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クィディッチの試合中に負った怪我のお陰で再び病棟に入院する事になったもののそれがきっかけでドラコ・マルフォイに尾行をつける方法が見つかりました。すると一週間後の日曜日の夜にクリーチャーとドビーが報告に来てくれました。しかしそれを知らなかったハーマイオニーの反応は?(全3項目)

3-1.報告に参りました
このようにしてやっとの事でハリーはドラコ・マルフォイに尾行をつける事ができました。その一方でダンブルドアの個人教授のほうも佳境に入っていました。クリスマス休暇明けに出された宿題は未だにできていませんでした。

ダンブルドアに理路整然と厳しく追及されたハリーは「どうすればスラグホーンの記憶を手に入れられるだろう?」と知恵を絞りました。しかし何の閃きもなくする事と云えばプリンスの魔法薬の本を隅々まで調べる事でした。

「そこからは何も出て来ないわよ」

日曜日の夜も更けた頃。またしてもプリンスの本を調べているハリーにハーマイオニーがこう言いました。ロンがスネイプの吸魂鬼のレポートを仕上げようとしている時には談話室に残っていたのはハリーたち3人だけでした。

シェーマスがスネイプと宿題を呪いながら寝室に上がって行きました。ハリーがプリンスの本を閉じて欠伸をしたその時バチンと大きな音がしてハーマイオニーは小さな悲鳴を上げロンはレポート一杯にインクをこぼしました。

「ご主人様はマルフォイ坊ちゃんが何をしているか定期的な報告をお望みでしたからクリーチャーはこうして」

クリーチャーがこう言っている所に再びバチンと音がしてドビーがクリーチャーの横に現れました。ドビーはクリーチャーを恨みがましい目で見ながら「ドビーも手伝っていました。ハリー・ポッター!」と言ったのでした。

「そしてクリーチャーはドビーにいつハリー・ポッターに会いに行くかを教えるべきでした。2人で一緒に報告するためです!」

3-2.何事なの?
どうやらクリーチャーはハリーにいつ報告するのかについて事前にドビーとは相談もせず了解も取らずに現れたようです。一方ハーマイオニーは2人の突然の出現に衝撃から立ち直れないようで「何事なの?」と訊いて来ました。

ハリーはどう答えようか迷いました。ハーマイオニーにはクリーチャーとドビーにマルフォイを尾行させていた事を話していませんでした。屋敷しもべ妖精の事になるとハーマイオニーはいつも非常に敏感になってしまうのです。

ハリーがハーマイオニーに「2人は僕のためにマルフォイを追けていたんだ」と2人が現れた理由を説明するとクリーチャーが「昼も夜もです」と言いました。さらにドビーは体をぐらつかせながら誇らしげにこう言ったのでした。

「ドビーは一週間寝ていません。ハリー・ポッター!」

するとハーマイオニーは憤慨し「ドビー寝てないですって?でもハリー。あなたまさか眠るななんて」と言ったのでした。ハリーは慌てて「もちろんそんなこと言ってないよ」と言うと2人にこう言ったというわけなんですよね。

「ドビー寝ていいんだ。判った?でもどっちかが何か見つけたのかい?」

ハーマイオニーがまた邪魔をしない内にとハリーは急いで「どっちかが何か見つけたのかい?」と訊きました。その問いにクリーチャーが「マルフォイ様は純血にふさわしい高貴な動きをいたします」と即座に答えたのでした。

さらにクリーチャーは・・・

3-3.昔のご主人の事を
「その顔貌は私の女主人様の美しい顔立ちを思い起こさせ」などとクリーチャーは文字通りドラコ・マルフォイに関する美辞麗句を並べ立て始めました。するとドビーが怒ってクリーチャーの言葉を途中で遮りこう言いました。

「ドラコ・マルフォイは悪い子です!」

しかし「悪い子で。そして。そして。」とその後の言葉が出て来ません。ドビーは頭の先端から足の爪先まで震え暖炉めがけて飛び込みそうな勢いで駆け出したのでした。ハリーはそういう事もあるだろうと既に予想済みでした。

ハリーは腰のあたりを捕まえ素早くドビーを押さえました。ドビーは数秒間もがいていましたがやがてダラリとなり体の力を抜きました。ドビーは息を切らしつつ「ありがとうございます。ハリー・ポッター」と言ったのでした。

ドビーはまだ昔のご主人の事を悪く言えないのだそうです。ハリーがドビーを放すとドビーは帽子代わりのティーポット・カバーを被り直しクリーチャーに向かって挑むようにこう言ったのでした。ドビーに言わせれば・・・

「でもクリーチャーはドラコ・マルフォイがしもべ妖精にとって良いご主人ではないと知るべきです!」

ドビーがこう言うのを聞いてハリーはクリーチャーに「そうだ。君がマルフォイを愛しているなんて聞く必要はない」と言いました。そこでハリーは「早回しにしてマルフォイが実際どこに出かけているのかを聞こう」と・・・

するとクリーチャーは・・・

今日の最後に
クリーチャーに言わせるとドラコ・マルフォイという人物は純血にふさわしい高貴な動きをしているのだそうです。さらにその顔貌もまた私の女主人様の美しい顔立ちを思い起こさせるんだそうです。クリーチャーにとって・・・

ドラコ・マルフォイはうっとりとあるいは羨望の眼差しで見る対象になるというわけなんですよね。ところがドビーに言わせるとそれが一転して「ドラコ・マルフォイは悪い子です!」という表現に豹変してしまうんですよね。

ドビーにハリーさらには私にとってもドラコ・マルフォイが羨望の眼差しでうっとりと見る事ができるというクリーチャーの感覚は到底理解できません。でも私たちには見えない所がクリーチャーには見えているんでしょうね。
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