かれてロンは・・・

「下手じゃない」と答えながらロンはハリーの反応に心底ホッとしたようでした。チャーリーにフレッドとジョージが休み中に練習をする時にはロンはいつもキーパーをやらされていたんだそうです。残念ながらハリーは・・・

アンブリッジの罰則で選抜に立ち会う事はできませんでした。しかしロンは晴れてハリーのチームメイトになりました。そしてその木曜日の夜ハリーが受けたアンブリッジの罰則のおぞましさもまたロンが知る事になったのです。

3-3.ロンとクィディッチ、その3
こうしてロンはめでたくグリフィンドール・チームの一員になりました。しかしスリザリンはロンが唯一の新メンバーだという所に目をつけました。そこでロンを心理的に揺さぶるという作戦に打って出て来たというわけです。

ハリーは既にもう選手になって5年目なので「ワリントンがこの土曜日には必ずお前を箒から叩き落すって言ってるぞ」と囁かれても笑い飛ばす事ができました。さらに返す言葉でこう言い放つ事ができるほど余裕がありました。

「ワリントンはどうにもならない的外れさ。僕の隣の誰かに的を絞ってるならもっと心配だけどね」

ハリーがこう言い返すとロンとハーマイオニーは笑って逆にパンジー・パーキンソンの顔からは笑顔が消え去りました。ところがロンは自分より大柄な7年生に「医務室のベッドは予約したか?」などと言われたりすると・・・

顔が微妙に青くなる有り様でした。ドラコ・マルフォイは互いに姿が見えるたびにロンがクアッフルを取り落とす真似をしました。ロンは耳が真っ赤になって両手は震え持っている物を落としそうになりました。さらには・・・

試合当日グリフィンドールのテーブルでは熱狂的な大歓迎を受けました。しかしロンの意気は上がる所か大歓声がロンの士気を最後の一滴まで搾り取ってしまったかのようです。その姿は人生最後の食事をするかのようでした。

スリザリンは「ウィーズリーこそ我が王者」なる歌を作ってロンを徹底的に揺さぶって来ました。初試合のプレッシャーも重なりロンはざる状態になりました。ハリーがスニッチを掴みグリフィンドールは何とか勝利しました。

ところが・・・

ハリーとジョージがドラコ・マルフォイの挑発に乗ってしまったのです。相手が何と言おうと2人がかりを正当化する理由などない。激怒するマクゴナガル先生でしたがアンブリッジが現れて2人に最後通告を突きつけたのです。

「終身禁止なら身に沁みるでしょうね」

アンブリッジはチームの他の選手が押さえていなければフレッドもマルフォイを襲っていただろう。そう言ってフレッドにまで同じ処分を言い渡してしまいました。こうしてグリフィンドールはビーターとシーカーを失いました。

2試合目のハッフルパフ戦もロンは相変わらずでした。しかし3戦目の対レイブンクローの時にはロンは新しい楽観主義に目覚めたようでした。試合当日の朝食の席でロンは暗い顔でハリーとハーマイオニーにこう言ったのでした。

「だって僕はこれ以上下手になりようがないじゃないか?今や失うものは何もないだろう?」

あの2人はロンにあまり自信を持たせなかったからフレッドとジョージがいないほうがロンは上手くやれるかもしれない。この時フレッドとジョージの2人は悪戯専門店の開業を高らかに宣言してホグワーツを去っていました。

やはり「これ以上下手になりようがない」と開き直ったのが良かったようです。調子がいい時のロンは上手い。キャプテンのアンジェリーナもロンの潜在能力を認めてメンバーから外しませんでした。それが功を奏したのでした。

グリフィンドール・チームはクィディッチ優勝杯を獲得しました。その立役者になったのは何とロンでした。

今日の最後に
アンブリッジにしてみればグリフィンドール・チームの最強のビーターのフレッドとジョージ。それにシーカーのハリーをメンバーから外してしまえばもはやグリフィンドールに勝つ見込みはないとそう判断したんでしょうね。

しかしその見通しは甘かったというわけです。フレッドまで終身禁止にしてしまった事で2人は縛りつけているものがなくなり自由に行動できるようになってしまいました。もしフレッドがメンバーに残っていたとしたら・・・

東棟の6階を沼地にしてホグワーツを去る。こんな思い切った事はできなかったでしょうね。そして何よりアンブリッジはロンの実力を過小評価していました。最後はロンの大車輪の活躍でグリフィンドールが優勝したのでした。
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