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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

アルバス・ダンブルドアの遺志を継いでハリーたち3人は学校に戻らずヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出かけました。ところがハリーたちは思ってもみなかった所で再び狼人間のフェンリール・グレイバックと出くわす事になったんですよね。それはハリーが・・・(全3項目)

3-1.再び思わぬ所で
アルバス・ダンブルドアの死を見届けた4人の死喰い人の内の1人だった。ところがその内の3人はホグワーツの教師になったり魔法法執行部の部長になるなどそれなりの要職に就いているのに1人だけ例外だったというわけです。

「両手を挙げて出て来い!中にいる事は判っているんだ!6本の杖がお前たちを狙っているぞ。呪いが誰に当たろうが俺たちの知った事じゃない!」

ハリーが禁句の「ヴォルデモート」を口にした次の瞬間テントの外から誰かが嗄れ声でこう言って来ました。ハーマイオニーは外ではなくハリーの顔に杖を向けました。白い光が炸裂したかと思うとハリーは激痛に襲われました。

ハーマイオニーのかけた呪いで両手で覆った顔が膨れ上がって行くのが判りました。それと同時に重い足音がハリーを取り囲み抵抗する暇もなくハリーは杖を奪われてロンもハーマイオニーもテントの外に連れ出されたのでした。

「お前のボーイフレンドが俺のリストに載っていたらもっとひどい目に遭うぞ!」

その人を放せと叫ぶロンに人さらい一味が暴力を振るうのでハーマイオニーが「止めて!その人を放して。放して!」と訴えると一味の内の1人がこう言いました。何だかどこかで聞き覚えのある身の毛のよだつ嗄れ声でした。

「うまそうな女だ。何というご馳走だ。俺は柔らかい肌が楽しみでねぇ」

声の主が判るとハリーは胃袋が引っくり返りました。それが残忍さを買われて死喰い人のローブを着る事を許された狼人間のフェンリール・グレイバックだったからです。よりにもよって最悪の人物に捕まってしまったのでした。

3-2.獲物の見聞に取りかかるグレイバック
別の男の指示で仲間がテントの中を物色する中「さて獲物を見ようか」とグレイバックの満足気な声がしたかと思うとハリーは仰向けに転がされました。杖灯りが膨れ上がったハリーの顔を照らしグレイバックはこう言いました。

「こいつを飲み込むにはバタービールが必要だな。どうしたんだ醜男?」

ハリーはすぐには答えませんでした。おそらく「しゃべったりしたら正体がバレるのでは?」と思ったんでしょう。ハリーは「聞いているのか!」と言われて鳩尾を殴られ痛さで体をくの字に曲げました。するとグレイバックは?

グレイバックはハリーに対して再び「どうしたんだ?」と訊いて来ました。ここでようやくハリーは刺されたと呟きました。グレイバックが今度は「名前は?」と訊いて来たのでハリーは「バーノン・ダドリー」と答えました。

グレイバックは仲間に「リストをチェックしろ。スカピオール」と言いました。ところがロンの名乗った「スタン・シャンパイク」は即座に嘘だという事がバレてしまいました。そこでロンはしかたなく名前をでっち上げました。

ロンが「バーネー・ウィードリー」と言うのを聞いてグレイバックは「ウィーズリー一族か。それなら穢れた血でなくともお前は血を裏切る者の親戚だ」と言ったのでした。そしてその次にはハーマイオニーに取りかかりました。

「さーて最後。お前の可愛いお友達」この言葉をグレイバックは舌なめずりするように言いました。ハリーは鳥肌が立ちました。その声を聞いてスカピオールと呼ばれた男が「急くなよ」と言ってグレイバックを諌めたのでした。

「ああ。まだいただきはしない。バーニーよりは少し早く名前を思い出すかどうか聞いてみるか。お嬢さん名前は?」

グレイバックに名前を訊かれてハーマイオニーは怯えていたものの説得力のある声で「ペネロピー・クリアウォーター」と答えました。さらに「お前の血統は?」と訊かれ「半純血」と答えました。事前に決めていたんでしょう。

17才以下に見えると言うスカピオールにロンは学校なら辞めたと答えました。そしてヴォルデモートの名前を口にしたのは面白いからではなくて事故だったと言うと人さらい一味の嘲り笑いが前にも増して大きくなったのでした。

一味が言うには闇の帝王の名前「ヴォルデモート」を口にするのは不死鳥の騎士団の連中だ。奴らは闇の帝王に敬意を払わない。そこでこの名前を禁句にしたのだそうです。騎士団の何人かはそうやって追跡したと説明しました。

しかしそれはハリーは既にもう知っていた事だったのです。ハリーたちは他の2人の囚われ人と背中合わせに縛られました。ところが何と驚く事にその2人の内の1人が学校では寝室が同じだったディーン・トーマスだったのです。

3-3.薄々気づいている?
「やっぱり君か!君を捕えた事にあいつらが気づいたら!連中は人さらいなんだ。賞金稼ぎに学校に登校していない学生を探しているだけの奴らだ」顔が膨れ上がったのがハリーだと判るとディーンはこう話しかけて来ました。

「一晩にしては悪くない上がりだ。穢れた血が1人。逃亡中の小鬼が1人。学校を怠けている奴らが3人」

グレイバックがハリーたちの尋問をしている最中もテントの中では家捜しが続いていました。グレイバックがスカピオールに「まだこいつらの名前をリストと照合していないのか?」と苛立って訊くとこう答えが返って来ました。

「ああ。バーノン・ダドリーなんてぇのは見当たらないぜ。グレイバック」

グレイバックはそれは面白いと言うとハリーのそばに屈み込みました。どうやらグレイバックもハリーの顔が膨れ上がっているのは正体がバレないようにそうしていると薄々気がついている。そういう事というわけなんですよね。

「それじゃバーノン。お前はお尋ね者じゃないと言うわけか?それとも違う名前でリストに載っているのかな?ホグワーツではどの寮だった?」

グレイバックに所属寮を問われてハリーは反射的に「スリザリン」と答えました。ところが実は所属寮を訊かれて「スリザリン」と答えたのはハリーが初めてではなくて何人もの元生徒がそう答えたようでスカピオールは・・・

「おかしいじゃねえか。捕まった奴ぁみんなそう言やぁいいと思ってる。なのに談話室がどこにあるか知ってる奴ぁ1人もいねえ」

そう突っ込まれてハリーは「地下室にある。壁を通って入るんだ。髑髏とかそんな物が沢山あって湖の下にあるから明かりは全部緑色だ」と答えました。ハリーは2年生の時にポリジュース薬を使って潜入した事があったのです。

一瞬間が空いてスカピオールが「ほうほう。どうやら本物のスリザリンのガキを捕まえたようだ」と言いました。さらに「親父は誰だ?」と訊かれてハリーは「魔法省に勤めている」とでまかせを言いました。どうせ時間稼ぎだ。

ほんの少し調べれば嘘は全部バレる事は判っています。けれども顔が元通りになれば万事休すです。すると何とスカピオールが「あそこにダドリーって奴がいると思うぜ」と言い出すではありませんか!希望の光が射して来た?

ところがそれは束の間の事でした。

今日の最後に
ロンが以前に捕まった人さらい一味とは違い狼人間のフェンリール・グレイバック率いるこの連中は非常に鋭くロンが名乗った「スタン・シャンパイク」を即座にでっち上げの出鱈目だと見抜いてしまう優れ者だったんですよね。

グレイバックもまた観察眼の鋭い男でした。ハリーの顔が膨れ上がっているのを見て「これは正体を隠すためにこうしているに違いない」とそう見ていました。そして確かにグレイバックの勘はものの見事に的中していたのです。

さらにハーマイオニーの詰めも甘かった。

そのために・・・

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