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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

コーネリウス・ファッジの後任の魔法大臣として颯爽と登場したルーファス・スクリムジョールだったのですが初登場時は俊敏で強靭な印象でアーサー氏を10人の部下がいる局の局長に抜擢してくれたりもしました。ところがその後にした事がいけなかったんですよね。そのためハリーはこの人の事を・・・(全3項目)

3-1.ルーファス・スクリムジョール
ハリーポッター・シリーズでは当然ハリーが主人公ですからハリーが最初に顔を合わせた時が初登場というのがほとんどです。でもこの人の場合はマグルの首相閣下の元に魔法大臣就任の挨拶に来るという形で初登場しています。

復活して1年後に何と事もあろうにヴォルデモート卿が魔法省に姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジもその姿を目撃しました。そして直後の日曜日の「日刊予言者新聞」にその事が掲載されたというわけなんですよね。

ヴォルデモートが復活していたというのに1年間それを野放しにして来たという事で魔法界の人々の怒りは凄まじくファッジは魔法大臣の座から滑り落ちました。その後任にこのルーファス・スクリムジョールが就任したのです。

非魔法界及び魔法界のいずれかで首相又は魔法大臣が交代した時には魔法界側の魔法大臣が挨拶に来る事になっているんだそうです。そのためルーファス・スクリムジョールがマグルの首相の所に出向いて来たというわけです。

その姿を最初に見た時マグルの首相閣下は「バカバカしい印象だが年老いたライオンのようだ」と思いました。たてがみのような黄褐色の髪やふさふさした眉は白髪交じりで細縁メガネの奥には黄色味がかった鋭い眼があります。

僅かに足を引きずっているものの手足が細長く軽やかで大きな足取りには一種の優雅さがある。俊敏で強靭な印象が即座に伝わって来る。この危機的な時に魔法界の指導者としてファッジよりも好まれたのが判るような気がする。

マグルの首相閣下はそう思いました。思わず首相は手を差し出しながら「初めまして」と丁寧に挨拶をしたのでした。そのスクリムジョールは部屋中に目を走らせながら首相と軽く握手をするとローブから杖を取り出しました。

「ファッジから全てお聞きになりましたね?」

こう言うとスクリムジョールは入口の扉まで大股で歩いて行き鍵をかけました。マグルの首相が「差しつかえなければ扉には施錠しないでいただきたいのですが」と言うとスクリムジョールは「邪魔されたくないので」と・・・

さらにスクリムジョールは「それに覗かれたくもない」と言うと杖を窓に向けカーテンを閉めました。そしてやっと「これでよい。さて私は忙しい。本題に入りましょう」と言って首相との協議に入ったというわけなんですよね。

まずあなたの安全の話をする必要がある。こう言われて首相が可能な限り背を伸ばし「現在ある安全対策で十分満足しています。ご懸念には及びません」と言うとスクリムジョールは首相の言葉を途中で遮りこう言ったのでした。

「我々は満足していない」

もしも首相が「服従の呪文」をかけられでもしたらマグルの前途が案じられるとスクリムジョールは言うのです。しかし既にもう執務室の隣の事務室にはキングズリー・シャックルボルトという闇祓いを配置済みなんだそうです。

初登場時のルーファス・スクリムジョールの印象は「もうとにかく動きが機敏で簡潔で無駄が全くない。この人物は相当にできる男のようだ」という感じです。ルーファス・スクリムジョールの快進撃はこの後少しだけ続きます。

3-2.アーサー氏を大抜擢!しかし!
「日刊予言者新聞」の記事によるとルーファス・スクリムジョールは闇祓い局の元局長で魔法界は概ねこの人が魔法大臣になった事を歓迎している。しかし就任直後アルバス・ダンブルドアとの亀裂の噂が浮上したのだそうです。

そのダンブルドアとハリーは夏休みに入って僅か2週間後に顔を合わせる事になりました。ダンブルドアから手紙が届いて行く途中で寄り道をしたその後に招待が来ているのでハリーを「隠れ穴」まで送り届けるとの事でした。

そこでハリーは新聞でファッジが首になったという記事を見ましたがと言って新大臣の話題を振りスクリムジョールが「適任だと思われますか?」と訊くとダンブルドアは「面白い質問じゃ」と前置きをした上でこう答えました。

「確かに能力はある。コーネリウスよりは意思のはっきりした強い個性を持っておる」

その後さらにダンブルドアは「ルーファスは行動派の人間で人生の大半を闇の魔法使いと戦って来たのじゃからヴォルデモート卿を過小評価してはおらぬ」とも言っているんですよね。つまり前任者のファッジよりは能力は高い。

そんな新魔法大臣ルーファス・スクリムジョールはウィーズリーおばさんを大喜びさせてくれました。ダンブルドアに「付き添い姿くらまし」で「隠れ穴」に送り届けられたハリーは早速おばさんからその吉報を聞かされました。

何とアーサー氏が昇格をして「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」の局長になったそうです。今では部下が10人もいるのだそうです。ハリーが「それって何を?」と仕事の内容を訊くとおばさんが言うには・・・

ヴォルデモート絡みのパニック状態であちらこちらでおかしな物が売られるようになった。ヴォルデモートや死喰い人から身を護るはずの色んな物が実は保護薬と称してブボチューバの膿を少し混ぜた肉汁ソースだったりする。

防衛呪文のはずなのに実際には両耳が落ちてしまう呪文を教える輩もいる。犯人はだいたいマンダンガス・フレッチャーのようなまっとうな仕事をした事がないような連中でみんなの恐怖につけ込んだ仕業との事なんだそうです。

時々とんでもなく厄介な物が出て来るのだそうです。先日アーサー氏が呪いのかかった「かくれん防止器」を一箱没収したそうですが死喰い人が仕掛けた物だという事はほとんど間違いないんだそうです。でも残念な事に・・・

アーサー氏は知っての通り大のマグル好きでマグルの物品を取り扱う前の職場がとても気に入っていたようです。だから点火プラグとかトースターなんかを処理できなくなってしまったのは寂しいとそう言っているみたいですね。

3-3.ハリーとの関係は?
マグルの首相閣下の元に魔法大臣就任の挨拶に訪れた。そんな他の人物とはかなり趣の異なった登場の仕方をしたルーファス・スクリムジョールが初めてハリーに会ったのは「隠れ穴」でクリスマス休暇中の事だったんですよね。

何とかしてその仲違い状態を解決させてあげようという計らいでコーネリウス・ファッジが辞任した後も引き続き魔法大臣の秘書をしていたらしいウィーズリー家の三男パーシーを同行させてスクリムジョールはやって来ました。

しかしもちろんスクリムジョールがここに来たのはハリーに会うためだったのです。でもスクリムジョールにとっては極めて残念な事にハリーはアーサー氏からも話を聞いてこの新魔法大臣に少なからぬ不信感を抱いていました。

事の始まりは「夜の騎士(ナイト)バス」の車掌スタン・シャンパイクを逮捕した事でした。ハリーも「日刊予言者新聞」にその記事が載ってハーマイオニーからそれを聞かされた時に「スタンが死喰い人?」と疑問に思いました。

ハーマイオニーもヴォルデモートの復活が明らかになってみんなが戦々恐々だから何かしら手を打っているように見せたいんじゃないかしらなどと言っていました。そして何とそれはハーマイオニーの推測通りだったんですよね。

夏休みと同様クリスマス休暇を「隠れ穴」で過ごしたハリーはアーサー氏からスタンの取り調べをした者の意見は「スタンは絶対に死喰い人じゃない」で一致すると聞かされました。それならどうしてスタンを釈放しないのか?

魔法省の上の連中は何か進展があると見せかけたい。3件逮捕と言えば「3件誤逮捕して釈放」よりも聞こえがいい。だからアーサー氏はもう100%無実だと判り切っているスタン・シャンパイクを釈放しないとそう説明したのでした。

こんな話を聞かされた後にスクリムジョールはハリーに時々魔法省に足を運んで欲しいと頼んで来ました。その理由はハリーは多くの人にとって希望の象徴なのだ。魔法省と協力して人々の気持ちを高揚させるのが君の義務だ。

僕が魔法省のために仕事をしているという印象を与えたいわけですね?ハリーがこう訊くとスクリムジョールは「君がより深く関与していると思う事でみんなの気持ちが高揚する」と答えました。ハリーはその要請を断りました。

それはつまり魔法省がやっている又はやろうとしている事を自分が認めたという事になる。というのも魔法省がやっている事で自分が気に入らない事がある。その1つが無実のスタン・シャンパイクを釈放しないという事です。

こうして直に会った事でハリーのルーファス・スクリムジョールに対する不信感は極まってしまったというわけなんですよね。

今日の最後に
こんなハリーとルーファス・スクリムジョールだったのですが2人はアルバス・ダンブルドアの死後にその遺品の受け渡しをするために再び「隠れ穴」で会う事になりました。そこでもこの2人は激しく言い争ったんですよね。

ところがその翌日にはクーデターが勃発してスクリムジョールはハリーの居場所を教えろと拷問された挙句に殺害されてしまいました。それを聞いてハリーたち3人はルーファス・スクリムジョールに対する認識を改めました。

スクリムジョールはハリーを守るために自分の命を投げ出してくれたのです。でもロンにとってもハーマイオニーにとってもそれは大変残念な事にスクリムジョールを見直したと思ったらこの世の人ではなくなっていたのです。

無駄死にでなかったのがせめてもの救いでした。でも何だかやり切れない気持ちになってしまいますよね。

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