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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

あいつがここつまり魔法省に現れるわけがない。ハリーはそう思ってベラトリックスに「言うだけ無駄さ。ここからじゃあいつには聞こえないぞ!」と言ったのでした。ところが何と魔法省にヴォルデモート卿が姿を現したのです。そしてダンブルドアとの対決になったのですが・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモート卿現る
何にもないぞ!呼び寄せる物なんか何にもない!予言は砕けた。誰も予言を聞かなかった。お前のご主人様にそう言え!こう言うハリーに対してベラトリックスは「違う!嘘だ。お前は嘘をついている!」と言い返したのでした。

そしてヴォルデモートに「私は努力しました。どうぞ私を罰しないでください」と訴えるベラトリックスにハリーは「言うだけ無駄さ!ここからじゃあいつには聞こえないぞ!」と言ったのですが次の瞬間の事だったのでした。

甲高い声で「そうかな?ポッター」と言うのが聞こえました。ハリーが目を開けると背の高い痩せた姿が黒いフードを被っていました。恐ろしい蛇のような顔は蒼白で落ち窪み縦に裂けたような瞳孔の真っ赤な眼が睨んでいます。

ヴォルデモート卿が魔法省に姿を現していました。杖を向けられハリーは凍りついたように動けませんでした。そうかお前が俺様の予言を壊したのだな?こいつは嘘をついていない。ヴォルデモートは一目でそれを見破りました。

こいつの愚にもつかぬ心の中から真実が俺様を見つめているのが見える。何カ月もの準備。何カ月もの苦労。その挙句我が死喰い人たちはまたしてもハリー・ポッターが俺様を挫くのを許した。だから死あるのみというわけです。

ハリーは抵抗のために口を開く事さえしていませんでした。頭の中は真っ白で杖は下を向いたままでした。ところが首なしの黄金の魔法使い像が突然立ち上がり台座から飛び上がるとハリーとヴォルデモートの間に着地しました。

「死の呪文」は黄金の魔法使い像の胸に当たって撥ね返されてしまいました。ヴォルデモートは「何と?」と言うと周囲に目を凝らしました。そして「ダンブルドアか!」と言いました。ハリーは胸を高鳴らせて振り返りました。

そこにダンブルドアがいたのでした。

3-2.アルバス・ダンブルドア対ヴォルデモート卿
ヴォルデモートは杖を上げダンブルドアに向けて「死の呪文」を放ちましたがダンブルドアはくるりと一回転しマントの渦の中に消えました。次の瞬間ヴォルデモートの背後に現れたダンブルドアは残った立像に杖を振りました。

立像は一斉に動き出し魔女像がベラトリックスに向かって走りました。ベラトリックスは悲鳴を上げ何度も呪文を飛ばしましたがその胸に当たって虚しく撥ね返るばかりでした。魔女像はベラトリックスを床に押さえつけました。

「今夜ここに現れたのは愚かじゃったなトム。闇祓いたちがまもなくやって来よう」

静かな口調でこう言うダンブルドアにヴォルデモートは「その前に俺様はもういなくなる。そして貴様は死んでおるわ!」と吐き捨てるように言いました。しかし再び放った「死の呪文」は外れ守衛の机を炎上させただけでした。

ダンブルドアは素早く杖を動かしました。その杖から発せられる呪文の強さたるや立像に護られているハリーでさえ呪文が通り過ぎる時には髪の毛が逆立つのを感じました。ヴォルデモートは盾を作って呪文を逸らしていました。

盾に目に見える損傷は与えませんでした。低い音が反響し不思議に背筋が寒くなる音でした。何故「死の呪文」を打たないのか?そんな野蛮な行為は似合わぬとでも?そう問いかけるヴォルデモートに対しダンブルドアは・・・

「お前も知っての通り。トム。人を滅亡させる方法は他にもある。確かにお前の命を奪う事だけではわしは満足はせんじゃろう」

「死よりも酷な事は何もないぞ!」こう言うヴォルデモートにダンブルドアは「お前は大いに間違っておる。死よりも酷い事があるというのを理解できんのがまさに昔からのお前の最大の弱点よのう」と言葉を返したのでした。

ヴォルデモートはまたダンブルドアに向けて「死の呪文」を放ちました。しかしケンタウルス像が砕けたり不死鳥のフォークスが丸呑みをしてしまったりして全くダンブルドアには届きません。ダンブルドアが杖を振ると・・・

長い流れるような動きでした。そして泉の水が立ち上がると溶けたガラスの繭のようにヴォルデモートを包み込んでしまいました。ヴォルデモートは呼吸を遮る水を払い退けようとして明らかに水の中でもがいていたのでした。

やがて水の中からヴォルデモートの姿が消えました。水が凄まじい音を立てて泉に落ち水盆の縁から激しくこぼれて床を水浸しにしました。間違いなく終った。ヴォルデモートは逃げを決めたのに違いないとハリーは思いました。

「ハリー。動くでない!」

ところがハリーが護っていた立像の陰から出ようとするとダンブルドアが声を響かせてこう言いました。ダンブルドアの声が初めて恐怖を帯びていました。すると突然ハリーの額の傷に想像を絶する耐え難い激痛が走ったのです。

痛みを止めてくれ。終らせてくれ。この苦痛に比べれば死など何でもない。そうすれば僕はまたシリウスに会える。

ヴォルデモートがハリーに取り憑きハリーもろとも自分を殺害させようとしたのです。しかしハリーの心にシリウスに対する熱い感情が溢れるとヴォルデモートはハリーの体から去って行きました。そして2人の周囲には・・・

沢山の人々の声が聞こえていたのでした。

3-3.下の神秘部に行けば
アトリウムは人で溢れていました。壁に並んだ暖炉の全てに火が燃えていてそこから続々と魔法使いに魔女たちが現れ出でていました。そんな中の1人が金色の瓦礫の山を指差して「あの人はあそこにいた!」と叫んでいました。

そこはさっきまで魔女像がベラトリックスを押さえつけていた場所でした。そんな大勢の人々の中に細縞のマントの下はパジャマ姿で唖然とした表情の魔法大臣コーネリウス・ファッジもいました。私は「あの人」を見ました。

間違いなく「例のあの人」つまりヴォルデモート卿でした。女を引っつかんで「姿くらまし」しました!その男にファッジは「判っておる。ウィリアムソン。判っておる。私もあの人を見た!」としどろもどろに答えたのでした。

「何とまあ-ここで-ここで!-魔法省で!あろうことか!-有り得ない-全く-どうしてこんな?」

自分のその目で直にヴォルデモート卿を見たとあってはファッジも認める他ありません。そんなファッジにダンブルドアは「下の神秘部に行けば脱獄した死喰い人が何人か死の間に拘束されいるのが判るじゃろう」と言いました。

「姿くらまし防止呪文」で縛ってある。大臣がどうなさるのか処分を待っている。逃亡したダンブルドアが声をかけて来たのでファッジは興奮で我を忘れ息を呑みました。ダンブルドアに気がついた何人かは杖を構えていました。

それ以外の人たちはただ呆然とダンブルドアを見つめるばかりでした。ファッジは一緒に連れて来た闇祓いたちを見回しました。誰が見てもファッジが「捕まえろ!」と叫ぶのかどうか迷っているのは火を見るより明らかでした。

「コーネリウス。わしはお前の部下と戦う準備はできておる。そしてまた勝つ!」

さらに続けてダンブルドアはファッジに「しかしつい今しがた君はその目でわしが1年間。君に言い続けて来た事が真実だったという証拠を見たであろう。ヴォルデモート卿は戻って来た」と声を轟かせて言い放ったのでした。

君はこの12カ月間に渡り見当違いの男を追っていた。そろそろ目覚める時じゃ。ファッジは虚勢を張り「どうするべきか誰か教えてくれ」と言いたげに周りを見回しました。でも誰も「こうするべきです」とは言ってくれません。

そこで2人の闇祓いに「神秘部に行って見て来い」とようやく指示をしたのでした。ファッジはダンブルドアが「魔法界の同胞の泉」が何故見るも無残な有様になっているのかについてはハリーをホグワーツに戻してから話す。

そう言われてやっとハリーがいる事に気づいたのでした。ダンブルドアは黄金の魔法使い像の頭部に杖を向けると「ポータス」と唱えました。それを見てファッジは「君にはその移動キーを作る権限はない!」と言ったのでした。

魔法大臣の真ん前でそんな事をするなんて!しかしダンブルドアが毅然とした目でファッジを見つめるとファッジはもはや何も言い返せないようです。君はドローレス・アンブリッジをホグワーツから除籍する命令を出すがよい。

そして部下の闇祓いたちに「魔法生物飼育学」の教師つまりハグリッドを追跡するのを止めさせ職に復帰できるようにするのじゃ。君にはわしの時間を30分やる。さらにわしの助けが必要なら校長宛ての手紙を出せばわしに届く。

こう言うとダンブルドアは魔法大臣の目の前で作った「移動キー」でハリーをホグワーツに送り届けたのでした。

今日の最後に
今更という感じで判り切った事なんですが神秘部の「予言の間」に保管されていたハリーとヴォルデモートに関する予言が封印されたガラス球を破壊してしまいそれに乗じてヴォルデモートが魔法省に姿を現すように誘導をする。

こうして魔法大臣コーネリウス・ファッジを始め大勢の人々が復活したヴォルデモート卿を目撃しました。加えてヴォルデモートを手玉に取ってハリーに「ヴォルデモートなんて大した事ない」と思わせる目的もあったのです。

これでハリーのヴォルデモートに対する恐怖心はかなり軽減されたというわけなんですよね。

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