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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

シリウスと会って話がしたい。ハリーの希望を叶えてやろうとフレッドとジョージがやって来ました。俺たちがちょいと騒ぎを起こしてアンブリッジを部屋から引き離せばいい。そしてその陽動作戦はイースター休暇明けの初日に実行に移されました。ところがそれはちょいとどころではありませんでした。(全3項目)

3-1.見てのお楽しみだ
クリスマス休暇明けからハリーはダンブルドア校長の肝煎りで閉心術という魔法を習得するために課外授業を受ける事になりました。ところが事もあろうにその閉心術とやらを教えるのがよりによってスネイプだったんですよね。

しかしこのスネイプによる課外授業は思ってもみなかった形でハリーが閉心術を習得できない内に打ち切りという事になってしまったのです。ハリーに閉心術を教える際にスネイプは「憂いの篩」を借り受けて使っていました。

ハリーに見られたくない過去の記憶を移しておくためにスネイプがダンブルドアから借りたのです。ところがスネイプはハリーが「憂いの篩」の使い方を知っている事を知らなかったため席を外すという行為に出てしまいました。

けれどもハリーもまたそこで見た光景のために苦しむ事となってしまいました。その光景の中でハリーのお父さんすなわちジェームズ・ポッターはスネイプが常日頃から言っていた傲慢で嫌な奴だったというわけなんですよね。

ハリーはその記憶が自分を内側から蝕んで行くような気がしました。あんなに嫌っていたのに母さんはどうして父さんと結婚をしたのだろう?そんな半端なく落ち込んでいるハリーを心配してジニーが声をかけて来たのでした。

僕が話したいのはチョウじゃない。こう言うハリーにジニーは「じゃ誰なの?」と訊いて来ました。そこでハリーは「シリウスと話せたらいいんだけど」と答えました。しかしそんな事は到底望めるはすなどないというわけです。

「ジニーが君の事で相談に来た」

何とジニーはハリーに本気でそうしたいと思えば何かやり方を考えられると言うのです。そこでジニーに相談されてフレッドにジョージがハリーの所にやって来ました。ちょいと騒ぎを起こせばいいのさと2人はそう言うのです。

お気づきとは思うが俺たちはこのイースター休暇中は混乱戦線ではおとなしくしていただろう?それはせっかくの休暇を混乱させる意味があるか?そして全く意味はないと自問自答した上でそう結論を出したと2人は言うのです。

それはみんなの学習を乱す事にもなってしまう。そんな事は俺たちとしては絶対にしたくない。そんな思いやりを示す2人にハーマイオニーは少し驚いた顔をしました。しかしイースター休暇も終わるので明日からは平常営業だ。

みんなが廊下に出ている時が最高に効果が上がる。そこで最後の授業が終わった時にやらかそう。俺たちは東棟のどっかで仕掛けアンブリッジを部屋から引き離す。ここでロンが「どんな騒ぎを起こすんだい?」と訊くと・・・

「弟よ見てのお楽しみだ。明日の午後5時頃おべんちゃらのグレゴリー像のある廊下のほうに歩いてくればどっちにしろ見えるさ」

3-2.携帯沼地
アンブリッジの部屋に侵入してそこの暖炉でシリウスと話をする。何故ハリーがそう決めたのかというと他ならぬアンブリッジ自身が学校内の暖炉で見張られていないのは自分の部屋の暖炉だけとハリーにそう言ったからでした。

アンブリッジの部屋に侵入するという企てがある以上は今日という日が安らかであるとはハリーは期待していませんでした。しかしハーマイオニーがほとんどひっきりなしにそれを止めようと説得して来たのは全く計算外でした。

さらにマクゴナガル先生がハリーの心を揺さぶってくれました。その日ハリーと先生は進路指導面談で顔を合わせました。加えてそこにはアンブリッジもいました。闇祓いを希望するハリーにアンブリッジはこう言い放ちました。

「ポッターが闇祓いになる可能性は全くありません」

するとマクゴナガル先生はハリーに「どんな事があろうと私はあなたが闇祓いになるよう援助します!毎晩手ずから教える事になろうともあなたが必要とされる成績を絶対に取れるようにしてみせます!」と言ってくれたのです。

マクゴナガル先生が後ろ盾になってくれたその日の内に自分がアンブリッジの部屋に侵入して捕まったりでもしたら先生はどういう反応を見せるだろう?最後の授業が終わって教室を出る時にはハリーの心臓は早鐘のようでした。

しかしその一方でフレッドとジョージの事がある。陽動作戦はもう動き出している。廊下に出て半分ほど進むと遠くのほうで紛れもなくその音が炸裂するのが聞こえて来ました。どこか上の階から叫び声や悲鳴が響いて来ました。

ハリーは実行に踏み切りました!

扉の外で「急げ。急げ!ああ先生は鍵も掛けずに」と誰かが低い声で言うのが聞こえました。ハリーが「透明マント」を被るとほぼ同時にフィルチが部屋に入って来ました。そして机の引き出しを開け書類を探し始めたのでした。

「鞭打ち許可証。鞭打ち許可証。とうとうその日が来た。もう何年も前からあいつらはそうされるべきだった」

フィルチは足を引きずりながらハリーがこれまで見た事がない程に速く走っていました。玄関ホールから叫び声や大勢の人間が動く気配が聞こえて来ました。階段を駆け下りてみるとそこにはほとんど学校中が集結していました。

「それじゃあなたたちは学校の廊下を沼地に変えたら面白いと思っているわけね?」

勝ち誇ったようにこう言うアンブリッジに対してフレッドが全く恐れる様子もなく「相当面白いね。ああ」と答えました。するとフィルチが人々を肘で押し分け幸せのあまり泣かんばかりにアンブリッジに近づきこう言いました。

「校長先生。書類を持って来ました。書類を持って来ました。それに鞭も準備してあります。ああ今すぐ執行させてください」

そんなフィルチにアンブリッジは「いいでしょう。アーガス」と言うとフレッドとジョージを睨んで「そこの2人。わたくしの学校で悪事を働けばどういう目に遭うかをこれから思い知らせてあげましょう」と言い渡したのでした。

するとフレッドが・・・

「ところがどっこい。思い知らないね」

3-3.高らかに開店宣言!
フレッドはジョージのほうを振り向き「どうやら俺たちは学生稼業を卒業しちまったな?」と言いました。するとジョージは「ああ俺もずっとそんな気がしてたよ」と気軽に答えました。ついに「その時が来た」というわけです。

「俺たちの才能を世の中で試す時が来たな?」フレッドがこう問うとジョージがそれに「全くだ」と答えました。そしてアンブリッジが何も言えないでいる内にフレッドとジョージの2人は杖を上げて同時にこう唱えたのでした。

「アクシオ!箒よ来い!」

遠くのほうでガチャンと大きな音がしました。するとアンブリッジに没収されていたフレッドとジョージの箒が廊下を矢のように飛んで来ました。片方の1本は箒を壁に縛りつけるのに使った鎖と鉄の杭を引きずったままでした。

箒は階段を猛スピードで下ると2人の前でピタリと止まりました。鎖が石畳の床でガチャガチャと大きな音を立てていました。フレッドは箒に跨りながらアンブリッジに「またお会いする事もないでしょう」と言ったのでした。

ジョージも「ああ。連絡もくださいますな」と言うと自分の箒に跨りました。フレッドが集まった生徒たちを見回すと誰も声を上げず見つめていました。静まり返る生徒たちにフレッドは大声で高らかにこう宣言をしたのでした。

「上の階で実演した携帯沼地をお買い求めになりたい方はダイアゴン横丁93番地までお越しください。ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店でございます。我々の新店舗です!」

ジョージはアンブリッジを差し「我々の商品をこの老いぼれ婆あを追い出すために使うと誓っていただいたホグワーツ生には特別割引をいたします」と言いました。アンブリッジは「2人を止めなさい!」と言いましたが・・・

アンブリッジが金切り声を上げ尋問官親衛隊が包囲網を縮めるとフレッドとジョージは床を蹴り5メートルの高さに飛び上がりました。箒にぶら下がった鉄の杭が危険をはらむように揺れていました。そしてそこにいたのは?

「ピーブズ。俺たちに代わってあの女をてこずらせてやれよ」

2人と同じ高さにいたのはポルターガイストのピーブズでした。ハリーはそこでかつて一度も見た事がない光景を目にしました。ピーブズが生徒であるフレッドの命令を聞いて鈴飾りのついた帽子を脱いで敬礼をしたのです。

眼下の生徒たちのやんやの喝采を受けながらフレッドとジョージは開け放たれた正面の扉を通り抜けホグワーツを去って行きました。

今日の最後に
「ウィーズリーの暴れバンバン花火」に続いてフレッドとジョージによる所の自分たちの新店舗「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店」をド派手に宣伝する超特大のパフォーマンスショーだったというわけなんですよね。

これでダイアゴン横丁に開店したフレッドとジョージの店を知らないホグワーツの生徒は1人もいないというわけです。1人もいないのはもちろんの事で全ての生徒に2人の店の存在をそれは深く深く印象づける事にもなりました。

ところでハリーは「フレッドとジョージは自分がシリウスと話をする機会を作るために今回の陽動作戦をやってくれた」と思っていたようです。しかし私はハリーのこの一件の事がなくても2人はこれをやっていたと思いますね。

ハリーは「フレッドとジョージは自分のために」とそう思っていたので計画を実行に移せました。だからそれはそれで良かったのです。フレッドとジョージにとってハリーの事は実は「もののついで」だったと私はそう思います。

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