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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今週と来週の二週間に渡って狼人間のフェンリール・グレイバックを取り上げてみる事にしました。ハリーポッター・シリーズでは毎度お馴染みの事で当の本人は登場しないのに他の人が口にして名前だけが出て来るんですよね。最初はドラコ・マルフォイでした。そして2人目は?(全3項目)

3-1.ドラコ・マルフォイが
当サイトでは数限りなく繰り返されているフレーズでハリーポッター・シリーズでは本人が生身で登場する以前に他の誰かがその名前を口にするというのが毎度お馴染みでこのフェンリール・グレイバックもそうなんですよね。

ハリー16才の誕生日を祝う夕食会が「隠れ穴」で行われた次の日に学校から教科書リストが届きました。そのためハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行はその次の週末の土曜日にダイアゴン横丁に出かけました。

ところが最後に行ったフレッドとジョージの悪戯専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」でハリーたち3人は母親のナルシッサを撒いて1人でどこかに向かうドラコ・マルフォイを偶然見かけてその後を追ったのでした。

マルフォイは「夜の闇横丁」でハリーが唯一入った事のあるボージン・アンド・バークスにいました。ハリーたちは「伸び耳」でマルフォイとボージン氏の会話を聞きました。店の扉に邪魔よけ呪文はかかっていなかったのです。

マルフォイが「直し方を知っているのか?」と訊くのに対しボージン氏が「かもしれません。拝見いたしませんと何とも。店のほうにお持ちいただけませんか?」と答える声にはあまり関わりたくないという雰囲気がありました。

それに対してマルフォイは「できない。動かすわけにはいかない。どうやるのかを教えて欲しいだけだ」と答えました。そんなマルフォイにボージン氏はこう答えていて相も変わらず気乗りしない様子のようだったんですよね。

「さあ拝見しませんと。何しろ大変難しい仕事でして。もしかしたら不可能かと。何もお約束はできない次第で」

するとマルフォイは「もしかしたらこれでもう少し自信が持てるようになるだろう」と言ってボージン氏に身を寄せました。一体全体マルフォイがボージン氏に対して何をしたのか?ハリーたちには皆目見当がつきませんでした。

ハリーたちが見たのはボージン氏の恐怖の表情だけでした。マルフォイはボージン氏に「誰かに話してみろ。痛い目に遭うぞ」と言って口止めをしていました。ここでマルフォイはこう言ってボージン氏を脅していたのでした。

「フェンリール・グレイバックを知っているな?僕の家族と親しい。時々ここに寄ってお前がこの問題に十分に取り組んでいるかどうかを確かめるぞ」

3-2.リーマス・ルーピンが
ハリーは夏休みと同様クリスマス休暇を「隠れ穴」で過ごしました。そこにはリーマス・ルーピンも招待されて来ました。ここでハリーは初めてといっていいぐらいルーピンとじっくり話し合う機会を持つ事ができたんですよね。

「最近は何をしているの?」こう訊くハリーにルーピンは「地下に潜っている」と答えました。だからハリーに手紙を書いて出す事ができなかったんだそうです。ハリーに手紙を出す事そのものが正体をバラす事になってしまう。

「どういうこと?」と訊くハリーにルーピンは「仲間と一緒に棲んでいる。同類とね」と答えました。ハリーが分からないという顔をしたのでルーピンは「狼人間とだ」と付け加えました。さらにルーピンはこうも言いました。

「ほとんど全員がヴォルデモート側でね。ダンブルドアがスパイを必要としていたし私はお誂え向きだった」

こう言うルーピンの声には少し皮肉な響きがありました。自分でもそれに気づいたのか?ルーピンは若干暖かく微笑みながら「不平を言っているわけではないんだよ」と言ったのでした。それは必要な仕事だからだとの事でした。

自分ほどこの仕事にふさわしい者はいないだろう?ただ連中の信用を得るのは難しいのだそうです。自分が魔法使いの中で生きようとして来た事は隠しようがない。そしてこの後ルーピンの口からグレイバックの名が出たのです。

「どうして連中はヴォルデモートが好きなの?」こう訊くハリーにルーピンは「あの人の支配なら自分たちはもっとましな生活ができると考えている」とさらに「グレイバックがいる限り論駁するのは難しい」とそう言うのです。

「グレイバックって誰?」と訊くハリーにルーピンは「聞いた事がないのか?」と訊き返しながら発作的に膝の上で手を握り締めました。それはルーピンを噛んで狼人間にしたのはフェンリール・グレイバックだったからです。

フェンリール・グレイバックは現在生きている狼人間の中でおそらく最も残忍な奴だとルーピンは言うのです。できるだけ多くの人間を噛み汚染するのを自分の使命と考えている。魔法使いを打ち負かすのに十分な数を作りたい。

ヴォルデモートは自分に仕えればその代わりに獲物を与えると約束した。グレイバックは子供専門なんだそうです。若い内に噛めとヴォルデモートは言うそうです。そして親から引き離して育て普通の魔法使いを憎むよう仕向ける。

ヴォルデモートは息子や娘たちをグレイバックに襲わせるぞと言って魔法使いたちを脅した。そういう脅しは通常は効き目があるとの事でした。グレイバックは子供専門。ルーピンが噛まれたのもやはり子供の時だったそうです。

ルーピンの父親がグレイバックを怒らせたのだそうです。しかしルーピンは自分を襲った狼人間が誰なのかを随分長い間知らなかったんだそうです。満月の夜に狼に変身をしてしまうと人間を襲う衝動を抑えるのは至難の技です。

それを知ってからは「きっと自分を制し切れなかったのだろう」とその狼人間を哀れにさえルーピンは思ったそうです。けれどもグレイバックは違う。奴は満月の夜に確実に襲えるようにとわざと獲物の近くに身を置くそうです。

全て計画的なのです。そしてヴォルデモートが狼人間を操るのに使っているのがこのフェンリール・グレイバックなのだそうです。グレイバックは狼人間には人の血を流す権利があり普通の奴らに復讐しなければと力説している。

それがために私流の理性的な議論など大して力がないとルーピンは言うのです。でもルーピンは普通の魔法使いだ。ただ少し問題を抱えているだけだ。ハリーが激しい口調でこう言うとルーピンはそれを聞いて突然笑ったのでした。

それはハリーのお陰でジェームズの事を思い出すからなんだそうです。周りに誰かいるとジェームズはルーピンが「ふわふわした小さな問題」を抱えていると言ったそうです。ジェームズがそう言うのを聞くと周囲の人は・・・

ルーピンが行儀の悪いうさぎでも飼っているのかと大勢の人がそう思ったのだそうです。

3-3.ハーマイオニーが
ハーマイオニーも夏休みの大半を「隠れ穴」で過ごしました。しかしロンと仲違いをしていたためクリスマス休暇は相当久しぶりに実家に帰り両親と時を過ごしました。そのため休暇明けにまとめてハリーと話す事になりました。

ハリーが「隠れ穴」でルーピンと会った事も話したのでハーマイオニーは「ルーピンは元気?」と言ってリーマス・ルーピンの近況を訊いて来たのでした。そこでハリーはすっかり忘れていた事を思い出す事になったんですよね。

ハリーはハーマイオニーのその問いかけに「あんまり」と答えてルーピンが狼人間の中での任務に就いている事や加えてどれだけ難しい問題に直面をしているのかを話して聞かせました。ところがハリーがこう訊き返すと・・・

「フェンリール・グレイバックって聞いた事ある?」

すると何とハーマイオニーはぎくりとしたように「ええ。あるわ!」と答えました。さらに驚く事にハリーに「それにあなたも聞いたはずよ」とそう言うのです。いつ?魔法史で?ちゃんと聞いてないと知っているじゃないか。

「ううん。魔法史じゃないの。マルフォイがその名前でボージンを脅してたわ!」

そう言うハリーにハーマイオニーはこう答えて「憶えていない?」と言ったのでした。前述の夏休み中にドラコ・マルフォイを尾行した際にマルフォイが「ボージン・アンド・バークス」で口にしていた事をここで話したのです。

実はハリーはあそこでフェンリール・グレイバックの名前を耳にしていたのです。しかしすっかり忘れてしまっていたのでルーピンに「グレイバックって誰?」と訊いてしまったというわけです。ここでやっと思い出したのです。

だけどこれでマルフォイが死喰い人だという事が証明された。そうじゃなかったらグレイバックと接触したり命令したりできないだろう?ハリーにこう言われてハーマイオニーは「その疑いは濃いわね」と答えました。しかし!

苛立ちながら「いい加減にしろよ。今度は言い逃れできないぞ!」と言うハリーに対してハーマイオニーは「嘘の脅しだった可能性があるわ」とそう言うのです。ドラコ・マルフォイが嘘つきだという事は周知の事実ですからね。

今日の最後に
ドラコ・マルフォイは確かにボージン氏にフェンリール・グレイバックは僕の家族と親しい。だから時々ここに来てお前がこの問題に十分に取り組んでいるかを確かめるぞと脅していました。しかし嘘の脅しだった可能性がある。

こう言われてハリーはハーマイオニーは全く凄い。そして誰が正しいのかはいずれ判る。ハーマイオニーも前言撤回という事になるとそう言っているのですが実はこの件についてはハーマイオニーのほうが正しかったんですよね。

それはこの学期末にハリーは知る事になるんですよね。

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