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来たる4月1日が誕生日という事で今週と来週の二週間に渡ってフレッドとジョージに関連する内容をお届けする事にしました。母親のウィーズリーおばさんは意外にも(失礼?)成績優秀な2人には魔法省に就職して欲しいとの希望を抱いていました。ところが当の2人のほうは・・・(全3項目)

3-1.2年ぶりの隠れ穴で
ハリーがホグワーツで最初の1年を過ごした後の夏休みに「隠れ穴」に滞在した時。不思議だと思う事の1つに「フレッドとジョージの部屋から小さな爆発音が上がっても全員当たり前という顔をしていた」というのがありました。

何故2人の部屋から小さな爆発音が上がっていたのか?ハリーはそれから2年後にクィディッチ・ワールドカップの観戦のため再び「隠れ穴」に滞在する事になりました。そしてその理由を知る事になったというわけなんですよね。

フレッドとジョージがダイエット中のダドリーにトン・タイ・タフィーを食べさせダドリーの舌が1メートルもの長さになってしまいました。そのため父親のアーサー氏が珍しく声を荒げてフレッドを叱責する事になったのです。

すると夫の声を聞きつけてウィーズリーおばさんがキッチンに入って来ました。そしてそんな夫妻の会話の中でおばさんが口にしたのが「まさかウィーズリー・ウィザード・ウィーズじゃないでしょうね?」だったんですよね。

「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズって何なの?」

ロンとハーマイオニーがハリーにシリウスの事を訊きたかったので3人とジニーはキッチンを出るとロンの部屋に向かいました。そこでハリーがこう訊くとロンとジニーは笑い出しましたがハーマイオニーは笑いませんでした。

おばさんがフレッドとジョージの部屋を掃除したら注文書が束になって出て来たんだそうです。それは2人が発明した物の長いリストだったのだそうです。ロンも2人があんなに色々発明をしていたなんて知らなかったそうです。

「昔っからずっと2人の部屋から爆発音が聞こえてたけど何か作ってるなんて考えもしなかったわ。あの2人はうるさい音が好きなだけだと思ってたの」

何故2人の部屋から爆発音が上がっていたのか?その理由をジニーがこう説明してくれました。その爆発音は2人が悪戯おもちゃの「だまし杖」とか「ひっかけ菓子」などの商品を作る過程で発生していたというわけなんですよね。

おばさんは2人に「もう何も作っちゃいけません」と言い渡し見つかった注文書を全て焼き捨ててしまったそうです。その理由はおばさんはフレッドとジョージは比較的学校の成績が良かったので魔法省に就職をして欲しかった。

しかしそれから大論争があって2人はおばさんに「悪戯専門店」を開きたいとそう言ったとの事だったんですよね。

3-2.バグマン氏に全財産
しかしおばさんにとっては極めて残念な事に注文書の束を焼き捨ててしまったぐらいではフレッドとジョージは懲りませんでした。クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の日にも2人は一騒動起こしたというわけなんですよね。

それはダドリーに食べさせたトン・タン・タフィーを隠密に沢山持ち出そうとしたのです。けれどもおばさんに「呼び寄せ呪文」であえなく没収されてしまいました。それでも2人は悪戯専門店を開業する事を諦めませんでした。

「これはこれは!時の人!ルード!」

こう言ったのはアーサー氏でした。現れたのは魔法ゲーム・スポーツ部の部長ルード・バグマン氏でした。この人のお陰で今回クィディッチ・ワールドカップの決勝戦のとってもいい席の切符を手に入れる事ができたんですよね。

バグマン氏はローブのポケットに入った金貨をチャラつかせながらアーサー氏に「試合に賭ける気はないかね?」と言って来ました。しかしアーサー氏は「アイルランドが勝つほうにガリオン金貨1枚じゃどうだ」と言うのです。

たったの1ガリオンと聞いてバグマン氏は少しがっかりしたようでした。けれどもすぐに気を取り直して「他に賭ける者は?」と訊いて来ました。アーサー氏は「この子たちにギャンブルは早すぎる」と言ったのですが・・・

「賭けるよ。37ガリオン15シックル3クヌートだ」

ジョージと2人で急いでお金を掻き集めながらフレッドがこう言いました。まずアイルランドが勝つ。でもビクトール・クラムがスニッチを取る。そんな2人にアーサー氏は「貯金の全部じゃないか」さらには賭けなんて・・・

母さんがまた怒ると言いたかったのでしょうか?するとそんなアーサー氏にバグマン氏は「お堅い事を言うな」と言ったのでした。そして2人が言ったそんな事は起こるはずがないから素晴らしい倍率をやろうとそう言うのです。

ところが試合の結果はフレッドとジョージの予想通りになったのです。勝者はアイルランドでした。しかしスニッチを取ったのはブルガリアのシーカーのビクトール・クラムだったのです。試合終了直後フレッドとジョージは?

2人は満面に笑みを浮かべながら手を突き出してルード・バグマン氏の前に立っていました。階段を下りながらアーサー氏はフレッドとジョージに「賭けをしたなんて母さんには絶対言うんじゃないよ」とそう言ったのでした。

するとフレッドはそんなアーサー氏に「心配ご無用。このお金にはビッグな計画がかかってる。取り上げられたくはないさ」と言ったのでした。こうして2人はワールドカップの賭けで大金を手にする事ができたのですが・・・

3-3.夏休み最終日に
ビッグな計画。それはもちろん悪戯専門店の開業というわけです。ところが一夜明けて翌日の朝になってみると2人の前には思ってもみなかった事態が待ち受けていたのです。全財産を投げ打ったというのにこんな事になるとは。

一方魔法省に勤めるアーサー氏とパーシーは決勝戦の終了直後にマグルの一家が死喰い人の残党と思われる集団に宙吊りにされた挙句に「闇の印」が打ち上げられるという事件が起き事後処理に追われる事になってしまいました。

魔法省にはワールドカップの警備に関する苦情が多数寄せられたそうです。アーサー氏もパーシーも朝はみんなが起き出す前に家を出て夜は夕食後遅くまで帰らないという事でほとんど家にいないという有り様だったんですよね。

そうこうしている内に夏休みも最終日を迎えました。夕食を終えて居間でハーマイオニーはおばさんが買って来てくれた「基本呪文集・4学年用」を読んだりチャーリーは防火頭巾を繕ったりビルはロンとチェスをしたり・・・

ハリーは13才の誕生日にハーマイオニーから贈られた「箒磨きセット」でファイアボルトを磨いたりとそれぞれが思い思いに過ごしていました。そんな中フレッドとジョージは隅っこのほうに座り込み羽根ペンを手にして・・・

羊皮紙の上で額を突き合せて何やら密談の真っ最中でした。普段とは違う様子を見て取っておばさんは2人を見据えて「2人で何してるの?」と訊いたのでした。その問いに対してフレッドは宿題をやっているとそう言うのです。

「馬鹿おっしゃい。まだお休み中でしょう」とおばさんが突っ込むとジョージが「やり残してたんだ」と答えました。そこで今度はズバッと「まさか新しい注文書なんか作ってるんじゃないでしょうね?」と指摘をすると・・・

「万が一にもウィーズリー・ウィザード・ウィーズ再開なんかを考えちゃいないでしょうね?」

おばさんがさらにこう訊くとフレッドは痛々しげな表情でおばさんを見上げ、もし明日ホグワーツ特急が衝突して僕もジョージも死んでしまい母親からの最後の言葉がいわれのない中傷だと判ったらどんな気持ちだと言うのです。

するとその場にいた全員が笑いました。そしてさらにはウィーズリーおばさんもまた笑ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ルード・バグマン氏に「試合に賭ける気はないかね?」と言われてアーサー氏は「アイルランドが勝つほうにガリオン金貨1枚じゃどうだ」と言いました。あまりに少ない金額だったのでバグマン氏は少しがっかりしていました。

しかし今にして思えばアーサー氏は知っていたのではないでしょうか?この人に大金を預けるものじゃない。取りあえずこの人のお陰でワールドカップのいい席のチケットを手に入れる事ができたので1ガリオンぐらいは出そう。

そういう事だったんじゃないかな?と私はそんな気がしますね。しかしもちろん本人が目の前にいるし自信を持ってあるいは確信を持っては言えなかったためフレッドとジョージにも「絶対に駄目だ!」とまでは言えなかった。

そしてフレッドとジョージはこれから次の夏休みが来るまでの今学期一杯この懸案を抱える事になってしまいました。
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