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こうしてフレッドとジョージの2人はダイアゴン横丁の自分たちの新店舗ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの開店を高らかにそしてド派手に宣言してホグワーツを去って行きました。そして店に行くのを散々渋るウィーズリーおばさんを従え一行が2人の店にやって来てみると・・・(全3項目)

3-1.2人が去った後も
フレッドとジョージの自由への逃走はそれから数日間に渡り何度も繰り返し語られました。ハリーはまもなく2人の話がホグワーツの伝説になるのは間違いないと思いました。その直後は2人に続けと大きなうねりが起きました。

その上フレッドとジョージは誰もがそう簡単に自分たちを忘れられないようにしてホグワーツを去って行きました。例えば東棟の6階の廊下に広がる沼地を消す方法を残して行きませんでした。色々な方法で取り除こうと・・・

アンブリッジとフィルチが試してみたもののどれも上手く行きませんでした。そしてついにその区域に縄が張り巡らされフィルチは怒りの歯軋りをしながら生徒を渡し船で教室まで運ぶ仕事をさせられる事になってしまいました。

さらにそれだけでは済みませんでした。フレッドとジョージに触発され大勢の生徒が今や空席になった「悪ガキ大将」の座を目指して競い始めました。ホグワーツ内は群雄割拠状態となりもはや収拾のつかない状態になりました。

フィルチは乗馬用の鞭を手に悪ガキを捕まえようと血眼で廊下のパトロールをしました。しかし何しろ数が多いので「どこから手をつけてよいのやら?」という感じでさっぱり分らなくなってしまうという惨状だったんですよね。

一方2人が学校を去る前に「ずる休みスナックボックス」をとてつもなく大量に売っていた事が判明しました。アンブリッジが教室に入って来るだけで生徒たちは気絶するやら吐くやら高熱を出すわ鼻血をどっと出すわで・・・

アンブリッジは何とか原因を突き止めようとしました。がしかし生徒たちは頑なに「アンブリッジ炎です」と言い張りました。結局アンブリッジは原因を究明する事ができずそれらの生徒たちが教室を退出する事を許可しました。

そしてフレッドの別れの言葉を深く胸に刻んだポルターガイストのピーブズはホグワーツ校内を所狭しと暴れ回りました。アンブリッジに手を貸す教職員はフィルチ1人だけでした。さらにはついにその時がやって来たのでした。

フレッドとジョージがダイアゴン横丁に店舗を構えたという事でハリーは「ついにその時が来た!」とロンとハーマイオニーに三校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金として提供したと打ち明けたのです。

ロンとハーマイオニーがその資金源として「2人は何か犯罪行為に関わったのでは?」と言い出したので「これ以上は黙っていられない」と判断したのです。その後ハリーはそれから何度もハーマイオニーに蒸し返されて・・・

しつこく責め立てられる事になってしまったんですよね。それはふくろう試験の追い込みが始まるまで続きました。

3-2.母親もついに認めた?
そんな2人の残した「携帯沼地」もアンブリッジがホグワーツに於ける全ての職位を失いダンブルドアが校長職に復帰すると瞬時に解決しました。フリットウィック先生がものの3秒つまりいとも簡単に片付けてしまいました。

学期末に魔法省の神秘部で死喰い人との死闘を繰り広げ病棟のお世話になる事になったロンとハーマイオニーの元にはフレッドとジョージから蛙チョコレートがたんまりと一山送られて来ました。それを指差しつつロンは・・・

「これ全部あの2人が送って来たんだぜ。きっと悪戯専門店が上手く行ってるんだ。な?」

フレッドとジョージの悪戯専門店は上手く行っているようだ。ハーマイオニーは少々気に入らないという顔をしました。私は2人がイースター休暇中に「ずる休みスナックボックス」をしこたま売っていたからだと思いますね。

そしてフレッドとジョージはハリーたちがキングズ・クロス駅に帰って来た時けばけばしい緑色の鱗状の生地でできた新品のジャケットという派手な格好で出迎えてくれました。ロンが「それ一体何のつもり?」と訊くと・・・

「弟よ。最高級のドラゴン革だ。事業は大繁盛だ。そこで自分たちにちょっとご褒美をやろうと思ってね」

フレッドがジャケットのジッパーを少し上下させながらこう言いました。そしてハリーは夏休みに入ってから僅か二週間でプリベット通り4番地を離れて「隠れ穴」に移動したのですが入ったその日に近況を聞く事になりました。

「フレッドとジョージの部屋をあなたのために用意してありますよ。自由にお使いなさいね」

ウィーズリーおばさんがこう言うのでハリーが「2人はどこに?」と訊くと2人はダイアゴン横丁の悪戯専門店つまり自分たちの店の上にある小さなアパートで寝起きをしているとの事でした。とっても忙しいからなんだそうです。

「最初は正直言って感心しなかったわ。でもあの子たちはどうやらちょっと商才があるみたい!」

おばさんもどうやら2人の実力を認めないわけにはいかないと思っているようです。そして目覚めた時にはハリーは今度はロンからフレッドとジョージの事を聞く事になったというわけです。ロンに言わせればあの2人は・・・

君のママが店は流行っていると言っていた。フレッドとジョージは本当に商才があると言っていた。実際には上記の通り「ちょっと」だったのですがロンは「それじゃ言い足りないぜ」とまで言うのです。ロンによれば・・・

「ガリオン金貨をざっくざく掻き集めてるよ。早く店が見たいな。僕たちまだダイアゴン横丁に行ってないんだ。だってママが用心には用心してパパが一緒じゃないと駄目だって言うんだよ。ところがパパは本当に忙しくて」

最後にロンは「でも店は凄いみたいだぜ」と言ったのでした。ロンもダイアゴン横丁にできたフレッドとジョージの店つまりウィーズリー・ウィザード・ウィーズに行くのをそれはそれは楽しみにしてるというわけなんですよね。

3-3.ついに店に
ハリーはホグワーツに入学してからというもの「隠れ穴」に滞在するのはこの6年生の時が3度目でした。意外と云えば意外な少なさなんですが色々と紆余曲折があって実はここで誕生日を迎えたのはこの16才の時が初めてでした。

その当然の如くハリーの人生で最初に行われた誕生日パーティの翌日には学校から毎年恒例の教科書リスト同封の手紙が届きました。そのため教科書を買うために何が何でもダイアゴン横丁に行く必要に迫られたというわけです。

やっとの事で学期末にヴォルデモート卿復活の記事が「日刊予言者新聞」に載り前述のようにウィーズリーおばさんがアーサー氏が一緒でなければ駄目だと言っていたのでロンは自分の母親にこう言ったというわけなんですよね。

「さあこれが届いたからにはダイアゴン横丁行きをあんまり先延ばしにはできないでしょうね」

ウィーズリーおばさんもフレッドとジョージの商才を認めたもののやはり2人の悪戯専門店の経営を反対していたという事もあり手放しでは喜べないというわけです。だから2人の店に行くのをずっと躊躇していたんでしょうね。

こうしてハリーとハーマイオニーを含むウィーズリー一家一行はその次の週末にダイアゴン横丁に行きました。一行はアーサー氏の提案で一旦二手に分かれて効率よく買い物をした後に合流をして最後に2人の店に行きました。

本音は行きたくないと思っているおばさんは1分おきに時計を見て「もう本当に時間がないわ」などと言っていました。だから少しだけ見てなーんて言っているとロンが道の真ん中で立ち止まり「ウワーッ」と歓声を上げました。

魔法省のポスターで覆い隠された冴えない店頭が立ち並ぶ中でフレッドとジョージの店すなわちウィーズリー・ウィザード・ウィーズのウィンドウはまるで花火大会のように目を奪いました。偶然通りがかった人でさえも・・・

振り返ってウィンドウを見ていたり何人かの人は愕然とした顔で立ち止まりその場に釘付けになっていました。左側のウィンドウには目の眩むような数々の商品が回ったり跳ねたり光ったり弾んだり叫んだりしていたのでした。

見ているだけでハリーは目がチカチカして来ました。右側のウィンドウは色は魔法省と同じ巨大なポスターで覆われていましたが黄色の文字が鮮やかに点滅をしていました。ハリーはそのウィンドウを見て声を上げて笑いました。

「ウンのない人」という思いっ切り下ネタの文言を見ておばさんは呻き2人は「きっとこのままじゃ済まないわ!」と言っていましたがハリーと同様に笑っていたロンが「そんな事ないよ!これすっげぇ!」と言ったのでした。

ロンとハリーが先頭で店に入って行きました。中はお客で満員でハリーは商品棚に近づく事さえできません。目を凝らして見回すと天井まで積み上げられた箱が見えました。それは例のあの「ずる休みスナックボックス」でした。

「鼻血ヌルヌル・ヌガー」が一番人気のようで棚にはつぶれた箱が1つ残っているだけでした。他には「だまし杖」がぎっしり詰まった容器もありました。一番安い杖は振るとゴム製のニワトリがパンツに変わるだけの物です。

しかし一番高い杖は油断をしていると持ち主の頭や首を叩きます。羽根ペンの箱を見ると「自動インク」に「綴りチェック」や「冴えた解答」などの種類がありました。ハーマイオニーが1つの商品を見て褒めている所に・・・

ハーマイオニーが「これ本当に素晴らしい魔法だわ!」と言うと背後で「その言葉に一箱無料進呈だ」という声がしました。それが笑顔を浮かべたフレッドでした。赤紫のローブが燃えるような赤毛と見事に反発をしていました。

「ハリー来いよ。案内するから」

フレッドに案内され直後にはジョージも合流してハリーは2人の店の商品の数々を見て回りました。ペルーから輸入しているという「インスタント煙幕」に棚に並べた途端に足が生えたように売れる「おとり爆弾」もありました。

他には地味でお客はいませんでしたが「闇の魔術に対する防衛術」全般の商品もありました。魔法省はこの中の「盾の帽子」を何と補助職員のために五百個も注文したんだそうです。しかもまだ大量注文が入って来るそうです。

そんな真面目な商品もあるその一方で思いっ切りピンク色の箱で最高級の惚れ薬つまり愛の妙薬も2人の店は扱っていたのでした。ただし我らの妹つまりジニーにはこのピンクの箱は決して売りはしないと2人は言ったのでした。

最後に
そんなわけで2人の店はとても大忙しだったので短いブロンドのベリティという若い魔女を店員として雇っていました。そのためなんでしょう。何とドラコ・マルフォイにペルー製「インスタント煙幕」を売っていたんですよね。

つまり敵側の人間に商品を売っていた。悪用されてしまったというわけです。その一方でハリーたち3人は最初の分霊箱を奪うために魔法省に侵入をする時に「おとり爆弾」を持って行ってハリーがそれを使っているんですよね。

「おとり爆弾」はハリーがアンブリッジの部屋に侵入する際に使っています。さらにはハーマイオニーが魔法省の職員の1人に「ゲーゲー・トローチ」を使用しています。つまり2人の店の商品は功罪相半ばだったというわけです。

ハリーポッター・シリーズではよくあるパターンですよね。
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