FC2ブログ
クリスマスにハリーたち3人が昼食を取りに大広間に下りて行くと先生方に生徒がそれぞれ6人ずつ合計12人しかいませんでした。人数も少ないという事でテーブルも1つしかありませんでした。するとそこにトレローニー先生が遅れて入って来たのでした。マクゴナガル先生との丁々発止のやり取りの末に・・・(全3項目)

3-1.クリスマスに
スネイプがルーピン先生の代理で「闇の魔術に対する防衛術」を教えた翌日にはクィディッチの開幕戦ハッフルパフ対グリフィンドールが行われ吸魂鬼が現れてハリーは初めての敗北を味わいニンバス2000を失ってしまいました。

さらにフレッドとジョージから「忍びの地図」を譲り受けホグズミード村に行く事ができたものの自分の両親は父親の親友で先頃アズカバンを脱獄したシリウス・ブラックの裏切りで死んだという事を知るなんて事もありました。

クリスマス休暇初日にはドラコ・マルフォイを襲ったヒッポグリフのバックビークが裁判にかけられる事になり魔法省からハグリッドの元に手紙が届くなんて事もありました。そしてハリーの元に驚くべき贈り物が届いたのです。

それは炎の雷ファイアボルトでした。夏休みにハリーがダイアゴン横丁の「漏れ鍋」に滞在していた時に高級クィディッチ用具店に毎日のように通い詰めて見に行ったあの素晴らしい箒がハリーの目の前に現れ出でたのでした。

昼食を取りに大広間に下りて行くと各寮のテーブルは片付けられ中央に1つだけテーブルが置かれて食器が12人分用意されていました。生徒はハリーたち3人の他は緊張の面持ちの1年生が2人と5年生のスリザリン生が1人でした。

教職員はダンブルドア校長にマクゴナガル先生とスネイプ。それにスプラウト先生とフリットウィック先生。さらには古びてカビ臭い燕尾服を着た管理人のフィルチの合計6人でした。ハリーたち3人がテーブルに近づくと・・・

「これしかいないのだから寮のテーブルを使うのはいかにも愚かに見えたのでのう。さあお座り!お座り!」

ダンブルドアが「メリー・クリスマス!」と挨拶をした後にこう言いました。ハリーたちはテーブルの隅に並んで座りました。ダンブルドアは「クラッカーを!」とはしゃいで言うとクラッカーの紐の端をスネイプに渡しました。

スネイプが渋々クラッカーの紐を引っ張ると・・・

クラッカーから出て来たのは?

3-2.ルーピン先生は?
バーンと大砲のような音がするとクラッカーは弾け中からハゲタカの剥製をてっぺんに載せた大きな魔女の三角帽子が出て来ました。まるでネビルのおばあさんロングボトム夫人が被っているかのような帽子が出て来たのでした。

ハリーはまね妖怪の事を思い出しロンに目配せをして2人でニヤリとしました。ハリーとロンにニヤリとされて面白くないスネイプは唇をぎゅっと結ぶと帽子をダンブルドアのほうに押しやりました。するとダンブルドアは?

ダンブルドアはすぐに自分の三角帽子を脱ぐとスネイプに押しやられたその魔女の帽子を被りました。そしてにっこりとみんなに笑いかけながら「どんどん食べましょうぞ!」と呼びかけて食事を取るようにと促したのでした。

暫く経つと大広間の扉がまた開いてお祝いの席にふさわしいスパンコール飾りの緑のドレス姿のトレローニー先生が入って来ました。ダンブルドアが立ち上がり「シビル。これはお珍しい!」と言うとトレローニー先生は・・・

自分も驚いた。水晶玉を見ていたら1人で昼食を取るといういつもの自分を捨てて皆さまとご一緒する姿が見えたとトレローニー先生は言うのです。ダンブルドアは目を輝かせて「それはそれは」と言うと杖を取り出して・・・

「椅子をご用意いたさねばのう」と言って杖を振り空中に椅子を描き始めました。椅子は数秒間回転してスネイプとマクゴナガル先生の間に着地しました。しかしトレローニー先生は小さくあっと悲鳴のような声を漏らし・・・

とても座れないとトレローニー先生は言うのです。自分が席に着くと「13人」になってしまう!こんな不吉な数はありませんわ!お忘れになってはいけません。13人が食事を共にする時には最初に席を立った者が死ぬのですわ。

するとマクゴナガル先生が苛立って「その危険を冒しましょう」と言ったのでした。ぐずぐずしていると七面鳥が冷え切ってしまうからです。トレローニー先生は迷った末にダンブルドアが作ったその椅子に腰かけたのでした。

目を堅く閉じ口をきっと結んでまるで今にもテーブルに雷が落ちて来るのを予想しているかのようでした。するとマクゴナガル先生は手近のスープ鍋にさじを突っ込みトレローニー先生に「臓物スープはいかが?」と言いました。

トレローニー先生は返事をしませんでした。そしてようやく目を開けると周りを見回し「あらルーピン先生はどうなさいましたの?」と訊いて来ました。その問いに対してダンブルドアが気の毒にもまた病気だと答えたのでした。

するとトレローニー先生は?

3-3.ダンブルドアに問われて
クリスマスにこんな事が起こるとは全く不幸な事じゃ。ダンブルドアがこう言うのに対してマクゴナガル先生は眉根をぴくりと持ち上げトレローニー先生に「でもあなたはとうにそれをご存じだったはずね?」と言ったのでした。

するとトレローニー先生は落ち着き払って「もちろん存じてましたわ」と言葉を返しました。さらに全てを悟れる者である事を誇示したりはしないものだ。自分は「内なる眼」を持っていないかのように振る舞う事はよくある。

それは他の人たちを怖がらせてはならないからだとトレローニー先生はそう言うのです。そうなる事が事前に判っていても口に出して言ってしまったら殊更にその人の恐怖心を煽る事になるので言ったりはしないというわけです。

するとマクゴナガル先生はぴりっと「それで全てがよく判りましたわ!」と言うのです。そう言われてトレローニー先生の声から霧が薄れました。そしてそこまでおっしゃるのなら恐怖心を煽る事になってもという感じで・・・

「どうしてもとおっしゃるならあたくしの見るところルーピン先生はお気の毒にもう長いことはありません。あの方自身も先が短いとお気づきのようです」

何でも「あたくしが水晶玉で占って差し上げると申しましたらまるで逃げるようになさいましたの」との事でした。それに対してマクゴナガル先生はさりげなく辛辣に「そうでしょうとも」と言葉を返したのでした。すると・・・

ダンブルドアは朗らかにそして声を少し大きくして「いや。まさか」と言いました。これでマクゴナガル先生とトレローニー先生の対話は終わりを告げました。さらにダンブルドアはルーピン先生についてこう言ったのでした。

「ルーピン先生はそんな危険な状態ではあるまい。セブルス。ルーピン先生にまた薬を造って差し上げたのじゃろう?」

ダンブルドアに「ルーピン先生にまた薬を造って差し上げたのじゃろう?」と問われスネイプは「はい校長」と答えました。するとダンブルドアは「結構」と言った後ルーピン先生はすぐに良くなって出て来ると言ったのでした。

実際ルーピン先生は元気になって教壇に出て来ました。そしてクリスマス休暇明けからはハリーに「守護霊の呪文」を教えてくれたんですよね。

今日の最後に
こうして改めて振り返ってみるとこの場面でセブルス・スネイプはクラッカーの紐を引っ張ってダンブルドアに「ルーピン先生にまた薬を造って差し上げたのじゃろう?」と訊かれて「はい校長」と答えただけだったんですよね。

意外に出番が少なかったというわけです。ここで注目されるのは遅れて大広間に入って来て隣に座ったトレローニー先生との関係です。マクゴナガル先生とは違いスネイプは隣にいながら一言も言葉を交わさなかったようですね。

ハリーは実はこの時点ではトレローニー先生が自分の人生を大きく変えた人物だという事を知りませんでした。でもスネイプは知っていたんですよね。トレローニー先生が自分のご主人様のヴォルデモート卿に関する予言をした。

それをスネイプが伝えた。その結果それが結婚後も思いを寄せていたリリーが命を狙われるという事に繋がってしまった。したがってスネイプにとってもトレローニー先生は忘れようにも忘れられない存在になってしまいました。

一緒に食事を取る機会など滅多にないトレローニー先生が隣に座ってスネイプはどう思っていたんでしょうね?
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1752-8e99cba4