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恐妻家でカカア天下。マグル好きが高じて数々のトラブルを起こし高額の罰金を言い渡されたり息子までもが巻き込まれてしまう。妻のウィーズリーおばさんにとっては「本当に困ったものだわ」という感じなんですよね。しかし「ここぞ!」という時には頼りになったりもするんです。(全3項目)

3-1.妻モリーとの関係、その1
アーサー氏が恐妻家だという事をハリーは「隠れ穴」にやって来てアーサー氏と初めて会った直後に知りました。自分が魔法をかけて飛べるようにした車でハリーが我が家にやって来た。それを知ったアーサー氏でしたが・・・

ハリーを連れて来た3人の息子たちに「やったのか?上手く行ったのか?」などと訊いていたアーサー氏だったのですが自分の奥さんの目から火花が飛び散るのを見てアーサー氏は態度を一変させ息子たちにこう言ったのでした。

「そ、それは、お前たち、いかん。そりゃ絶対いかん」

自分の母親が大きな食用ガエルのように膨れ上がったのを見てロンはハリーに「2人にやらせとけばいい。来いよ。僕の部屋を見せよう」と言ったのでした。息子たちにとってはこんな風景はもはや見慣れているというわけです。

こんな事もありました。それは長男のビルがフラー・デラクールと結婚する事になりフラーの家族のデラクール一家を「隠れ穴」に迎えた時でした。魔法省と不死鳥の騎士団が幾重にも保護呪文を張り巡らせていたために・・・

アーサー氏が「移動キー」で到着するデラクール一家を近くの丘の上まで迎えに出て行きました。一家が近づいて来た事はまず異常に甲高い笑い声で判りました。そころがその甲高い笑い声の主が何とアーサー氏だったのでした。

荷物を沢山抱えたアーサー氏は若葉色の裾長のドレスを着た美しいブロンドの女性を案内していました。当然それはデラクール夫人だったというわけです。夫人がアーサー氏がとても面白い話を聞かせてくれたと言うと・・・

アーサー氏は到底普通とは思えない笑い声を上げました。がしかしおばさんの一睨みが飛んだその瞬間にアーサー氏は静かになり病気の友人の枕元を見舞うのにふさわしい表情に変わりました。そんなアーサー氏でしたが・・・

もはや言い返す事のできない弁解の余地もない出来事がハリーが5年生の時に起こったというわけなんですよね。

3-2.妻モリーとの関係、その2
ウィーズリーおばさんにしてみれば夫のアーサー氏のマグル好きについては「本当に困ったものだわ」というわけです。昇進の邪魔になっているしそれがトラブルの元になったりもしました。ハリーが2年生になった時も・・・

それは何と新学期初日の事でした。アーサー氏が魔法をかけて空を飛ぶ事のできるフォード・アングリアにロンとハリーが乗り込み学校の校庭に植えられている「暴れ柳」に突っ込むというトラブルが起きてしまったのでした。

グリフィンドール寮の減点はなかったもののハリーとロンは罰則を科される事になりました。ウィーズリーおばさんはロンに「吠えメール」を送りました。そしてアーサー氏は金貨50ガリオンの罰金を言い渡されてしまいました。

そして不死鳥の騎士団の任務中に蛇に襲われて聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院した時にもアーサー氏は妻に言わせれば「また懲りずにそんな事をするなんて」という事をしてしまったのでした。発覚したのはクリスマスでした。

クリスマス・ランチを食べ終わるとウィーズリー一家にハリーとハーマイオニーはマッド・アイとルーピンの護衛つきでアーサー氏の見舞いに行きました。一行が病室に入るとアーサー氏はベッドにもたれ掛かっていたのでした。

膝に載せた盆に昼食の七面鳥の食べ残しがあり何だかバツの悪そうな顔をしていました。挨拶が終わりプレゼントを渡してからおばさんが「あなた。お加減はいかが?」と訊くとアーサー氏は「ああ。とてもいい」と答えました。

アーサー氏の返事は何だか妙に元気です。そしておばさんに「スメスウィック癒師には会わなかっただろうね?」と訊くのです。問われたおばさんは疑わしげに「いいえ。どうして?」と答えました。するとアーサー氏は・・・

プレゼントの包みを解きながら何でもなさそうに「いや。別に」と答えました。そして一同に「みんないいクリスマスだったかい?プレゼントは何を貰ったのかね?」などと話しかけていたのでした。けれどもおばさんは・・・

アーサー氏はハリーからのヒューズの銅線とネジ回しのプレゼントを見て大喜びでした。しかしおばさんはまだ完全には納得をしていませんでした。アーサー氏がハリーと握手をしようと屈んだ時おばさんの声が響き渡りました。

「あなた包帯を換えましたね。アーサー1日早く換えたのはどうしてなの?明日までは換える必要がないって聞いてましたよ」

おばさんにこう言われアーサー氏は相当にドキッとした様子でベッドカバーを胸まで引っ張り上げました。アーサー氏はおばさんにじっと射ぬくように見つめられて萎(しぼ)んで行くように見えました。そして自分の妻に・・・

心配しないでくれ。オーガスタス・パイがちょっと思いついた。研修癒の気持ちのいい若者だが。それが大変興味を持っているのが補助医療でね。つまり旧来のマグル療法なんだ。縫合と呼ばれているものでね。つまりは・・・

アーサー氏が言うには「これがマグルの傷には非常に効果があるんだ」との事でした。しかしおばさんに言わせれば「自分の夫はまた懲りずにマグル療法になんか手を出している」というわけなんですよね。そしてついに・・・

ウィーズリーおばさんの怒りが大爆発したのでした。ルーピンは見舞い客が誰もいなくてアーサー氏の周りにいる沢山の見舞い客を羨ましそうに見ている狼男のほうに行きました。ビルはお茶を飲みに行くとか何とか呟き・・・

フレッドとジョージもニヤニヤしながらビルに従いて行ってしまいました。おばさんの声は一語一語大きくなっていきました。ハリーも「僕もお茶が飲みたいな」と言い急いで立ち上がりました。しかしおばさんのほうは・・・

みんなが慌てふためいて避難して行くのにはどうやら全く気づいていないようです。ハーマイオニーにロンとジニーもハリーと一緒にほとんど走るようにして扉まで行きました。扉が背後で閉まった時におばさんは叫びました。

「だいたいそんな事だって。どういう事ですか?」

4人で廊下を歩き始めた時ジニーが頭を振り振り「全くパパらしいわ。縫合だって。全く」と言ったのでした。するとハーマイオニーが「でもね魔法の傷以外では上手く行くのよ」と公平な意見を言ったのでした。しかし・・・

今回のアーサー氏の傷は「あの蛇の毒が縫合糸を溶かしてしまう」とハーマイオニーはそう言うのです。そして退院した時にアーサー氏はおばさんに「マグル医療なんかにちょっかいを出していい薬になった」と言われて・・・

「その通りだよ。モリーや」

こうおとなしく言ったのでした。

3-3.妻モリーとの関係、その3
恐妻家でカカア天下。マグル好きが高じて当の本人も高額の罰金は取られるわ息子までもがその魔法をかけた車でトラブルを起こして学校から罰則を科される。まさに「親の因果が子に報い」とはこういう事を言うんでしょうね。

しかしそれでもウィーズリーおばさんは「ここぞ!」という要の時には夫のアーサー氏を頼りにしているというわけです。それは「日刊予言者新聞」に記事が掲載されヴォルデモート卿の復活が公になった後の事だったのでした。

その夏ハリーは異例の二週間という早さでダンブルドアに連れ出されプリベット通り4番地を離れて「隠れ穴」にやって来ました。一方フレッドとジョージはダイアゴン横丁に悪戯専門店を出してお店は大繁盛しているそうです。

しかし夏休みに入って二週間が経っているのにロンはまだフレッドとジョージの店に行っていませんでした。ロンが言うには2人の店は流行っているなんてもんではなくてガリオン金貨をざっくざく掻き集めているんだそうです。

早く店が見たいな。ロンはそう思っていました。しかし母親のウィーズリーおばさんが用心には用心をしてアーサー氏が一緒じゃないと駄目だとそう言っているのだそうです。しかしアーサー氏もまた多忙を極めていたのでした。

ヴォルデモート卿の復活を1年も放置していたという事で魔法界の人々の怒りは凄まじく魔法大臣コーネリウス・ファッジは辞任に追い込まれ後任の大臣には闇祓い局の局長だったルーファス・スクリムジョールが就任しました。

スクリムジョールは新しい状況に対応するため局を幾つか新設しました。アーサー氏もまた新たにできた「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」という部署の局長になりました。何と部下が10人もいるんだそうです。

ハリーが「隠れ穴」に入った時も真夜中だったのにも関わらずアーサー氏はまだ帰宅していませんでした。ハリーが夜食を食べている所にようやく帰って来ました。そんな有り様なのでダイアゴン横丁にもなかなか行けません。

しかし8月1日に学校から教科書リスト同封の手紙が届いたのでもうこれ以上ダイアゴン横丁行きを先延ばしにはできなくなりました。おばさんとしては反対をしていたフレッドとジョージの店が大繁盛しているのは面白くない。

だからアーサー氏が多忙だった事を行かない理由にしていたというわけです。こうして8月に入って最初の週末ハリーとハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行はダイアゴン横丁に行く事になったというわけなんですよね。

「モリー全員がマダム・マルキンの店に行くのはあまり意味がない」

おばさんが落ち着かない様子で買い物リストを調べながらまずマダムマルキンの洋装店に行く事を提案するとアーサー氏がこう言いました。ハリーたち3人だけが護衛のハグリッドとマダム・マルキンの店に行けばいいと・・・

そして我々はフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に行ってみんなの教科書を買ってはどうかね?とアーサー氏はそう言うのです。おばさんは「さあどうかしら」と不安そうに言いました。そうすれば買い物を早く済ませられる。

でも離れ離れになるのも不安だ。できれば一緒にいたい。そこでおばさんはハグリッドに「あなたはどう思う?」と訊いたのでした。しかしおばさんがその言葉を言い終わらない内にハグリッドは「大丈夫」だと言ったのでした。

やはり「ここぞ!」という節目の場面でのアーサー氏の決断力はさすがという感じですよね。(笑)

今日の最後に
全員がマダム・マルキンの店に行くのはあまり意味がない。こう言った後にアーサー氏はおばさんにハリーたち3人以外はフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に行って教科書を買ってはどうかとそう提案しているんですよね。

ハリーはダンブルドアに連れられて「隠れ穴」に入る前にホラス・スラグホーンの所に行ってホグワーツの教壇に復帰するよう説得するのを手伝いました。そしてスラグホーンは「魔法薬学」の教師として復帰をしたんですよね。

その事を事前に知られないようにとダンブルドアはウィーズリー夫妻に口止めをしました。だからハリーたち3人は新学期初日に聞かされるまでスラグホーンは「闇の魔術に対する防衛術」の教師になるとばかり思っていました。

アーサー氏がハリーたち3人をフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に行かせなかったのはスラグホーンが「魔法薬学」の教師としてホグワーツの教壇に復帰する事を隠すためだったと私はそう思いますね。書店に行けば・・・

何かのはずみでハリーたちの耳に入ってしまうかもしれない。アーサー氏がそう配慮したからだと私は思いますね。
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