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ヴォルデモート卿が魔法省に姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの職員がその姿を目撃して「日刊予言者新聞」にその事実が掲載された事で潮目がガラリと変わって様々な事が激変しました。キングズリー・シャックルボルトもシリウスが死んだ事で職務内容が大幅変更になったのでした。(全3項目)

3-1.マグルの首相の護衛に
事もあろうにヴォルデモート卿が魔法省に姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの職員がその姿を目撃して「日刊予言者新聞」にその事が掲載された事を受けて潮目がガラリと変わり様々な事が激変しました。

1年前からヴォルデモートが復活した事を主張し続けていたダンブルドアとハリーは名誉を回復しました。ダンブルドアはホグワーツの校長職に復帰してハリーは「選ばれし者」と呼ばれ一転して再び賞賛の的となったのでした。

アンブリッジは「闇の魔術に対する防衛術」の教職並びにホグワーツ高等尋問官並びに校長職を解かれホグワーツ魔法魔術学校に於ける全ての職位と権限を失いました。コーネリウス・ファッジも魔法大臣の座を追われました。

不死鳥の騎士団もヴォルデモートの復活を魔法界に広く知らせるという目的を達成しました。魔法省の神秘部に保管されていたハリーとヴォルデモートに関する予言球が破壊されたので見張る必要ももはやなくなったのでした。

そしてキングズリー・シャックルボルトもシリウスを追跡する責任者でした。そのシリウスが死んでしまったので職務内容が大幅に変更されました。キングズリーはマグルの首相閣下を護衛する勤務に就く事になったんですよね。

ファッジに代わって新たに魔法大臣の座に就任したルーファス・スクリムジョールがマグルの首相に「あなたの安全の話をする必要がある」と言うのに対して首相が現在ある安全対策で十分満足している。ご懸念には及びません。

その言葉を途中で遮るとスクリムジョールは「我々は満足していない」と言ったのでした。もし首相が「服従の呪文」にかけられでもしたらマグルの前途が案じられる。そこで執務室の隣の事務室に新しい秘書官を入れました。

「キングズリー・シャックルボルトの事なら手放しませんぞ!あれはとてもできる男で他の人間の二倍の仕事をこなす」

こう言う首相に対してスクリムジョールは「あの男が魔法使いだからだ。高度に訓練された闇祓いであなたを保護する任務に就いている」とにこりともせずに言ったのでした。すると首相はスクリムジョールにこう抗議しました。

「ちょっと待ってくれ!執務室にそちらが勝手に人を入れる事はできますまい。私の部下は私が決める」

しかしスクリムジョールが「シャックルボルトに満足していると思ったが?」と冷静に言うと首相の抗議は腰砕けに終わりました。このようにキングズリー・シャックルボルトはマグルの首相を護衛する任務に就いたのでした。

そしてそれは一年後の事でした。

3-2.バーノン・ダーズリー氏のお気に入り?
ダンブルドアが「この魔法はハリーが17才になった時に効き目を失う」と告げて1年の歳月が経ちハリーがプリベット通り4番地を離れる日がついにやって来ました。バーノン・ダーズリー氏は怒ったように肩を聳やかしました。

夏休みに入って間もなく正真正銘の魔法使いキングズリー・シャックルボルトとアーサー・ウィーズリー氏の2人が我が家に前触れもなしに訪問して来たという不愉快極まりない忌まわしい記憶を振り払おうとしていたのでした。

ハリーは手加減せずぐいぐい話を進めました。僕が17才になれば僕の安全を保って来た守りの呪文が破れる。そうなれば叔父さんたちも危険にさらされる。不死鳥の騎士団はヴォルデモートが必ず叔父さんたちを狙うと見ている。

僕の居場所を見つけ出そうとして拷問するためか又はさもなければ叔父さんたちを人質に取れば僕が助けに来るだろうと考えての事だ。だから叔父さんたちは身を隠さないといけないし騎士団はそれを助けたいと言っているんだ。

ところがここでバーノン叔父さんは自分たちがもし不死鳥の騎士団の警護を受け入れるのならキングズリー・シャックルボルトに付き添って欲しいと言うのです。ハリーがキングズリーの役割は英国首相の警護だと言うと・・・

「そうだとも。あいつが一番だ!」

バーノン叔父さんは点いていないテレビの画面を指差しこう言いました。ダーズリー一家は病院を公式見舞いするマグルの首相の背後にぴったり従いてさり気なく歩くキングズリーのその姿をテレビのニュースで見つけたのです。

その上キングズリーはマグルの洋服を着こなすコツを心得ている。ゆったりした深い声は何かしら人を安心させるものがある。それやこれやでダーズリー一家はキングズリーの事を他の魔法使いとは別格扱いにしているのです。

でもキングズリーの役目は英国首相の警護だと決まっている。ダーズリー一家を担当するのはヘスチア・ジョーンズとディーダラス・ディグルだと決まっているのです。バーノン叔父さんは履歴書を見たいと食い下がりました。

しかし2年前に自分を襲った吸魂鬼が今はもっと増えている。この話はダドリーには相当に効き目がありました。それだけじゃない。僕が17才になったその途端に闇の魔術で動かされる屍つまり亡者も必ず襲って来る事だろう。

わしの仕事はどうなる?ダドリーの学校は?そう言ってなおも不安を訴えるバーノン叔父さんにハリーは言ったのでした。まだ判ってないのか?奴らは自分の父さんや母さんと同じように叔父さんたちを拷問して殺害するんだ。

するとダドリーが・・・

「パパ。僕、騎士団の人たちと一緒に行く」

この一言で話は決まったのでした。

3-3.7人のハリー・ポッター作戦に
ところがそのダーズリー一家を担当する2人が来てみたらディーダラス・ディグルが「ここで護衛を待っていてください。手筈にちょっと変更がありましてね」と言うのです。言われたハリーは急き込んでこう訊いたのでした。

「どういうこと?マッド・アイが来て付き添い姿くらましで僕を連れて行くはずだけど?」

するとヘスチア・ジョーンズが「できないの。マッド・アイが説明するでしょう」と短く答えました。そしてその通りでした。マッド・アイだけでなく大挙13人もの人間がハリーを迎えにプリベット通り4番地にやって来ました。

「キングズリー。マグルの首相の警護をしてるんじゃなかったの?」

そんな13人の中にキングズリー・シャックルボルトもいました。キングズリーはハリーのこの問いに「一晩ぐらい私がいなくともあっちは差し支えない。君のほうが大切だ」と答えました。何ゆえ13人もの大所帯になったのか?

魔法法執行部の部長パイアス・シックネスが寝返ったのだそうです。この家を「煙突飛行ネットワーク」と結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」で出入りする事も禁じて違反をすれば監獄行きになるようにしてしまった。

ハリーを保護しヴォルデモートが手出しをできないようにというのがその表向きの理由なんだそうです。さらにはハリーがまだ16才で未成年という問題がある。そこで呪文を唱えないで済む移動手段を使う事にしたとの事でした。

「駄目だ!絶対駄目だ!僕のために6人もの命を危険にさらすなんて僕が許すとでも!」

ハリーにこう言わしめたのは6人の人間がポリジュース薬でハリーの姿になる。7人のハリー・ポッターがそれぞれに随行員がついて空を移動するという作戦を提示したからでした。ハリーは渋々この作戦を受け入れたのでした。

キングズリー・シャックルボルトはハーマイオニーの随行員を担当する事になりました。ハリーはかつてシリウスの物だった空飛ぶオートバイに乗り随行員はハグリッドでした。ところが14人が飛び立ったその次の瞬間に・・・

ハリーたちは待ち構えていた死喰い人の集団に取り囲まれてしまったというわけなんですよね。

今日の最後に
今回第6巻の冒頭章をキングズリー・シャックルボルトを中心に読み返してみたらマグルの首相閣下の事がそれはそれは気の毒に思えてしかたありませんでした。本人の与り知らない所で勝手に事を進められてしまって・・・

当の首相本人はそちらが勝手に人を入れるなんてできないでしょうと言ってそう思い込んでいます。しかしキングズリーを執務室の隣の事務室に入れるのに当たっては魔法省が首相の記憶を修正して勝手に入れているんですよね。

スクリムジョールは「そんな事はマグルの首相は知らなくていい」とばかりに「シャックルボルトに満足していると思ったが?」と冷静に言って議論を打ち切っています。首相の抗議はこの一言で腰砕けになってしまいました。

いいようにあしらわれたという感じですよね。
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