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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンをハリーは悪戯専門店の開業資金としてフレッドとジョージに提供しました。そこで2人が新たに始めたのが「ずる休みスナックボックス」でした。材料を仕入れたり自分たちが実験台になって新商品を試したりと夏休み中も2人は忙しかったようです。(全3項目)

3-1.ドクシー退治
夏休みになるとハリーはいつものようにプリベット通り4番地に帰る事になりました。そのため手紙は届いたもののロンともハーマイオニーとも会えません。そして当然の如くフレッドにジョージと会う機会もありませんでした。

ハリーは吸魂鬼の襲撃を受けてプリベット通り4番地からロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に移動しました。そこでようやくロンとハーマイオニーさらにはフレッドにジョージとも再会しました。

「お袋が起きろって言ってるぞ。朝食は厨房だ。それから客間に来いってさ。ドクシーが思ったよりどっさりいるらしい。それにソファーの下に死んだパフスケインの巣を見つけたんだって」

ジョージの声が部屋中に響きました。騎士団本部に入って一夜が明けるとハリーは客間のドクシー退治に駆り立てられる事になりました。そこでハリーはフレッドとジョージに悪戯専門店のその後の経過を聞く事になったのです。

「私が合図したらすぐに噴射してね。ドクシーはこっちをめがけて飛んで来るでしょう。でもたっぷり1回シューッとやれば麻痺するってスプレー容器にそう書いてあるわ。動けなくなった所をこのバケツに投げ入れて頂戴」

カーテンから出て来たドクシーの顔にハリーはまともにドクシー・キラーを噴きつけました。ドクシーは空中で固まりズシンと驚くほと大きな音を立ててそのまま床に落ちました。ハリーはそれを拾ってバケツに投げ込みました。

「フレッド何やってるの?すぐそれに薬をかけて投げ入れなさい!」

ウィーズリーおばさんが鋭い声でこう言うのでハリーが振り返るとフレッドが親指と人差し指で暴れているドクシーを摘んでいました。フレッドは「がってん承知」と朗らかに答えてドクシーの顔に薬を噴きかけ気絶させました。

しかしおばさんが向こうを見たその途端にフレッドはそのドクシーをポケットに突っ込んでウィンクをしたのでした。そしてハリーに「ずる休みスナックボックスのためにドクシーの毒液を実験したいのさ」と囁いたのでした。

そこでハリーはフレッドに・・・

「ずる休みスナックボックスって何?」

3-2.ずる休みスナックボックス
病気にしてくれる菓子もろもろ。と言っても重い病気じゃないさ。サボりたい時にクラスを抜け出すのには十分な程度に気分が悪くなる。母親の背中を油断なく見張りながらジョージがこう囁いてハリーに説明をしてくれました。

この夏フレッドと2人でずっと開発をしていたんだそうです。2色の噛みキャンディで両半分の色が暗号になっている。その内の「ゲーゲー・トローチ」はオレンジ色の半分を噛み教室から追い出されたら残り半分の紫を飲み込む。

するとたちまちあなたは元気一杯。無益な退屈さに奪われるはずの1時間がお好み通りの趣味の活動に従事できるという優れ物。広告の謳い文句はこう書く。母親の視界からじりじりと抜け出して来たフレッドがこう囁きました。

フレッドは床に落ちているドクシーを数匹素早く拾いポケットに入れていました。ただもう少し作業が残っているのだそうです。今の所は実験台に少々問題があって紫のほうを飲み込む暇がないんだそうです。その実験台とは?

「俺たちさ。代わりばんこに飲んでる。ジョージは気絶キャンディをやったし鼻血ヌルヌル・ヌガーは2人とも試したし」

母親のウィーズリーおばさんは2人が決闘をしたと思っているのだそうです。ハリーはノズルの調節をするフリをしながら「それじゃ悪戯専門店は続いてるんだね?」とこっそり訊いたのでした。その問いにフレッドは・・・

考えるように「うーん」と言ったその後に声をさらに落としながらフレッドは「まだ店を持つチャンスがないけど」と言ったのでした。だから今の所は通信販売でやっている。先週「日刊予言者新聞」に広告を出したそうです。

新聞に広告を出せたのもまたハリーのお陰との事でした。心配はご無用。お袋は全然気づいていない。ハリーとダンブルドアの事で記事の内容が嘘八百なのでおばさんは「日刊予言者新聞」をもう全く読んでいないんだそうです。

客間のカーテンのドクシー退治は午前中一杯かかりました。カーテンはもうブンブンという音を立てなくなりスプレーの集中攻撃で湿りだらりと垂れ下がっていました。その下のバケツには気絶したドクシーが詰め込まれ・・・

その脇にはドクシーの黒い卵が入ったボウルが置かれていました。クルックシャンクスがそのボウルをフンフンと嗅いでいました。フレッドとジョージは「欲しくて堪らない」という表情を浮かべてちらちらと見ていたのでした。

おばさんにとっては無用の代物でもドクシーはフレッドとジョージにとっては「ずる休みスナックボックス」の原材料つまりお金の元というわけです。

3-3.パーティの時にも
前年度ハリーたち3人にフレッドとジョージがふくろう小屋で出くわした時。ジョージは冗談半分に懐かしの兄貴に似て来たぞ。このまま行けばお前も監督生になれるとロンに言いました。ところが本当になってしまったのです。

それは夏休み最後の日の事でした。お陰でウィーズリーおばさんは大喜びの上機嫌で夜にハーマイオニーとロンの監督生就任記念パーティをやった時にはアーサー氏とビルがマンダンガス・フレッチャーを連れていたのに・・・

おばさんは文句1つ言いませんでした。マンダンガスは長いコートを着ていてそれがあちらこちら変な所で奇妙に膨らんでいました。それを脱いでムーディの旅行マントの所に掛けたらどうかという申し出を何故か断りました。

一体全体そのコートを膨らませている代物は何なのか?それは隅っこでマンダンガスと密談をしていたフレッドとジョージが教えてくれました。マンダンガスは口を閉じましたがフレッドはウィンクをして手招きをして来ました。

「大丈夫さ。ハリーは信用できる。俺たちのスポンサーだ」

フレッドがマンダンガスにこう言いました。ジョージが手を突き出しながら「見ろよ。ダングが持って来てくれたやつ」と言いました。萎びた黒い豆の鞘のような物で完全に静止しているのに微かにガラガラと音を立てています。

「有毒食虫蔓の種だ。ずる休みスナックボックスに必要なんだ。だけどこれは取引禁止品目Cクラスで手に入れるのにちょっと問題があってね」

2人とマンダンガスはその値段を巡って言い争いをしていました。フレッドが「全部で10ガリオンだね?」と言うのに対してマンダンガスは入手にとても苦労したので20ガリオンじゃなきゃ駄目と言っていました。そこで・・・

ハリーがこっそり「気をつけたほうがいいよ」と注意しました。そんなハリーにフレッドは「お袋は監督生ロンにお優しくするので手一杯さ」と答えました。だから俺たちは大丈夫と言うのに対してハリーはこう言ったのでした。

「だけどムーディがこっちに目をつけてるかもしれないよ」

マンダンガスはおどおどと振り返ると「ちげえねえ。そいつぁ」と言いました。そして10ガリオンでいいから今すぐ引き取ってくれと言って値段交渉はめでたく終了という事になりました。フレッドはハリーに礼を言うと・・・

「こいつは上に持って行ったほうがいいな」

こう言って2人は部屋を出て行ったのでした。

今日の最後に
有毒食虫蔓の種の値段を巡ってフレッドとジョージはマンダンガスが「20ガリオン」と言うのに対して「10ガリオン」と半分の値段を提示しました。2人の手元にはハリーから提供された「一千ガリオン」という大金があります。

思ってもみなかった大金を手にしても2人は決して浮かれる事なく値段の交渉をしていますね。さらに2人は「ハリーから提供されたこのお金は商売以外の事には決して使わない!」と固く決意したようです。私は偉いと思います。

よほどの強い意志がなければついつい無駄な出費をしてしまいますよね。

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