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証拠?お聞きになってらっしゃいませんでしたの?ミス・エッジコムが何故ここにいるとお思いですの?一体何のためにここにマリエッタ・エッジコムを連れて来たのかとアンブリッジは言って即座にこの6カ月間の事を訊いたのでした。ところがマリエッタからは意外な答えが返って来ました。それは?(全3項目)

3-1.意外な答え
もうお終いだ。僕たちは動かしようのない証拠を掴まれた。マリエッタに直に訊かれてしまってはダンブルドアだって誤魔化しようがない。ローブで下半分が隠れているので全員の目がマリエッタの顔を上部を見つめていました。

暖炉の灯りの悪戯か?マリエッタの目は妙に虚ろでした。そしてハリーにとっては青天の霹靂でしたが驚く事にマリエッタは首を横に振りました。アンブリッジはちらりとファッジを見てすぐに視線をマリエッタに戻しました。

「質問がよく分からなかったのね?そうでしょう?わたくしが訊いたのはね。あなたがこの6カ月に渡り会合に参加していたかどうかという事なのよ。参加していたんでしょう?」

するとマリエッタはまたしても首を横に振りました。首を振ったのはどういう意味なの?こう訊くアンブリッジの声は苛立っていました。そこに今度はマクゴナガル先生が厳しい声でこう反論をして来たというわけなんですよね。

「私はどういう意味か明白だと思いましたが。この6カ月間秘密の会合はなかったという事です。そうですね?ミス・エッジコム?」

最後にマクゴナガル先生が問いかけるとマリエッタは頷きました。でも今夜会合がありました。あったのです。ミス・エッジコム。あなたがあたくしに「必要の部屋」でとそう言いました。アンブリッジは激怒して言いました。

ところがアンブリッジが問いかけるとマリエッタは一転して首を横に振るのです。通常の場合でマリエッタがまだ人の知らない使い方で合図を送っているのでなければ首を横に振るのは「いいえ」という意味だという事になる。

マクゴナガル先生は冷たくこう言いました。思い通りに事が進まないアンブリッジはマリエッタを掴んで自分のほうに向かせると激しく揺さぶり始めました。ここでダンブルドアが間髪を入れずに立ち上がって杖を上げました。

それと同時にキングズリー・シャックルボルトが前に進み出ました。アンブリッジはまるで火傷をしたかのように両手を振りながらマリエッタから飛び退いたのでした。この時ダンブルドアは初めて怒っているように見えました。

「ドローレス。わしの生徒たちに手荒な事は許さぬ」

そして進み出たキングズリーは・・・

3-2.駄目です。ダンブルドア先生!
「マダム・アンブリッジ落ち着いてください。面倒を起こさないほうがいいでしょう」キングズリーに諭すようにこう言われてアンブリッジもようやく落ち着きを取り戻したようです。しかしここでハリーは気づいたんですよね。

マリエッタはアンブリッジが手を離したそのままの位置で呆然と立っていました。アンブリッジに揺さぶられて動揺した様子もなく放されてホッとした様子もありません。虚ろな目のままでただまっすぐに前を見つめていました。

一方ハリーにとっては最悪な事にアンブリッジは「必要の部屋」に踏み込んで壁に貼られたメンバーの名簿を持ち帰っていました。ファッジはマリエッタのそばに立ったままのダンブルドアを見てアンブリッジにこう言いました。

「生徒たちがグループを何と命名したか判るか?ダンブルドア軍団だ」

ダンブルドアは手を伸ばすとファッジからそのメンバーの名簿を取りました。それを見てダンブルドアは暫くは言葉が出ないように見えました。それから目を上げたダンブルドアは微笑むとさばさばとした様子でこう言うのです。

「さて万事休すじゃな。わしの告白書をお望みかなコーネリウス?それともここにおいでの目撃者を前に一言述べるだけで十分かの?」

ダンブルドアがこう言うのを聞いてマクゴナガル先生とキングズリーは2人とも恐怖の表情を浮かべて顔を見合わせていました。ダンブルドアのこの言葉は一体何を意味するものなのか?ハリーにはまだ分からなかったのでした。

どうやらファッジも分からなかったようで「一言述べる?一体何の事やら?」とのろのろとした口調で言ったのでした。しかしダンブルドアの次の一言でファッジもようやくダンブルドアの言葉の意味が理解できたようでした。

「ダンブルドア軍団じゃよ。コーネリウス。ポッター軍団ではない。ダンブルドア軍団じゃ」

生徒たちを集めて自分がこれを組織した。今夜がその最初の会合のはずだった。どうやらミス・エッジコムを招いたのは明らかに間違いだったようだ。ダンブルドアがこう言うとマリエッタは頷きました。それを聞いて・・・

「駄目です!駄目です。ダンブルドア先生!」

ハリーもやっと気づいたのです。ハリーが叫ぶのを見てキングズリーは素早く警告の眼差しを送って来ました。マクゴナガル先生も脅すように目を見開きました。しかしだからと言ってダンブルドアにそんな事はさせられない。

そんなハリーにダンブルドアは静かにしないとこの校長室から出て行って貰う事になると言ったのでした。ファッジもまた恐怖と喜びが入り混じった目でダンブルドアをじろじろ見ながら「そうだ。黙れ」と吼え立てたのでした。

今夜はハリーを退学にするつもりで来たのだが何とダンブルドアを逮捕してアズカバン送りにできそうだ!そう思って喜び勇んでいたファッジだったのですが残念ながらそればかりは到底できない相談というわけなんですよね。

3-3.大活劇の末に
ファッジは今や喜びに打ち震えながらパーシーに今ダンブルドアが言った事を書き取ったかと訊いたのでした。パーシーからは待ってましたとばかりに「はい閣下。大丈夫です閣下!」という答えが即座に返って来たのでした。

「お前をこれから魔法省に連行する。そこで正式に起訴されアズカバンに送られそこで裁判を待つ事になる」

ところがダンブルドアは自分は神妙におとなしく魔法省に引かれて行く気もアズカバンに送られるつもりも全くないと言うのです。もちろん脱獄はできるだろう。でもそれは時間の無駄というものだとダンブルドアは言うのです。

まるで体の中に熱湯が注がれて行くようにアンブリッジの顔は着実に赤くなって行きました。一方ファッジは間抜け顔でダンブルドアを見つめていました。まるで突然パンチを食らったのにそれが信じられないという面持ちです。

ようやく自分を取り戻したファッジは2人の闇祓いのほうを振り返りました。ハリーの知らないもう1人の闇祓いは「大丈夫」と言いたげに頷き壁から離れて前に出ながら何気なくポケットに手を突っ込み杖を手にしたようでした。

「ドーリッシュ愚かな事は辞めるがよい。君は確かに優秀な闇祓いじゃ。NEWT(いもり)試験で全科目O優を取った事を憶えておるよ」

しかしダンブルドアは自分を力ずくで連行するつもりなら君を傷つけなくてはならないとそのドーリッシュという闇祓いに言ったのでした。1人で3人を相手に?ファッジがそう言うのに対してマクゴナガル先生はこう言いました。

「ダンブルドアは1人じゃありません!」

そんなマクゴナガル先生にダンブルドアは「わし1人じゃ」と言いました。ホグワーツはあなたを必要としているから学校に残らなくてはならないとダンブルドアはそう言うのです。そしてファッジが杖を抜いてこう言いました。

「何をごたごたと!ドーリッシュ。シャックルボルト!かかれ!」

部屋の中に銀色の閃光が走りました。ドーンと銃声のような音がして床が震えました。二度目の閃光が走った時に手が伸びて来てハリーは床に倒されました。マクゴナガル先生が危害が加えられないよう押さえてくれていました。

グリモールド・プレイス12番地に行くのですか?そう訊くマクゴナガル先生にダンブルドアは「いや違う」と言った後ファッジは自分をホグワーツから追い出した事をすぐに後悔する事に間違いなくなるだろうと言ったのでした。

そしてハリーには「閉心術」を一心不乱に学ぶのじゃ。スネイプ先生の教える事を全て実行するのじゃ。特に毎晩寝る前に悪夢を見ないように心を閉じる練習をするのじゃ。何故そうなのかはまもなく判るだろうと言って・・・

ダンブルドアは不死鳥フォークスの尾を掴んで姿を消したのでした。

今日の最後に
ハリーが退学にならないようにとキングズリー・シャックルボルトはマリエッタ・エッジコムの記憶を修正してくれました。アンブリッジが激しく揺さぶった時に無反応で呆然としていたマリエッタを見てハリーは気づきました。

しかしマリエッタの記憶を修正したのはキングズリーだけではなくてダンブルドアもしていたんですよね。アンブリッジがマリエッタを揺さぶった際にダンブルドアは杖を上げてそれを止めさせました。その時だったんですよね。

しかしそれにしても魔法省の業務で「記憶修正」というのは日常的に行われているというのにアンブリッジもファッジも全くその事に気がつかないなんて本当に心底間抜けですよね。ハリーはこのように気づいていたんですよね。

でもこれはキングズリー・シャックルボルトが不死鳥の騎士団のメンバーだという事を伏せているからできたんでしょうね。
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