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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

昨年の2月から巻毎にアルバス・ダンブルドアを取り上げています。今日から四週間に渡って第5巻「不死鳥の騎士団」のダンブルドアをお届けする事にしました。驚くべき事にハリーはプリベット通り4番地近くの路上で何と吸魂鬼に襲われてしまいました。そのためハリーは懲戒尋問に出廷する事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.吸魂鬼に襲われて
夏休みになっていつものようにプリベット通り4番地に戻って来たハリーは苛立ちを募らせていました。それと云うのもあれから一カ月以上経つというのに「日刊予言者新聞」にヴォルデモート卿復活の記事が載らないからです。

マグルのテレビ・ニュースを見ても道端のゴミ箱から新聞を拾ってチェックしても謎の失踪事件とか奇妙な事故などヴォルデモートが復活したから起きたのでは?と思われるような事柄を発見する事はこれまでありませんでした。

ところがそんな苛立ちなど全て吹き飛んでしまう事件が起きたのです。ダドリーと一緒にマグノリア・クレセント通りとウィステリア・ウォークを結ぶ路地を歩いていた時でした。何かが夜を変えました。真っ暗闇になりました。

星も月も街灯の明かりも消えました。車の音も木々の囁きも聞こえなくなりました。一瞬ハリーはそんなつもりもなく必死で我慢していたのに魔法を使ってしまったのかと思いました。しかしやがて理性が感覚に追いつきました。

自分には星を消す力はない。ハリーは開けられるだけ大きく目を開けて周囲に目を凝らしましたが何も見えません。そんな事は不可能だ。あいつらがリトル・ウィンジングにいるはずがない。しかしあの音が聞こえて来たのです。

「守護霊よ来たれ!エクスペクト・パトローナム!」

ハリーは吸魂鬼を追い払うため「守護霊の呪文」を使いました。魔法省からはハリーがホグワーツを退学処分になったという手紙が届いたと思ったら22分後にはそれを取り消すという手紙が来ました。そしてその手紙には・・・

ハリーがホグワーツを退学になるのかならないのか?については校長との話し合いの結果8月12日に行われる懲戒尋問で決定すると綴られていました。したがって8月12日まではハリーは停学処分という扱いになるとの事でした。

それから3日後ハリーは不死鳥の騎士団の先発護衛隊に付き添われてロンドンのグリモールド・プレイス12番地にある本部に移動したのでした。そしてアーサー氏と共に魔法省に赴いて懲戒尋問に出廷する事になったのでした。

そしてそこにダンブルドアが現われたのですが・・・

3-2.ダンブルドアが姿を現わすと?
ハリーが法廷に入り背後で重い扉が音を立てて閉まると低い声で話していた人々が黙って不吉な静けさがその場を満たしました。法廷の向こうから男性の「遅刻だ」という声が冷たく鳴り響いて来ました。緊張するあまり・・・

ハリーが言葉を途切れがちにしながら「すみません」と謝った後に時間が変更になった事を知らなかったと言うと冷たい声が「ウィゼンガモットのせいではない」と言った後ハリーに対して「着席せよ」と言い渡したのでした。

恐る恐る椅子の端に腰掛けて上を見上げると50人程の人が赤紫で胸の左側に複雑な銀の飾り文字で「W」の印がついたローブを着て座っていました。厳しい表情の人もいる一方で率直に好奇心を剥き出しにしている人もいました。

最前列の真ん中に魔法大臣コーネリウス・ファッジが座っていました。これまでハリーに話しかける時に見せていた寛容な笑顔も消え去っていました。意気込んだ声で「はい閣下」とハリーの知っている声が聞こえて来ました。

それは同じ列の一番端で羽根ペンを構えているパーシー・ウィーズリーでした。ハリーが騎士団の本部に入る前にパーシーは両親のウィーズリー夫妻と仲違いをして「隠れ穴」を飛び出し今はここロンドンに住んでいるのです。

ファッジが朗々と「懲戒尋問8月12日開廷」と宣言しパーシーが即座に記録を取り始めました。今日の法廷で裁かれる事件名と被告の氏名に住所と尋問官の名前をファッジが引き続き朗々と読んでいるとハリーの背後から・・・

「被告側証人アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア」

静かな声でこう言うと濃紺のゆったりと長いローブを着たダンブルドアが声と同様この上なく静かな表情で粛々と大股に歩いて来ました。ハリーはあまりに急に振り向いたので首がグキッと捻じれました。不意を衝かれたのです。

ダンブルドアの姿を見てウィゼンガモットのメンバーは騒然となりました。目という目が今やダンブルドアを見つめていました。当惑した人もいれば少し恐れている人もいました。しかし中には手を振って歓迎する人もいました。

そんな中で最前列の中央に座っているファッジは明らかに激しく動揺し落ち着きを失っていました。極めて残念な事に大歓迎というわけではなさそうです。ファッジが「もう1つ椅子がいるようだ」とそう言うのに対して・・・

ダンブルドアは楽しげに「いやいやお構いくださるな」と言うと杖を取り出し軽く振りました。するとどこからともなくふかふかしたチンツ張りの肘掛け椅子がハリーの隣に現れました。ダンブルドアがその椅子に腰掛け・・・

礼儀正しくファッジに注目してダンブルドアの出現で一旦途切れた裁判は再開されたのでした。

3-3.証人がおる
被告人ハリー・ジェームズ・ポッターは前回魔法省から警告状を受け取っており未成年の魔法使いが学校外で魔法を使用してはいけない事を十分に認識し熟知しているのにも関わらずマグルの面前で「守護霊の呪文」を行使した。

これが今回ハリーが懲戒尋問に出廷する事になった理由であり罪状というわけです。当初ファッジはハリーに対して矢継ぎ早に質問を重ねて「はい。でも」としかハリーに答えさせませんでした。それがようやく途絶えたのは?

「完全な守護霊を創り出したのか?」

ハリーが「はい。でも」と答えたのが「4回」となった所でファッジの左手に座っていた片メガネの魔女がこう訊いて来ました。その魔女こそ本来なら1人でハリーの懲戒尋問をするはずだったアメリア・ボーンズその人でした。

「有体守護霊か?」と問われて意味が分らずハリーが「何ですか?」と訊くとマダム・ボーンズは創り出した守護霊が霞か雲以上の物ではっきりとした形を持っていたのか?と訊いて来ました。まともに答えさせて貰えず・・・

少々苛立っていたハリーはやけくそ気味に「はい。牡鹿です。いつも牡鹿の姿です」と答えました。するとマダム・ボーンズは「いつも?前にも守護霊を出した事があるのか?」と訊いて来ました。そう問われてハリーは・・・

「はい。もう1年以上やっています」

15才なのにもう1年以上やっている。しかも有体つまり形のある守護霊を創り出す事ができる。マダム・ボーンズはハリーをずいっと見下ろし「驚きだ。この歳で本物の守護霊とはまさに驚きだ」と感嘆の声を漏らしたのでした。

「どんなに驚くべき魔法かどうかはこの際問題ではない」

今度はファッジが苛立つ番でした。ファッジに言わせればハリーはむしろあからさまにマグルの面前でそうしたのだから驚くべき魔法であればあるほど性質(たち)が悪いとの事でした。そこでハリーは我慢できなくなって・・・

「吸魂鬼のせいなんです!」

ハリーは誰にも邪魔されないようにとこの言葉を大声で言いました。ところがハリーがざわめきがもっと大きくなるだろうと思ったら予想に反してみんな黙りこんでしまったのです。しかもこれまでよりもっと深い沈黙でした。

暫く経ってマダム・ボーンズがやっと「吸魂鬼?」と言いました。ハリーが路地に吸魂鬼が2人いて自分といとこを襲ったと言うとファッジが嫌なニヤニヤ笑いを浮かべました。そしてそんな話は信用できんと言いたげに・・・

「うんうん。こんな話を聞かされるのではないかと思った」

ファッジはハリーのそんな話は全く信用できないと言うのです。ハリーは色々考え抜いて吸魂鬼がなかなか上手い口実になると結論を出したのだ。マグルには吸魂鬼が見えないから好都合だ。ハリーの証言だけで目撃者はいない。

ウィゼンガモットのメンバーが再びざわめき始めました。しかし当然自分の身に起きた事を正直にありのままに言っているだけなのでハリーは「嘘じゃない!」と大声で言ったのでした。するとダンブルドアが咳払いをしました。

「実は路地に吸魂鬼が存在した事の証人がおる。ダドリー・ダーズリーの他にという意味じゃが」

再び静まり返ったウィゼンガモット法廷に向かってダンブルドアがこう言ったのでした。目撃者がいると言うのです。

今日の最後に
ハリーは事前に聞かされていませんでした。突然ダンブルドアが現われ急に振り向いたので首がグキッと捻じれてしまうほどでした。しかしこの懲戒尋問にダンブルドアが出廷する事を知らなかったのはハリーだけだったのです。

この尋問の2日前にダンブルドアは不死鳥の騎士団の本部に来ていました。その時ハリーは就寝中つまり寝ていました。ハリーを魔法省まで連れて行ったアーサー氏は多分その時にダンブルドアが出廷する事を聞いたのでしょう。

そして魔法大臣コーネリウス・ファッジも知っていました。そこで懲戒尋問の開始時間をその日の朝に繰り上げてダンブルドアが来るのを阻止しようとしたのです。ところが来てしまったがために激しく動揺したというわけです。

そのためダンブルドアが座るための椅子も用意していない有り様でした。してやったりのダンブルドアは「お構いくださるな」と言うと杖を振りチンツ張りの椅子を自分で作ったというわけです。ダンブルドアが現われて・・・

ハリーの胸には力強い感情が湧き上がりました。不死鳥の歌が与えてくれたのと同じような勇気と希望が湧いて来るような気持ちだったんですよね。その逆にファッジのほうは「これはマズい」と思ったというわけなんですよね。

だから激しく動揺したのです。

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