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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

厚い壁に阻まれロンは5年生になってようやく大好きなクィディッチのグリフィンドール・チームの一員になる事ができました。がしかし週末の土曜日も練習を最優先にしてしまったため日曜日は大量に溜まった宿題に忙殺される事になってしまいました。挙句の果てには夜の11時半になって・・・(全3項目)

3-1.箒を持って
今学期ハリーは「闇の魔術に対する防衛術」の最初の授業でアンブリッジからいきなり罰則を食らう事になってしまいました。ところがアンブリッジのその罰則は手の甲から血が滲み出て来るというおぞましい内容だったのです。

アンブリッジの罰則は火曜日から金曜日まで続きました。それに追い打ちをかけたのが5年生になってふくろう試験を控えているという事で各科目の先生方から出される大量の宿題でした。罰則と宿題に時間を取られて・・・

ハリーは睡眠不足になり木曜日は疲れてぼーっとしている内に過ぎて行きました。ロンも眠そうでしたがハリーにはどうしてロンまでもが眠そうにしているのか見当がつきませんでした。そしてその日の夜の事だったのでした。

アンブリッジの罰則が終わりグリフィンドール塔に戻って来たハリーが階段の一番上で右に曲がると危うくロンとぶつかりそうになりました。ハリーを見るとロンは驚いて飛び上がり新品のクリーンスイープを隠そうとしました。

ハリーが「何してるんだ?」と訊くとロンは「何にも。君こそ何してるの?」と訊き返して来ました。ハリーが顔をしかめ「さあ僕に隠すなよ!こんな所に何で隠れてるんだ?」と問い質すとロンはハリーにこう言ったのでした。

「僕-僕。どうしても知りたいなら言うけどフレッドとジョージから隠れてるんだ」

さらにロンはフレッドとジョージがたった今1年生をごっそり連れてここを通って行った。また実験するつもりなんだ。何故ならハーマイオニーがいる限り談話室ではできないからなどと早口で熱っぽくまくし立てたのでした。

「だけど何で箒を持ってるんだ?飛んでたわけじゃないだろ?」

ハリーがこう訊くとロンは刻々と赤くなりながら「笑うなよ」と防衛線を張りました。そして今度はちゃんとした箒を持っているからグリフィンドール・チームのゴールキーパーの選抜に出ようと思っていると打ち明けたのです。

「笑えよ」と言うロンにハリーは「笑ってないよ」と言葉を返しました。それどころかハリーは「素晴らしいよ」とまで言いました。キーパーをやる所を見た事ないけど「上手いのか?」とハリーが訊くとロンはこう答えました。

「下手じゃない」

ロンはハリーの好意的な反応を見て心底ホッとしたようでした。チャーリーにフレッドとジョージが休み中にトレーニングをする時にはロンはいつもキーパーをやらされたんだそうです。こうしてロンは選抜を受けたのでした。

ハリーはアンブリッジの罰則で選抜に立ち会う事はできませんでした。しかしロンは晴れてグリフィンドール・チームの一員になったのでした。

3-2.パーシーからの手紙
ロンは初めてホグワーツ特急に乗ってハリーに出会った時にも「世界一面白いスポーツだぜ」と言って詳しく説明するなどしていてクィディッチの事が大好きでした。これまで厚い壁に阻まれチームの一員にはなれませんでした。

一方ハリーは学期が始まってこの一週間というものはアンブリッジの罰則と大量の宿題に追われて睡眠不足になるほどの忙しさでした。だから到底箒に乗って飛ぶ余裕などありませんでした。そして週末の土曜日を迎えました。

上階の寮で待ち受けている宿題の山を思うとハリーは良心が疼きました。しかし空は晴れ渡ってわくわくするような青さです。そしてハリーの隣には今やチームメイトになったロンがいて「今夜やりゃいいのさ」と言っています。

2人とも肩には箒を担ぎ耳には「2人ともふくろう試験に落ちるわよ」というハーマイオニーの警告が鳴り響いていました。しかしそんなハーマイオニーの警告を振り払うようにロンはハリーにこう言ったというわけなんですよね。

「それに明日ってものがある。ハーマイオニーは勉強となると熱くなる。あいつはそこが問題さ」

ここまで言った所でロンは一瞬言葉を切りました。そして少し心配そうに「あいつ本気かな。ノートを写させてやらないって言ったろ?」と問いかけました。ロンのこの問いに対してハリーはこう答えたというわけなんですよね。

「ああ本気だろ。だけどこっちのほうも大事さ。クィディッチ・チームに残りたいなら練習しなきゃならない」

こうして2人は練習に取りかかりました。2時間ほど練習して昼食を取りに城に戻り午後からチーム練習でした。ところが午前中に2人でした時は尻上がりに調子が上がったのにチーム練習では思いのほか上手く行きませんでした。

2人が談話室に戻るとハーマイオニーがかなり冷たく「練習はどうだった?」と訊いて来ました。ハリーが「練習は」と言いかけるとロンはハーマイオニーの脇の椅子にドサッと腰掛け虚ろに「めちゃめちゃさ」と言いました。

落ち込んだ様子のロンを見てハーマイオニーの冷淡さは和らいだようでした。そこで慰めるように「そりゃ初めての練習じゃない。時間がかかるわよ」などと言ったのでした。そう言うハーマイオニーにロンが噛みつきました。

「めちゃめちゃにしたのが僕だなんて言ったか?」

ロンは腹立たしげに「宿題をやる」と言い放ち荒々しく足を踏み鳴らして寝室に宿題を取りに行きました。しかしその夜はハリーもロンも宿題がはかばかしくは進みませんでした。翌日の日曜日はさらに悲惨な状況に陥りました。

日曜日は2人とも一日中談話室で本に埋もれていました。談話室は一旦生徒で一杯になったかと思うと空っぽになりました。溜まりに溜まった宿題は丸一日どころか夜の11時半になってもまだ終わっていないという有り様でした。

ハーマイオニーが欠伸をしながら近づいて来て「もうすぐ終わる?」と訊きました。ロンが一言で「いや」と答えました。するとハーマイオニーが一番近くの窓を指差しました。ハリーとロンが同時に指された窓を見ると・・・

「ヘルメスじゃない?」

ハーマイオニーが驚いたようにこう言いました。きちんとしたコノハズクが窓枠に止まりロンのほうを見つめています。ロンも小声で「ひえー本当だ」と言って驚きました。そして「パーシーが何で僕に手紙なんか?」と・・・

ロンは立ち上がると窓を開けました。ヘルメスはロンが手紙を外すとすぐに飛び立って行きました。ロンは宛名書きを見つめて「間違いなくパーシーの筆跡だ」と言いました。パーシーが僕に手紙ってどういう事なんだろう?

ところがその手紙の内容が大いに問題だったのです。

3-3.手紙の内容は?
ハーマイオニーが待ち切れないように「開けてみて!」と言いました。ハリーも頷きました。そこでロンは早速手紙を開いて読み始めたのでした。ところが先に読み進めば進むほどにロンのしかめっ面がひどくなって行きました。

そして読み終えると辟易した顔でハリーとハーマイオニーに手紙を突き出しました。2人は両側から覗き込んで顔を寄せ合って一緒にパーシーからロンに送られた手紙を読みました。そこには衝撃の内容が綴られていたのでした。

そこにはアンブリッジを経由して自分は魔法大臣コーネリウス・ファッジから直々にロンが監督生になったと聞かされたと書かれていました。この知らせは自分にとってうれしい驚きだった。まずはお祝いをと書かれていました。

しかし自分はお祝い以上の事を君に言いたい。忠告したいと言うのです。通常の朝ではなくわざわざ夜に手紙を届けさせたのは詮索好きな目のない所で気まずい質問を受けないようにと配慮して出したとパーシーは言うのです。

それは魔法大臣が言うにはロンは未だにハリー・ポッターと親密らしい。ロンに言いたいのは「あの少年」と付き合い続けるほどロンが監督生バッジを失う危険性を高める事はない。これを言うのは義務だとまでそう言うのです。

ポッターはいつでもダンブルドアのお気に入りだったとロンは言うだろう。しかしパーシーはダンブルドアがホグワーツを取り仕切るのもそう長くないかもしれないと言うのです。それは明日の「日刊予言者新聞」を読めば判る。

君はポッターと同類扱いされてはならないともパーシーは言っていました。ポッターとの繋がりを断ち切る事をロンは恐れるかもしれない。その理由はポッターは情緒不安定なので事によったらロンに暴力を振るうかもしれない。

それが少しでも心配だったりロンを困らせるようなポッターの挙動に気づいたらドローレス・アンブリッジに話すよう強く勧めるとパーシーは言うのです。本当に感じのいい人で喜んでアドバイスをするとパーシーは言うのです。

手紙の後半でパーシーはホグワーツの他の先生方を批難し自分の両親を批難し親に向かって「あの2人もやがて自らの大変な間違いに気づく事を切に願っている。その時は2人の十分な謝罪を受け入れる」とまで言っていました。

最後に再び「監督生就任おめでとう」と書かれたパーシーの手紙をロンは破って即座に暖炉に放り込んだのでした。

今日の最後に
もちろんパーシーはロンのために良かれと思って手紙を出したんでしょう。しかし極めて残念な事に自分が監督生になったという事に対する気持ちがロンとは全く違うという事をパーシーは知らなかったというわけなんですよね。

自信満々のパーシーと違ってロンにとっては自分が監督生になったという事は驚き以外の何物でもありませんでした。むしろ戸惑う気持ちのほうが強かったんですよね。この認識の大きさな違いをパーシーは知りませんでした。

手紙の中でパーシーはハリーを「あの少年」とか「ポッター」などと呼んでいます。これも事をより深刻にしていますね。挙句の果てには何かあったらアンブリッジに知らせろ。つまり密告をしろとまでパーシーは言っています。

思いっ切りロンの感情を逆なでしていますね。

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