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さて!今日から何と4週間に渡って「16回」の超ロングランで第4巻「炎のゴブレット」のアルバス・ダンブルドアを取り上げる事にしました。新学期初日の毎年恒例の挨拶で寮対抗のクィディッチ試合は取り止めと聞きハリーにフレッドとジョージの3人は衝撃を受ける事となりました。その代わりとして・・・(全3項目)

3-1.衝撃の発表
4年生になったハリーがダンブルドア校長の姿を見たのは例年通り新学期初日の大広間でした。ダンブルドア校長はすらりと長い指の先を組みその上に顎を載せて半月メガネの奥から天井を見上げ何やら物思いに耽っていました。

ハリーも天井を見上げましたがこんなにひどい荒れ模様になっているのを見るのは初めてでした。しかし組み分けの儀式が終わって立ち上がったダンブルドア校長はいつもの通り両手を大きく広げ生徒全員に微笑みかけて・・・

「皆に言う言葉は2つだけじゃ」
「思いっ切り掻っ込め」

ほぼ全員がデザートも食べ終わり皿が空になると再びダンブルドアが立ち上がりました。大広間を満たしていた話し声が一斉に止み聞こえて来るのは風の唸りと叩きつける雨の音だけになりました。ここでダンブルドアは・・・

「みんなよく食べ、よく飲んだことじゃろう」

するとここでハーマイオニーが「フン!」と言いました。ハーマイオニーはこのホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいて、お休みもなしでお給料も貰わずに働いていると知らされ食事を取る事を拒否していたんですよね。

ところがここでダンブルドア校長の口から「寮対抗クィディッチ試合は今年は取りやめじゃ」という衝撃の発言が飛び出しハリーは言葉を失いました。チームメイトのフレッドとジョージもまたハリーと同じ気持ちのようでした。

何でもこれは10月に始まって今学期の終わりまで続くイベントのためなのだそうです。先生方もほとんどの時間とエネルギーをこの行事のために費やす事になる。しかしダンブルドアが言うにはクィディッチの試合よりも・・・

皆がこの行事を楽しむであろうと確信しているとの事でした。ここで大いなる喜びを持って発表しよう。するとちょうどその時の事でした。耳を劈く雷鳴と共に大広間の扉が開きました。戸口には1人の男が立っていたのでした。

3-2.マッド・アイ・ムーディ
その男は長いステッキに寄りかかり黒い旅行マントをまとっていました。大広間にいた全員が一斉にその見知らぬ男を見ました。男はフードを脱ぐと馬のたてがみのような長い暗灰色まだらの髪を振るうと歩き出したのでした。

一歩踏み出す毎にコツッコツッという音が大広間に響きました。教職員テーブルの端に辿り着いて右に曲がると男は激しく体を浮き沈みさせながらダンブルドアのほうに向かいました。稲妻が男の顔を浮かび上がらせると・・・

ハーマイオニーが息を呑みました。男の顔はハリーが今まで見たどんな顔とも違っていました。人の顔がどんなものなのかをほとんど知らない誰かが風雨にさらされた木材を不慣れな鑿(のみ)で削ったかのような顔だったのです。

その皮膚は1ミリの隙もないほど傷に覆われているようでした。口はまるで斜めに切り裂かれた傷口のようで鼻は大きく削がれていました。がしかし男の形相を恐ろしくしていたのは何よりもその目のせいだったというわけです。

片方の目は小さく黒く光っています。しかしもう一方は大きくて丸いコインのようで鮮やかな明るいブルーでした。ブルーの目は瞬きもせず上下又は左右に絶え間なく動いていました。瞳が真後ろに行くと正面は白目になりました。

見知らぬ男はダンブルドアに近づき手を差し出しました。顔と同じくらい傷だらけのその手を握りながらダンブルドアが何かを呟きましたがハリーには聞き取れませんでした。何かを訊いたようですが男はにこりともせず・・・

頭を振って低い声で答えていました。ダンブルドアは頷くと自分の右手の空いた席に男を座らせました。静まり返ったその中でダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生をご紹介しよう」と明るく言ったのでした。

「ムーディ先生です」

新任の先生は拍手で迎えられるのが普通でしたが拍手をしたのはダンブルドアとハグリッドの2人だけでした。それも静寂の中でパラパラと鳴り響きすぐにやんでしまいました。それ以外はムーディのあまりの不気味さに・・・

その有り様に呪縛されたようにじっと見つめるばかりでした。ハリーが小声でロンに「ムーディ?マッド。アイ・ムーディ?君のパパが今朝助けに行った人?」と訊くとロンも圧倒されたように「そうだろうな」と答えました。

確かにそのマッド・アイ・ムーディだったのです。一体あの人どうしたのかしら?あの顔は何があったの?そう訊いて来るハーマイオニーにロンもまた魅入られたようにムーディを見つめながら「知らない」と答えたのでした。

3-3.三大魔法学校対抗試合
身じろぎもせずにマッド・アイ・ムーディを見つめ続ける生徒たちに向かってダンブルドアは「先ほど言いかけていたのじゃが」とにこやかに語りかけました。これから数カ月に渡り我が校はまことに心躍るイベントを主催する。

その光栄に浴する。この催しはここ百年以上も行われていない。この開催を発表するのはダンブルドアもまた大いにうれしいとの事でした。今年ホグワーツで三大魔法学校対抗試合を行うと言うとそれを聞いたフレッドが・・・

「ご冗談でしょう!」

フレッドが大声でこう言うとムーディが到着してからずっと大広間に張り詰めていた緊張が一気に解けました。ほとんど全員が笑い出しダンブルドアもまたフレッドの絶妙の掛け声を楽しむかのように声を出して笑ったのでした。

わしは決して冗談など言っておらんよ。するとダンブルドアは「せっかく冗談の話が出たからには」とトロールと鬼婆とレプラコーンが一緒に飲み屋に入った話をしようとしました。しかしマクゴナガル先生に止められて・・・

今その話をする時ではないようじゃの。そう言って知らない者のためにと三大魔法学校対抗試合の詳しい説明をしたというわけです。これは今からおよそ七百年前にヨーロッパの三大魔法学校の親善試合として始まったそうです。

ホグワーツにボーバトンにダームストラングの三校。この各校から代表選手が1人ずつ選ばれ3人が3つの魔法競技を争った。5年おきに三校が持ち回りで主催して若い人たちが国を越えて絆を築くには最も優れた方法だと・・・

衆目の一致する所だった。ただ夥しい数の死者が出るに至って中止という事になってしまったんだそうです。それから何世紀にも渡って何度も試合の再開が試みられたもののいずれも成功しなかった。しかしそれが今回実現した。

ボーバトンとダームストラングの校長が代表選手の最終候補生を連れて10月に来校し10月31日のハロウィンの日に代表選手3人の選考が行われるのだそうです。さらには個人に与えられる優勝賞金が一千ガリオンと聞いて・・・

誰が最も相応しいのかを公明正大なる審査員が決める。フレッドは栄光と富を手にする期待に熱く燃え顔を輝かせて「立候補するぞ!」と言いました。代表選手になる姿を思い描いていたのはフレッドだけではありませんでした。

ところがここでダンブルドアの口から「今年の選手に年齢制限を設ける事で合意した」という発言が飛び出し大広間は騒然となりました。17才以上と聞いて怒り出した何人かの生徒が騒ぎ出してダンブルドアはそのために・・・

声を少し大きくしなくてはなりませんでした。これは我々がいかに予防措置を取っても試合の種目が難しく危険なため必要と判断したがためなんだそうです。年少の者が審査員を出し抜いたりしないようにダンブルドアが・・・

自ら目を光らせるとの事でした。最後にダンブルドアは今学期ほとんどずっと我が校に留まるボーバトンにダームストラングの外国からの客人に礼儀と厚情を尽くすと信じる。さらにはホグワーツの代表選手が決まったら・・・

心から応援するであろうと自分はそう信じている。そう言って話を締め括ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ダンブルドアが三大魔法学校対抗試合の開催を発表した時にフレッドが「ご冗談でしょう!」と言ってダンブルドアは「冗談の話が出たからには」とトロールと鬼婆とレブラコーンが一緒に飲み屋に入った話をしようとしました。

しかしマクゴナガル先生に止められて断念という事になってしまいました。今回改めてこの場面を読み返して「一体どういう話だったんだろう?」と思いましたね。結局ダンブルドアにこの話をする機会は再来しませんでした。

でもこの機会に「話の内容を考えてみるのも悪くない」とも思いました。話ができたらどこかで発表したいと思います。しかし原作者のローリングさんが「こういう内容の話だった」と明らかにしていそうなそんな気もしますね。
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