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今月は誕生月という事で二週間に渡ってアーサー・ウィーズリー氏を取り上げて来ました。そこでそれに関連して今週と来週は闇祓いの「この人」を久方ぶりにやってみる事にしました。ヴォルデモート卿の復活に伴い不死鳥の騎士団が再結成されてこの人も新メンバーとして加わりました。(全3項目)

3-1.先発護衛隊の1人として
それは吸魂鬼襲撃事件が起きてから4日目の夜の事でした。バーノン叔父さんは何故か一張羅の背広を着込みご満悦の表情でハリーの部屋に入って来ました。そしてハリーだけを家に残して自分たちは出かけると告げたのです。

するとやおら階下の台所ではっきりと何かが壊れる音がしました。ハリーは飛び起きて耳を澄ませました。ダーズリー一家のはずがない。帰って来るのには早過ぎる。それにまだ車の音を聞いていない。泥棒だと思ったら・・・

ガチャという大きな音と共に扉が開いたのでハリーが部屋を出て階段の踊り場に立つと何と玄関のガラス戸を通して入って来る街灯の明かりを背に10人近い人影がいてハリーの見る限りその全員がハリーを見上げていたのでした。

「うむリーマス。君の言っていた通りだ。ジェームズに生き写しだ」

一番後ろに立っている禿げた黒人の魔法使いがこう言いました。深くゆったりとした声をしています。片方の耳には金のイヤリングをしています。その黒人の魔法使いがリーマスと呼んでいたルーピンは一番手前に立っています。

この黒人の魔法使いこそがキングズリー・シャックルボルトだったというわけです。そして杖灯りを点した一番若そうな魔女ニンファドーラ・トンクスにハリーは自分とキングズリーの2人は闇祓いだとそう告げられたのでした。

バーノン叔父さんが一張羅の背広を着て出かけて行ったのは「全英郊外芝生手入れコンテストで最終候補に残った」と偽の手紙を出したからでした。そしてこのキングズリー・シャックルボルトを含めた総勢9人に囲まれ・・・

ハリーは箒に乗ってロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入ったというわけなんですよね。

3-2.懲戒尋問の日に
不死鳥の騎士団の本部に入ったその日の夜ハリーは騎士団の活動内容について説明を受けました。その中でハリーは闇祓いのトンクスとこのキングズリー・シャックルボルトはつい最近メンバーになった事を聞かされたのでした。

騎士団にとって魔法省内にスパイを持つのは大事なんだそうです。それはヴォルデモートのスパイもいる事が確かだからです。それに闇祓いを味方につけるのも大いに有益なのだそうです。そしてこのキングズリーもまた・・・

キングズリー・シャックルボルトもまた全く以って貴重な財産だそうです。それは何故かと云えばシリウスを追跡する責任者なんだそうです。そのため今は魔法省内にはシリウスはチベットにいると吹聴しているのだそうです。

その事をハリーは8月12日に懲戒尋問に出廷するため魔法省に赴いた時に自分のその目で確かめる事になりました。アーサー氏が自分の仕事場「マグル製品不正使用取締局」に行く前にキングズリーの小部屋に立ち寄ったからです。

アーサー氏とハリーが近づくとキングズリーが「おはようウィーズリー」と何気なく挨拶をしました。君と話したいと思っていたんだが少し時間をいただけますか?と訊くキングズリーに対してアーサー氏はこう答えたのでした。

「ああほんのちょっとだけなら。かなり急いでるのでね」

2人はほとんど互いに知らない者同士のような話し方をしました。ハリーが挨拶をしようと口を開きかけるとアーサー氏がハリーの足を踏んでそれを制しました。キングズリーの後に従いて2人は一番奥の小部屋に入りました。

ハリーは少しショックを受けました。四方八方からシリウスの顔がハリーを見下ろしていたからです。新聞の切り抜きや古い写真にハリーがハグリッドから貰ったアルバムにも貼ってあるハリーの見た事のある写真もありました。

それはハリーの両親ポッター夫妻が結婚した際シリウスが新郎の付き添い人を務めた時の写真でした。それを含め壁にびっしり貼ってあります。唯一シリウス抜きの空間には光る赤い虫ピンが沢山刺された世界地図がありました。

「これだがね。過去12カ月間に目撃された空飛ぶマグルの乗り物についてできるだけ沢山情報が欲しい。ブラックがいまだに自分の古いオートバイに乗っているかもしれないという情報が入ったのでね」

キングズリーは羊皮紙の束をアーサー氏の手に押しつけながらきびきびとこう話しました。そしてハリーに特大のウィンクをすると小声で「雑誌のほうは彼に渡してくれ。面白がるだろう」と言いました。するとその後は・・・

普通の声に戻って「それからウィーズリーあまり時間をかけ過ぎないでくれ」と言ったのでした。足榴弾の報告書が遅れたせいで我々の調査が一カ月も停滞したのだそうです。それにアーサー氏は冷ややかにこう答えたのでした。

「私の報告書をよく読めば正しい言い方は手榴弾だと判るはずだが。それに申し訳ないがオートバイ情報は少し待ってもらいませんとね。今我々は非常に忙しいので」

こう言った後に今度はアーサー氏が声を落とし「7時前にここを出られるかね。モリーがミートボールを作るよ」と言ったのでした。そしてアーサー氏はハリーに合図するとキングズリーの小部屋を出たというわけなんですよね。

自分の職場に到着してからアーサー氏はキングズリーに渡されたその羊皮紙の束をめくって見ていました。アーサー氏は束の中から「ザ・クィブラー」という雑誌を引っ張り出して来てニヤッと笑うとざっと目を通していました。

「ああなるほど。なるほどシリウスがこれを読んだら面白がるだろうと言っていたが。その通りだ」

実はハリーはこの「ザ・クィブラー」という雑誌を新学期初日の9月1日にホグワーツ特急でも見る事になったのです。この雑誌にはシリウスには列記としたアリバイがあるので無実なんだという記事が掲載されていたんですよね。

3-3.ロンとハーマイオニーの監督生就任記念パーティにて
そしてこの直後にハリーとアーサー氏にとっては本当に突如として時間が繰り上がり場所も地下にある10号法廷に変更されて懲戒尋問が執り行われたのでした。しかもたかが未成年の魔法使用事件なのに大法廷で行われたのです。

しかし結果はこれもハリーにとっては突然現れたダンブルドアのお陰で無罪放免という事になりました。ハリーは退学を免れてめでたく学校に戻る事になったのでした。ところがそこでもサプライズな出来事が起きたんですよね。

ハーマイオニーの監督生就任については誰もが「やっぱり」と納得だったんでしょう。ところが男のほうが何と驚く事にロンでした。当の本人も驚きのあまり知った瞬間は呆然としていました。それは母親も同じ事だったのです。

夕食のご馳走がぎっしりのテーブルの上にはウィーズリーおばさんが掲げた真紅の横断幕がありました。あまりに意外で予想外だった事もありおばさんはハリーがこの12番地に来て以来ハリーが見る限りでは一番の上機嫌でした。

ロンとハーマイオニーが監督生になったという事で「誰が監督生になって誰がならなかったのか?」が話題になりました。トンクスは寮監が「必要な資質が欠けている」という理由で監督生には任命されなかったんだそうです。

それは「お行儀よくする能力」とかがなかったからなのだそうです。そしてハリーのお父さんのジェームズとシリウスは共に罰則ばかり受けていたので選ばれるはずなどないとの事でした。そこで任命されたのがルーピンでした。

「ダンブルドアは何故ポッターを監督生にしなかったのかね?」

ハリーが1人で立っているとキングズリー・シャックルボルトの深い声が周囲の喧騒をくぐり抜けてハリーの耳に入って来ました。キングズリーはダンブルドアはそうする事でハリーへの信頼を示す事ができたとそう言うのです。

しかも自分ならそうしたとキングズリーは言うのです。特に今は「日刊予言者新聞」が3日と上げずにハリーの事をやり玉にしているのだからともキングズリーは言うのです。そんな疑問を呈するキングズリーに対して・・・

問われたルーピンは「あの人にはあの人の考えがあるはずだ」と答えていました。ハリーはキングズリーとルーピンが話しているほうを見ませんでした。父さんは監督生にならなかった。そう聞いてパーティは楽しくなりました。

それも急に湧いた感情でしたが同じぐらい唐突に喜びが消えてしまいました。上に戻ってベッドに入りたいとハリーはそう思ったのでした。

今日の最後に
ハリーを迎えにプリベット通り4番地にやって来た時トンクスは自分とキングズリーの職業は共に「闇祓い」だけれどもキングズリー・シャックルボルトのほうが「私より少し地位が高い」とハリーにそう言っているんですよね。

今回ハリーが懲戒尋問を受けるために魔法省に赴いた際の場面を改めて読み返してみると「闇祓い本部」の中でキングズリーの小部屋は一番奥にありました。やはり一番リーダー格の闇祓いだからそうなっているんでしょうね?

すると資格を取ったばかりで当時まだ1年しか経っていなかったトンクスの小部屋はきっと手前のほうだったんでしょうね、

そしてそれが後々に・・・
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