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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

それはシリウス・ブラックによる二度目の侵入事件が起きた直後の事でした。ハグリッドから突然手紙が届いてハリーとロンに俺が迎えに行くから6時に玄関ホールに来いと言うのです。そこで2人が行ってみるとハグリッドはいつになく真剣な顔で「2人に話してえことがあってな」と言うのです。それは?(全3項目)

3-1.突然手紙が
実はヴォルデモート卿は死んではいなかった。そして復活する機会を虎視眈々と伺っていた。ハリーはその事を1年生の終盤から知っていました。しかし大多数の人々はそんな事など知らず表向き魔法界は平和だったのでした。

そんな平和に若干の波風が立ち始めたのがシリウス・ブラックがアズカバンから脱獄した事でした。ところが当初ハリーはその人物の事をそれほど恐れてはいませんでした。ウィーズリーおばさんの言う通りだと思ったからです。

ダンブルドアはヴォルデモート卿が恐れた唯一の人物だという事は誰もが言っている。シリウス・ブラックがヴォルデモート卿の右腕だと言うのなら当然の如く同じようにダンブルドアを恐れているのでは?そう考えたのです。

ところがシリウス・ブラックはダンブルドアの事を全く恐れませんでした。10月31日のハロウィンの日にはホグワーツに侵入してグリフィンドール寮の入口を守る肖像画「太った婦人(レディ)」を襲ってズタズタにしたのでした。

さらにクィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦が行われた日の夜にはハリーを含めたグリフィンドールの3年生の寝室に押し入って来ました。そのため学校内の警備体制は日に日に強化されていったというわけです。

そんなシリウス・ブラックがハリーたちの寝室に入って来てから2日後の朝にヘドウィグがハグリッドの手紙を運んで来ました。ハリーとロンの2人に俺が城まで迎えに行くので今日の6時にお茶でも飲みに来いとそう言うのです。

そこでハリーとロンは6時にグリフィンドール塔を出て手紙で指定された玄関ホールに向かいました。2人が玄関ホールに到着するとハグリッドは既にもう待っていました。ハグリッドがわざわざ2人を呼び出したその理由とは?

2人にどうしても言いたい事があったからだったのです。

3-2.呼び出した理由は?
ロンが「土曜日の夜の事を聞きたいんだろう?」と言うとハグリッドは「そいつはもう全部聞いちょる」と答えました。ロンは「そう」と言いながら少しがっかりしたようでした。そして小屋に到着した途端に目についたのは?

バックビークでした。そしてハリーは箪笥の扉の前にぶら下がっている茶色の背広を見つけました。ハグリッドに「これいつ着るの?」と訊くとハグリッドは「バックビークが危険生物処理委員会にかけられる」と答えました。

金曜日に俺と2人でロンドンに行く。そのため「夜の騎士バス」にベッドを2つ予約したと言われてハリーは申し訳がなくて胸が疼きました。バックビークの裁判がこんなに間近に迫っていたのをすっかり忘れていたからでした。

ロンのバツの悪そうな顔を見るとロンもどうやら同じ気持ちのようです。クリスマスにファイアボルトを貰ってからというものはバックビークの弁護の準備を手伝うという約束がきれいさっぱりと頭から吹き飛んでいたのでした。

「2人に話してえことがあってな」

ハグリッドは柄にもなく真剣な顔をしてこう言いました。ハリーが「何なの?」と尋ねるとハグリッドは「ハーマイオニーの事だ」と答えました。そしてロンが「ハーマイオニーがどうかしたの?」と訊くとハグリッドは・・・

あの子は随分と気が動転している。クリスマス以降ハーマイオニーはハグリッドの小屋によく来たそうです。きっと寂しかったんだろう。最初はファイアボルトの事でお前さんたちはハーマイオニーと口を利かないようになった。

そしてハグリッドが「今度はあの子の猫が」と言うとロンが「スキャバーズを食ったんだ!」と怒ったように口を挟んで来ました。するとハグリッドは「あの子の猫が猫らしく振る舞ったからっちゅうてだ」とそう言うのです。

ハグリッドは粘り強く話し続けました。しょっちゅう泣いとったぞ。今あの子は大変な思いをしちょる。ハグリッドはハーマイオニーは手に負えないぐらい一杯背負い過ぎてしまった。あんなに沢山勉強している。しかし・・・

それでも時間を見つけてバックビークの裁判の手伝いをしてくれた。俺のために本当に役に立つ事を見つけてくれた。だからバックビークの裁判は今度は勝ち目があると思うとハグリッドはそう言うのです。それを聞いて・・・

「僕たちも手伝うべきだったのに。ごめんなさい」とハリーが謝るとハグリッドは手を振ってハリーの弁解を遮り「お前さんを責めているわけじゃねえ!」と言ったのでした。ハリーにもやる事が沢山あったのは俺も判っている。

ハリーが四六時中クィディッチの練習をしてたのを俺は見ていた。ただこれだけは言わなきゃなんねえとハグリッドは言ったのでした。ハリーとロンなら箒やネズミなんかよりも友達のほうを大切にすると俺はそう思っていたぞ。

言いたいのはそれだけだ。ロンが危うくシリウス・ブラックに刺されそうになった時もあの子は心底心配していた。ハーマイオニーの心はまっすぐだ。なのにお前さんらはハーマイオニーと口を利かんとハグリッドは言うのです。

そんなハグリッドにロンはハーマイオニーがあの猫をどっかにやってくれたらまた口を利くと言うのです。それなのにハーマイオニーは頑固にあの猫をかばっている。あの猫は狂ってる。それでも猫の悪口はまるで受け付けない。

するとハグリッドはペットの事となるとみんな少しばかり馬鹿になると悟ったように言ってハーマイオニーを庇ったのでした。

3-3.それからのロン
ところがハーマイオニーがせっかく頑張って手伝ってくれたのにハグリッドは裁判に負けてしまいました。こんな事ってないよ。こんな事ができるはずないよと言うハリーにハーマイオニーは涙を拭いながらこう言ったのでした。

「マルフォイのお父さんが委員会を脅してこうさせたの」

ハーマイオニーはさらに「あの父親がどんな人か知っているでしょう」と言うのです。委員会は老いぼれのヨボヨボの馬鹿ばかりでみんな怖気づいたんだわ。そりゃ控訴はある。でも望みはない。何にも変わりはしないそうです。

そんなハーマイオニーにロンが「いや変わるとも。今度は君1人で全部やらなくてもいい。僕が手伝う」と力を込めて言ったのでした。するとハーマイオニーはロンの首に抱きついてわっと泣き出しました。そしてロンに・・・

「ロン。スキャバーズのこと。本当に本当にごめんなさい」

ハーマイオニーはロンにスキャバーズの事をようやく謝る事ができたのでした。ロンもこれでやっとの事でハーマイオニーを許す事ができたのでした。しかしシリウス・ブラックの二度目の侵入事件が起きた事を受けて・・・

生徒は厳しい安全対策を守らねばならずハリーたち3人が日が暮れてからハグリッドを訪ねるのは不可能でした。話ができるのは「魔法生物飼育学」の授業中しかありませんでした。ハグリッドはショックで放心状態でした。

みんな俺が悪いんだ。委員会の人たちは全員が黒いローブを着ていて緊張し過ぎてしまったハグリッドは舌はもつれるしメモも落としてしまうしでハーマイオニーが探してくれた色んな史料の日付も忘れてしまったんだそうです。

その後ルシウス・マルフォイが立ち上がり自分の言い分をしゃべって委員会は言われた通りにやったとの事でした。しかしロンは熱を込めて「まだ控訴がある!まだ諦めないで。僕たち準備してるんだから!」と言ったのでした。

ロンがこう言ってもハグリッドは「あの委員会はルシウス・マルフォイの言いなりだ」だからもう駄目だと諦めていました。だからハグリッドはバックビークの残された時間を思いっ切り幸せにしてやるだけだとそう言うのです。

イースター休暇に入るとロンはハーマイオニーから控訴の準備を引き継いで自分の宿題をやっていない時にはヒッポグリフ関係の本を夢中になって読み耽っていました。クルックシャンクスに当たり散らすのを忘れるほどでした。

結局の所バックビークは控訴裁判で死刑判決を受ける事となってしまいました。しかしダンブルドアの計らいでハリーとハーマイオニーがバックビークを助け出してバックビークは処刑寸前に逃げ遂せたというわけなんですよね。

今日の最後に
このヒッポグリフはハリーたち3人とハグリッドが価値観を共有できた唯一の魔法動物でした。ハグリッドが「美しかろう?」と言うのを聞いてハリーも「判るような気がする」とハグリッドの意見に賛同しているんですよね。

半鳥半馬の生き物を見た最初のショックを乗り越えさえすればヒッポグリフの輝くような毛並みが羽根から毛へ滑らかに変わって行くのは見応えがあるとハリーもそう思っているんですよね。そしてハグリッドにとっても・・・

扱いを間違えれば襲いかかって来るという適度な危険が気に入ったんでしょうね。しかしそれがバックビークが裁判にかけられる事に繋がってしまい散々苦労をさせられる事になってしまいました。それが最後の最後には・・・

バックビークは処刑寸前に逃げてハグリッドは祝杯を上げる事ができたというわけなんですよね。

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