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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ダンブルドアはハリーはアラスター・ムーディに会った事がないと言うのです。それなら今目の前にいるマッド・アイ・ムーディは?この偽ムーディはポリジュース薬を使っていたのです。ダンブルドアとハリーが見守っていると薬の効果が切れて元の姿に戻って行ったのでした。そこに現れたのは?(全3項目)

3-1.この子は知らねばならん
マクゴナガル先生はまっすぐにハリーの所にやって来ると「さあいらっしゃい。さあ行きましょう。医務室へ」と言ったのでした。そして鋭い口調で「待て」と言うダンブルドアに対してマクゴナガル先生はこう言ったのでした。

「ダンブルドア。この子は行かなければ。ごらんなさい。今夜一晩でもうどんな目に遭ったか」

そんなマクゴナガル先生にダンブルドアは「その子はここに留まるのじゃ。ハリーに納得させる必要がある」と言ったのでした。納得してこそ初めて受け入れられる。受け入れてこそ初めて回復がある。この子は知らねばならん。

今夜自分をこのような苦しい目に遭わせたのが一体何者で何故なのかを知らなければならないとダンブルドアは言ったのでした。そしてローブの中に手を入れるとムーディの携帯用酒瓶と鍵束を取り出しました。そして・・・

スネイプには君の持っている「真実薬」の中で一番強力なのを持って来てくれぬか。それから厨房に行きウィンキーという屋敷しもべ妖精を連れて来るようにと言ったのでした。さらにダンブルドアはマクゴナガル先生に・・・

ハグリッドの小屋に行ってくださらんか。大きな黒い犬がかぼちゃ畑にいるはずだ。犬を校長室に連れて行き自分もまもなく行くからとその犬に伝えた後にここに戻って来るようにと言ったのでした。そしてハリーには・・・

ハリーは驚き叫び声を漏らしました。7つの錠前がついたトランクの最後に開けた竪穴のような地下室のようなものの中に痩せ衰えた本物のマッド・アイ・ムーディがいました。さらに携帯用酒瓶を開けて引っ繰り返すと・・・

「ポリジュース薬じゃ。ハリー」

床にネバネバした濃厚な液体がこぼれ落ちて来ました。ダンブルドアが言うには「単純でしかも見事な手口じゃ」との事です。ムーディは決して自分の携帯用酒瓶からでないと飲まなかった。その事はよく知られていたそうです。

この偽ムーディの正体は?

3-2.事の真相、その1
ダンブルドアは机の所にあった椅子を引いて座ると床のムーディをじっと見ました。ハリーも見ました。何分間かの沈黙の後に男の顔が変わり始めました。傷痕は消えて肌は滑らかになり削がれた鼻もまともになって来ました。

長いたてがみのような白髪混じりの髪は頭皮の中に引き込まれて行き色は薄茶色に変わりました。突然ガタンと大きな音がすると木製の義足が落ち正常な足が生えて来ました。次の瞬間「魔法の目」が男の顔から飛び出し・・・

その代わりに本物の目が現れました。ハリーはこの男が誰か知っていました。ダンブルドアの「憂いの篩」で無実を訴えながら法廷から吸魂鬼に連れ出されて行ったクラウチ氏の息子でした。しかし今はずっと老けて見えました。

スネイプもマクゴナガル先生も驚きのあまり床に倒れた男を見て立ちすくみました。スネイプに連れられて来たウィンキーも口をあんぐり開けて金切り声を上げ男の胸にすがりました。息子が死んだと訴えるウィンキーに・・・

「失神術にかかっているだけじゃウィンキー。どいておくれ。セブルス薬は持っておるか?」

スネイプがダンブルドアに澄み切った透明な液体の入った小さなガラス瓶を渡しました。ハリーも授業中にスネイプが飲ませると脅した事があるので知っていました。ダンブルドアは立ち上がって床の男の上に屈み込むと・・・

男の上半身を起こして壁に寄り掛からせました。ダンブルドアは男の口をこじ開け真実薬を3滴流し込みました。それから杖を男の胸に向け「リナベイト!蘇生せよ!」と唱えました。するとクラウチ氏の息子は目を開けました。

顔が緩み焦点の合わない目をしていました。ダンブルドアは顔が同じ高さになるように男の前に膝をつくと「聞こえるかね?」と静かに訊きました。男は瞼をパチパチさせて「はい」と呟きました。そこでダンブルドアは・・・

「話して欲しいのじゃ。どうやってここに来たのかを。どうやってアズカバンを逃れたのじゃ?」

ダンブルドアに優しくこう問われクラウチ・ジュニアは身を震わせて深々と息を吸い込み抑揚のない感情のない声で話し始めました。母が助けてくれたのだそうです。お母さんは自分がまもなく死ぬ事を知っていたんだそうです。

母の最期の願いとして息子を救出するように父を説き伏せた。息子を決して愛さなかった父だが母を愛していたので承知した。2人が訪ねて来て息子に母の髪を入れたポリジュース薬をくれた。母は息子の髪を入れた物を飲んだ。

息子と母の姿が入れ替わった。吸魂鬼は目が見えない。父は囚人の誰かが独房の扉の隙間から見ていたりする場合を考えて息子に母の姿をさせて密かに連れ出したのだそうです。母はまもなくアズカバンで死んだんだそうです。

「そして君の父親は君を家に連れ帰ってからどうしたのだね?」

ダンブルドアが静かにこう訊くとクラウチ・ジュニアは「母の死を装った。静かな身内だけの葬式だった。母の墓は空っぽだ」と答えました。ウィンキーの世話で息子は健康を取り戻した。しかしそれからが大変だったのでした。

それから息子は隠され管理されなければなりませんでした。父は息子をおとなしくするために幾つかの呪文を使わなくてはならなかったのです。息子は元気を取り戻すとヴォルデモートを探し出し仕える事しか考えませんでした。

「お父上は君をどうやっておとなしくさせたのじゃ?」

ダンブルドアのこの問いにクラウチ・ジュニアは「服従の呪文」だと答えました。息子は昼も夜も無理やり「透明マント」を着せられたのだそうです。息子はいつもウィンキーと一緒でウィンキーが監視と世話をしたそうです。

「君がまだ生きている事を誰かに見つかった事があるのかね?君のお父上と屋敷妖精以外に誰か知っていたかね?」

ダンブルドアが優しくこう訊くとクラウチ・ジュニアは「はい」と答えました。父の役所の魔女でバーサ・ジョーキンズ。この女が父のサインを貰いに書類を持って家に来た。父は不在だったためウィンキーが対応したそうです。

ウィンキーが中に通して息子のいる台所に戻った。ウィンキーが息子と話していると女は調べに入って来た。マントに隠れているのが誰なのかを十分想像できるほどの話の内容を聞いてしまった。そして帰宅した父を問い詰めた。

父は女が知ってしまった事を忘れさせるため強力な「忘却術」を使ったのだそうです。あまりに強くて父は「あの女の記憶は永久に損なわれた」と言ったんだそうです。すると今度はダンブルドアはクラウチ・ジュニアに・・・

「クィディッチ・ワールドカップについて話しておくれ」

ウィンキーが何カ月もかけて父を説き伏せた。息子はクィディッチが好きだった。ウィンキーが透明マントを着せるから行かせてやってくれと頼んだ。母は息子を自由にするために死んだんだ。生涯幽閉の身にするためじゃない。

父はついに折れました。計画は慎重でした。父は息子とウィンキーをまだ早い内に貴賓席に連れて行きました。姿の見えない息子がそこに座りました。ウィンキーが父の席を取っているという手筈でした。誰も気づかないだろう。

みんながいなくなってから2人が退席するという計画でした。ところがウィンキーは父がかけた「服従の呪文」を息子が破り始めているという事を知りませんでした。時々ほとんど自分自身に戻る事がありました。そして・・・

前の男の子つまりハリーのポケットから杖が突き出していました。アズカバンに行く前から杖を許されていなかった息子はその杖を盗みました。ウィンキーは高所恐怖症で顔を隠していたのでその事に気づかなかったのでした。

「それで杖を取ったのじゃな。そして杖で何をしたのじゃ?」

ダンブルドアがこう訊くとクラウチ・ジュニアは「俺たちはテントに戻った」と答えました。その時あの騒ぎが起こりました。アズカバンに入らなかった死喰い人たちの連中がマグルをもてあそんでいました。手には杖がある。

あのお方に背を向けた奴らだ。あのお方のために苦しんだ事がない奴らだ。あいつらは俺のように繋がれていない。自由にお探しできたのにそうしなかった。息子はご主人様に忠義を尽くさなかった奴らを襲いたいと思いました。

ウィンキーは息子が怒っているのを見て心配しました。ウィンキーは魔法で息子を自分の体に縛り付け死喰い人から遠ざけようと森へ引っ張って行ったんだそうです。息子はキャンプ場に戻って不忠者を罰したいと思いました。

そんな不忠者の死喰い人の連中に闇の帝王への忠義とは何かを見せつけてやりたいと思ったのでした。そこで息子は盗んだハリーの杖で「闇の印」を打ち上げたのです。その直後にクラウチ氏はウィンキーを解雇したのでした。

3-3.事の真相、その2
こうして家には父と息子だけになりました。そこにヴォルデモートとワームテールがやって来たのです。ヴォルデモートはアルバニアでバーサ・ジョーキンズを捕らえ拷問しました。バーサ・ジョーキンズは色々と話しました。

三大魔法学校対抗試合が行われる事に「闇祓い」のムーディがホグワーツで教える事になった事も話しました。ヴォルデモートはクラウチ氏がバーサ・ジョーキンズに対してかけた「忘却呪文」さえ破るほどに拷問をしました。

そこでヴォルデモートはクラウチ・ジュニアが多分まだ最も忠実な従者である事が判りました。ヴォルデモートはバーサ・ジョーキンズの情報に基づいてある計画を練りました。そこでクラウチ・ジュニアが必要になったのです。

あっという間にクラウチ氏はヴォルデモートの「服従の呪文」にかかりました。今度は父親のほうが管理される立場でした。ヴォルデモートはいつものように仕事を続け何事もなかったかのように振る舞うよう服従させました。

「そしてヴォルデモート卿は君に何をさせたのかね?」

ダンブルドアがこう訊くとクラウチ・ジュニアは「あのお方のためにあらゆる危険を冒す覚悟があるかと俺にお聞きになった」と答えました。三校対抗試合の間。それと気取られずにハリーを誘導する召使いが必要だったのです。

ハリーを監視してハリーが確実に優勝杯に辿り着くようにする。優勝杯を「移動キー」にして最初に触れた者をご主人様のヴォルデモート卿の下に連れて行く。ここでダンブルドアはクラウチ・ジュニアにこう言ったのでした。

「君にはアラスター・ムーディが必要だった」

ワームテールとクラウチ・ジュニアがやったのだそうです。事前にポリジュース薬を用意しておいた。ムーディが抵抗し騒ぎが起こったが何とか間に合いムーディをおとなしくさせんだそうです。そしてムーディに成り済ました。

準備を整え駆けつけたアーサー・ウィーズリーにはゴミバケツを庭で暴れさせ「何者かが庭に忍び込んだのでゴミバケツが警報を発した」と言ったそうです。そしてムーディは「服従の呪文」をかけ生かしておいたのだそうです。

「ムーディを襲った後。ワームテールはどうしたのかね?」

ダンブルドアがこう訊くのに対してクラウチ・ジュニアは「ワームテールは父の家でご主人様の世話と父の監視に戻った」と答えたのでした。するとそこでダンブルドアはさらに「しかしお父上は逃げ出した」と言ったのでした。

暫くすると息子がやったように父もまた「服従の呪文」に抵抗するようになった。何が起こっているのか?クラウチ氏は時々気がついた。ヴォルデモートはもはやクラウチ氏が家を出るのは安全ではないと考えるようになった。

クラウチ氏に命じて病気だと手紙を書かせた。しかしワームテールは義務を怠った。クラウチ氏は逃げそしてちょうどホグワーツに駆け込んで来た所でハリーとビクトール・クラムと遭遇する事になったというわけなんですよね。

ここで衝撃の事実が明らかになりました。息子が父親を殺害していた。ハリーから没収した「忍びの地図」を利用しクラウチ・ジュニアは父の遺体を骨に変えてハグリッドの小屋の前の掘り返されたばかりの所に埋めたそうです。

そしてクラウチ・ジュニアは夕食前に優勝杯を迷路に運び込む仕事を買って出て優勝杯を「移動キー」に変えたんだそうです。

今日の最後に
こうして改めて「ダンブルドアはクラウチ・ジュニアに何を話させたのか?」を振り返ってみるとハリーが「何故?」又は「どうして?」と常々疑問に思っていた事が解決するようにダンブルドアが質問をしている事が判ります。

その最たるものは「何故クィディッチ・ワールドカップの時には自分の杖がなくなり自分のその杖で闇の印が打ち上げられたのか?」という事でしょうね。背後に「透明マント」を被ったクラウチ・ジュニアがいたんですよね。

これで全ての真相が明らかになったというわけなんですよね。

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