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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わりアーサー氏の立場は一気に好転しました。アーサー氏はスクリムジョールが新設した10人もの部下を抱える局の局長に抜擢されました。しかしだからといって諸手を挙げて喜ぶというわけにはいかなかったんですよね。(全3項目)

3-1.魔法大臣ルーファス・スクリムジョールとの関係、その1
魔法大臣コーネリウス・ファッジが自分のその目で復活したヴォルデモート卿の姿を見たからにはその事実を認めるほかありませんでした。こうしてこの事は「日刊予言者新聞」に掲載されてファッジは大臣の座を追われました。

後任には闇祓い局の局長だったルーファス・スクリムジョールがその座に就任しました。魔法大臣が代わってアーサー氏の立場は一気に好転しました。そしてアーサー氏は新たに設置された局の局長に抜擢されたというわけです。

アーサー氏は「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」の局長になりました。ウィーズリーおばさんによれば「とっても大切な仕事」で何と部下が10人もいるのだそうです。一体どのような職務内容かと云うと・・・

ヴォルデモート絡みのパニック状態で「その身を護るため」と称してあちらこちらでおかしな物が売られるようになった。保護薬などと言っておいて実はブボチューバの膿を少し混ぜた肉汁ソースを売りつけてみたりとか・・・

防衛呪文のはずなのに実際には両耳が落ちてしまう呪文を教えたりする輩もいるそうです。その犯人は大概がマンダンガス・フレッチャーのようなまっとうな仕事をした事がない連中でみんなの恐怖につけ込む仕業だそうです。

しかし無類のマグル好きのアーサー氏はマグルの物品を取り扱う前の職場「マグル製品不正使用取締局」での仕事がとても気に入っていました。だから点火プラグとかトースターなんかを処理できなくなってしまったのは寂しい。

しかしおばさんに言わせれば「それはとっても大切なお仕事なのだからマグルのガラクタを処理できないのが寂しいなんて言うのは馬鹿げている」との事でした。確かに魔法大臣が代わってアーサー氏の立場はよくはなりました。

しかしだからと言って残念な事に諸手を挙げて大喜びできるという状況には程遠かったというわけなんですよね。

3-2.魔法大臣ルーファス・スクリムジョールとの関係、その2
「夜の騎士(ナイト)バス」の車掌のスタン・シャンパイクが逮捕されたという記事が「日刊予言者新聞」に掲載されたのは学期に入って二週目の土曜日の事でした。ハリーもロンもハーマイオニーからそれを聞いた時には・・・

2人とも即座に「スタン・シャンパイクが死喰い人?」とそう思いました。さらにハーマイオニーが言うには「何かしら手を打っているように見せたいから」との事でした。そして確かにハーマイオニーの言う通りだったのです。

それはクリスマス休暇にハリーが「隠れ穴」に滞在した際にアーサー氏から直接聞く事になりました。ハリーが「魔法省では忙しかったんですか?」と訊くとアーサー氏は「実に」と答えました。ところがその内容が問題でした。

実績が上がっているのなら忙しくても構わない。この数カ月の間に逮捕が3件あった。だが本物の死喰い人が1件でもあったかどうかは疑わしい。こう言ってからアーサー氏はこれは他言無用だよとハリーに断りを入れたのでした。

そしてハリーが「まだスタン・シャンパイクを拘束してるんじゃないでしょうね?」と訊くとアーサー氏は「残念ながら」と言うのです。ダンブルドアがスタンの事で直接抗議しようとした事はアーサー氏も知っているそうです。

実際スタンの面接をした者は全員がスタンは死喰い人ではないという意見で一致する。しかし魔法省の上層部の連中は何か進展があると見せかけたい。三件逮捕と云えば「三件誤逮捕して釈放」より聞こえがいいというわけです。

そんな話をアーサー氏から聞かされたその後に魔法大臣ルーファス・スクリムジョールがハリーを訪ねて「隠れ穴」にやって来ました。スクリムジョールは大臣に就任して以来ずっとハリーに会いたいとそう願っていたのでした。

それは魔法大臣の地位を失いたくなかったコーネリウス・ファッジがダンブルドアに対してハリーとの面会を求めた。その理由はファッジがハリーからの支援を得られれば魔法大臣の座を維持する事ができると考えたからでした。

当然ダンブルドアはファッジに「ハリーが支援する可能性はない」と言ってハリーとの対面を拒否したのでした。しかし魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わってもその考えは生きていた。

しかしハリーとスクリムジョールの会談は事実上決裂という結果に終わりました。それは直前にアーサー氏から魔法省の対面を保つために無実の人間の身柄を拘束しているという事を聞かされていたからというわけなんですよね。

しかしハリーはそのスクリムジョールと思わぬ形で再び対面する事になったというわけなんですよね。

3-3.魔法大臣ルーファス・スクリムジョールとの関係、その3
その後もハリーのスクリムジョールに対する印象は悪くなるばかりでした。ダンブルドアの死後にハリーがプリベット通り4番地から「隠れ穴」に移動する際には待ち構えていた死喰い人の集団に取り囲まれてしまったのでした。

その集団の中には何と「服従の呪文」をかけられたのが明らかなスタン・シャンパイクの姿もありました。キングズリー・シャックルボルトが言うには「魔法省は隠蔽しているが大量脱走があったのは間違いない」との事でした。

キングズリーの呪いでフードが外れた死喰い人は収監中のはずのトラバースだったんだそうです。未成年が魔法を使用したのに魔法省がハリーを尋問に召喚しないのはヴォルデモートに襲われた事を公表されたくないから・・・

アーサー氏によればそういう事なのだそうです。スクリムジョールはヴォルデモートがこれほど強くなっている事もアズカバンから集団脱走があった事も認めたくない。一方スクリムジョールは1日中大臣室に閉じこもっている。

アーサー氏は「何か対策を考えていると望みたい所だがね」と言ったのですが、実はスクリムジョールが大臣室に閉じこもって「一体何をしていたのか?」はハリー17才の誕生日にそれが明らかになったというわけなんですよね。

「魔法大臣が一緒に行く」

銀色のイタチが後脚で立ち上がるとアーサー氏の声でこう話しました。ウィーズリーおばさんは何故我が家に魔法大臣が来るのかと当惑気味でした。しかし話し合う間もなく門の所にアーサー氏とスクリムジョールが現れました。

当の本人がいない所では批判的な意見ばかりを言っていたアーサー氏だったのですが、そのスクリムジョールに直接に話しかけられるとやはり自分の勤め先の魔法省の最高権力者という事でアーサー氏は落ち着かない様子でした。

スクリムジョールが「隠れ穴」にやって来たのはハリーたち3人にダンブルドアの遺品を渡すためでした。スクリムジョールが大臣室に閉じこもっていたのはダンブルドアが3人に遺した品の意味を考えていたからだったのです。

しかしスクリムジョールはグリフィンドールの剣についてはハリーへの受け渡しを拒否しました。何故ダンブルドアは遺言でハリーにこの剣を遺そうとしたのか?それを巡ってハリーとスクリムジョールは激しく言い合いました。

「言葉が過ぎるぞ!」

激高したスクリムジョールは立ち上がり大声でこう言いました。ハリーもそれに応えるように立ち上がりました。スクリムジョールはハリーに近づき杖先で強くハリーの胸を突きました。ハリーのTシャツが焦げ穴が開きました。

思わず今度はロンが立ち上がり杖を上げました。しかしそれをハリーが制して「止めろ!僕たちを逮捕する口実を与えたいのか?」と言ったのでした。するとスクリムジョールはハリーの顔に荒い息を吹きかけこう言いました。

「ここは学校じゃないという事を思い出したかね?私が君の傲慢さも不服従をも許して来たダンブルドアではないという事を思い出したかね?」

さらにスクリムジョールは「その傷痕を王冠のように被っているのはいい。しかし17才の青二才が私の仕事に口出しするのはお門違いだ!そろそろ敬意というものを学ぶべきだ!」と激しく言い放ったというわけなんですよね。

それに対してハリーが「そろそろあなたがそれを勝ち取るべきです」と答えていると床が振動して誰かが走って来る足音がして扉が勢いよく開くとウィーズリー夫妻が駆け込んで来ました。すっかり仰天したアーサー氏が・・・

「何か-何か聞こえたような気が-」

たとえ普段どんなにその人の事を批判していようともアーサー氏にとって魔法省の最高責任者の魔法大臣と大声で言い争いをするなんてとてつもなく空恐ろしい事で到底考える事など絶対にできない行動というわけなんですよね。

最後に
今回ハリーに妻のウィーズリーおばさんとコーネリウス・ファッジにルーファス・スクリムジョールの2人の魔法大臣と4人の登場人物とアーサー・ウィーズリー氏との関係を改めて考えてみて私がつくづく思った事とは・・・

アーサー氏は本当にとことん生真面目で律義で嘘がつけない人なんだなという事ですよね。たとえ意見を対立させていても「魔法大臣がそう言うからには」ときちんと自分を抑えて大臣の顔を立てて出来る範囲の忠告だけをする。

普段はどんなに痛烈に批判をしていても目の前に魔法大臣がいるとついつい緊張してしまう。やはりアーサー氏にとって魔法大臣というのは勤め先の最高責任者という事なのでその存在は近づき難い存在という事なんでしょうね。

そういった小心ぶりも含めて私は改めてアーサー・ウィーズリーという人が好きになりましたね。(笑)

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