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ハリーを含めた3年生にとっては過去2人の「この科目」の先生は全くの期待外れでした。ところが3年生になって教わる事になったルーピン先生はこれまでの印象を払拭するとってもいい先生でした。ルーピン先生は最初の授業で生徒の心を力強く掴んで一気に一番人気の先生になったのでした。(全3項目)

3-1.教室に入って来ると
ハリーたち3人を含めたグリフィンドールの3年生が教室に入って来た時にはルーピン先生はまだ来ていませんでした。生徒たちが席に着いて教科書に羽根ペンと羊皮紙を出して話している所にようやく先生が入って来たのでした。

ルーピン先生は曖昧に微笑みくたびれた古いカバンを先生用の机に置きました。相変わらず身なりはみすぼらしかったもののハリーが汽車で最初に見た時よりは何度かちゃんとした食事を取ったかのように健康そうに見えました。

「教科書はカバンに戻して貰おうかな。今日は実地練習をする事にしよう。杖だけあればいいよ」

「やあみんな」と挨拶をした後ルーピン先生はこう言いました。教科書をカバンに入れながら何人かは怪訝そうに顔を見合わせました。おそらくは昨年度最初のピクシー小妖精の事を思い浮かべたからに他ならないんでしょうね。

ルーピン先生はみんなの準備ができると「よしそれじゃ私についておいで」と言いました。何だろう?でも面白そう。生徒たちは立ち上がってルーピン先生に従い教室を出ました。授業中なので教室を出ると廊下は誰もいません。

すると角を曲がった所にいたのがポルターガイストのピーブズでした。空中で逆さまになって手近の鍵穴にチューインガムを詰め込んでいます。ピーブズはルーピン先生が60センチくらいに近づいた所でようやく目を上げました。

そこでピーブズが取って来た行動は?

それに対してルーピン先生は?

3-2.やって来たのは?
ハリーはホグワーツに入学したその日にピーブズに出会っています。引率していたパーシーが監督生の言う事さえ聞かないと言っていました。でもピーブズは無礼で手に負えないワルですが大抵は先生方には一目置いていました。

「ルーニ、ルーピ、ルーピン。バーカ、マヌケ、ルーピン。ルーニ、ルーピ、ルーピン」

ルーピン先生を見るとピーブズは突然こう歌い出しました。ルーピン先生は一体どんな反応を示すだろう?生徒一同は急いで先生を見ました。すると驚く事にルーピン先生は相変わらず微笑んでいます。そしてピーブズに・・・

「ピーブズ。私なら鍵穴からガムを剥がしておくけどね。フィルチさんが箒を取りに入れなくなるじゃないか」

ルーピン先生が朗らかにこう言うとピーブズは言う事を聞く所か舌を突き出してベーッとやりました。到底ルーピン先生の事を一目置いているとは思えません。するとルーピン先生は小さく溜め息をつくと杖を取り出しました。

「この簡単な呪文は役に立つよ。よく見ておきなさい」

ルーピン先生は肩越しに生徒たちを振り返るとこう言いました。そして杖を肩の高さに構え「ワディワジ!逆詰め!」と唱えて杖をピーブズに向けました。するとチューインガムが弾丸のように勢いよく鍵穴から飛び出しました。

そしてピーブズの左の鼻の穴に見事命中しました。ピーブズはもんどり打って逆さま状態から反転し悪態をつきながらズーム・アウトして消えて行きました。ディーン・トーマスが驚嘆して「先生かっこいい」と言ったのでした。

ルーピン先生は「ディーンありがとう」と言うと杖を元に戻して「さあ行こうか」と言うと再び歩き出しました。しかし生徒全員が冴えない身なりのルーピン先生を尊敬の眼差しで見るようになりました。そして到着した所は?

ルーピン先生が「さあ。お入り」と言って扉を開けたのは何と職員室でした。そこは板壁の奥の深い部屋でちぐはぐな古い椅子が沢山置いてありました。いたのはスネイプだけでした。生徒たちがぞろぞろと入って行くと・・・

スネイプは入って来た生徒たちをぐるりと見渡し目をギラギラさせて口元には意地悪なせせら笑いを浮かべていました。ルーピン先生が最後に入って扉を閉めるとスネイプはルーピン先生にこう言ったというわけなんですよね。

「ルーピン開けておいてくれ。我輩できれば見たくないのでね」

さらにこの後スネイプは・・・

3-3.職員室で実地練習
スネイプは立ち上がり職員室を出て行こうとしました。すると扉の所でくるりと振り返りルーピン先生に向かって「多分誰も君に忠告していないと思うがこのクラスにはネビル・ロングボトムがいる」と捨て台詞を吐きました。

この子には難しい課題を与えないようご忠告申し上げておこう。ただしハーマイオニーが耳元で密かに指図をするのなら話は別との事でした。この日の「魔法薬学」の授業でネビルは魔法薬をそうして上手く調合していたのです。

するとルーピン先生は眉根を上げて術の最初の段階でネビルにはアシスタントを務めて貰おうと思っている。そしてネビルはきっととても上手くやってくれると思いますよと言ったのでした。スネイプの唇がめくれ上がりました。

しかし後は何も言わずにスネイプは出て行きました。そしてルーピン先生は「さあ。それじゃ」と言うと生徒たちに部屋の奥に来るようにと合図をしました。そこには先生方が着替え用のローブを入れる古い洋箪笥がありました。

ルーピン先生がその脇に立つと箪笥が突然わなわなと揺れ大きな音と共に壁から離れました。何人かは驚いて飛び退きましたがルーピン先生は「心配しなくていい。中にまね妖怪ボガートが入っているんだ」と静かに言いました。

ルーピン先生の静かな口調とは裏腹に「これは心配するべき事じゃないか」とほとんどの生徒が思っているようでした。ネビルは恐怖そのものの顔つきでルーピン先生を見ました。洋箪笥の取っ手がガタガタするのを見て・・・

シェーマス・フィネガンは不安そうな表情でした。ここでルーピン先生は「まね妖怪は暗くて狭い所を好む」と語り始めました。洋箪笥やベッドの下の隙間に流しの下の食器棚など。そしてルーピン先生が言う所によれば・・・

大きな柱時計の中に引っかかっている奴に出会った事が一度あるそうです。ここにいるのは昨日の午後に入り込んだ奴で3年生の実習に使いたいので先生方にそのまま放っておいていただきたいと校長先生にお願いしたそうです。

「それでは最初の問題ですがまね妖怪のボガートとは何でしょう?」

ルーピン先生のこの問いにハーマイオニーが手を挙げて答えました。その回答によればまね妖怪というのは形態模写妖怪で私たちが一番怖いと思うのはこれだと判断をするとそれに姿を変える事ができるとの事なんだそうです。

だから洋箪笥の中にいるまね妖怪はまだ何の姿にもなっていない。まね妖怪が1人でいる時にどんな姿をしているのかは誰も知らない。ここでルーピン先生はハリーに答えさせたその上でまね妖怪の事をこう説明したのでした。

つまり今は私たちのほうがまね妖怪より大変有利な状況だ。それは大勢いるからまね妖怪はどんな姿に変身すればいいのかが分からない。だからルーピン先生はまね妖怪退治をする時は誰かと一緒にいるほうがいいと言うのです。

呪文は「リディクラス!ばかばかしい!」でルーピン先生はここでネビルを指名して来ました。ルーピン先生はネビルに「君が世界一怖いものは何だい?」と訊きました。それはあまりにも怖くて声が出て来ない程のものでした。

それは「スネイプ先生」でした。そしてネビルはおばあさんと暮らしている。ルーピン先生は洋箪笥からまね妖怪が出て来たら「リディクラス!ばかぱかしい!」と唱えておばあさんの服装に神経を集中させさえすれば・・・

ボガート・スネイプ先生は頭にハゲタカの剥製がついた帽子を被って緑のドレスを来て赤いハンドバックを持った姿になってしまう。そこで他の生徒にも自分が一番怖いのは何でそれをどうしたら面白い姿に変えられるだろう?

そう考えて欲しいとルーピン先生は言うのです。こうしていよいよネビルを先頭にしてまね妖怪との対決という事になりました。当初ネビルはボガート・スネイプ先生を見て恐ろしさのあまり何も言えず後退りしてしまいました。

でも上ずった声で「リ、リ、リディクラス!」と唱えるとパチンと鞭を鳴らすような音がしてスネイプは躓きました。するとスネイプはハゲタカの剥製がついた帽子を被り緑のドレスを着て真紅のハンドバックを持っていました。

どっと笑い声が上がりまね妖怪は途方に暮れたように立ち止りました。この後は他の生徒もまね妖怪と対決しまね妖怪はめまぐるしく姿を変え最後は再びネビルが対決しまね妖怪は何千という細い煙の筋になって消えたのでした。

ハリーとハーマイオニーを除く全員がまね妖怪と対決をしました。ロンはこれまでの「闇の魔術に対する防衛術」の中では一番いい授業だったと興奮して言っていました。そしてルーピン先生の授業は一番人気になったのでした。

今日の最後に
ロンだけではなくてハーマイオニーもまた「本当にいい先生だわ」とルーピン先生を絶賛したのでした。後にハーマイオニーはルーピン先生の事を「この科目の事がよく判った先生」と言ってそれは高く評価しているんですよね。

話はガラリと変わりますがポルターガイストのピーブズを軽くあしらったルーピン先生を見て私は「ギルデロイ・ロックハートはどうだったんだろうか?」と心配になりました。あの嘆かわしいばかりの貧弱な魔法力では・・・

ロックハートがピーブズに一目置かれる先生になったとは到底思えませんよね。逃げ回っていたのでしょうか?
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