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ハリーは「クィレルだったんです!」と必死に訴えました。しかしそんなハリーにダンブルドアは落ち着くようにと言ったのでした。それと言うのもヴォルデモートが取り憑いたクィレルとの死闘を終えて既にもう3日が経過していたからです。そしてハリーが最初にした質問に対してダンブルドアは・・・(全3項目)

3-1.気がつくと
ダンブルドアに「こんにちは」と言われてハリーは記憶が蘇りました。そして思わず「クィレルだったんです!クィレルが石を持っています!」などと言ってしまったのでした。するとダンブルドアはハリーにこう言いました。

「落ち着いてハリー。君は少ーし時間がずれとるよ。クィレルは石を持っとらん」

そこでハリーが「じゃあ誰が?」と訊くとダンブルドアは再びハリーに落ち着くようにと言いました。そうでないと自分がマダム・ポンフリーに追い出されてしまうと言うのです。マダム・ポンフリーの名前が出た所で・・・

ハリーは周囲を見回し自分が医務室にいる事に気づきました。ハリーは白いシーツのベッドに横たわっていました。脇のテーブルにはまるで菓子屋が半分そっくりそこに引っ越して来たかのように甘い物が積み上げられていました。

「君の友人や崇拝者からの贈り物だよ」

これに加えダンブルドアは「地下で君とクィレル先生との間に起きた事は秘密でな。秘密という事はつまり学校中が知っているというわけじゃ」とも言ったのでした。ハリーが「僕はどのくらいいるんですか?」と訊くと・・・

ダンブルドアは「3日間じゃよ」と答えました。さらにダンブルドアはロンとハーマイオニーはハリーが気がついたと知ったらほっとするだろう。2人ともそれはそれは心配をしていたとハリーに言ったというわけなんですよね。

ここでハリーは再び「でも先生。石は」と言いました。ダンブルドアは「君の気持ちを逸らす事はできないようだね」と言い結局クィレル先生はハリーから「賢者の石」を取り上げる事ができなかったとハリーに告げたのでした。

自分がちょうど間に合って食い止めた。しかし君は1人で本当によくやった。ハリーはハーマイオニーにヘドウィグを使ってダンブルドアにふくろう便を送るように頼んだのです。でもそれは途中ですれ違ってしまったそうです。

ダンブルドアはロンドンに到着したその途端に「わしがおるべき場所は出発して来た所だった」とはっきり気がついたんだそうです。ロンドンからホグワーツに引き返してクィレルをハリーから引き離すのに何とか間に合った。

最後に聞こえた「ハリー!ハリー!」という声はダンブルドアだったというわけなんですよね。

3-2.ヴォルデモートは?
ダンブルドアの口から「賢者の石」は壊してしまったと聞いてハリーは呆然としました。しかしダンブルドアが言うにはニコラス夫妻は身辺を整理するのに十分な命の水を蓄えているそうです。それから確かに2人は死ぬだろう。

ハリーの驚いた顔を見て微笑みながらダンブルドアは「君のように若い者には分らんじゃろうがニコラスとペレネレにとって死とは長い1日の終わりに眠りにつくようなものだ」と言った後こうも言ったというわけなんですよね。

「結局きちんと整理された心を持つ者にとっては死は次の大いなる冒険に過ぎないのじゃ。よいか石はそんなに素晴らしい物ではないのじゃ。欲しいだけのお金と命だなんて!大方の人間が何よりまずこの2つを選んでしまう」

さらにダンブルドアは「困った事にどういうわけか人間は自らにとって最悪のものを欲しがる癖があるようじゃ」とも言ったのでした。そしてハリーがヴォルデモートの事を「例のあの人」と言い換えるとダンブルドアは・・・

「ヴォルデモートと呼びなさい。ものには必ず適切な名前を使いなさい。名前を恐れているとそのもの自身に対する恐れも大きくなる」

そう言われてハリーはこう言いました。ヴォルデモートは他の手段でまた戻って来るんじゃありませんか。つまりいなくなってしまったわけではないですよね?こう訊くハリーに対してダンブルドアはこう答えたというわけです。

いなくなったわけではない。どこかに行ってしまっただけだ。誰か乗り移る体を探している事だろう。本当に生きているわけではないから殺害する事もできない。クィレルを死なせてしまった。家来を敵と同様情け容赦なく扱う。

そしてダンブルドアはハリーのやった事はヴォルデモートが再び権力を手にするのを遅らせただけかもしれないとそう言うのです。そして次に誰かがまた一見勝ち目のない戦いをしなくてはならないかもしれない。しかし・・・

そうやってヴォルデモートの狙いが何度も何度も挫かれ遅れて行けばヴォルデモートは二度と権力を取り戻す事ができなくなるかもしれないと言うのです。その次にハリーはダンブルドアにこう言ったというわけなんですよね。

「もし先生に教えていただけるのなら知りたい事があるんですけど。真実を知りたいんです」

その真実とは?

3-3.そもそもどうして?
ハリーに「真実を知りたいんです」と言われてダンブルドアは溜め息をついて「真実か」と言うと「それはとても美しくも恐ろしいものじゃ。だからこそ注意深く扱わなければなるまい」と言ったのでした。さらに続けて・・・

答えないほうがいいというはっきりした理由がない限り答えてあげよう。答えられない理由がある時には許して欲しい。もちろん自分は嘘はつかん。ダンブルドアはこう言って特段の理由がない限りは答えると言ったのでした。

そこでハリーはこう訊きました。ヴォルデモートが母を殺害したのは僕を彼の魔手から守ろうとしたからだと言っていました。でもそもそも何で僕を殺害したかったんでしょう?するとダンブルドアは深い溜め息をついて・・・

「おお何と最初の質問なのにわしは答えてやる事ができん。今日は答えられん。今は駄目じゃ。時が来れば判るじゃろう。ハリー今は忘れるがよい。もう少し大きくなれば。こんな事は聞きたくないじゃろうが」

最後にダンブルドアは「その時が来たら判るじゃろう」と言ったのでした。こう言われてハリーは「ここで食い下がってもどうにもならない」という事が判りました。そこでダンブルドアには他の質問をする事にしたのでした。

「でもどうしてクィレルは僕に触れなかったんですか」

ハリーのこの問いにダンブルドアは君の母上は君を守るために死んだ。ヴォルデモートに理解できない事があるとすればそれは愛だ。君の母上の愛情がその愛の印を君に残して行くほどに強いものだった事には気づかなかった。

それほどまでに深く愛を注いだという事がたとえ愛したその人がいなくなっても永久に愛された者を守る力になるとダンブルドアは言うのです。それがハリーの肌に残っている。クィレルのように憎しみや欲望や野望に満ちた者。

つまりヴォルデモートと魂を分け合うような者はそれがためにハリーに触れる事ができないのだそうです。かくも素晴らしいものにより刻印されたハリーのような者に触れるのはクィレルにとっては苦痛以外の何物でもなかった。

それ以降ダンブルドアはハリーのありとあらゆる質問に答えてくれたというわけなんですよね。この後ハリーは見舞いに訪れたロンとハーマイオニーにも事の経緯を説明したのでした。2人はそれはそれはとても聞き上手でした。

最後に
12月31日大晦日が誕生日という事で最近は年の最後にヴォルデモート卿を取り上げる事が多くなっていました。しかし今年からそれより早くやる事にしました。その理由はこの人は何1つ良い行いをしていないからなんですよね。

私利私欲の塊と云うか。とことん自分本位で他人がどうなっても構わない。人を不幸に陥れてばかりいる。そのため「その年を締め括るのには極めてふさわしくない人物だ」という事に気づいてしまったというわけなんですよね。

クィレルもヴォルデモート卿は私がいかに誤っているかを教えてくださった。善と悪が存在するのではなく力と力を求めるには弱すぎる者とが存在するだけなんだなどと言ってヴォルデモート卿に随分と心酔をしたようでしたね。

ところがそんな幸せな期間も1年足らずでクィレル自身の命が尽きる事によって終わってしまったというわけなんですよね。言ってみればクィレルのそんな思いは麻薬による陶酔と似たような感覚だったという気が私はしますね。

気持ちがいいのはほんの束の間というわけです。
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