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クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の時アーサー氏は休暇中だったのにも関わらずそれを返上して魔法省に出勤して行きました。ところが新学期初日の9月1日も急な仕事が入ってキングズ・クロス駅に行けなくなってしまいました。それが意外な形で学期末に真相が明らかになったのです。(全3項目)

3-1.日刊予言者新聞の記事で
何しろああいう前歴なので何とか軽い罪で放免しなくてはならない。こっちなら警告程度で済むという事なのでアーサー氏がマッド・アイ・ムーディの所へ行く事になりました。そのために9月1日は仕事になってしまったのです。

マッド・アイは今日から新しい仕事に就く事になっている。それが軽い罪で放免しなければならない理由でした。それが何とホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教職だったのです。それと同時に知らされたのが・・・

百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催されるという事でした。ハリーにハーマイオニーとウィーズリー家の在校生たちはそれを知らなかったためフレッドが「ご冗談でしょう!」と言ってその場の空気を和ませたのでした。

ところがアーサー氏がマッド・アイを助けた事をリータ・スキーターが「日刊予言者新聞」の記事にしました。当然スキーターの事なので好意的に取り上げるわけがありません。ドラコ・マルフォイは喜び勇んでこう言いました。

「君の父親が新聞に載っているぞ。ウィーズリー!聞けよ!」

「魔法省またまた失態」と題されたその記事によればアーサー氏がマッド・アイ・ムーディの家に駆けつけた事は「こんな顰蹙を買いかねない不名誉な場面に何故魔法省が関与したのか」という事になってしまうのだそうです。

しかしこの後マルフォイは背中を向けたハリーに呪いをかけようとした事で報いを受ける事になりました。そのマッド・アイ・ムーディに純白のケナガイタチに姿を変えられて玄関ホールの石畳に何度も打ちつけられたのでした。

それは後にハグリッドにも利用されてしまいました。俺の言う事に従えないと言うのならムーディ先生のしなさった事を俺もやるぞ。お前さんなかなかいいケナガイタチになるっていうでねえかと言われてしまったんですよね。

それを聞いてグリフィンドール生は大爆笑しました。マルフォイは怒りで真っ赤になりました。しかしマッド・アイに仕置きをされた時の痛みをまだ十分に覚えているらしく口応えしませんでした。相当に痛かったんでしょうね。

3-2.マッド・アイ・ムーティの初授業で
ドラコ・マルフォイが純白のケナガイタチにされた直後の夕食の席でハリーとロンは午後にムーディの授業を受けたというフレッドにジョージとリー・ジョーダンの3人と一緒になりました。フレッドは開口一番こう言うのです。

「ムーディ!何とクールじゃないか?」

するとフレッドの向かい側に座ったジョージが「クールを超えてるぜ」と言うのです。さらにはリー・ジョーダンがジョージの隣の席に滑り込むように腰掛けながら「超クールだ」と言ったのでした。相当に凄い授業のようです。

ハリーが「どうだった?」と訊くと3人はたっぷりと意味ありげな目つきで顔を見合わせてまずはフレッドが「あんな授業は受けた事がないね」と言いました。さらにはリーが「参った。判ってるぜ。あいつは」と言うのです。

ロンが身を乗り出して「判ってるって。何が?」と訊くとジョージがもったいぶって「現実にやるって事が何なのか判ってるのさ」と言うのです。それを聞いてハリーが「やるって。何を?」と訊くとフレッドがこう答えました。

「闇の魔術と戦うって事さ」

ジョージが言うには「あいつは全てを見て来たな」との事でした。さらにはリーが「すっげえぞ」と言うのです。ところがロンが時間割を見てみると自分たちは木曜日まで待たないとムーディの授業を受ける事ができないのです。

そんな事だったので木曜日の午後のムーディの「闇の魔術に対する防衛術」の初授業は待望のという事になりました。ハリーたちは素早く最前列の先生の机の真正面に陣取り教科書を取り出しいつになく神妙に先生を待ちました。

教室に入って席に着くとムーディは開口一番「そんな物しまってしまえ。教科書だ。そんな物は必要ない」と言いました。それを聞いてロンは顔を輝かせました。きっと面白い授業になるに違いない。そう期待したんでしょうね。

ところがムーディが「わしの持ち時間は1年だ」と言うので思わずロンは「え?ずっといるんじゃないの?」と口走ってしまったのでした。その言葉を聞いてムーディの「魔法の目」がぐるりと回ってロンを見据えたのでした。

ロンはどうなる事かとドギマギしてしまいました。するとムーディは笑いました。傷痕だらけの顔が笑ったからといってますますひん曲がり捻じれるばかりでしたが、それでも笑うという親しさを見せた事は救われる思いでした。

「お前はアーサー・ウィーズリーの息子だな。え?」

笑顔を見せられ心底ホッとした様子のロンにムーディがこう言いました。ムーディはロンに「お前の父親のお陰で数日前窮地を脱した。ああ1年だけだ。ダンブルドアのために特別にな。1年」と言うと最後にこう言ったのでした。

「その後は静かな隠遁生活に戻る」

3-3.ファッジが出て行って
時は流れて学期末になりヴォルデモート卿は復活して全ての真相が明らかになりました。学期初日にアーサー氏が助けたマッド・アイ・ムーディはバーテミウス・クラウチ・ジュニアがポリジュース薬で成り済ましていたのです。

しかし魔法大臣コーネリウス・ファッジは頑なにヴォルデモート卿復活の事実を受け入れようとはしませんでした。ファッジが病室の扉を閉めて出て行くとダンブルドアはハリーのベッドの周りにいる人々のほうに向き直りました。

「やるべき事がある。モリーあなたとアーサーは頼りにできると考えてよいかな?」

ダンブルドアのこの問いにウィーズリーおばさんは決然とした面持ちで「もちろんですわ」と答えました。ファッジがどんな魔法使いなのかをアーサー氏はよく知っているとおばさんは言いました。それは何故かと云えば・・・

アーサー氏はマグルが好きなのでここ何年も魔法省で昇進できなかった。それはファッジがアーサー氏は魔法使いとしてのプライドに欠けているとそう考えているからなんだそうです。それに対しダンブルドアはこう言いました。

「ではアーサーに伝言を送らねばならぬ。真実が何かを納得させる事ができる者にはただちに知らさなければならぬ。魔法省内部でコーネリウスと違って先を見通せる者たちと接触するにはアーサーは格好の場所にいる」

すると対抗試合の最後の課題を見に来てこの場に居合わせたビルが「僕が父の所に行きます。すぐ出発します」と申し出てくれました。そんなビルにダンブルドアは「それは上々じゃ」と言った後さらにこうも言ったのでした。

「アーサーに何が起こったかを伝えて欲しい。近々わしが直接連絡すると言うてくれ。ただしアーサーは目立たぬように事を運ばねばならぬ。わしが魔法省の内政干渉をしているとファッジにそう思われると」

それに対してビルは「僕に任せてください」と言うとハリーの肩をぽんと叩き母親の頬にキスをしてマントを着て足早に病室を出て行きました。この後ビルとアーサー氏は2人とも再結成された不死鳥の騎士団に入ったのでした。

今日の最後に
学期初日の9月1日にアーサー氏はその日からホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就くのでマッド・アイ・ムーディを軽い罪で放免しなくてはならないため特に指名されてマッド・アイの所に行ったというわけです。

過去に数々の騒動を起こしていたため当初は「あのマッド・アイの事だから本人の単なる被害妄想なのでは?」と思われていました。ところがアーサー氏が処理したこの事案は本物だったという事が学期末に明らかになりました。

ハリーを三大魔法学校対抗試合の代表選手にして優勝させ優勝杯を「移動キー」にしてヴォルデモート卿の所に送り込む。ハリーの血を使って復活するために誰かがホグワーツに潜入をしてそれら一連の措置を施す必要があった。

こうしてバーテミウス・クラウチ・ジュニアがその任務を遂行する役目を担ったというわけなんですよね。
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