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ハリーが初めて小鬼のグリップフックに会ったのは11才の誕生日にハグリッドと共にグリンゴッツにお金を下ろしに行った時でした。そしてグリップフックはハリーたちがヴォルデモートの分霊箱を奪うためにグリンゴッツの金庫破りをするのを手伝ってくれたのですが・・・(全3項目)

3-1.グリップフック
ハリーが初めてこの小鬼のグリップフックと会ったのは11才の誕生日にハグリッドとグリンゴッツにお金を下ろしに行った時の事でした。小さなトロッコに乗り2人をポッター家と713番の金庫に連れて行ってくれたんですよね。

ハリーは次の年はウィーズリー一家の人たちと一緒にそしてその次の年は1人でグリンゴッツに行きました。しかし一体誰がウィーズリー一家一行とハリーを金庫まで案内してくれたのかの具体的な記述は出て来ないんですよね。

後にハリーがグリップフックに初めて会った時の事を話す様子から察するにハリーがグリップフックに会ったのは11才の誕生日に会った一度限りだったんでしょうね。そして2人は思わぬ所で出会ったというよりすれ違いました。

それはハリーがロンとハーマイオニーと共にヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出た時でした。ハリーたち3人がイギリス各地を転々としているのと同様にグリップフックもまた何らかの理由があって放浪の旅をしていました。

グリップフックはこれも小鬼のゴルヌックとニンファドーラ・トンクスの父親のテッド氏さらにはディーン・トーマスと一緒でした。この4人の会話を漏れ聞いた事でハリーたちは極めて重要な情報を知る事ができたんですよね。

それはジニーにルーナとネビルが校長室にあるグリフィンドールの剣を盗み出そうして失敗した事。そしてスネイプ校長はそのグリフィンドールの剣をグリンゴッツに送った。ところがその剣は何と偽物だったという事でした。

そしてハーマイオニーがあらかじめビーズバッグにグリモールド・プレイス12番地にあった額縁を入れておいたのでフィニアス・ナイジェラス・ブラックを呼び出してみたらこれもまた意外な収穫を得る事ができたんですよね。

小鬼製の刀剣や甲冑は磨く必要などない。小鬼の銀は世俗の汚れを寄せつけず自らを強化するもののみを吸収する。フィニアス・ナイジェラスが言ったこの言葉のお陰でグリフィンドールの剣が分霊箱を破壊できると判ったのです。

そしてそれはそれは極めて不思議な事にハリーはグロスター州のディーンの森でそのグリフィンドールの剣を手に入れたのでした。

3-2.グリフィンドールの剣を巡って
こうしてハリーたちのテントのそばをグリップフックが通り過ぎてくれたお陰でグリフィンドールの剣が分霊箱を破壊する事が判りました。そしてハリーは摩訶不思議な事に思ってもみなかった所でその剣を入手したのでした。

そこでハリーは最初に手に入れた分霊箱を破壊すると同時にもう二度と会えないと思っていたロンと再会する事ができました。そんなハリーとグリップフックは何とも不思議な巡り合わせで顔を合わせる事になったんですよね。

それは何と偶然にも同じ日に狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に身柄を拘束されたのです。そして2人はロンにハーマイオニーさらにはディーン・トーマスと共にマルフォイの館に連れて行かれたのでした。

するとどういうわけか?そこにひょっこりと姿を現したベラトリックス・レストレンジがグリフィンドールの剣を見て血相を変えハーマイオニーに「グリンゴッツの私の金庫に盗みに入っただろう」と言い出したというわけです。

前述のスネイプ校長がグリンゴッツに偽物のグリフィンドールの剣を送ったというのが実はレストレンジ家の金庫だったのです。ハーマイオニーがこの剣は模造品だと主張をしたのでグリップフックが確認する事になったのです。

そこでグリップフックはハリーに頼まれて「この剣は偽物です」と言ってくれました。すると何とここでも意外な収穫を得る事ができました。グリンゴッツのレストレンジ家の金庫にはヴォルデモートの分霊箱が隠されている。

その分霊箱を手に入れるためにはグリンゴッツの金庫破りをしなければならない。そこでハリーはグリップフックに手を貸して欲しいと依頼をしたのでした。グリップフックはその申し入れを代償と引き換えに受け入れました。

ところがそれが何とグリフィンドールの剣をいただきたいとグリップフックは言うのです。グリップフックが言うにはこの剣はラグヌック一世の物だったのにゴドリック・グリフィンドールがそれを奪ったとそう主張するのです。

グリフィンドールの剣は分霊箱を破壊するのに必要だ。今渡すわけにはいかない。そこでハリーはこんな提案をロンとハーマイオニーにしました。グリップフックには剣を渡すと言おう。その代わり渡す時期は言わない事にする。

ロンは諸手を挙げて賛成してくれましたがハーマイオニーは「気に入らないわ」と言いました。ハリーも確かにあまり気の進まない案だと認めました。しかしロンが「さあ行って奴にそう言おう」と推し進めて実行したのでした。

するとグリップフックは?

3-3.計画を立て始めてみると
約束するのですね?私があなたを助けたらグリフィンドールの剣を私にくれるのですね?グリップフックにこう訊かれてハリーは「そうだ」と答えました。もちろんハリーは剣を渡す具体的な時期を言わないよう注意をしました。

グリップフックが「では成立です」と言って手を差し出しハリーと握手をして早速計画の立案が始まりました。グリップフックがレストレンジ家の金庫に入ったのは実は偽物のグリフィンドールの剣を入れた時だけだったのです。

ところが4人で部屋にこもって長い時間を過ごせば過ごすほどハリーはグリップフックが好きになれない事に気づかされる事となりました。グリップフックは思ってもみなかったほど血に飢えていてとてつもなく嫌な奴でした。

下等な生き物でも痛みを感じるという考え方を笑いレストレンジ家の金庫にたどり着くまでに他の魔法使いを傷つけるかもしれないという可能性を大いに喜びました。ロンとハーマイオニーもまた嫌悪感を持っているようでした。

ハリーにはそれが判りましたが3人ともその話はしませんでした。グリンゴッツの金庫破りをするためにはグリップフックがどうしても必要だったからです。グリップフックは食事の事でもわがままな要求をして来たのでした。

脚が治ってもグリップフックは体が弱っているオリバンダー翁と同様に部屋に食事を運ぶ待遇を要求し続けました。滞在していた「貝殻の家」のフラーの怒りが爆発しグリップフックはみんなと一緒に食べるのを嫌々承知しました。

ただし同じ食べ物は拒み代わりに生肉の塊や根菜類に茸類などを要求しました。そしてとどめはついに4人が分霊箱を奪うためグリンゴッツの金庫破りを決行したその時でした。そこでハリーは嫌と言うほど痛感させられました。

それはグリップフックが「グリフィンドールの剣を返す」と言ったハリーの約束を全く信用していないという事でした。ハリーたちが盗みに入ったのがついにバレてしまい大勢の小鬼と魔法使いたちに取り囲まれたその時でした。

ハリーがヴォルデモートの分霊箱「ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ」を取るのに夢中になっている隙にグリップフックはグリフィンドールの剣を奪い去って行きました。そしてこう言いながら小鬼の群れの中に消えました。

「泥棒!泥棒!助けて!泥棒だ!」

自分だってハリーたちが泥棒をするその片棒を担いでいたというのによくもまあこんな言葉が言えますよね。このようにしてグリップフックはハリーたちからグリフィンドールの剣を無理やり奪い去って行ってしまったのでした。

最後に
私はグリップフックが犯した罪は大変重いとそう思いますね。ハーマイオニーはマグル生まれでハリーはマグルのダーズリー夫妻に育てられたのでロンとは違って小鬼に対する感情はそれほど悪くなかったのにも関わらず・・・

グリップフックにこんな仕打ちをされてしまってはハリーもハーマイオニーも「やはり小鬼は」とそう思ってしまったんじゃないかと私はそう思ってしまいます。ロンは小鬼に対する感情をさらに悪くしてしまったんでしょうね。

こうして今週は当初は良かった印象が後に悪くなってしまった人物4人を紹介しました。でも前半のウィーズリーおばさんとルーファス・スクリムジョールについてはまだ同情の余地があるとそう思う事もできるのですが・・・

スクリムジョールは最後の最後に名誉を回復しましたが後半のエルファイアス・ドージとグリップフックは最悪でした。特に今日のグリップフックはまさに最悪中の最悪で救いようが全くないという感じで終わってしまいました。

だから最後の最後にグリフィンドールの剣を取り返せたのはなおさら痛快という感じですよね。(笑)
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