FC2ブログ
ボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りして24時間が経過し各校の代表選手が決まる時がやって来ました。最初に「炎のゴブレット」から名前が出て来たのはボーバトンで次はダームストラングでした。ところが最後にホグワーツが決まって3人の代表選手が打ち揃ったと思ったら・・・(全3項目)

3-1.ほぼ決定したようじゃ
代表選手を決めるのが人ではなく「炎のゴブレット」だと聞いてフレッドにジョージは「それなら老け薬で行ける」と確信したのでした。しかし結局はダンブルドアの引いた年齢線に撥ね飛ばされて玉砕という事になりました。

「忠告したはずじゃ」

深みのある声がしました。面白がっているような調子でもありました。みんなが振り向くと大広間からダンブルドア校長が出て来ました。目を輝かせてフレッドとジョージを見ながらダンブルドアは2人にこう言ったのでした。

「2人ともマダム・ポンフリーの所へ行くがよい。既にレイブンクローのミス・フォーセット。ハッフルパフのミスター・サマーズもお世話になっておる。2人とも少しばかり歳を取る決心をしたのでな」

最後にダンブルドアは「あの2人の鬚は君たちのほど見事ではないがの」と言ったのでした。フレッドとジョージは大爆笑のリー・ジョーダンに付き添われ医務室に向かったのでした。そしてついにその時がやって来たのです。

「さてゴブレットはほぼ決定したようじゃ」

ダンブルドアはこう言った後に自分の見込みでは代表選手の決定まであと1分ほどだとの見通しを示しました。代表選手の名前が呼ばれたらその者たちは大広間の一番前に来るがよい。そして教職員テーブルに沿って進み・・・

教職員テーブルの後ろの扉を指し示しながら隣の部屋に入るようにと言ったのでした。そこで最初の指示が与えられるとの事でした。こう言った後にダンブルドアは杖を大きく一振りしたのでした。大広間は真っ暗になりました。

すると「炎のゴブレット」の炎が赤くなり火花が飛び散り始めました。いよいよ代表選手が決まるようでした。

3-2.代表選手決まる!
ゴブレットの炎が赤くなり火花が飛び散り始めました。次の瞬間には炎が宙を舐めるように燃え上がり炎の舌先から焦げた羊皮紙が落ちて来ました。全員が固唾を飲んで見守る中ダンブルドアはその羊皮紙を捕らえたのでした。

「ダームストラングの代表選手はビクトール・クラム」

力強くはっきりとした声でダンブルドアが読み上げました。ロンが「そう来なくっちゃ!」と声を張り上げました。他の生徒たちも同感のようで大広間もまた拍手の嵐に歓声の渦でした。ビクトール・クラムは立ち上がると・・・

スリザリンのテーブルから前屈みにダンブルドアのほうに歩いて行きました。右に曲がり教職員テーブルに沿って歩くと後ろの扉からクラムは隣の部屋に消えて行きました。すると拍手の音に負けないぐらいの大きな声で・・・

「ブラボー。ビクトール!判っていたぞ。君がこうなるのは!」

カルカロフが声を轟かせてこう言うのが聞こえて来ました。拍手と話し声が収まり今や全員の関心は再び赤く燃え上がったゴブレットに集まっていました。炎に巻き上げられるように2枚目の羊皮紙が中から飛び出して来ました。

「ボーバトンの代表選手はフラー・デラクール!」

ヴィーラに似た美少女が優雅に立ち上がりシルバーブロンドの豊かな髪をサッと振って後ろに流すとレイブンクローとハッフルパフのテーブルの間を滑るように進んで行きました。残されたボーバトン生たちの落胆ぶりは・・・

ハーマイオニーの言う「がっかり」では言い足りないとハリーはそう思いました。選ばれなかった2人の女子生徒はワッと泣き出し腕に顔を埋めてしゃくり上げていました。フラー・デラクールが隣の部屋に消えて行くと・・・

興奮で張り詰め肌に食い込むような沈黙でした。次はいよいよホグワーツの代表選手だからです。そして三度目でした。ついに「炎のゴブレット」が赤く燃え始めました。その舌先からダンブルドアが羊皮紙を取り出しました。

「ホグワーツの代表選手はセドリック・ディゴリー!」

ロンが大声で「駄目!」と言いました。がしかしハリーの他には誰にも聞こえません。隣のテーブルの大歓声が物凄かったからです。ハッフルパフ生が総立ちになり叫び足を踏み鳴らしました。セドリックは笑顔を浮かべ・・・

その大歓声の中を通り抜けて教職員テーブルの後ろの部屋へと向かいました。セドリックへの拍手があまりに長々と続いたのでダンブルドアは再び話し出すまでに暫く間を置かなければならないほどでした。そしてここで・・・

3-3.4人目の代表選手
大歓声がようやく収まるとダンブルドアは「結構。結構!」とうれしそうに呼びかけました。そして「これで3人の代表選手が決まった」と最後の挨拶を始めました。選ばれなかったボーバトン生もダームストラング生も・・・

さらにみんなが打ち揃ってあらん限りの力を振り絞り代表選手たちを応援してくれる事と信じておる。ところが「選手に声援を送る事でみんなが本当の意味で貢献でき」とダンブルドアがここまで言ったその時の事だったのです。

ダンブルドアが突然言葉を切りました。何が気を散らせたのかは誰の目にも明らかでした。再び「炎のゴブレット」が赤く燃え始めたのです。空中に炎が伸び上がりその舌先にまたしても羊皮紙を載せています。反射的に・・・

そう見えましたがダンブルドアは長い手を伸ばして羊皮紙を捕らえました。ダンブルドアはその羊皮紙を掲げ書かれた名前をじっと見ていました。両手で持ったその羊皮紙をダンブルドアはそれから暫くの間眺めていたのでした。

長い沈黙。大広間の全ての目がダンブルドアに集まっていました。やがて咳払いをするとダンブルドアはその羊皮紙に書かれた名前を読み上げたのでした。本人も含めて大広間中の人たちが驚きのあまり言葉を失ったのでした。

「ハリー・ポッター」

今日の最後に
10月31日ハリーたち3人がハグリッドの小屋を出て城に戻る時。ダームストラングの一行もちょうど湖に浮かんだ船から城に向かう所でした。ビクトール・クラムはカルカロフ校長と並んで歩くその一方で他の生徒たちは・・・

2人の後ろをバラバラになって歩いていました。さらにカルカロフ校長はクラムが代表選手に決まった時「ブラボー。ビクトール!判っていたぞ。君がこうなるのは!」とクラムの事をファーストネームで呼んでいるんですよね。

つまりダンブルドアにとってのハリーと同様にカルカロフ校長にとってビクトール・クラムはそれはそれはお気に入りの生徒というわけです。代表団とは形ばかりのもので最初からクラムが選出される事が判っていたんですよね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1718-613d1f70