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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

「閉心術」を一心不乱に学び特に毎晩寝る前に悪夢を見ないようにしなければならない。何故そうしなければならないのかはまもなく判るだろう。別れ際にダンブルドアはハリーにこう言いました。そしてそれはふくろう試験の最終日「魔法史」の試験中に事は起きたのです。(全3項目)

3-1.魔法省の神秘部にて
「閉心術」を一心不乱に学ぶのじゃ。スネイプ先生の教える事を全て実行するのじゃ。特に毎晩寝る前に悪夢を見ぬよう心を閉じる練習をするのじゃ。何故なのかはまもなく判るだろう。ダンブルドアは別れ際にこう言いました。

そんなハリーが「閉心術」を習得するためダンブルドアの肝煎りで始まったスネイプの課外授業は目的を達成する事なく途中で打ち切りという事になってしまいました。そしてふくろう試験最終日の前日にも騒動が勃発しました。

ハリーたちの「天文学」の実技試験の最中にアンブリッジが4人の闇祓いを従えてハグリッドを急襲したのです。ハグリッドは逃亡しました。グリフィンドール寮の談話室は騒然としてハリーが寝たのはたったの3時間でした。

そのためハリーは「魔法史」の試験中に眠り込んでしまいました。ところがそこでシリウスがヴォルデモートに捕えられ魔法省の神秘部で拷問を受けている夢を見てしまったのです。一刻も早くシリウスを助けに行かなくては!

しかしそれはハリーを神秘部に来させるためのヴォルデモートの策略で罠だったのです。ハリーがその手に握っている予言球を巡って激しい攻防が繰り広げられたのでした。そして寸前の所で5人の姿が駆け込んで来たのでした。

シリウスにルーピンにムーディとトンクスにキングズリーでした。シリウスがハリーに「予言を持ってネビルを掴んで走れ!」と叫びハリーは何とかしてネビルを連れてその場を離れようとしました。がしかし駄目だったのです。

ネビルの足はドロホフのかけた呪いのせいで熱狂的なタップダンスを踊っていて抑制の利かない状態でした。そしてそれが思わぬ展開を引き起こす事になってしまったのです。ネビルの足が予言球を蹴って壊してしまったのです。

そしてその直後に現れたのが・・・

ダンブルドアでした。

3-2.シリウスの死
両足を相変わらずバタつかせながらネビルは苦悶の表情を浮かべ何度もハリーに謝りました。そんなネビルにハリーは「そんな事どうでもいい!何とかして立ってみて。ここを出よう」と言おうとしました。するとそこで・・・

ネビルの汗ばんだ顔がハリーの肩越しに空を見つめ突然恍惚の表情になりました。ハリーは振り返るとネビルの視線を追いました。そこには杖を高く掲げ怒りで白熱した顔のアルバス・ダンブルドアその人が立っていたのでした。

ハリーは体の隅々まで電気が流れるようなそんな気がしました。そして「助かった!」と思いました。もはやハリーもネビルもここを出ようなどとは全く思いませんでした。それはダンブルドアが来てくれたからというわけです。

ダンブルドアはあっという間に石段を駆け下りると2人のそばを通り過ぎて行きました。一番近くにいた死喰い人がダンブルドアに気づき叫んで仲間に知らせました。1人の死喰い人が慌てて逃げ出しました。しかし駄目でした。

ダンブルドアの呪文がいとも簡単にまるで見えない糸で引っかけるかのようにその男を引き戻しました。ただ1組だけはダンブルドアの登場に気づいていないようで戦い続けていました。それはシリウスとベラトリックスでした。

「さあ来い。今度はもう少し上手くやってくれ!」

シリウスがこう叫びました。その声が広々とした空間に響き渡りました。ハリーは無意識にネビルを放しました。杖を抜くと階段を飛び下りました。ダンブルドアも台座に向かっていました。そこで繰り広げられた光景とは?

ベラトリックスが放った閃光がまっすぐシリウスの胸に当たりました。シリウスの顔からは笑いが消えてはいませんでしたが衝撃でその目は大きく見開かれていました。シリウスが倒れるまでに永遠の時が流れたかのようでした。

シリウスの体は優雅な弧を描きアーチに掛っている古ぼけたベールを突き抜け仰向けに沈んで行きました。ベールは一瞬強い風に吹かれたようにはためくと元通りになりました。ベラトリックスは勝利の雄叫びを上げていました。

しかしそれは何の意味もない。シリウスはただアーチの向こうに倒れただけだ。今すぐ向こう側から出て来る。ところがいくら待ってもシリウスはアーチの向こう側から姿を現しませんでした。ハリーは思わず叫んだのでした。

「シリウス!シリウス!」

激しく喘ぎながらハリーは階段下に立っていました。シリウスはベールのすぐ裏にいるに違いない。僕が引き戻す。しかしハリーが台座に向かって駆け出すとルーピンがハリーの胸に腕を回して引き戻したのでした。そして・・・

「ハリー。もう君にはどうする事もできない」

3-3.アトリウムで
連れ戻して。助けて。向こう側に行っただけじゃないか!もう遅いんだハリー。今ならまだ届くよ。ハリーは激しく抵抗しました。しかしルーピンは決してハリーを行かせようとはしませんでした。ルーピンはハリーに・・・

「もうどうする事もできないんだ。ハリー・・・どうする事も・・・あいつは行ってしまった」

シリウスはどこにも行っていない!信じられませんでした。信じてなるものか。涙声で「あいつは戻れない。だってあいつは死んだんだ」と言おうとするルーピンの言葉を途中で遮るとそんな事は認めたくないとばかりに・・・

「シリウスは死んでなんかいない!シリウス!」

それでもルーピンはハリーを台座から引き離しました。今度はハリーはシリウスに腹を立てていました。こんなに待たせるなんて。しかしなおも抵抗を続けながらハリーは判っていました。こんなに自分を待たせるはずがない。

そうしている間にもダンブルドアはほとんどの死喰い人を部屋の中央に一束にして見えない縄で拘束したようでした。そしてルーピンがネビルの足に杖を向けて「フィニート終れ」と唱えるとネビルの足は静かになったのでした。

もはや捕まっていない死喰い人はベラトリックス・レストレンジだけでした。ハリーはシリウスを殺害したのはあいつだと叫ぶとベラトリックスを追い始めました。ルーピンが油断してハリーの腕を持つ手を緩めていたのでした。

ハリーはアトリウムでベラトリックスに追いつきました。しかしベラトリックスにハリーは到底敵いません。ベラトリックスはハリーに命を助けて欲しければ自分に予言を渡せと言って来ました。そんなベラトリックスに・・・

ハリーは吼えるように「予言はなくなった!」と言ったのでした。ベラトリックスが「呼び寄せ呪文」を使って予言を手に入れようとしてもハリーは「呼び寄せる物なんてない」と言い放ったその後に高笑いしてやったのでした。

するとそこに現れたのが・・・

ヴォルデモート卿だったのです。

今日の最後に
魔法省の神秘部の「予言の間」という所にハリーとヴォルデモートに関する予言を封印したガラス球がある。ダンブルドアが今学期ハリーと距離を取り遠ざけていたのはハリーにこれを説明するのを避けるためだったんですよね。

この予言を封印したガラス球を手にする事ができるのは予言に関わる者だけ。つまりハリーとヴォルデモートのみというわけです。ハリーはヴォルデモートが仕掛けた罠にかかり神秘部に駆けつけ予言球を手にしてしまいました。

しかしそれがダンブルドアが最初から思い描いていた事だったんですよね。ダンブルドアもマクゴナガル先生もハグリッドもいない。その時不死鳥の騎士団のメンバーで学校に残っていたのはセブルス・スネイプ1人だけでした。

それもまたハリーを魔法省の神秘部に行かせるためだったというわけなんですよね。

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