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ハリーたち3人とダンブルドアが説得してハグリッドは「魔法生物飼育学」の教職に復帰する事になりました。そしてハグリッドから金の卵はどうなってる?と訊かれてハリーはセドリックから貰ったヒントを試す事にしたのでした。その結果金の卵の謎は解けたのですが・・・(全3項目)

3-1.金の卵の謎は解けたものの
ハリーよ今俺が心から願ってるのが何だか判るか?お前さんに勝って欲しい。本当に勝って欲しい。みんなに見せてやれ。純血じゃなくてもできるんだ。自分の生まれを恥じる事はない。ダンブルドアが正しいという事を・・・

魔法ができる者なら誰でも入学させるのが正しいという事をみんなに見せてやれる。そしてあの金の卵はどうなってる?と訊かれて「本当に大丈夫さ」と答えたハリーはセドリックのヒントを試す時が来たと決心したのでした。

第1の課題の内容を教えて貰った借りがあるからという事でハリーはセドリックからダンスパーティ終了後に第2の課題のヒントを貰っていました。ところがダンスパーティのセドリックのパートナーが何とチョウ・チャンだった。

チョウに思いを寄せていたハリーは妙な意地を張ってしまいセドリックがくれたヒントをほったらかしにしていました。しかしハグリッドに「勝って欲しい」と言われてハリーは「そんな事は言っていられない」と思ったのです。

その結果「水の中で1時間生き延びなければならない」という事が判りました。金の卵の中から聞こえていたむせび泣くような音は実は水中人の歌だったのです。ハリーが風呂の湯船の水の中で聞いた所それが判明したのでした。

理想はハリーが何かに変身する事でした。しかしハーマイオニーによればそれは6年生まで待たなければならないそうです。そこでハリーたちは他の手段を探すため図書室で本の山に埋もれる事になりました。ところが・・・

水の中で1時間生き延びる方法が分らないまま課題前日になってしまいました。するとそこにフレッドとジョージがやって来てマクゴナガル先生がロンとハーマイオニーを呼んでいると言うのです。2人は行ってしまいました。

図書室は8時で閉館でした。本を持てるだけ持ってハリーは談話室に戻りました。ハリーの周りは徐々に人が少なくなって行きました。ロンとハーマイオニーは帰って来ません。もうこうなったら意地だとハリーは思いました。

「透明マント」を被るとハリーは再び図書室に行きました。時々腕時計を見て同じ言葉を何度も何度も自分に言い聞かせてハリーは調べ続けました。しかしハリーはいつの間にか眠ってしまったのです。ハリーを起こしたのは?

「ハリー・ポッターは起きなくてはなりません!」

それはドビーでした。

3-2.第2の課題
ドビーはハリー・ポッターを突っつかないといけません。ハリー・ポッターは目を覚まさなくてはいけません!ハリー・ポッターは急がないといけません!あと10分で第2の課題が始まります。急ぐのです。ハリー・ポッター!

「何だって?水中人が取ってったのは・・・取ってったのはロン?」

驚愕してこう問うハリーにドビーは「ハリー・ポッターが一番失いたくないものでございます!」と答えました。そして1時間過ぎるともはや望みは有り得ない。遅過ぎたならそのものはもはや二度とは戻らない。そこで・・・

「あなた様はこれを食べるのです」

自分は何をすればいいのかと必死に訊くハリーにドビーはこう言ってショートパンツのポケットからねずみの尻尾を団子にしたような灰緑色のヌルヌルした物を取り出したのでした。湖に入るすぐ前にでございます。鰓昆布です。

「これはハリー・ポッターが水中で息ができるようにするのです!」

「何する物?」と問うハリーにドビーはこう答えました。前歴が前歴だっただけにハリーが「本当にそうなの?」と訊くとドビーは大真面目に「本当に本当でございます!」と答えました。そしてハリーにこう言ったのでした。

「ドビーは耳利きでございます。ドビーは屋敷妖精でございます。火を熾し床にモップをかけドビーは城の隅々まで行くのでございます」

ドビーはマクゴナガル先生とムーディ先生が職員室で次の課題の事を話しているのを耳にしたそうです。ハリーにロンを失わせるわけにはいかない。これでハリーの疑いは消えました。ハリーは勢いよく立ち上がったのでした。

「到着・・・しました・・・」

ハリーは泥に足を取られて急停止したので弾みでフラーのローブに泥を撥ねてしまいました。威張った非難がましい声で誰かが「一体どこに行ってたんだ?課題がまもなく始まるというのに!」と言って来ました。声の主は?

審査員席にパーシー・ウィーズリーが座っていました。するとルード・バグマンが心底ホッとした様子で「まあまあパーシー!息ぐらいつかせてやれ!」と言ったのでした。一方ダンブルドアはハリーに微笑みかけたのでした。

しかしカルカロフ校長とマダム・マクシームはハリーの到着を全く喜んでいない事が表情からはっきりと読み取れました。ハリーはもう来ないだろうと思っていた事が明らかでした。ハリーの息はまだまだ整っていませんでした。

しかし第2の課題はスタートを切ったのでした。

3-3.点数をつける前に協議じゃ
こうして始まった第2の課題は意外な事に最後の最後にスタート地点に着いて当初は圧倒的に不利と思われたハリーが一番に人質の所に辿り着くという展開になりました。セドリックとクラムはかなり遅れての到着だったのです。

いくら待ってもフラーが来ないのでハリーはロンとフラーの人質を連れて湖面を目指しました。水面の一歩手前で鰓昆布の効果が切れました。足も普通に戻り水がどっと口に流れ込んで来ました。頭の中が水浸しで息ができない。

酸素が欲しい。止める事はできない。止めてたまるか。その時ハリーは頭が水面を突き破るのを感じました。素晴らしくて冷たくて澄んだ空気がまるで濡れた顔を刺すようでした。ハリーは思いっ切り空気を吸い込んだのでした。

そして喘ぎ喘ぎハリーはロンとフラーの人質の少女を引き上げました。ハリーの周りをぐるりと囲んで水中人が一斉に水面に現れました。みんなハリーに笑いかけていたのでした。するとロンと少女もまた目を開けたのでした。

ロンは「びしょびしょだな。こりゃ」と言うとフラーの人質の少女に目を止め「何のためにこの子を連れて来たんだい?」と訊いて来ました。ハリーがフラーが現れなくって残しておけなかったと言うとロンはこう言うのです。

「ハリードジだな。あの歌を真に受けたのか?ダンブルドアが僕たちを溺れさせるわけないだろ!」

ハリーが「だけど歌が」と言うとロンは「制限時間内に君が間違いなく戻れるように歌ってただけなんだ!英雄気取りで湖の底で時間を無駄にしたんじゃないだろうな」と言うのです。ハリーは深い後悔の念に駆られたのでした。

自分の馬鹿さ加減とロンの言い方の両方に腹が立ったからです。岸辺が近づいて来るとダンブルドアとバクマンがハリーとロンに笑いかけているのが見えました。マダム・マクシームは半狂乱のフラーを抑えようとしていました。

「ガブリエール!カブリエール!あの子は生きているの?怪我してないの?」

フラーが人質の所に辿り着けなかったのは水魔に捕まったからでした。その一方代表選手と人質がようやく全員ゴールインした事を受けてダンブルドアは水際に屈み込みトップと思われる女の水中人と話し込んでいたのでした。

水中人は水から出ると悲鳴のような声を発しますがダンブルドアも同じような音で話しています。ダンブルドアはマーミッシュ語が話せたのです。ようやく水中人との話し合いが終わったようでダンブルドアは立ち上がり・・・

「どうやら点数をつける前に協議じゃ」

そして協議の結果ハリーはカルカロフ校長を除く全ての審査員が「これこそ道徳的な力を示すものであり50点満点に値する」と最高の評価をして点数は「45点」になりロンは歓声に負けじと声を張り上げてこう言ったのでした。

「やったぜハリー!君は結局間抜けじゃなかったんだ。道徳的な力を見せたんだ!」

今日の最後に
ハリーが2年生の時ドビーはハリーをホグワーツに戻らせて又は留まらせてなるものかと必死に数々の策を巡らせました。結果は全てが裏目に出てむしろハリーに不幸と災難が次々と襲いかかる事になってしまったんですよね。

しかし対抗試合の第2の課題ではハリーを起こし鰓昆布を提供して絶体絶命のピンチを救ってくれました。やはり雇い主がマルフォイ一家からアルバス・ダンブルドアに変わったからこその大活躍という事になるんでしょうね。
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