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監督生用の車両を出てロンにしてみればやっとこさという感じでハリーたちと合流する事ができました。そしてホグズミード駅に到着するとロンはハーマイオニーと共に監督生としての任務をいよいよ本格的に開始したのでした。さらに寝室に入ると・・・(全3項目)

3-1.濫用する?
唐突に「あたしをクリスマス・ダンスパーティに誘って欲しかった」とルーナに暗に言われロンは暫くの間は呆然としていました。しかし頭を振って腕時計を見るとロンはハリーとネビルにこう言ったというわけなんですよね。

「一定時間ごとに通路を見回る事になってるんだ。それから態度が悪い奴には罰則を与える事ができる。クラッブとゴイルに難癖つけてやるのが待ち切れないよ」

クラッブとゴイルに難癖をつけて罰則を与えてやる。ロンがこう言うのでハーマイオニーはそんなロンに「立場を濫用しては駄目!」と厳しく言ったのでした。するとロンはハーマイオニーに皮肉たっぷりにこう言ったのでした。

「ああそうだとも。だってマルフォイは絶対濫用しないからな」

「それじゃあいつと同じ所に身を落とすわけ?」と言うハーマイオニーにロンは「違う。こっちの仲間がやられるより絶対先に奴の仲間をやってやるだけさ」と答えました。ハーマイオニーが「全くもう」と呆れていると・・・

「ゴイルに書き取り百回の罰則をやらせよう。あいつ書くのが苦手だから死ぬぜ」

ロンはうれしそうにこう言った後さらにゴイルのブーブー声のように声を低くして顔をしかめゴイルが一生懸命集中する時の苦しい表情を作り空中に書き取りをする真似をしました。そうしながらロンはこう言い放ったのでした。

「僕が・・・罰則を・・・受けたのは・・・ヒヒの・・・尻に・・・似ているから」

全員大笑いでした。しかしルーナ・ラブグッドの笑いこけ方には誰も勝てません。ルーナは悲鳴のような笑い声を上げました。ルーナは息も絶え絶えで目に涙を溢れさせてロンを見つめました。ルーナの笑い方が凄いので・・・

ロンは途方に暮れて周りを見回しました。そのロンの表情がおかしいやらルーナが鳩尾を押さえて体を前後に揺らしながら馬鹿馬鹿しいほどに長々と笑い続けるのがまたおかしいやらでその場にいた全員が再び笑ったのでした。

ロンはルーナに「君。からかってるの?」と顔をしかめて訊きました。しかしもちろんルーナはそんなつもりはなかったと私はそう思いますね。ルーナはただ単純明快にロンの言った冗談が面白いと思ったからこそ笑ったのです。

3-2.いよいよ本格始動!
ホグワーツが近づくとハーマイオニーが「着替えをしたほうがいいわ」と言いました。ロンとハーマイオニーはローブの胸に監督生バッジをしっかりとつけました。ロンが暗い窓に自分の姿を映しているのをハリーは見ました。

汽車がいよいよ速度を落とし始めました。生徒たちが荷物やペットを急いで集め降りる仕度を始めたので車内のあちらこちらがいつものように騒がしくなりました。ロンとハーマイオニーはそれを監督する事になっていました。

そのためクルックシャンクスとピッグウィジョンの世話をみんなに任せコンパートメントを出て行きました。すると「そのふくろう。あたしが持ってあげてもいいよ」とルーナが言ってピッグウィジョンの籠に手を伸ばしました。

そこでハリーはルーナに「ありがとう」と言って鳥籠を渡しました。ところがホグワーツ特急に乗って最初の1時間ロンとハーマイオニーがいなかったのと同様にそこでは異例の展開が次から次へとハリーを待ち受けていました。

ホグズミード駅のホームで1年生はこっちにおいでと呼びかけていたのがハグリッドではなく昨年度クリスマス休暇明けに少しの間だけ「魔法生物飼育学」を教えていたグラプリー・プランク先生だったのです。さらには・・・

2年生以上を運んでいる馬なしの馬車を何とも奇妙な生き物が牽いているのです。しかも摩訶不思議な事にハリーには見えているのにロンには見えていないようなのです。ところがルーナはその生き物が見えるとそう言うのです。

「あんたがおかしくなったわけでも何でもないよ。あたしにも見えるもン」

しかもルーナはホグワーツに来た最初の日から見えていたと言うのです。さらに大広間では「組分け帽子」の歌の中に新しい文言が入ってハリーたち3人のみならず他の生徒たちの間でも議論になるという出来事までありました。

そして新入生の歓迎会もお開きとなりハーマイオニーが大慌てで飛び上がりロンに「1年生の道案内をしないと!」と言ったのでした。ロンは完全に忘れていて「ああそうか」と答える有り様でした。そして新入生たちに・・・

「おい-おい。お前たち。ジャリども!」

ハーマイオニーが咎めるように「ロン!」と言うと言われたロンは「だってこいつらチビだぜ」と言い返しました。そんなロンに対してハーマイオニーは「知ってるわよ。だけどジャリはないでしょ!」と言葉を返したのでした。

ハーマイオニーは威厳たっぷりにテーブル全体に「こっちへいらっしゃい!」と呼びかけました。新入生のグループは誰もが恥ずかしそうで先頭に立たないようにしていました。新入生はハリーが見ても本当に小さく見えました。

自分がここに来た時には絶対こんなに幼くはなかったとハリーは思いました。ところがハリーが笑いかけても1年生の反応は極めて冷たいものでした。どうやら彼らも入学前に「日刊予言者新聞」を定期購読していたようでした。

ハリーはロンとハーマイオニーに「また後で」と言うと1人で大広間を出てグリフィンドール塔に向かいました。そして合言葉を知らなかったもののネビルが来てくれたお陰でハリーは何とか談話室に入る事ができたのでした。

ところが寝室に入ってみると・・・

3-3.寝室にて
ネビルと共に寝室に入って行くとディーン・トーマスとシェーマス・フィネガンは既に来ていました。ハリーが扉を開けたその途端に話していた2人が突然黙りました。自分の事を話しいてた?それとも被害妄想なのだろうか?

ハリーがトランクを開けながら「やあ」と声をかけるとディーンがパジャマを着ながら「やあハリー。休みはどうだった?」と訊いて来ました。一言では到底言い切れないので「まあまあさ」と言うとディーンが言うには・・・

「ああオッケーさ。とにかくシェーマスよりはましだったな。今聞いてたとこさ」

ディーンはシェーマスよりはましだった。それを聞いてネビルが「どうして?シェーマスに何があったの?」と訊きました。しかしシェーマスはすぐには答えませんでした。やがてハリーに背を向けたままこう言ったのでした。

「ママに学校に戻るなって言われた」

それはもちろんハリーのせいというわけです。シェーマスのお母さんも「日刊予言者新聞」を読んでいるので「ハリーは嘘つきでダンブルドアはボケ老人」だと思った。そして自分の息子はその嘘つきと寝室が同じだから・・・

「ねえ。あの夜一体何があったんだ?ほらあの時。セドリック・ディゴリーとか色々?」

シェーマスは怖さと知りたさが入り交じった言い方で訊いて来ました。ムッとしたハリーは「どうして僕に訊くんだ?日刊予言者新聞を読めばいい。君の母親みたいに。読めよ。知りたい事が全部書いてあるぜ」と答えました。

ハリーとシェーマスが口論しているとロンが入って来ました。そしてハリーが「それは腐れ新聞の日刊予言者新聞が僕について書く事をあの人が一から十まで信じる前だ!」と声を張り上げた所でロンは事の次第を理解しました。

ハリーは狂ってる。同じ寝室にいたくない。激怒してこう言うシェーマスにロンは「そいつは言い過ぎだぜ」と言いました。君はハリーを信じるのか?本当の事を言ってると思うのか?ロンが「ああそう思う」と答えると・・・

シェーマスが吐き棄てるように「それじゃ君も狂ってる」と言うとロンは「そうかな?さあ君にとっては不幸な事だがね。おい僕は監督生だ!だから罰則を食らいたくなかったら口を慎め!」と胸を指差しながら言ったのでした。

一瞬シェーマスは「言いたい事を吐き出せるなら罰則だってお安い御用だ」という顔をしました。しかしそれからは何も言いませんでした。ロンが「他にハリーの事をごちゃごちゃ言ってる親はいるか?」と凄みましたが・・・

ディーンの両親はマグルで魔法界で何が起ろうと知りはしません。一方ネビルのおばあさんはダンブルドアの事を信じているとの事でした。ダンブルドアがヴォルデモートが戻って来たと言うのならそれを信じると言っている。

ネビルがそう言った事でその場はとりあえずは収まったのでした。

今日の最後に
フレッドにジョージもハーマイオニーもさらにはマッド・アイ・ムーディも監督生になるのはハリーだとそう思っていました。キングズリー・シャックルボルトは具体的な理由を挙げてハリーを監督生にすべきと言っていました。

唯一異を唱えなかったのはダンブルドアにはダンブルドアの考えがあるはずだと言ったリーマス・ルーピンでした。それ以外はハリーの耳に入った範囲では「何故ハリーじゃなくてロン・ウィーズリーなんだ?」という意見でした。

キングズリーはダンブルドアはハリーへの信頼を示すという意味でも監督生にすべきだったとそう言っていますよね。しかし「日刊予言者新聞」の捏造でっち上げ記事のお陰で世間ではダンブルドアはボケ老人と思われています。

残念ながらボケていると思われている人に監督生に任命されても信頼を示せるとは到底考えられないと私はそう思いますね。加えて学期が始まって学校に戻ってみれば身内のグリフィンドール生でさえも敵に回ってしまいました。

寝室が同じ。つまり同学年のグリフィンドール生のシェーマス・フィネガンもハリーの事を狂っているとそう言います。こんな有り様ではハリーが正当な理由で減点をしたり罰則を科したとしても反発されるのは必至でしょうね。

やはりハリーを監督生にしなかったのは賢明な判断だったのです。
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