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ハリーから「闇の魔術に対する防衛術」を習いたいと何と総勢25人もの生徒が集まってハリーもさらにはホッグズ・ヘッドのバーテンもびっくり仰天しました。ところが実はこんなに大勢の生徒が集まったのには別の理由もあったからだったのです。それを知ったハリーは・・・(全3項目)

3-1.まずはハーマイオニーから
25人中トップで店に入って来たネビルが「やあハリー」と挨拶をするとハリーの向かい側に座って笑いかけて来てくれました。ハリーは笑い返す努力はしたものの言葉は出て来ませんでした。口の中が異常に乾いていたのでした。

チョウもハリーに笑いかけロンの右側に腰掛けました。チョウが連れて来た女子生徒はにこりともせずいかにもハリーを信用していないという目つきでした。本当はこんな所に来たくなかったと思っているのは明々白々でした。

全員が椅子に座り静かになった所でハーマイオニーが話し始めました。緊張でいつもより声が若干上ずっていました。みんなは今度はハーマイオニーのほうに注意を集中しましたが視線は時々ハリーのほうへと走らせていました。

皆さん何故ここに集まったか判っているでしょう。アンブリッジの「闇の魔術に対する防衛術」の授業は誰が見てもとてもそうとは思えません。アンブリッジが教えているクズじゃなくて本物を学びたいと思っているでしょう?

言葉を途切れがちにして話したハーマイオニーの演説の趣旨はまあこんな所でしょう。アンソニー・ゴールドスタインが「そうだそうだ」と合いの手を入れてくれたのでハーマイオニーは気を良くしたようでした。そこで・・・

いい考えだと思うのですが私は自分たちで自主的にやってはどうかと考えました。ここでハーマイオニーは一息つきハリーを見ると「適切な自己防衛を学ぶという事であり単なる理論ではなく本物の呪文を」と言ったのでした。

だけど君は「闇の魔術に対する防衛術」のふくろうもパスしたいんだろう?こう突っ込みを入れて来たマイケル・コーナーにハーマイオニーはすかさず「もちろんよ」と答えました。しかし本当の理由は他にあるというわけです。

ハーマイオニーは大きく息を吸い込むと・・・

「何故ならヴォルデモート卿が戻って来たからです」

3-2.ハリーの輝かしい実績
すると予想通り勇気を奮って言って良かったと言わんばかりの反応が返って来ました。金切り声を上げバタービールをこぼして服にかけてしまったり思わずびくりと痙攣したり身震いしたりと各人がそれぞれの反応を示しました。

しかし効果はてきめんで全員がますます目を輝かせてハリーを見つめました。ところがここでヴォルデモートが戻って来たという証拠がどこにあるんだと文句をつける人が現れました。それはハリーが名前を知らない人物でした。

「まずダンブルドアがそう信じている」とハーマイオニーが理由を説明しようとするとその男子生徒はハリーを顎でしゃくり「ダンブルドアがその人を信じてるって意味だろ」と言って来ました。そこでロンが名前を訊きました。

その男子生徒はザカリアス・スミスでした。ザカリアス・スミスは自分たちは何故ハリーがヴォルデモートが戻って来たなんて言うのか正確に知る権利があるとそう言うのです。そこでハリーは判ったようなそんな気がしました。

この会合の目的はそういう事じゃない。こう言うハーマイオニーにハリーは「構わないよ」と言いました。ハーマイオニーはこういう成り行きを予想するべきだった。これだけの人数が集まったのは多分みんなが期待したからだ。

それは「ハリーから直に話を聞ける」と思ったからというわけです。そこでハリーはザカリアス・スミスを正面切って見つめながら自分は奴を見たんだ。だけど先学期ダンブルドアが全校生徒に言った事を信じないのなら・・・

自分の言う事も信じないだろう。だからそのために午後一杯を無駄にするつもりはない。ハリーが話している間は緊張した沈黙で誰もが押し黙っていました。ホッグズ・ヘッドのバーテンまでもが聞き耳を立てているようでした。

バーテンはあの汚いボロ布で同じコップを拭き続け汚れをますますひどくしていました。ところがザカリアス・スミスはそれでも納得せずヴォルデモートが復活した時の具体的な情景が聞きたいとハリーに迫って来たのでした。

しかしハリーはそれを拒否しました。そのためにここに来たならすぐに出て行ったほうがいい。そしてハーマイオニーに怒りの眼差しを向けました。けれども席を立つ者はいませんでした。そこで話は決まったとばかりに・・・

ハーマイオニーがみんなが防衛術を習いたいのなら会合の頻度とか場所などを決める必要がある。そう言いかけた所でハリーが名前を知らない女子生徒が「有体の守護霊を創り出せるって本当なの?」と口を挟んで来たのでした。

その場にいた生徒たちが関心を示してざわつきました。その女子生徒はハリーの懲戒尋問の際ウィゼンガモットの裁判官の1人だったアメリア・ボーンズの姪のスーザン・ボーンズでした。叔母からその事を聞いたんだそうです。

それがきっかけになりハリーの数々の武勇伝が取り上げられました。校長室にある剣でバジリスクをやっつけた話とか1年生の時はヴォルデモートから「賢者の石」を守った話とか昨年度の三大魔法学校対抗試合の話も出ました。

みんなが「そうだそうだ」と今度は感心してざわめきました。あまり得意げな顔に見えないようにと取り繕うのが一苦労でした。あまりに謙遜が激しいのでみんなは「あの時は助けはなかった」とフォローされる有り様でした。

挙句の果てには「のらりくらり言ってそういう技を僕たちに見せてくれないつもりかい?」とザカリアス・スミスに突っ込まれる始末でした。このようにして「ハリーに防衛術を教えて貰う」という事で話は決まったのでした。

3-3.話は決まったものの
ハリーに防衛術を教えて貰う。紆余曲折はあったもののようやくそう決まりハーマイオニーも安堵の表情でした。週に一度はやらないと意味がない。でもクィディッチの練習と重ならないようにして欲しいとの要望もありました。

だけどこれはかなり大切な事なのよ。ヴォルデモートの「死喰い人」から身を護る事を学ぶんですからね。ハーマイオニーがこう言うとアーニー・マクミランがそれに答えるようにして大声で発言をしたというわけなんですよね。

その通り!個人的にはこれはとても大切な事だと思う。今年僕たちがやる事の中では一番大切かもしれない。たとえふくろう試験が控えていてもだ。アーニーはもっとずっと前に発言があっても当然だったとハリーは思いました。

アーニーは何故魔法省があんな役に立たない先生を押しつけたのか理解に苦しむ。ヴォルデモートが戻って来たと認めたくないため否定しているのは明らかだ。我々が防衛呪文を使う事を積極的に禁じようとする先生をよこした。

アーニーはこうも言いました。ところがここで新たな問題が持ち上がりました。それは練習場所の事でした。暫くしてケイティ・ベルが「図書室は?」と言いましたがマダム・ビンズが到底許さないだろうと即刻却下されました。

ディーン・トーマスが「使っていない教室はどうだ?」と提案をしました。昨年度ハリーは対抗試合の最後の課題の時にマクゴナガル先生の教室を使わせて貰った事がありました。それなら一度申し入れてみたらどうだろうか?

しかし今回の集まりはそれよりずっと反抗的な内容だとみなされるだろう。だからマクゴナガル先生がすんなりと物分かりよく「使ってもよい」と許可を出すとは到底思えません。そしてさらにはこんな問題も勃発したのでした。

ハーマイオニーが「私たちのしている事を言いふらさないと全員が約束するべき」と言って羊皮紙を差し出し全員に名前を書くよう求めたのです。フレッドなどは嬉々として羊皮紙に手を伸ばし全く迷う事なく名前を書きました。

しかし何人かは羊皮紙に名前を書く事に躊躇しました。アーニー・マクミランもその1人でした。その理由はアーニーは今年度から監督生に就任していたからです。しかしハリーに先程した発言内容を突っ込まれてしまいました。

「このグループは今年僕たちがやる事の中で一番大切だって君さっきそう言ったろう」

ハリーにこう言われハーマイオニーに「私がこのリストをその辺に置きっぱなしにするとでも思ってるの?」と言われアーニーはようやく名前を書きました。アーニーの後は誰も異議を唱えませんでした。署名が終わると・・・

ハーマイオニーはその羊皮紙を慎重にカバンに入れました。グループ全体に奇妙な感覚が流れました。まるで一種の盟約を結んだかのようでした。そしてフレッドを皮切りに他の生徒も個々にホッグズ・ヘッドを出て行きました。

今日の最後に
今にして思えばアバーフォース・ダンブルドアは一体どんな思いでハリーとザカリアス・スミスのやり取りを聞いていたんでしょうね?それと兄のダンブルドア校長に自分の店で行われたこの会合の事を知らせたのでしょうか?

このグループは後に「ダンブルドア軍団」と名付けられました。そしてハリーたち3人がヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出た後はネビルが引き継いでアバーフォースは食事を提供する事でネビルを助ける事になるんですよね。

詳しい話は今週の後半で・・・
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