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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

フレッドとジョージから「忍びの地図」を譲り受けハリーはそのお陰でホグズミード村に行けるようになりました。ところがホグズミードに通じる秘密の抜け穴の入口でハリーは何とスネイプに出くわしてしまいました。さらには自分で墓穴を掘ってしまったのでした。それは「叫びの屋敷」の前で・・・(全4項目)

4-1.ホグズミード村に行こうとしたら
ハリーが見知らぬ誰かからクリスマスに贈られたファイアボルトはその直後マクゴナガル先生に没収されてしまいました。そしてグリフィンドール対レイブンクロー戦の2日前に戻って来ました。そして試合の日の夜の事でした。

ネビルが羊皮紙にメモ書きしていた合言葉をシリウス・ブラックが盗んで何とハリーのいる寝室に侵入するという事件が起きたのでした。ネビルは面目丸つぶれでマクゴナガル先生にホグズミード行きを禁止されてしまいました。

そしてその直後の週末にホグズミード行きが許可されました。ところがその日の朝ハリーがホグズミードに通じる秘密の抜け穴に入ろうとしている所にネビルが来てしまったのです。さらにそこにもう1人姿を現したのが・・・

「ほう?2人ともここで何をしているのかね?奇妙な所で待ち合わせるものですな」

スネイプは足を止めてハリーとネビルの顔を交互に見ながらこう言いました。スネイプの目がホグズミードに繋がる隻眼の魔女の像に移ったのでハリーは気が気ではありませんでした。ハリーは慌ててその場を取り繕うと・・・

「僕たち-待ち合わせたのではありません。ただ-ここでばったり出会っただけです」

するとスネイプは「ほーう?」と言った後に続けてハリーに「君はどうも予期せぬ場所に現れる癖があるようですな。しかしほとんどの場合。何も理由なくしてその場にいるという事はない」と言った後ハリーとネビルに・・・

「2人とも自分のおるべき場所。グリフィンドール塔に戻りたまえ」

ハリーとネビルは何も反論をせずにその場を離れました。角を曲がる時にハリーが振り返るとスネイプは隻眼の魔女の頭を手でなぞり念入りに調べていました。寮の入口に到着した所でハリーはネビルに合言葉を教えると・・・

ルーピン先生の吸血鬼の宿題を図書室に忘れて来たと嘘をつき元来た道を引き返しました。そして「忍びの地図」を見てみるとスネイプは自分の研究室に戻っていたので急いで隻眼の魔女像の所へ行ったというわけなんですよね。

こうしてようやくハリーはホグズミード村に行きロンと合流しました。しかしハリーは自分で墓穴を掘ってしまったんですよね。

4-2.勝ち誇る気持ちを抑えて
ロンに追いつくとハリーはロンの背中を突いて「僕だよ」と囁きました。するとロンが「遅かったな。どうしたんだい?」と囁き返して来ました。その問いにハリーは「スネイプがうろうろしてたんだ」と理由を説明しました。

2人は中心街のハイストリート通りを歩いてまず最初に郵便局に行き次は生徒たちで混雑する「ゾンゴの店」に行って買い物をどっさりしました。そしてその次には「叫びの屋敷」に行きました。そこで事は起こったのでした。

坂を登って暑くなりハリーが少しの間「透明マント」と脱ごうかと考えていたちょうどその時に人の声が聞こえて来ました。それはドラコ・マルフォイに腰巾着のクラッブとゴイルでした。こんな完璧なチャンスを逃す手はない。

そう考えたハリーは3人の後ろに回り込みしゃがんで地面の泥を片手にたっぷりとすくって投げつけたのです。ベチャッという音と共にマルフォイの頭に泥が命中しました。突然泥が飛んで来たので3人はパニックになりました。

3人にはロンしか見えないのでクラッブはロンに掴みかかろうとしました。そこでハリーは足を突き出しました。ところがその時クラッブの巨大な足がマントの裾を踏んづけハリーの頭が出てしまったのです。それを見て・・・

ハリーの生首を見てマルフォイは「ギャアアア!」と叫びました。そしてくるりと背を向けて丘を駆け下りて行きました。クラッブとゴイルもマルフォイを追いかけて行きました。ハリーはマントを引っ張り上げましたが・・・

「逃げたほうがいい!マルフォイが誰かに告げ口したら。君は城に帰ったほうがいい。急げ」

ロンにこう言われハリーは一目散に城に駆け戻りました。もしマルフォイが先生の誰かに告げ口をしたとしたらこの「透明マント」が動かぬ証拠になってしまう。そこでハリーはマントを薄暗い片隅に隠してから登り始めました。

しかしハリーにとって最悪な事に隻眼の魔女像の陰から飛び出したその途端に急ぎ足で近づいて来る足音が聞こえて来ました。スネイプは「さてと」と言いながら勝ち誇る気持ちを無理に抑えつけたような顔をしていたのでした。

ハリーは「何にもしていません」という表情を装ったものの顔からは汗が噴き出し両手が泥んこなのが自分でもよく判っていました。急いで手をポケットに突っ込むハリーに対しスネイプは「一緒に来たまえ」と言ったのでした。

到着したのはスネイプの研究室でした。そこでスネイプによるハリーへの挑発行為が始まったのでした。

4-3.スネイプの研究室にて
「座りたまえ」と言ってスネイプはハリーを椅子に腰掛けさせましたがスネイプ自身は立ったままでした。そして「ポッター。マルフォイ君がたった今我輩に奇妙な話をしてくれた」と切り出して事の次第の説明を始めました。

「その話によれば叫びの屋敷まで登って行った所ウィーズリーに出会ったそうだ。1人でいたらしい」

さらにスネイプは説明を続け「マルフォイ君の言うにはウィーズリーと立ち話をしていたら大きな泥の塊が飛んで来て頭の後ろに当たったそうだ。そのような事がどうして起こり得るかお判りかな?」と最後に問いかけました。

ここまでスネイプの言葉を黙って聞いていたハリーは初めて口を利き「僕分りません。先生」と少し驚いた顔をしつつ答えました。スネイプは瞬きをしないようにしているハリーの目を強く鋭く見て今度はこう言って来ました。

「マルフォイ君はそこで異常な幻を見たと言う。それが何であったのかポッター想像がつくかな?」

この問いにハリーは無邪気に興味を持ったという雰囲気を漂わせるよう努力をしながら「いいえ」と答えました。それに対してスネイプは「ポッター君の首だった。空中に浮かんでいた」と言ったのでした。するとここで・・・

長い沈黙の後にハリーは言いました。そんな変な物が見えるなんてマルフォイはマダム・ポンフリーの所に行ったほうがいいのではないでしょうか?そんなハリーにスネイプは滑らかな口調でハリーにこう言葉を返したのでした。

「ポッター。君の首はホグズミードで一体何をしていたのだろうね?」

さらにスネイプは「君の首はホグズミードに行く事を許されてはいない。君の体のどの部分もホグズミードに行く許可を受けていないのだ」と言いました。しかしハリーは一点の罪の意識も恐れも顔に出さないようにして・・・

「判っています」と答えたのでした。そしてマルフォイは幻覚を見たと言ったのでした。しかしスネイプは「マルフォイは幻覚など見てはいない」と言うと歯を剥き出しハリーの座っている椅子の肘掛けに両手を掛けると・・・

「君の首がホグズミードにあったなら体の他の部分もあったのだ」

先生に言われた通りずっとグリフィンドール塔にいました。ハリーがこう言うとスネイプは「誰か証人がいるのか?」と訊いて来ました。返す言葉がありません。優位に立ったと思ったのか?スネイプは朗々と語り始めました。

魔法大臣始め誰も彼も有名人のハリー・ポッターをシリウス・ブラックから護ろうとして来た。然るに有名なハリー・ポッターは自分自身が法律だとお考えのようだ。一般の輩はハリー・ポッターのために勝手に心配すればよい。

有名人ハリー・ポッターは好きな所へ出かけてその結果どうなるかなんてお構いなしというわけだ。ハリーは黙っていました。スネイプは自分を挑発して白状させようとしている。その手に乗るものか。スネイプには証拠がない。

「ポッター何と君の父親に恐ろしくそっくりな事よ」

スネイプの目がギラリと光ったかと思うと唐突に話の内容が父親の事に変わりました。君の父親もひどく傲慢だった。少しばかりクィディッチの才能があるからと言って自分が他の者より抜きん出た存在だと考えていたようだ。

友人や取り巻きを連れて威張りくさって歩きハリーもその父親に瓜二つで薄気味が悪いとスネイプは言うのです。父さんは威張って歩いたりしなかった。僕だってそんな事はしない。思わずこう反論してしまったハリーに・・・

「君の父親も規則を歯牙にもかけなかった。規則なぞつまらん輩のものでクィディッチ杯の優勝者のものではないと」

スネイプが「甚だしい思い上がりの」と言った所でハリーは立ち上がり「黙れ!」と言いました。スネイプの顔が硬直しようが暗い目が危険な輝きを帯びようが構うもんか!しかしそれはついにハリーが挑発に乗った瞬間でした。

「我輩に向かって何と言ったのかね。ポッター」

父さんはあなたの命を救ったんだ。ダンブルドアが教えてくれた。父さんがいなければあなたはここにこうしている事さえできなかったんだ。スネイプの土気色の顔が腐った牛乳の色に変わりました。スネイプはハリーに・・・

「それで校長は君の父親がどういう状況で我輩の命を救ったのかも教えてくれたのかね?それとも校長は詳細なる話が大切なポッターの繊細なお耳にはあまりに不快だと思し召したかな?」

君が間違った父親像を抱いたままこの場を立ち去ると思うと虫酸が走る。我輩が許さん。輝かしい英雄的行為でも想像していたのかね?なればご訂正申し上げよう。スネイプはこう言って事の真相をハリーに話し始めたのでした。

君の聖人君子の父上は友人と一緒に大いに楽しい悪戯を仕掛けてくださった。それが我輩を死に至らしめるようなものだったが君の父親が土壇場で弱気になった。君の父親の行為のどこが勇敢なものかとスネイプは言うのです。

我輩の命を救うと同時に自分の命運も救ったのだ。あの悪戯が成功していたらあいつはホグワーツを追放されていただろう。そしてスネイプは突然吐き捨てるようにハリーに「ポケットを引っくり返したまえ」と言ったのでした。

「ポケットを引っくり返したまえ。それともまっすぐ校長の所へ行きたいのか!ポッター。ポケットを裏返すんだ」

恐怖に凍りつきハリーはのろのろとゾンゴの店の買い物袋と「忍びの地図」を取り出しました。ゾンゴの店の商品をハリーは「ロンに貰った。この前ホグズミードから持って来てくれた」と説明しました。するとスネイプは?

「ほう?それ以来ずっと持ち歩いていたというわけだ。何とも泣かせてくれますな」

スネイプが「忍びの地図」を取り上げるとハリーは平然とした顔を保とうとありったけの力を振り絞って何でもないと装い肩をすくめて「余った羊皮紙の切れっ端です」と言いました。するとスネイプはハリーにこう言いました。

「こんな古ぼけた切れっ端。当然君には必要ないだろう?我輩が捨てても構わんな?」

こう言ったかと思うとスネイプは「忍びの地図」を暖炉に放り込もうとしました。思わずハリーは慌てて「止めて!」と言ってしまいました。スネイプは「ほう!」と言うと鼻の穴をひくつかせてハリーにこう言ったのでした。

「これもまたウィーズリー君からの大切な贈り物ですかな?それとも何か別物かね?もしや手紙かね?透明インクで書かれたとか?それとも吸魂鬼のそばを通らずにホグズミードに行く案内書か?」

「忍びの地図」の絶体絶命のピンチでした。

4-4.暖炉からルーピン先生
瞬きをして動揺の色が隠せないハリーを見て取ってスネイプは目を輝かせました。スネイプは「なるほど。なるほど」と言いながら杖を取り出し「忍びの地図」を机の上に広げて杖で触れると「汝の秘密を顕せ!」と唱えました。

何事も起こらないのでスネイプは今度は鋭く地図を突きながら「正体を現せ!」と唱えました。それでもまだ地図は白紙のままでした。そこでスネイプはその次には杖で地図を強く叩いて地図に向かってこう呼びかけたのでした。

「ホグワーツ校教師セブルス・スネイプ教授が汝に命ず。汝の隠せし情報を差し出すべし!」

するとまるで見えない手が書いているかのように地図の表面に文字が現れました。それを見てスネイプは硬直しました。一方ハリーは思ってもみなかった事が起きて唖然として地図に浮かんだ文字を見つめたのでした。すると?

スネイプは「ふむ。片をつけよう」と静かに言うと暖炉に向かって大股に歩き暖炉の上の瓶から輝く粉を掴むと炎の中に投げ入れました。そして炎に向かって「ルーピン!話がある!」と叫びました。すると不思議な事に・・・

何か大きな姿が急回転しながら炎の中に現れました。やがてルーピン先生がローブから灰を払い落しながら暖炉の中から這い出して来て「セブルス呼んだかい?」と穏やかに言いました。スネイプは怒りに顔を歪めながら・・・

そして机のほうに戻りながら「いかにも」と答えたのでした。そして文字の浮かんだ羊皮紙つまり「忍びの地図」を指差したのでした。ルーピン先生は地図を見て奇妙な窺い知れない表情を浮かべました。するとスネイプは?

「この羊皮紙にはまさに闇の魔術が詰め込まれている。ルーピン、君の専門分野だと拝察するが。ポッターがどこでこんな物を手に入れたと思うかね?」

スネイプは二度に渡ってルーピン先生に「それで?」と言った後にこう言いました。言われたルーピン先生は顔を上げると、ほんの僅かだけハリーのほうに視線を送り黙っているようにと警告をするとスネイプにこう言いました。

「闇の魔術が詰まっている?」

ルーピンは本当にそう思うのか?私が見る所。無理に読もうとする者を侮辱するだけの羊皮紙に過ぎないように見えるが。子供騙しだが決して危険じゃないだろう?ハリーは悪戯専門店で手に入れたのだと思うよと言いました。

相も変わらず怒りながらスネイプは「そうかね?悪戯専門店でこんな物をポッターに売るとそう思うかね?むしろ直接に製作者から入手した可能性が高いとは思わんのか?」とそう言うのです。スネイプにそう言われて・・・

ハリーにはスネイプの言っている事が分りませんでした。ルーピン先生も分っていないように見えました。ミスター・ワームテールとか?この連中の誰かからという意味か?この中に誰か知っている人はいるかと訊かれて・・・

ルーピン先生にそう訊かれハリーは急いで「いいえ」と答えました。するとルーピン先生がスネイプのほうを見て「セブルス聞いただろう?私にはゾンゴの商品のように見えるがね」と言ったその時ロンが飛び込んで来て・・・

「それ-僕が-ハリーに-あげたんです。ゾンゴで-随分前に-それを-買いました」

ロンのこの言葉を受けてルーピン先生は手をポンと叩き機嫌よく周りを見回して「どうやらこれではっきりした!セブルスこれは私が引き取ろう。いいね?」とスネイプに言うと地図を丸めてローブの中にしまい込んだのでした。

そしてルーピン先生は「吸血鬼のレポートについて話があるんだ」と言ってハリーをスネイプの研究室から連れ出したのでした。不思議な事にハリーはお咎めなして済んだのでした。一体全体どういう事だったんでしょうね?

今日の最後に
ハリーのお父さんジェームズ・ポッターはスネイプの命を救った。しかしスネイプに言わせればその行為を英雄視するのは間違っているのだそうです。ハリーのお父さんがスネイプを助けたのは自分の命運をも助けるためだった。

あの悪戯が成功していたらハリーのお父さんはホグワーツから追放されていたんだそうです。ハリーのお父さんは土壇場で弱気になった。しかし私はこれはスネイプが自分の気持ちを収めるためにでっち上げたんだと思いますね。

これについては次回の記事でも取り上げる事になると思います。それとここで注目されるのは「何故スネイプはルーピン先生を呼びつけたのか?」という事ですね。おそらくスネイプは「忍びの地図」の存在を薄々感じていた。

そしてこの羊皮紙の製作にはルーピン先生も関わっていたとスネイプは考えていた。つまりだからハリーはこの羊皮紙すなわち「忍びの地図」をルーピン先生から譲り受けたのではないか?とそう考えたんだと私はそう思います。

だからスネイプはルーピン先生に対しハリーが「むしろ直接に製作者から入手した可能性が高いとは思わんのか?」と訊いたというわけです。スネイプはこの羊皮紙つまり「忍びの地図」についてもルーピンを疑っていたのです。

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