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三大魔法学校対抗試合開催の発表から一夜明けフレッドとジョージはリー・ジョーダンと「いかにして首尾よく潜り込むのか?」を討議していました。そしてボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りしたその夜にダンブルドアの口から代表選手を決める方法が・・・(全3項目)

3-1.代表団のご到着
開催の発表から一夜明けた朝食の席ではハリーたちから少し離れた所でフレッドにジョージとリー・ジョーダンがどんな魔法を使えば歳を取り首尾よく対抗試合に潜り込めるのかを討議していました。そして2ヵ月が経ち・・・

ボーバトンにダームストラングの校長並びに代表団がホグワーツ入りする10月30日がやって来ました。その日は心地よい期待感が城内を満たしていました。夕方に外国のお客が到着する事に気を取られ誰も授業に身が入りません。

最後の授業はいつもより30分早く終わり全校生徒はカバンと教科書を寮に置いて歓迎会の前に城の前に集合してお客様を出迎えるという段取りになっていました。一年生が先頭で先生方が最後尾に並び城の前に整列したのでした。

ハリーたちは4年生なので前から4列目に並んでいました。今年入学したばかりのデニス・クリービーが他の1年生たちに混じって期待で本当に震えているのが見えました。ロンが時計を眺め「まもなく6時だ」と言いつつ・・・

正門に続く馬車道のほうまでじっと見つめました。ロンが「どうやって来ると思う?汽車かな?」と訊くとハーマイオニーが「違うと思う」と答えました。ハリーが「箒かな?」と星が瞬き始めた空を見上げながら言うと・・・

それもまたずっと遠くから来るので違うとハーマイオニーは言うのです。それなら移動キーか?さもなきゃ「姿現わし」かもとロンが言うとハーマイオニーは苛立ち「何度言ったら判るの?」と言ったのでした。それは・・・

ホグワーツの校内では「姿現わし」はできない。このようにボーバトンとダームストラング両校が「どうやって来るのか?」が3人の間で議論になる中で誰もが興奮して次第に暗くなる校庭を眺めましたが何の気配もありません。

クィディッチ・ワールドカップの時アーサー氏が「毎度の事だ。大勢集まるとどうしても見栄を張りたくなるらしい」と言っていたので「外国人学生はあっと言わせる登場を考えてるのかも?」とハリーが思ったその時でした。

「ほっほー!わしの目に狂いがなければボーバトンの代表団が近づいて来るぞ!」

ダンブルドアが先生方の並んだ最後尾からこう声を上げました。すると生徒たちはそれぞれ全く違う方向を見ながら「どこ?どこ?」と熱い声を上げました。6年生の1人が森の上空を指差すと「あそこだ!」と叫んだのでした。

3-2.マダム・マクシームにカルカロフ校長
何か大きな物。箒それも百本分より大きな何かが城に向かって疾走して来ます。パステル・ブルーの巨大な馬車が12頭の天馬に引かれて姿を現しました。着陸をすると淡い水色のローブを着た少年が馬車から飛び降りて来ました。

そして前屈みになると馬車の底から金色の踏み台を引っ張り出しました。少年が飛び退くと馬車の中から子供用のソリほどもあるこれもまた巨大な黒いハイヒールが現れました。現れた女性を見て何人かがあっと息を呑みました。

この女性ほど大柄な人をハリーはこれまでにたった1人しか見た事がありません。それはハグリッドでした。しかしおそらくはハグリッドに慣れてしまったせいだろう。この女性はハリーにはとてつもなく大きく見えたのでした。

ダンブルドアが拍手しました。それにつられて生徒たちも一斉に拍手をしました。女性は表情を和らげ優雅に微笑みました。そしてダンブルドアに近づくと片手を差し出しました。ダンブルドアもまた背は高かったものの・・・

手に接吻するのにほとんど体を曲げる必要がありませんでした。ダンブルドアが「これはこれはマダム・マクシーム。ようこそホグワーツへ」と挨拶するとマダム・マクシームは深いアルトのフランス訛りでこう答えたのでした。

「ダンブリー・ドール。おかわりーありませーんか?」

それにダンブルドアは「お陰さまで上々じゃ」と答えました。するとマダム・マクシームは巨大な手の片方を無造作に後ろに回して自分の学校の生徒を紹介しました。みんな震えていました。無理もない。それというのも・・・

着ているローブは薄物の絹のようでマントを着ている生徒は1人もいませんでした。全員が不安そうな表情でホグワーツを見つめていました。こうしてボーバトンが到着し後はダームストラングを待つという事になったのでした。

マダム・マクシームが「カルカロフはまだ来ませんか?」と訊くのに対してダンブルドアが「もうすぐ来るじゃろう」と答え、さらにボーバトンの生徒たちが薄着で震えているのを見て取って城中に入りますかと尋ねたのでした。

するとマダム・マクシームは「暖まりたい」と答えた後に自分の馬の世話は力がいる。さらにこちらの「魔法生物飼育学」の先生つまりはハグリッドが喜んでする事だろうとダンブルドアが答えるとマダム・マクシームは・・・

そのハグリッドに馬はシングルモルト・ウィスキーしか飲まないとお伝えくださいと言ったのでした。ボーバトンが馬車でホグワーツ入りしたという事でシェーマス・フィネガンはハリーとロンの2人にこう訊いて来たのでした。

「ダームストラングの馬はどのくらい大きいと思う?」

しかしダームストラングは馬車ではなく違う方法でホグワーツ入りをしました。突然ロンが「何か聞こえないか?」と言いました。ハリーが耳を澄ませると闇の中からこちらに向かって大きな言いようのない不気味な音が・・・

まるで巨大な掃除機が川底をさらうような吸い込むような音が聞こえて来ました。するとリー・ジョーダンが「湖だ!湖を見ろよ!」と叫びました。突如として湖の水面が湖底の栓が抜かれたかのように渦巻き始めたのでした。

浮かび上がって来たのは引き上げられた難破船あるいは骸骨のような感じの船でした。下船して城まで全員を率いて来た男は坂道を登りながら朗らかに「ダンブルドア!やあやあ。しばらく。元気かね」と声をかけて来ました。

ダンブルドアが「元気一杯じゃよ。カルカロフ校長」と挨拶を返しました。カルカロフの声は耳に心地よく上っ滑りに愛想がいいという感じでした。カルカロフ校長は城を見上げて微笑み「懐かしのホグワーツ城」と言いました。

しかしハリーは愛想の良さとは裏腹に目が笑っていない事に気づきました。冷たくて抜け目のない目のままだ。その一方でカルカロフ校長はロンにリー・ジョーダンしいては女子生徒たちを騒然とさせる人物を連れて来たのです。

「ハリー。クラムだ!」

3-3.炎のゴブレット
クィディッチ・ワールドカップのブルガリア代表選手のビクトール・クラムの登場でホグワーツの生徒たちが騒然とする中で生徒たちは大広間に入りました。列の最後はダンブルドアにカルカロフとマダム・マクシームでした。

「こんばんは。紳士・淑女そしてゴーストの皆さん。そしてまた今夜は特に客人の皆さん」席に着くとダンブルドアは最後に「今夜は特に客人の皆さん」と言ってボーバトンにダームストラングの生徒たちに挨拶をしたのでした。

「ホグワーツへのおいでを心から歓迎いたしますぞ。本校での滞在が快適で楽しいものになる事をわしは希望しまた確信しておる」

ダンブルドアがこう言うとまだしっかりとマフラーを巻きつけたままのボーバトンの女子学生が間違いなく嘲笑と受け取れる笑い声を上げました。それを睨みつけていたハーマイオニーが苛立ちを募らせながらこう呟きました。

「あなたなんか誰も引き止めやしないわよ!」

「三校対抗試合はこの宴が終わると正式に開始される。さあそれでは大いに飲み食しかつくつろいでくだされ!」最後にこう言うとダンブルドアは着席しました。すると早速カルカロフ校長が身を乗り出し話し始めたのでした。

教職員テーブルにフィルチが4つも椅子を追加しているので「2人増えるだけなのに?」と思っていたらパーシーの上司で国際魔法協力部の部長のクラウチ氏と魔法ゲーム・スポーツ部の部長のバグマン氏がその席に着きました。

一斉に自分を見上げる全ての顔に笑いかけながらダンブルドアは「時は来た」と言いました。三大魔法学校対抗試合はまさに始まろうとしている。箱を持って来させる前に今年はどんな手順で進めるのか明らかにするため・・・

その説明をする前にと言ってダンブルドアは知らない者のためにとクラウチ氏とバグマン氏を紹介しました。この2人は三校対抗試合の準備にこの数カ月間というもの骨身を惜しまず尽力されて来たのだそうです。そして・・・

お2人はカルカロフ校長とマダム・マクシームそして自分と共に代表選手の健闘ぶりを評価する審査委員会に加わってくださるそうです。ここでダンブルドアはフィルチに「それでは箱をこれへ」と言いました。すると・・・

ここで代表選手を選ぶのが公正なる選者「炎のゴブレット」だという事が発表されたのでした。ダンブルドアは杖を取り出して木箱の蓋を軽く3度叩きました。蓋は軋みながらゆっくりと開きました。その中から出て来たのは?

大きな荒削りの木のゴブレットでした。一見して見栄えのしない杯ですが縁から溢れんばかりに青白い炎が踊っていました。代表選手に名乗りを上げたい者は羊皮紙に名前と所属校名を書きこのゴブレットに入れるのだそうです。

さらに17才に満たない者が誘惑に駆られる事がないように「炎のゴブレット」が玄関ホールに置かれたらその周囲には年齢線を引く事もダンブルドアの口から発表されたというわけなんですよね。それを聞いてフレッドは・・・

「老け薬」でごまかせると言い出したのでした。

今日の最後に
ボーバトンの校長マダム・マクシームが「馬は」と言うのに対してダンブルドアは「こちらの魔法生物飼育学の先生が喜んでお世話するじゃろう」と言っています。するとマダム・マクシームは自分のこの馬の世話は力がいる。

マダム・マクシームはホグワーツの「魔法生物飼育学」の先生に「そんな仕事ができるのか?」と疑っているようでした。しかしここでのマダム・マクシームとダンブルドアの会話を見ていると今回1つの事実が見えて来ました。

ダンブルドアはマダム・マクシームに「こちらの魔法生物飼育学の先生」と言っています。つまりこの科目はボーバトンにもあるみたいですね。
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